【テニスの王子様】木更津淳は六角中・亮の双子の弟！プレイの特徴や声優は？

「テニスの王子様（テニプリ）」の木更津淳は、頭に巻いた赤いハチマキと白いグローブがトレードマークの選手です。本記事では聖ルドルフの木更津淳にスポットを当てて、どのようなテニスプレイをするのか、特徴や実力、必殺技などを紹介します。双子の兄と関わる彼の意外な来歴についても解説するため、ぜひチェックしてみてください。

テニスの王子様（テニプリ）は、テニスを題材として描かれた人気漫画です。作者は許斐剛先生で、全379話、単行本全42巻となっています。1999～2008年に「週刊少年ジャンプ」で連載されており、2009年からは「ジャンプSQ」にて「新テニスの王子様」を続編として再開しました。他にも、映画やテレビアニメ、ミュージカル、ゲームなど、さまざまなメディアミックスが行われています。

主人公の越前リョーマは、アメリカ帰りの天才テニスプレーヤーです。テニスの名門校である青春学園中等部に入学し、1年生にしてレギュラーを獲得しました。個性豊かなライバルのキャラクターが次々と登場し、リョーマの闘志に火がつきます。そして、全国大会優勝を目指して、さまざまな強豪校と対戦しながら、テニス部の仲間と共に成長していくのでした。

• 所属：聖ルドルフ学院中学校 3年3組7番
• 誕生日：11月20日
• 血液型：O型
• 身長：168cm→169cm（新テニスの王子様）
• 体重：55kg
• 利き腕：右
• プレイスタイル：サーブ＆ボレーヤー
• 座右の銘：忘れてはならぬものは、恩義
• 趣味：読書（歴史小説）
• 苦手なこと：初対面

テニプリの木更津淳は、聖ルドルフ中のテニス部の所属する3年生です。六角中に在学する木更津亮の双子の弟でもあります。双子の兄と見た目がそっくりのため、周りの人が区別できるように、長かった髪をバッサリと切りました。それ以来、頭に巻いた赤いハチマキが彼のトレードマークとなります。また、六角中時代から愛用しているグローブも、同様に彼のトレードマークです。

性格は大人しくポーカーフェイスで、休憩時間はよく本を読んでいます。笑い声は双子の兄と同じく「クスクス」で、泣き声は「グズグズ」というのが特徴です。中学卒業後も、このまま聖ルドルフの高校へ、進学する予定となっています。

木更津淳と木更津亮は双子の兄弟で、淳は弟です。兄の亮はストレートの長髪に、キャップを被っているのが特徴になります。二人は通っている学校とチームは異なりますが、兄弟の仲は悪くないようです。原作ではほとんど共演するシーンが、ありませんでした。

しかし、アニメ版では日米親善試合合宿で対戦をしたり、会話をする様子が描かれています。寮生活を始めた淳を心配し、兄の亮が慣れたかどうか気にかける優しい一面も見られました。ただ、試合する際はお互いに「こいつにだけには負けられない」と、良きライバルになるようです。

テニプリの木更津淳はチームが提案する作戦よりも、自身のこだわりを貫いてプレイするのが特徴です。聖ルドルフの選手のほとんどは、観月はじめの指示を仰ぎながらプレイしています。しかし、木更津淳は、指示を無視することが多いのです。

彼は試合に勝つことだけでなく、魅せるプレイにも相当なこだわりを持っています。このことが原因で戦績が悪いですが、自分の信念を貫き通しているようです。観月はじめにとっては扱いにくい選手ですが、試合に出場できることから、木更津淳はそれなりの実力が備わっているのでしょう。

木更津淳の必殺技は、都大会準々決勝青学戦で披露された「ドロップボレー」です。ジャンプして空中でスマッシュを打つ素振りを見せたあと、姿勢を変えてドロップを打つというフェイント技になります。彼は空中で6回転できる能力を活かして、ダイナミックな動きを見せながらフェイントをかけます。

見事な技ですが、本来はそこでスマッシュを決めれば確実にポイントを獲得できるのです。しかし、木更津淳はあえて魅せるプレイを選択するため、ポイントが獲得できないこともあります。そのような木更津淳のこだわりプレイを、「考えが甘い」と指摘する声もあるようです。都大会5位決定戦でドロップボレーを披露しており、その際に樺地から技をコピーされてしまいました。

テニスの王子様の木更津淳役を演じたアニメ声優は、鶴岡聡（つるおかさとし）さんです。脇役を多く演じる声優でしたが、「Fate/Zero」のキャスター役で知名度が急上昇しました。また、キャラクターへの愛情が深いことでも知られています。声優業の他にも、ナレーターや舞台俳優として幅広く活動している人物です。

• 生年月日：1978年8月19日
• 出身地：神奈川県
• 身長：181cm
• 職業：声優、ナレーター、舞台俳優
• 所属事務所：リマックス
• 趣味：車、バイク、ダーツ

• 1999年：ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー（ストラーダ隊長役）
• 2001年：テニスの王子様（木更津淳、樺地崇弘役）
• 2002年：ハングリーハート WILD STRIKER（清水ミツル役）
• 2006年：鍵姫物語 永久アリス輪舞曲（大家役）
• 2011年：Fate/Zero（～2012年 キャスター役）
• 2016年：ビッグオーダー（星宮源内役）
• 2019年：コップクラフト（アレクサンドル・ゴドノフ役）
• 2020年：神之塔 -Tower of God-（蛍光ポリ袋役）
• 2021年：無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜（ザノバ・シーローン役）

テニプリの柳沢慎也は聖ルドルフテニス部3年生で、木更津淳とは都大会青学戦、都大会氷帝戦でダブルスを組みました。彼の得意技は「口撃」で、相手が油断したり焦ったりするように誘います。そして、自分のペースに持ち込んだときに、一気に勝負を決めるのが必勝パターンです。木更津淳とダブルスを組んだ青学戦では、桃城武と海堂薫ペアと対戦しました。

