アオアシに登場したチーム一覧！J1の下部チームや高校もまとめて紹介

アオアシは、漫画家・小林有吾先生によるサッカー漫画です。監修はスポーツライターの飯塚健司氏がおこなっています。ビッグコミックスピリッツにて2015年6号より連載中の作品で、2022年11月時点で既刊30巻となっています。また、2022年4月9日からはテレビアニメの放送がスタートしました。

アオアシの舞台は、東京シティ・エスペリオンユースです。物語は抜群のボールへの嗅覚とフィールド上の俯瞰能力を持つ青井葦人が、エスペリオンユースの福田達也監督にスカウトされ、ユースのセレクションを受けたところから始まります。その後アシトは見事セレクションに合格したものの、個人戦術と個人技がチームメンバーに後れを取っていたため、チームのお荷物となってしまい…

アオアシはJリーグの男子高校生世代「Jユース」を扱っているサッカー漫画となっているため、登場するチームはユースや高校が多いです。そこで、ここからはアオアシのユースやJ1の下部チームを一覧形式で詳しく見ていきましょう。

アオアシのエスペリオンユースは、J1東京シティ・エスペリオンのユースチームです。アオアシの舞台でもあり、公立中学の弱小サッカー部のFW・アシトがユースチーム監督の福田達也と出会い、セレクションを受けに行くところから物語が始まります。ユースプロジェクトの内容は、月謝6000円、寮費5000円、食費無料、年間6万円の遠征費、道具と衣類は無料配布、無利子の奨学金制度ありといったものです。

このようにエスペリオンユースは、Jユースの中でも極めて恵まれた環境、制度を持っていました。これらのプロジェクトの内容により、プレミアムリームでも「皇帝」と呼ばれるほどの強さを発揮できています。それもユースの主力メンバーがU-18の招集やトップチームへの帯同などによって、ユースの試合に出れないこともある中、プレミアムリーム・イーストを制してしまうほどです。

アオアシの武蔵野蹴球団ユースは、普通のクラブユースです。元々は実業団チームだっため、企業の出資により他のクラブよりも充実した環境が揃っています。ただ、エスペリオンユースと比べると厳しい練習環境で、コートはトップチームとアカデミーで持ち回りとなり、コートが使えるのは1日1時間、半面だけというチーム事情が描かれていました。しかし、東京リーグにて開幕7連勝を果たすという圧倒的な強さを見せています。

作中では武蔵野蹴球団ユースが急激に強くなっているのですが、その原動力となっているのがアシトと同じ時期にエスペリオンユースのセレクションを受けていた金田です。金田はエスペリオンユースのセレクションに落ちた後、武蔵野蹴球団ユースの佐竹監督にスカウトされ、そこから東京都リーグの得点王になるほどの強靭なフィジカルを作り上げていきました。

アオアシのガノン大阪ユースは、プレミアリーグ・ウエストの王者となっているJ1ガノン大阪のユースチームです。作中ではエスペリオンユースと並んで国内トップクラスの強豪として、Jユースカップのベスト8でエスペリオンユースと対戦し、5-1で勝利を収めました。

アオアシの東京VANSユースは、恵まれた環境と設備を備えているJ1東京VANSのユースチームです。東京シティ・エスペリオンとは、同じ「東京」を冠するチーム同士ということでライバル関係にあります。それもJリーグで東京VANSと東京シティ・エスペリオンの試合があるときは、極めて壮烈な雰囲気により警察が待機するほどです。

作中ではプレミアリーグ・イーストで東京VANSと東京シティ・エスペリオンの試合がおこなわれています。東京VANS側には辰巳や酒井などのトップ昇格内定済みの選手がいる一方、エスペリオンユースにはU-18チェコ遠征に4人の主力が抜かれていました。しかし、アシトを含む1年生DFが奮起して攻撃を抑え、主力の小早川や桐木を中心に試合を組み立てることにより勝利を収めました。

まずはじめに一覧で紹介する高校チームは、エスペリオンユースのBチームが東京都リーグの第2節で対戦した久留米第一高校です。東京都リーグ1部の中では最弱チームと言える高校で、第6節が終わった時点で全敗しています。

試合結果は、3-0でエスペリオンユースの圧勝です。ちなみに久留米第一高校との試合直後に、アシトが福田監督からDFへの転向を言い渡されているため、アシトがFWとして試合に出場したのは久留米第一高校戦が最後となっています。

