【ようこそ実力至上主義の教室へ】七瀬翼の正体と目的は？綾小路との関係もネタバレ

七瀬翼とは、「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」に登場する女子高生です。2年生編から出た新１年生の一人で、ファンを中心に「かわいい」と評されました。ネタバレをしますと、彼女は正体や目的が不明な謎の人物といわれ、ファンの考察対象となりました。この記事では、よう実の七瀬翼についてネタバレを含めながら特集します。彼女の正体と目的、活躍シーン、松雄栄一郎や綾小路清隆との関係などを紹介していきます。

ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）は、謎解きの要素が濃い頭脳バトルを描いたライトノベルです。本来、このジャンルの作品で「ネタバレはご法度」といわれていますが、よう実は「ネタバレしても面白い」と評されていました。また、「高校生たちの群像劇としても楽しめる」という感想も見受けられます。この章では、様々な読み方や楽しみ方があるとされるよう実の、概要とあらすじを取り上げていきます。

よう実の通称で親しまれている、ようこそ実力至上主義の教室へは、2015年に単行本1巻が発売されました。以降、書き下ろし形式で2023年2月現在23巻まで刊行中です（本編19巻+短編集4巻）。現在は主人公グループの新旧に合わせて、2年生編が展開しています。メディアミックスとして、コミカライズ化とテレビアニメ化が行われており、特にテレビアニメ版は2023年に3期の放映が控えているほどの人気を獲得しました。

よう実の原作者は、衣笠彰悟です。衣笠彰悟は、「暁の護衛シリーズ」のシナリオライターを務めるなど、ゲーム業界で活躍していました。よう実のイラストを担当しているのは、トモセシュンサクです。彼も「暁の護衛シリーズ」に携わっており、キャラクターデザインと原画を担当しました。

よう実の主人公である綾小路清隆は、高度育成高校の1年Dクラスの生徒です。クラスの中では目立たず、やる気のなさそうな雰囲気を出していました。しかし、ネタバレをしますと彼の正体は天才養成機関ホワイトルーム出身の超天才です。そのような正体を隠しながら、平和に暮らすことを目的にクラスに溶け込みました。ところが、Dクラスは好き勝手なことばかりする生徒の集まりで、プライベートポイントも与えられていません。

• 学力：B（74）
• 身体能力：B+（78）
• 機転思考力：B（71）
• 社会貢献性：C+（59）
• 総合：B（72）

七瀬翼は、よう実の2年生編にて初登場しました。新1年生であり、Dクラスに所属しています。ブロンドのロングヘアが印象的で、かわいい顔立ちをした女子高生です。七瀬翼の性格は、快活で明るく、同級生と話す時ですら敬語を使うほどの腰の低さを有していました。また、内に秘めた信念のようなものがあり、暴力に屈することがありません。このため、粗暴な性格の宝泉和臣や、暴力肯定派の天沢一夏からも一目置かれています。

ロングヒットを続けているライトノベルようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）に登場するキャラクターは、皆一様に謎や秘めた過去があると推察されています。その中でも、新1年生の七瀬翼は、「かわいい見た目とは裏腹に正体や目的のわからない謎のキャラクター」と評されました。この章では、よう実の七瀬翼の正体と目的について、更に高度育成高校入学後の行動を、ネタバレを交えて紹介していきます。

よう実に登場する七瀬翼の正体については、ファンの間で関心事の一つだとされてきました。登場したばかりの頃は、明るくかわいい少女に見えましたが、特に綾小路清隆の前で鋭い眼光を放つなど、謎を孕んでいることが示唆されています。そこで、彼女の正体だと考察されたのが、ホワイトルーム生ではないかという説でした。ホワイトルームとは、綾小路清隆の父親である篤臣が作った天才を養成する機関のことです。

