【テニスの王子様】向日岳人は氷帝のアクロバットプレイヤー！強さ・戦績や声優は？

テニスの王子様(テニプリ)に登場する赤いおかっぱ頭で低身長の向日岳人は、そのかわいい見た目によって一部のファンからは非常に人気のあるキャラクターです。その一方で、テニスの実力がないという噂も出回っています。そこで、ここからは向日の強さや技、戦績・活躍を中心に紹介していきます。それではまず、向日が登場するテニスの王子様(テニプリ)の作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：新テニスの王子様
• ジャンル：テニス、少年漫画
• 作者：許斐剛
• 掲載誌：ジャンプスクエア(JUMP COMICS SQ.)
• 発表号：2009年4月号～
• 巻数：既刊38巻(2023年2月3日時点)
• アニメ情報：山本秀世(監督)、広田光毅(シリーズ構成)、Production I.G、M.S.C(アニメーション制作)、2012年1月5日～3月29日(放送期間)、全13話(話数)

テニスの王子様(テニプリ)は、『週刊少年ジャンプ(集英社)』にて連載されていたテニス漫画です。1999年から2008年まで約9年間連載され、2009年からは『ジャンプスクエア』にて、『新テニスの王子様』として続編が連載されました。累計発行部数は2020年12月時点で6000万部を突破しています。

テニスの王子様(テニプリ)は、テニスの名門「青春学園中等部」のテニス部に入部した主人公・越前リョーマが、全国優勝を目指してさまざまな対戦校やライバルとの試合を勝ち上がっていくというストーリーとなっています。リョーマは名テニスプレイヤーの父・越前南次郎から受け継いだテニスセンスによって、 1年生にしてレギュラー入りを果たし、青学のスーパールーキーとして一躍注目され…

• 名前：向日岳人(むかひがくと)
• 誕生日：9月12日
• 星座：おとめ座
• 年齢：15歳(3年生)
• 身長/体重：158cm/48kg
• 所属：氷帝学園中等部の3年D組24番
• 部活：テニス部
• 所属委員会：運動活動委員
• 初登場：Genius117

テニスの王子様(テニプリ)の向日岳人は、氷帝学園中等部3年のテニス部レギュラーです。口癖は「くそくそ」「～みそ」で、短気な性格をしています。赤いおかっぱ頭で髪型に大きな特徴があり、身長も158㎝と低いため女の子のような見た目をしていました。同じ氷帝学園の宍戸亮と芥川慈郎とは昔からの幼馴染です。特に芥川とは家が隣同士という間柄でした。

向日岳人はテニスの王子様(テニプリ)の関東大会編で初登場しています。関東大会では忍足とペアを組み、菊丸・桃城ペアを対戦しました。では、向日の強さや実力はどの程度のものなのか？ここからは向日の必殺技を交え、強さや実力を紹介していきます。

向日岳人のプレイスタイルは小柄な体格と抜群の運動神経によるアクロバティックテニスです。飛んだり跳ねたりを繰り返して相手を翻弄しています。ただ、スタミナ不足という欠点を抱えており、体力不足によって試合後半にスタミナ切れを起こしてしまうため、短期決戦を得意としていました。また、シングルスには向かないため、試合にはダブルスで出場することが多いです。

向日岳人の必殺技は、驚異的な跳躍力を生かしたアクロバティックな動きで相手の虚をつく技「ムーンサルトボレー」です。ムーンサルトとは「後(前)方二回宙返り一回ひねり」という体操技の通称で、ボレーとは相手の打ったボールを地に落ちる前に打ち返すことを言います。

ムーンサルトボレーはただ見た目の美しさに特化した技です。見た目の美しさによって試合を自分のペースに持ち込みやすい反面、スタミナの消費が激しいため、他の登場キャラクターの必殺技と比べ試合に有効な技なのかと言われるとそうではありません。跳躍力に長けている向日岳人ならではの魅せプレイと言えるでしょう。

向日岳人はスタミナ不足という欠点をカバーするため、試合では短期決戦勝負に持ち込みます。そのため、あっという間にマッチポイントまで決めることもありました。そこで、ここからは向日の戦績や活躍をネタバレありで紹介していきます。向日はこれまでに関東大会、全国大会に出場し、氷帝メンバーとの同士討ち試合もおこなっていました。

