ぼっちざろっく！に登場したヘッドホン一覧！後藤ひとりや山田リョウの使用モデルは？

ぼっちざろっく！には音楽をテーマにしたアニメということで、実在する楽器が多く登場しています。そこで、ここからはぼっちざろっく！の漫画・アニメに登場したキャラのヘッドホンの使用モデルを一覧形式で詳しく見ていきましょう。それではまず、ぼっちざろっく！の漫画やアニメの作品情報から紹介していきます。

ぼっちざろっく！は、まんがタイムきららMAXにて2018年5月号より連載中の音楽漫画(ガールズバンド)です。略称は「ぼざろ」。作者のはまじあき先生が漫画以外の自身の趣味からバンドをテーマに選んで描いた4コマ漫画となっています。また、ぼっちざろっく！の漫画を原作とするテレビアニメが、TOKYO MXほかにて2022年10月9日から12月25日までの期間中に放送されました。

ここではぼっちざろっく！のあらすじを簡単にまとめていきます。動画投稿サイトで評判のギタリスト「ギターヒーロー」の名で活動する中学3年生の少女・後藤ひとりは、極度の人見知りでコミュ障、いわゆる陰キャでした。友達を作れずに中学3年間を寂しく過ごしたひとりは、青春に対するコンプレックスを抱えたまま中学を卒業します。しかし、高校生になってからロックバンドに所属したことを機に日常が大きく変化していくようになり…

まずはじめに紹介するのは、ぼっちざろっく！のアニメ第1話「転がるぼっち」にて、後藤ひとりが自宅でギターの練習をする時に使用していたヘッドホンです。このヘッドホンの候補になるモデルは2つあります。では早速、その2つのモデルを見ていきましょう。

1つ目に紹介する後藤ひとりのヘッドホンの使用モデルは、AKG(エー・ケー・ジー)のK240 MKⅡです。K240 MKⅡは世界中のスタジオやオーケストラで使用されている「K240 Studio」の後継機で、入門向けのヘッドフォンとしても知られています。値段は13,000円と比較的手ごろな価格設定となっていました。ひとりはお父さんのギターを借りて使っていたため、もしかしたらヘッドホンもお父さんから借りているのかもしれません。

2つ目に紹介する後藤ひとりのヘッドホンの使用モデルは、AKG K271 MKⅡです。K271 MKⅡはK240のデザインと少し似ていますが、シルバーリングの位置が若干異なっています。漫画やアニメの一部のシーンでは、特徴的なヘッドバンドとハウジングの形状からK240 MKⅡのように見えますが、これは作画が関係していると考えられます。値段は17,000円とK240の価格よりも少し高く設定されていました。

ぼっちざろっく！のアニメ第11話「十二進法の夕景」にて、山田リョウはヘッドホンを使用し音楽を聴いています。また、ぼっちざろっく！の作者であるはまじあきさんの描き下ろしイラストにも山田リョウがヘッドホンを使用するカットがあります。そこで、ここからはアニメやイラストにて山田リョウが使用していたヘッドホンのモデルを一覧形式で詳しく見ていきましょう。

1つ目に紹介する山田リョウのヘッドホンの使用モデルは、SONYのMDR-M1STです。MDR-M1STと似たデザインのヘッドホン「MDR-CD900ST」もありますが、アニメでは赤いラインが細くなっているため、MDR-M1STがモデルだと考えられます。また、同じモニターヘッドホンですが、MDR-M1STは定価で35,000円くらいする高級品で、価格はMDR-CD900STのおよそ2倍となっています。

ちなみに、SONYの許可が取れていないためか、アニメで描かれたヘッドホンのメーカーは「SONNey」となっています。また、ぼっちざろっく！のアニメ第7話「君の家まで」でも山田リョウがヘッドホンを装着し、店内で音楽を視聴している姿が描かれていましたが、ヘッドホンが小さくモデルを特定することはできませんでした。

2つ目に紹介する山田リョウのヘッドホンの使用モデルは、AKGのQ701です。Q701はぼっちざろっく！の作者であるはまじあきさんの描き下ろしイラストにて、山田リョウが使用していたヘッドホンの使用モデルです。近年のAKGヘッドホンの中でも飛び抜けた人気を誇ったモデルとなっています。こちらもMDR-M1STと同じく定価で36,000円くらいする高級品です。

先にぼっちざろっく！に登場した後藤ひとりや山田リョウのヘッドホンの使用モデルを一覧形式で紹介してきましたが、作中にはその他のオーディオ製品もいくつか登場しています。そこで、ここからは作中に登場したその他のヘッドホンやスピーカーを一覧形式で紹介していきます。

ぼっちざろっく！のアニメ第10話「アフターダーク」では、倒れた後藤ひとりが目覚めるまで保健室で待機していた喜多郁代がイヤホンを使用していました。このイヤホンはワイヤレス、白い本体、前向きについた音の出口などが特徴的です。これらの特徴からAppleのAirPodsがモデルとなっていると考えられます。小さくてわかりづらいですが、おそらくAirPodsの第1もしくは第2世代でしょう。

ぼっちざろっく！のアニメ第1話「転がるぼっち」では、後藤家のリビングにトールボーイ型のスピーカーが描かれていました。このスピーカーは中低域再生を実現するアルミコーン型ウーハーを搭載したYAMAHAのNS-F210がモデルだと考えられます。ブラックとブラウンバーチがラインナップされており、ぼっちざろっく！の描写からブラウンパーチであることが分かります。