桃城のダンクスマッシュが顔に直撃し気絶してしまい、試合続行が不可能となります。その際に彼が発した「星が見えるだーね」は、名言となっているそうです。本人は「だーね」と言っている自覚はないそうですが、口癖となっています。パートナーの木更津淳の発言によると、柳沢慎也は割と綺麗好きでラケットを毎晩磨いているそうです。また、クラスのムードメーカーで、休み時間には似てないモノマネを得意そうに披露しています。

テニプリの観月はじめは、六角中から木更津淳をスカウトした聖ルドルフの3年生です。テニス部の部員兼マネージャーで、チームの司令塔でもあります。さまざまな学校の選手を調査し、優秀な人材をスカウトするのです。「勝たなければ意味がない」という強い信念を持っており、そのためなら非常な手段も使います。アドバイスは的確ですが、冷徹な一面も見られるようです。

腕に負担がかかる技だと知っていながら、不二裕太に「ツイストスピンショット」を教え込みました。そのことに気づいた竜崎スミレが注意を促しますが、彼は「知ったこっちゃない」と言い放ちます。また、裕太の兄である不二周助が改めて指摘すると、「バカ弟は単純で操り易い」などと挑発したのです。それが不二周助の逆鱗に触れることになり、観月はじめは逆転されるという屈辱を味わいました。

テニプリの木更津淳は、観月はじめにスカウトされて聖ルドルフへ入部しましたが、本来は双子の兄の亮が行くはずでした。二人は見た目がそっくりだったため、観月はじめが木更津淳を亮だと勘違いして、スカウトしてしまったのです。しかし、その後淳は多くの特訓を受けて、双子の兄の亮と同じくらいの実力を身に付けるのでした。ここでは、そんな木更津淳の活躍シーンや名言を紹介していきます。

都大会準々決勝では柳沢慎也とペアを組み、青学の桃城、海堂ペアと対戦しました。試合が開始される前に、桃城と海堂がケンカを始めてしまいます。その様子を見て、木更津淳と柳沢慎也は「これは楽勝だ！」と感じました。ところが、いざ対戦すると2－1で聖ルドルフがリードされます。

そんな中、青学の海堂が相手にとって、絶好のスマッシュチャンスとなる高いボールを返してしまいました。これは木更津にスマッシュを決められると、海堂はすかさず後ろに下がります。すると、木更津は空中で態勢を変えながら、スマッシュではなくドロップボレーの技を使ったのです。

しかし、青学も負けておらず、互いにボールを拾い続けているため、過酷な長期戦となります。互角の戦いでしたが、最後はダンクスマッシュを打った桃城のボールが、柳沢の顔面を直撃して気絶してしまいました。そのため、試合を続行することができず、木更津と柳沢ペアが棄権負けという結果になります。

テニプリの木更津淳が出場した都大会5位決定戦は、聖ルドルフの柳沢が回想するシーンで描かれました。木更津と柳沢ペアは、氷帝の樺地、海田ペアと対戦します。木更津は必殺技のドロップボレーを用いますが、樺地にコピーされており、4-6で聖ルドルフが敗戦するのでした。

木更津淳が柳沢とダブルスを組み、青学の桃城、海堂のペアと対戦しました。海堂は必殺技である「ブーメランスネイク」を披露し、聖ルドルフの二人を驚かせます。ブーメランスネイクとは、ボール回しの一種です。聖ルドルフのマネージャーの観月はじめは、データ収集が得意であり、すでに攻略法を木更津と柳沢に叩き込んでいました。

また、木更津自身も「センターにボールを集めれば出せない」と認識していました。しかし、それにも関わらず、木更津は海堂の得意なコースに、あえてボールを打ちブーメランスネイクを出させたのです。そのときに、彼が言ったセリフとなります。ブーメランスネイクを真正面から攻略したいという、木更津の熱い想いの現れだと考察できます。

テニプリの観月は双子の兄の亮をスカウトするつもりが、容姿のそっくりな弟の淳と間違って声をかけます。そして、双子で見分けがつかないため、区別をつけようと淳の髪を切らせハチマキを付けさせました。この流れの話が好きで、何回聞いても飽きないというファンの声もあります。

また、兄の亮と間違われるという設定が、後々生きてくるだろうと期待する感想もあります。また、元々スカウトされるはずだった亮も、かなりの実力だと思われるため、試合するシーンを見てみたいという声も上がっていました。

木更津淳は双子の兄と六角中しか知らない世界にいましたが、突然観月が現れて聖ルドルフへ行くことになります。そして、ペアの柳沢と出会い、これまでと全く違う色の世界で、生きることになったのだろうと考察する声もありました。一方、淳の双子の兄というわかりやすい設定があるにも関わらず、亮には一切試合描写がありません。名前も覚えてもらえない亮は、存在が薄くかわいそうという感想も上がっていました。

木更津淳の必殺技のドロップボレーは、最高に麗しい、かっこいいなど、読者や視聴者にも大好評です。淳は魅せるプレイを大切にしている選手のため、彼の特徴が活かされていることがわかります。他にも、淳のドロップボレーの作画は、スキャンして飾りたくなるぐらい好きだというファンもいました。

テニプリの木更津淳は、聖ルドルフ学院中学のテニス部に所属する3年生です。双子の兄である亮と間違われて、観月はじめからスカウトされました。それを機に彼は特訓を受け、兄と引けを取らないほどの実力をつけます。魅せるプレイを信条としており、得意技はドロップボレーです。今後もさらなる活躍が期待される木更津淳にも、ぜひ注目してみましょう。