続いて一覧で紹介する高校チームは、エスペリオンユースのBチームが東京都リーグの第1節で対戦した成京高校です。東京都リーグ1部の中では下位の強さと言える高校で、第6節が終わった時点で降格する寸前の順位でした。

エスペリオンユースとの試合では、アシト、黒田、大友の喧嘩が原因でチームの雰囲気が最悪だったということもあり、前半は3-0で成京高校がリードしていました。しかし、後半でアシトが覚醒したことや黒田と朝利のトライアングルが機能したことが決め手となり、エスペリオンユースが大逆転勝利を収めています。

続いて一覧で紹介する高校チームは、エスペリオンユースがプレミアリーグ・イーストの第8節で対戦した船橋学院高校です。プレミアリーグには10チームが出場しており、その中でも船橋学院高校はトリポネや二原という圧倒的な強さを持つFWが在籍しているため、青森星蘭と並んで優勝候補の一角となっていました。

エスペリオンユースとの試合では、1-0で前半を終えてエスペリオンユースがリードしていましたが、後半にトリポネが常識外のシュートで同点に持ち込みます。さらに、アシトがトリポネのシュートを手で防いでしまったことにより、アシトがレッドカードで一発退場となった上にPKをとられてしまいました。これで2-1と逆転されてしまいます。しかし、試合終了間際に阿久津がゴールを決め、2-2の引き分けで試合が終了しました。

続いて一覧で紹介する高校チームは、エスペリオンユースがプレミアリーグ・イーストの最終節で対戦した青森星蘭高校です。プレミアリーグに出場した10チームの中では、エスペリオンユースを抜いて暫定1位となっていました。今年の青森星蘭にはアシトと同じ「俯瞰」を持ち、1年生にしてU-18日本代表に選出された北野蓮、同じくU-18日本代表に選出された槇村、J1ガノン大阪に内定済みの羽田などの実力者が揃っています。

エスペリオンユースとの試合では、前半を0-0で折り返し、後半に遊馬がループシュートを決めてエスペリオンユースが先制するも、その後に北野蓮が圧倒的な力とN-BOXによる縦横無尽な攻撃によって1-1となりました。しかし、アディショナルタイム終了間際にアシトが阿久津にロングフィードをつなぎ、阿久津が持ち越しゴールを決めたことでエスペリオンユースの勝利に終わりました。

続いて一覧で紹介する高校チームは、エスペリオンユースが東京都リーグ1部の第7節で対戦した多摩体育大学付属高校です。東京都リーグ1部の中では真ん中ぐらいの強さの高校で、第6節が終わった時点で10チーム中6位についています。アシトにとってはDFに転向してから初めての公式戦となりましたが、後半で持ち越し点のアシストをしていました。

続いて一覧で紹介する高校チームは、エスペリオンユースがプレミアリーグ・イーストの第7節で対戦した柏大商業高校です。プレミアリーグでは10チーム中、高校は3チーム出場しています。柏大商業高校はその一校であり、全国高校サッカーで優勝1回、高校総体で優勝3回、準優勝2回といった経歴を持つ強豪校でした。

また、ピッチに立つメンバーは、200人いる部員の中から選ばれた実力者です。エスペリオンユースとの試合では、Aチームのほぼ全てのメンバーが揃っていたため、前半は0-0で折り返すものの、後半で早々に1点先制します。さらに後半からアシトが選抜されたのち栗林が入りました。こうして3-0でエスペリオンユースの勝利に終わります。

先にアオアシのユースやJ1の下部チーム、そして高校チームを一覧形式で紹介してきました。では、ここからチームやキャラ・メンバーのモデルについて詳しく見ていきましょう。

エスペリオンユースのモデルは、おそらく大宮アルディージャと柏レイソルの2チームだと考えられます。原案の時点でアオアシの作者である小林有吾先生をサポートしていたのが、アオアシのオファーがあった当時、大宮アルディージャの番記者だったスポーツジャーナリストの上野直彦氏です。加えて作中では大宮アルディージャの施設と思われる建物が描かれています。