ぼっちざろっく！のアニメ第12話「君に朝が降る」では、ひとりの動画に父親が広告を付ける際、黒い小型の卓上スピーカーが映っていました。このスピーカーは傾斜と奥行きのある形状から長い間根強い人気を誇っているBOSEのCompanion2 Series III multimedia speaker systemがモデルになっていると考えられます。

ぼっちざろっく！のアニメ第5話「飛べない魚」では、ひとりがはじめてバイト代を受け取った際、思い浮かべた欲しいものリストの中に黒っぽいブックシェルフスピーカーが描かれていました。このスピーカーは上下に分かれた構造とロゴの位置から、JBLのStage A120がモデルになっていると考えられます。Stage A120は臨場感のある音を楽しめるブックシェルフスピーカーです。

ここまでぼっちざろっく！のヘッドホンやスピーカーを一覧形式で紹介してきましたが、実はまだモデルを特定するには至らなかったスピーカーも存在しています。それが伊地知虹夏の自宅内でメタクラックに収まっているスピーカーです。興味のある方はそのスピーカーのモデルを考察してみるのもよいかもしれません。では、次に紹介するのは後藤ひとりの使用ギターです。それでは早速見ていきましょう。

後藤ひとりの使用ギターは、ギブソンのレスポール・カスタムとヤマハのPACIFICA611 VFMの2つです。まず1つ目のレスポール・カスタムは、黒が基調の見た目が美しいことから「ブラックビューティー」と呼ばれています。その値段は50万円～100万円と高額です。

続いて2つ目のPACIFICA611 VFMは、お父さんか借りていたレスポール・カスタムが壊れてしまったため、新しく買い替えたひとりの使用ギターとなっています。ひとりは御茶ノ水のイシバシ楽器に行った際、PACIFICA611 VFMに一目惚れして購入しました。その価格は7万円ほどで、初心者が最初に買うギターとしておすすめです。

ぼっちざろっく！の作中には、日本のロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアン・カンフー・ジェネレーション)」のオマージュともいえる要素がいたるところに散りばめられていました。その要素については次の通りです。

• アジカンの曲名がアニメタイトルになっている
• アジカンのカバー曲がアニメ最終話のEDで流れている
• アジカンのメンバー名がキャラの苗字の由来となっている

実はアジカンの後藤正文さんと喜多建介さんが使っているギターは、ぼっちざろっく！の後藤ひとりと同じレスポールです。ただ、二人が愛用しているギターはひとりが使っているレスポール・カスタムではなく、レスポール・スタンダード、レスポール・スペシャルDC、レスポール・スペシャル・ジョン・レノンモデルです。

ここまでぼっち・ざ・ろっく！の漫画・アニメに登場したヘッドホンの使用モデルやスピーカーを一覧形式で紹介してきましたが、果たしてぼっち・ざ・ろっく！のヘッドホンについて、ネット上ではどのような感想や評価が寄せられているのでしょうか？そこで、最後にぼっち・ざ・ろっく！のヘッドホンに関して寄せられたネット上の感想や評価を見てきましょう。

こちらではぼっちざろっく！の漫画・アニメに登場するのヘッドホンアンプに関する声があがっています。どうやらこの方は、ぼっちざろっく！が面白かったということで、ヘッドホンアンプを購入することにしたようです。他の感想でもぼっちざろっく！の影響でヘッドホンとアンプを購入するという方もいたことから、ぼっちざろっく！の音楽機材への影響力がうかがえます。

こちらではぼっちざろっく！の漫画・アニメに登場するのぼっちのヘッドホンに関する声があがっています。どうやらこの方は、ぼっちのヘッドホンがAKG製という説に納得されているようです。確かにぼっちざろっく！はアジカンのオマージュ＆パロディを描いています。そのアジカンの略称がAKGであることを踏まえると、ひとりのヘッドホンがアジカンの略称と同じくAKG製であるということに納得がいくかもしれません。

こちらではぼっちざろっく！の漫画・アニメに登場する山田リョウのヘッドホンに関する声があがっています。どうやらこの方は、山田リョウのヘッドホンの購入を検討されていたようです。ただ、感想では「どっちも高すぎた」とのこと。山田リョウのヘッドホンはAmazon価格で、SONY MDR-M1STが46,800円、AKG Q701が34,020円となっています。確かに値段を見ると山田リョウのヘッドホンは高いと言えるかもしれません。

本記事ではぼっちざろっく！のアニメ・漫画に登場した後藤ひとりや山田リョウのヘッドホンを一覧形式で紹介してきました。本記事の一覧で紹介した後藤ひとりと山田リョウのヘッドホンの使用モデルは、それぞれ後藤ひとりのものがAKG K240 MKⅡとAKG K271 MKⅡ、山田リョウのものがSONY MDR-M1ST、AKG Q701となっています。

また、他にもぼっちざろっく！に登場するその他のスピーカーやヘッドホンとして、Apple AirPods、YAMAHA NS-F210、BOSE Companion2 Series III multimedia speaker system、JBL Stage A120などを紹介しました。ひとりやリョウのヘッドホンとその他のヘッドホン＆スピーカーを確認できる登場回に関しては次のとおりです。これを機にぼっちざろっく！のヘッドホンをチェックしてみてください。

• ひとりのヘッドホン：アニメ第1話「転がるぼっち」
• リョウのヘッドホン：アニメ第11話「十二進法の夕景」
• Apple AirPods：アニメ第10話「アフターダーク」
• YAMAHA NS-F210：アニメ第1話「転がるぼっち」
• BOSE Companion2 Series III multimedia speaker system：アニメ第12話「君に朝が降る」
• JBL Stage A120：アニメ第5話「飛べない魚」