向日岳人は忍足侑士とペアを組み、関東大会の1回戦で桃城武・菊丸英二ペアと対戦しました。菊丸はいつも大石秀一郎とペアを組んでいるのですが、今回は怪我で大石が出場できなくなったため、急遽桃城が代わりに出場することとなっています。試合結果は4-6で向日・忍足ペアの敗北。敗因は向日のスタミナ切れです。アクロバティックプレイだけで見ると菊丸よりも向日の方が優れていたと言えるでしょう。

向日岳人は全国大会の1回戦で椿川学園の巻・伊藤ペア、2回戦で獅子楽中の宇野木、3回戦で青春学園の乾・海堂ペアとそれぞれ対戦しています。ダブルスのペアは1回戦が忍足、3回戦が日吉です。試合結果は1回戦が6-0で勝利、2回戦が6-2で勝利、3回戦が5-7で敗北となりました。

3回戦の敗因は関東大会と同様に向日のスタミナ不足です。向日は関東大会での試合結果を受け、スタミナ強化に力を入れた上で短期決戦に持ち込もうとしましたが、相手が粘り強く精神力でも勝っていたために長期戦となってしまいました。

氷帝テニス部監督の榊太郎(さかきたろう)の「二人組を作って下さい」という指示で向日岳人は忍足とペアを組みました。ダブルスマッチのペア決めかと思って忍足とペアを組んだ向日でしたが、実際は「その二人組でシングルスマッチをおこなう」という同士討ちだったのです。

忍足は熟知している向日のことを冷静に攻略し、1ゲームも与えずに勝利。その後向日は崖の上でトレーニングをおこなった結果、スタミナの消費が少ない低空ムーンサルトの習得に成功しました。

普通の人間ではあり得ないようなボールを捉えたり、考えられないようなボールを打ったりするなど美しさに特化したアクロバティックテニスをおこなう向日岳人ですが、果たしてアニメ版『テニスの王子様(テニプリ)』で向日の声を演じた声優は誰なのでしょうか？そこで、ここからは向日の声優のプロフィールをはじめ、主な出演作品や演じたキャラを見ていきましょう。

• 名前：保志総一朗(ほしそういちろう)
• 愛称：ほっしー、はっぴぃ
• 生年月日：1972年5月30日(50歳)
• 出身地：福島県会津若松市
• 職業：声優、歌手
• 活動期間(声優)：1994年～
• 活動ジャンル(声優)：アニメ、ゲーム、吹き替え、ナレーション
• 所属事務所：アーツビジョン
• 趣味：音楽鑑賞、ドライブ

テニスの王子様(テニプリ)のアニメに登場する向日岳人の声を演じた声優は、声優事務所「アーツビジョン」に所属し、声優・歌手として活動している保志総一朗さんです。1994年に美少女アドベンチャーゲーム『卒業写真/美姫』の渡辺哲哉役で声優デビューした保志総一朗さんは、1999年から歌手としても活動を開始されています。

声優としてはアニメージュ第25回アニメグランプリ声優部門においてグランプリを受賞し、第28回と第29回のアニメージュグランプリ声優部門においてもグランプリを受賞しています。『魔女の宅急便』のトンボの声を演じていた声優・山口勝平さんに興味を持ったことが声優を志すきっかけとなっているようです。

• 1999年～：宇宙海賊ミトの大冒険(光国葵 役)
• 1999年～：無限のリヴァイアス(相葉祐希、ケヴィン・グリーン 役)
• 2000年～：アルジェントソーマ(リウ・ソーマ〈タクト・カネシロ〉 役)
• 2000年～：最遊記シリーズ(孫悟空 役)
• 2001年～：機動天使エンジェリックレイヤー(三原王二郎 役)
• 2001年～：テイルズ オブ エターニア THE ANIMATION(キール・ツァイベル 役)
• 2002年～：機動戦士ガンダムSEED(キラ・ヤマト 役)
• 2002年～：東京アンダーグラウンド(五十鈴銀之助 役)
• 2002年～：RAVE(ルシア・レアグローブ 役)
• 2003年～：コロッケ!(リゾット、スージー・ニック 役)