綾小路清隆は、「ホワイトルームの最高傑作」とまで呼ばれていましたが、あえてホワイトルームと反目する高度育成高校に入学しています。このことが、ホワイトルームの逆鱗に触れ、新1年生の中に彼を退学に追い込む刺客を送るまでの事態に発展しました。七瀬翼の正体についてネタバレしますと、彼女はホワイトルーム生ではありませんでした。しかしながら、綾小路清隆と関係があることは事実で、彼に含むものがあるようです。

七瀬翼の正体については、ホワイトルーム生ではないことが判明している以外は謎の部分が多いとのことです。特に彼女の目的に関しては、完全に明らかにされていません。ネタバレをしますと、ホワイトルームとは別のところで、綾小路清隆を退学させるための刺客であることが窺えるのです。七瀬翼は、何らかの理由で綾小路清隆に対して激しい憎悪を抱いており、彼に復讐したいと考えていることが描かれていました。

実は、七瀬翼は高度育成高校の理事長代行である月城常成の差し金だったのです。月城常成は、綾小路篤臣の息がかかった人物であり、綾小路清隆に対して自主退学を勧めるなどしてきましたが、相手にされなかったことで様々な強硬手段に出ました。七瀬翼についても、強硬手段の一つであり、彼女の彼に対する復讐という目的を利用して、刺客として送り込みます。このように綾小路清隆は、各方面から狙われているキャラクターでした。

よう実のかわいい人気キャラクターである七瀬翼はについてネタバレをしますと、彼女は2023年2月時点で綾小路清隆のことを退学させていません。しかし、もう少しのところまで追い込むことはしました。七瀬翼と綾小路清隆が直接対決したのは、無人島サバイバル試験です。ここでの七瀬翼は、綾小路清隆を人気のない場所まで誘い出し、彼が手を出せない状況に持ち込むことに成功しました。実力行使で退学に追い込もうとしたのです。

綾小路清隆は、「ホワイトルームの最高傑作」と称されるほどの逸材です。攻撃できないとはいえ、七瀬翼は明らかに格下の相手でした。七瀬翼の攻撃を、彼はかわして逆に追い詰めていきます。ここで、七瀬翼は、「『私』では勝てない、『ボク』があなたを倒す」という謎のセリフをいって、攻撃しました。それでも、綾小路清隆を倒すことはできず、逆に七瀬翼が敗北を認めざるを得ない状況になります。

綾小路清隆は、バトル中に七瀬翼が一人称を変えたことについて、「心の中で強引に作り出した人格に過ぎない」と喝破してみせました。バトルに敗れた七瀬翼は、復讐が果たせなかったことと、綾小路清隆への償いとして退学しようとします。しかしながら、それを綾小路清隆が制止しました。七瀬翼は、彼から思いもよらない提案を受けます。それは、「自分に協力してほしい」という内容でした。

綾小路清隆は、松雄の名前を出しました。松雄とその息子の栄一郎については、後述で詳しくネタバレしますが、七瀬翼と関りの深いキャラクターです。綾小路清隆は、「月城常成が俺を退学させようとするとは、松雄が命令に背いてまで、俺をこの学校に入学させてくれた気持ちに背くことになる」と説明しました。

すると、今まで綾小路清隆への復讐心でしか行動してこなかった七瀬翼に、心境の変化が表れました。自分のしてきたことが、過ちだと気づいたのです。その後の彼女は、綾小路清隆と協力関係を結び、彼に情報提供などをするようになりました。独自にホワイトルーム生について調査を行ったり、龍園翔と情報共有している描写が見られます。

大ヒットライトノベルようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）に登場する七瀬翼は、目的である綾小路清隆を退学させることができませんでした。彼とのバトル後は、協力関係になります。七瀬翼が、彼に復讐するという目的を持つに至った理由には、彼女の過去がありました。この章では、よう実の七瀬翼の過去について、松雄栄一郎との関係を中心に、三項目に分けてネタバレを含めて取り上げていきます。

よう実の2年生編を読み進めていくと、七瀬翼の更なる正体が明らかになります。彼女は、綾小路清隆も口にしていた松雄栄一郎の幼馴染でした。松雄栄一郎の父親は、綾小路家の執事を務めていた人物です。七瀬翼と綾小路清隆に直接の接点はありませんが、このように松雄栄一郎を通して関係があることが判明しました。松雄栄一郎の父親は、ホワイトルームの運営にも携わっていましたが、綾小路清隆のことを気にかけていたのです。