これらの事実がエスペリオンユースのモデルが大宮アルディージャであると考えられる理由です。次に柏レイソルがエスペリオンユースのモデルだと考えられる理由として、上野彦氏は当時の柏レイソル監督の吉田達磨氏に取材し、その指導法などについて話していたことと、小林有吾先生が「大宮アルディージャと柏レイソルのデータが蓄積されていた」と話されていたことの二つが挙げられます。

エスペリオンユースと同様に、船橋学院高校のモデルとなった高校についても明言されていませんが、おそらく千葉県の市立船橋高校がモデルだと考えられます。船橋高校は豊富な部員数が特徴的で、その中から選りすぐりの11人がピッチに立っています。高校サッカーファンなら知らない人はいないほどの有名な強豪校でもありました。

エスペリオンユースや船橋学院高校と同様に、青森星蘭高校のモデルとなった高校についても明言されていませんが、おそらく青森県の青森山田高校がモデルだと考えられます。青森山田高校もサッカーファンなら知らない人はいないほどの有名な強豪校です。また、青森山田は青森特有の大雪に見舞われているため、アオアシの作中で描写されていた「雪中サッカー」を練習としておこなっています。

1人目に紹介するアオアシのキャラ・青井葦人のモデルは、福田健二(ふくだけんじ)選手だと考えられます。なぜなら、アオアシの作者である小林有吾先生が、ブログで「アオアシの主人公・青井葦人の出身地と家族構成などは福田選手の半生に強い影響を受けている」と語っているからです。また、小林有吾先生は福田健二選手が在籍するFC愛媛の大ファンでした。

2人目に紹介するアオアシのキャラ・福田達也のモデルは、アシトと同様に福田健二選手だと考えられます。なぜなら福田達也と福田健二選手には、苗字が福田であることや愛媛県出身であること、サッカー名門校からプロ入りしていること、海外チームで活躍しているといった共通点が多いからです。アシトよりも福田達也の方が共通点が多いため、もしかしたら福田達也の方が福田健二選手のモデルである可能性は高いかもしれません。

3人目に紹介するアオアシのキャラ・栗林晴久のモデルは、比嘉厚平(ひがこうへい)選手です。栗林晴久のモデルについては、小林有吾先生のブログで「比嘉厚平選手の話はアオアシの中でふんだんに生きています。栗林の描写です。」と明言されています。

4人目に紹介するアオアシのキャラ・志村京のモデルは、冨安健洋(とみやすたけひろ)選手だと考えられます。なぜなら志村京と同様に冨安健洋選手が圧倒的なまでの守備力を持ち、体格にも恵まれているからです。

5人目に紹介するアオアシのキャラ・北野蓮のモデルは、遠藤保仁(えんどうやすひと)選手だと考えられます。遠藤保仁選手はアオアシの北野蓮と同じく中盤の選手で、遠藤保仁選手「News Picks」にて「自分もたまに全体を俯瞰している感覚になることがある」「その時は全てが先読みどおりになる」と語っているからです。

6人目に紹介するアオアシのキャラ・阿久津渚のモデルは、本田圭佑(ほんだけいすけ)選手です。阿久津渚のモデルについては、小林有吾先生が『電子書籍.com』のインタビューにて、本田圭祐選手の「フィールドにおいて最後まで残る確かな強さ、その象徴」を参考にしたと言及されています。

7人目に紹介するアオアシのキャラであるトリポネ・ルフィンのモデルは、オナイウ阿道選手だと考えられます。なぜなら、同世代では並ぶものがいないほどのフィジカルを誇るトリポネ・ルフィンと同じく、オナイウ阿道選手も身体能力の高さとスピード、パワーが持ち味のFWだからです。

こちらではアオアシに登場するのエスペリオンユースに関する声があがっています。どうやらこの方は、FC東京がエスペリオンユースのモデルだと予想されているようです。

こちらではエスペリオンユースのチームメンバーである阿久津渚に関する声があがっています。どうやらこの方は、阿久津渚のモデルが本田選手だったということに驚かれているようです。

こちらではエスペリオンユースのチームメンバーであるアシトに関する声があがっています。どうやらこの方は、アシトのモデルをアラバだと予想されているようです。

本記事ではアオアシに登場に登場するJ1の下部チームや高校チーム、そしてキャラのモデルをまとめて紹介してきました。アオアシを読まれる際は、本記事のチームやキャラ・メンバー情報を参考にしていただければ幸いです。