• 2004年～：遙かなる時空の中で-八葉抄-(永泉 役)
• 2005年～：戦国英雄伝説 新釈 眞田十勇士 The Animation(猿飛佐助 役)
• 2006年～：ひぐらしのなく頃に(前原圭一 役)
• 2006年～：プリンセス・プリンセス(坂本秋良 役)
• 2007年～：遙かなる時空の中で3シリーズ(平敦盛 役)
• 2008年～：コードギアス 反逆のルルーシュR2(ジノ・ヴァインベルグ 役)
• 2009年～：戦国BASARA(真田幸村 役)
• 2012年～：黒子のバスケ(笠松幸男 役)
• 2016年～：PERSONA5 the Animation -THE DAY BREAKERS-(明智吾郎 役)
• 2021年～：僕のヒーローアカデミア(初代ワン・フォー・オール/与一 役)

アクロバットプレーヤーの向日岳人は、同じアクロバットを得意とするプレイヤーということもあり、主人公・越前リョーマと同じ青春学園のテニス部に所属する菊丸英二を挑発していました。このことから向日はとても短気で、すぐに行動してしまうというせっかちな一面を持っていることがうかがえます。そこで、ここからは短気でせっかちな向日と他キャラの関係を一覧形式で詳しく紹介していきます。

テニスの王子様(テニプリ)に登場する忍足侑士(おしたりゆうし)は、向日岳人と同じ氷帝学園3年のテニス部レギュラーです。「氷帝の天才」「千の技を持つ天才」などと呼ばれています。利き腕は右で、プレイスタイルはオールラウンダーです。

ポーカーフェイスで相手に心理状態を悟られないようにしています。向日とは中学1年の頃から仲が良く、二人の初対面が『新テニスの王子様 氷帝vs立海 Game of Future』の中で描かれていました。忍足はクールで物腰が柔らかく向日とは正反対の性格をしていますが、ダブルスのペアとしてはどこか調和が取れています。

テニスの王子様(テニプリ)に登場する宍戸亮(ししどりょう)は、向日岳人と同じ氷帝学園3年のテニス部レギュラーです。氷帝学園2年の鳳長太郎(おおとりちょうたろう)とペアを組み、ダブルスでは「氷帝最強ダブルス」と言われています。利き腕は右で、プレイスタイルはカウンターパンチャーです。

一度はレギュラーを外されていますが、特訓を重ねた結果、特訓に付き合った鳳やその特訓を見ていた跡部からの推薦でレギュラーに復帰しています。向日、宍戸、芥川の三人は幼馴染で、「氷帝幼馴染トリオ」と呼ばれていました。服の趣味が合うため、向日とはよく一緒に買い物に行っているようです。

テニスの王子様(テニプリ)に登場する菊丸英二(きくまるえいじ)は、主人公・越前リョーマが通う青春学園3年のテニス部レギュラーです。同じ青春学園3年の大石秀一郎とのダブルスは「黄金(ゴールデン)ペア」と呼ばれています。利き腕は右で、プレイスタイルはサーブ＆ボレーヤーです。

高い柔軟性と動体視力によりどんな無理な姿勢でもアクロバティックにボールを打ち返すことができます。向日岳人もアクロバティックなプレイを見せて相手を翻弄することから、向日と菊丸は同じアクロバティックプレイヤーとして互いに意識し合っていました。

テニスの王子様(テニプリ)に登場する芥川慈郎(あくたがわじろう)は、向日岳人と同じ氷帝学園3年のテニス部レギュラーです。氷帝No.2の実力者ですが、本人は試合を堪能できさえすれば勝ち負けにこだわりません。利き腕は右で、プレイスタイルはサーブ＆ボレーヤーです。手首の柔らかさを生かし、テクニカルなボレーを繰り出します。

『新テニスの王子様』の合宿では向日、芥川、丸井の三人が同じ部屋で過ごすこととなっているのですが、芥川が同じサーブ＆ボレーヤーである丸井のことを尊敬しており、たびたび二人が楽しそうに話しているため、少し居心地が悪い様子の向日が描かれていました。