松雄栄一郎の父親は、綾小路清隆の将来のことを真剣に考えており、彼が篤臣の言いなりになることに危機感を募らせていました。そのことが、彼のためにならないと悟っていたのです。ネタバレをしますと、綾小路清隆を高度育成高校に入れる手はずを整えたのは、松雄栄一郎の父親でした。しかし、この行動が篤臣の知るところとなり、激怒した篤臣は松雄親子に報いを受けさせていくのです。

綾小路篤臣がまず最初に行ったことは、徹底した根回しをすることで松雄栄一郎を退学に追い込んだ行為です。松雄栄一郎は、当然他の学校へ転校しようとしますが、それすらも執拗な根回しをして妨害しました。何度か転校を試みた松雄栄一郎でしたけれども、行く先々で篤臣の嫌がらせ行為に遭ったことで、遂には進学そのものを諦めることになります。松雄栄一郎の父親は、このことを苦にして焼身自殺してしまいました。

自らの進学ばかりでなく、父親の死まで被った松雄栄一郎は、その後の人生が大きく狂ってしまいました。そして、その事実を知った七瀬翼は、綾小路家に対して激しい復讐心を燃やすことになります。松雄栄一郎が受けたことを、そっくりそのまま綾小路清隆にさせることが、彼女にとっての復讐であり、目的だったのです。ところが、無人島サバイバル試験でのバトル中に綾小路清隆の意外な言葉を聞いたことで、考えが変わりました。

七瀬翼は、綾小路清隆も篤臣の犠牲者であることを悟ったのです。それ故に二人は協力関係を結ぶことになりますが、今後の七瀬翼の目的がどのようなものになるのかは明らかにされていません。2年生編のストーリー展開が注目されています。

衣笠彰悟原作で、イラストをトモセシュンサクが担当している傑作ライトノベルようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）には、かわいい女性キャラクターが多数登場します。その中でも、七瀬翼は、比較的新しいキャラクターでありながら、高い人気を獲得しました。この章では、よう実の七瀬翼のかわいい魅力について三項目に分けて紹介していきます。

七瀬翼のかわいい魅力について、「見た目が大好き」と高評価するファンが多いとのことです。ブロンドのロングヘアと、ブルーの瞳が特徴の七瀬翼は、二次元ファンの心を捉えました。また、無人島サバイバル試験で見られた「『ボクっ子』呼びがかわいい」という意見もあります。彼女の正体が男性ではないかと推察するファンも多く、彼女に中性的な魅力を見出す人も現れました。このように、見た目だけでも多彩な魅力を持っています。

七瀬翼は、「癖のあるキャラクターたちが跋扈しているよう実の中では、極めて普通の人物だ」という評価が一般的です。そのような状況下で、彼女を魅力的に見せている要素の一つとして、忠実さが挙げられました。七瀬翼は、当初綾小路清隆退学の刺客として、目的に忠実に行動しています。改心後は、綾小路清隆の協力者として、彼に忠実に接していました。これらの行動に、惹かれるファンが多く、七瀬翼の魅力になっているのです。

七瀬翼は、見た目がとてもかわいいキャラクターであることから、無人島サバイバル試験での水着姿が反響を呼びました。彼女は、ビーチフラッグス試験の際に、スクール水着ではなく青いビキニを着用して臨んだのです。綾小路清隆から「なぜビキニを着たのか？」と問われた時には、「テレビで見たビーチフラッグスのイメージでビキニを着た」と答えており、彼女の意外な一面が窺えて、更にファンを増やしました。

コミカライズ版やテレビアニメ版も大ヒットを記録しているライトノベル「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」は、リアルさのある設定と、ある種荒唐無稽なストーリー展開のバランスが取れており、高い人気を維持しているとのことです。その中で新1年生である七瀬翼は、活躍シーンの多いキャラクターでした。この章では、よう実の七瀬翼の登場並びに活躍シーンを、ネタバレを交えて紹介していきます。