前述したように向日と芥川は幼馴染です。向日の実家の電気屋は芥川の実家のクリーニング屋の隣にあるため、向日は練習でユニフォームが汚れたときに芥川の実家のクリーニング屋を利用しています。

テニスの王子様(テニプリ)に登場する日吉若(ひよしわかし)は、氷帝学園2年のテニス部レギュラーです。座右の銘は「下剋上」で、上昇志向が強く強気な性格をしています。跡部のテニスの美しさに魅入られ、強い憧れを持っており、彼を超えて下剋上することを目標にしていました。利き腕は右で、プレイスタイルはアグレッシブ・ベースライナーです。

古武術を取り入れているため、独特なフォームをしています。向日とは全国大会でダブルスを組んだ仲です。日吉は向日の1つ後輩ですが、生意気な態度が目立つため向日と口喧嘩をするシーンもあります。ただ、日吉が向日の家に遊びにいき、自身が好きなホラー小説を置いて行ったというエピソードがあることから、二人はプライベートでも遊ぶほどの仲であることがうかがえます。また、二人は互いに実力を認めているようです。

向日岳人は「～みそ」という口癖を多用しています。また、作中では「飛んでみそ」と変わった決め台詞を放っていました。青春学園のライバル・氷帝学園のメンバーでもあるため、名言や名シーンが多いキャラクターです。そこで、ここからは向日の名言を2つ紹介していきます。

向日岳人は関東大会で青春学園の菊丸・大石ペアと戦った際に上記の名言を放ちました。この名言は同じアクロバティックプレイヤーである菊丸に対して放ったセリフです。菊丸の中途半端なアクロバティックにプライドが刺激された向日は、強気な態度で菊丸を挑発しました。向日の「～みそ」という口癖によって印象に残る名言となっています。

向日岳人は『新テニスの王子様』でおこなわれたシングルスマッチで上記の名言を放ちました。この名言はシングルスマッチの相手である忍足が、心を無にして相手に心を読ませない技「無心」を使用した際に放ったセリフです。向日は「心を閉ざしやがって！」と悔しがり、精神的にも追い込まれてしまいました。その結果、忍足にゲームの主導権を握られてしまい、1ゲームも取れずに敗北します。

ここまでテニスの王子様(テニプリ)に登場する氷帝のアクロバティックプレイヤー・向日岳人について、強さや技、戦績・活躍、担当声優、他キャラとの関係、名言と一挙紹介してきました。では、最後に向日に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやらネット上では向日の魅力や強さ、他キャラとの関係に関する声があがっているようです。

こちらではテニスの王子様(テニプリ)に登場する向日岳人の魅力に関する声があがっています。どうやらこの方は向日のことを「向日先輩かっこいい」と高評価されているようです。日吉に対する向日の接し方が高評価に繋がっているのでしょうか？興味のある方は向日と日吉の関係に要注目です。

こちらではテニスの王子様(テニプリ)に登場する向日岳人の強さに関する声があがっています。どうやらこの方は向日と忍足の同士討ち試合にて、向日が忍足から1ポイントも取れなかった原因に注目されているようです。その原因としては忍足が強すぎること、向日がジャンプ時に隙ができてしまうことの二つが挙げられています。これを機に向日と忍足の同士討ち試合に注目してみるとよいかもしれません。

こちらではテニスの王子様(テニプリ)に登場する向日岳人の性格に関する声があがっています。どうやらこの方は向日の相手の実力を素直に認められるところを高評価されているようです。これを機に向日と他キャラの関係に注目してみるとよいかもしれません。

本記事ではテニスの王子様(テニプリ)に登場する氷帝のアクロバットプレイヤー・向日岳人について、強さや戦績・活躍、菊丸英二など他キャラとの関係、担当声優などを交えて紹介してきました。向日岳人はU-17の評価でスタミナの項目が5段階中2となっています。

そのため、スタミナ切れで負けることが多い向日がスタミナをつけてデメリットさえ克服すれば非常に強力なプレイヤーになれる可能性があると言えるでしょう。今後、向日はどのような活躍を見せてくれるのか要注目です。