七瀬翼は、よう実の2年生編1巻で初登場しました。同じ1年Dクラスの宝泉和臣とともに、2年Dクラスを視察しています。特別試験のパートナー探しが主目的でしたが、綾小路清隆の姿を見つけると激しい敵意の視線を浴びせました。宝泉和臣が傍若無人な振る舞いをしたことで、パートナー探しは難航します。

綾小路清隆に対して暴れる宝泉和臣を制止しながらも、「綾小路清隆を退学させると2000万プライベートポイントがもらえる特別試験」が新1年生の特定の生徒に与えられていることを、綾小路清隆、堀北鈴音、須藤健の前で明かしてその場を去りました。

よう実の2年生編2巻では、七瀬翼と宝泉和臣に天沢一夏が加わった3人で、無人島サバイバル試験についてのミーティングが行われました。同試験において、この3人が小グループを組んで動くことで、意見の一致を見ています。その後、月城常成理事長代理と七瀬翼の会話シーンがあり、七瀬翼がただの生徒ではないことが示唆されました。

無人島サバイバル試験で小チームを組んだ3人は、それぞれ別行動を取っていました。七瀬翼は、移動ルートが似通っていたことで、彼と行動をともにする機会が多い状況です。その過程で、人気のない場所に彼を誘い込み、刺客であることを告白した上で、バトルを展開しました。先述の通り、敗れたことと、自分の行動が間違っていたと改心して、以降は綾小路清隆に協力することになります。

よう実の2年生編4巻は、引き続き無人島サバイバル試験の様子が描かれています。綾小路清隆の協力者になった七瀬翼は、篠原さつきグループを襲った犯人が天沢一夏ではないかと考えました。また、綾小路清隆と別行動を取ると、宝泉和臣と合流しています。この時に、「試験12日目に新1年生全員が綾小路清隆を襲う」という情報を得て、綾小路清隆に伝えますが、実は宝泉和臣は嘘をついており、実際は一日ずれていました。

2年生編の4.5巻では、豪華客船の中での生徒たちの行動が描かれました。この時も七瀬翼は、綾小路清隆と接触しています。また、サバイバル試験で木下美野里と小宮叶吾を崖から突き落とした犯人捜しを行っていました。櫛田桔梗と倉地について調査し、倉地を尾行していますが、龍園翔の尾行に気づかず、逆に彼に接触されました。その後、倉地と直接話して、彼が現場近くにいたのは宇都宮陸の指示だったという証言を得るのです。

ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）の6巻では、2年Dクラスと1年Dクラスの女性とチームによるバレーボール対決が描かれています。七瀬翼は、天沢一夏らとチームを組みました。対する2年Dメンバーは、堀北鈴音、櫛田桔梗、伊吹澪たちが中心です。七瀬翼は、天沢一夏とともに抜群の身体能力を発揮して、2年Dクラスチームを追い込んだものの、最終的には僅差で敗れました。

この章では、よう実に登場する七瀬翼に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。七瀬翼は、インターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、よう実をテレビアニメ版まで観ている方のツイートです。同作品に登場するキャラクターの中では七瀬翼のことを一番かわいいと語っており、テレビアニメ版3期でも出てこないだろうことが残念だとつぶやいています。

こちらは、よう実の大ファンだと思われる方のツイートです。これまで同作品に推しキャラクターはいなかったけれども、七瀬翼がかわいいので推すようになったとつぶやいていました。

こちらは、よう実を考察するほどの熱心なファンだと思われる方のツイートです。七瀬翼が、二度「ボク」という一人称を使ったことで、その正体をボクっ娘のホワイトルーム生だと予想していました。

この記事では、ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）に登場する七瀬翼について特集してきました。七瀬翼は、今後も活躍の機会が多いキャラクターとされています。是非、彼女の魅力に触れながら、よう実を読んでみてください。