【ようこそ実力至上主義の教室へ】龍園翔のボコボコは何巻？綾小路との関係やその後は？

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」に登場する龍園翔は、高度育成高等学校Cクラスのリーダーです。本作の主人公である綾小路にとって、明確な敵というポジションの人物でもあります。本記事では、龍園と綾小路が直接対決をして、彼がボコボコにされるシーンについて解説していきます。

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」は、2015年5月からMF文庫Jより刊行されているライトノベル作品です。著者は衣笠彰梧先生で、イラストはトモセシュンサク先生が担当しました。本作は1年生編と2年生編に分かれています。1年生編は全14巻（本編11巻＋短編集3巻）、2年生編は既刊9巻（本編8巻＋短編集1巻）です。

よう実は、漫画版やテレビアニメ版などのメディアミックスが展開されており、2023年にはテレビアニメ版第3期が放送予定となっています。また、「このライトノベルがすごい！」にて、2023年版で文庫部門1位を獲得しました。2020年版から4年連続で読者投票1位を達成しており、特に10～20代に圧倒的な人気を誇っています。

主人公の綾小路清隆は、進学率と就職率が100％といわれる有名校に入学しました。しかし、彼が配属されたDクラスは、進学校とは思えないような、落ちこぼれ生徒ばかりがいます。同校の好待遇を利用して、怠慢な学校生活を送っていた生徒たちでしたが、好き勝手にできたのも最初の1ヶ月でした。実際は優秀な生徒だけが優遇される、実力至上主義の学校だったのです。

よう実の龍園翔は、1年Cクラス（のちに2年Cクラス）のリーダーを務める生徒です。紫がかった黒髪を肩の辺りまで伸ばしており、中肉中背の体格をしています。クラスメイトから信頼されるというよりは、恐怖で支配している様子です。頭の回転が速く、手段を選ばずに冷酷な方法で標的を陥れることもあります。

相手が女子でもお構いなしに暴力を振るい、他クラスの飲み物に下剤を入れるなど、相当の極悪です。そのため、クラスメイトはもちろんのこと、大半の人は彼を嫌っています。本作の中で、龍園は憎たらしいポジションにいますが、彼の存在がさらに物語を盛り上げていると言えるでしょう。

龍園が綾小路からボコボコにされるシーンがあります。彼の日頃の悪態ぶりから、ボコボコにされる姿を見て、スカッとしたという読者もいるようです。この貴重なシーンは何巻何話で登場するのでしょうか？ここでは、龍園がボコボコにされるのは何巻何話なのかを解説します。また、綾小路との関係や、誕生日が同じであることなども紹介します。

よう実の龍園がボコボコにされるのは、何巻何話であるのか気になる人が多くいるようです。いつも相手を屈服させる立場だったため、ボコボコにされる場面が想像つかず、何巻何話であるのか知りたいのでしょう。まずは、そもそも龍園は、なぜボコボコにされたのかを説明します。

無人島試験の際、堀北鈴音を隠れ蓑にして、裏で龍園の計画を阻止した黒幕Xが存在していました。彼は黒幕Xに不満を持ち、正体を暴こうとします。そして、黒幕XがDクラスの軽井沢と、何か関係があることを突き止めました。彼は軽井沢を拉致し、極寒の中水をかけるなどの拷問を続け、黒幕Xが誰なのかを問い詰めます。そこへ綾小路が軽井沢を助けに現れ、龍園をはじめCクラスの武闘派を、一瞬にして黙らせたのです。

今まで、恐れを感じたことのなかった龍園は、綾小路の目の奥に宿る闇を見て、初めて恐怖を抱いたのです。そして、龍園は綾小路にボコボコに殴られて敗北します。最後にとどめの一発を受けて、意識を喪失してしまいました。ボコボコにされるシーンが登場するのは、原作小説の第7巻の終盤で、アニメ第2期では12話となります。

綾小路は、ただ穏やかに学校生活を送りたいと、本来の実力を隠していました。しかし、龍園はだけは、彼の本性に気づいたのです。龍園が軽井沢を標的に黒幕Xを探していた時点では、綾小路の本性をまだ知りませんでした。その後、軽井沢を助けにやって来てボコボコにされた際に、黒幕Xの正体が綾小路だったことを知ります。しかし、これも全て綾小路の思惑通りだったのです。

軽井沢を助けに来た綾小路と、龍園は直接対決することになりました。龍園は綾小路をおびき出したつもりですが、彼はそれを全てわかっていた上でやって来たのです。言い換えると、龍園は黒幕Xを思惑通りに動かしたつもりが、実は綾小路の手のひらで踊らされていたのでした。

これまでに、暴力と恐怖を与えながら、相手をねじ伏せていた龍園ですが、綾小路の強さとは格が違い過ぎていたようです。龍園が一方的に殴られて、ボコボコにされてしまいます。綾小路の無感情と無表情で与える暴力は、恐ろしいものがありました。二人の戦いは、龍園の完全敗北という結果となります。

綾小路に完全敗北をした龍園は、自信を喪失します。それと同時に、これまでCクラスを私物化し、他クラスを陥れたことを反省しました。そして、彼は退学を決意し、自身のポイントをクラスメイトで分けるように、伊吹へ伝えます。しかし、伊吹は彼に叱責し、石崎とアルベルトは「龍園が退学するなら自分たちも辞める」と言い出しました。龍園は彼らを道連れにするわけにはいかず、退学を思いとどまります。

実は、このことも綾小路が仕立てたシナリオで、あらかじめ3人に入れ知恵をしていたのです。なぜなら、龍園はまだ利用価値があると判断し、学園に残しておこうと考えたためです。その後、龍園はCクラスのリーダーを退き、一人で行動するようになりました。

よう実の綾小路と龍園の誕生日は10月20日で、同じ日に生まれました。また、二人とも裏で策を講じるところや、暴力を手段に取り入れるところも似ていることから、ファンの中で双子説が浮上しています。

龍園と行動を共にしていた石崎は、その後綾小路を慕うようになりました。龍園と綾小路が同じ誕生日だと知って、誕生会を開催しようと画策しますが、まだ実現していません。双子説は公式から発表があったわけではないため、噂にとどまっています。今後、何巻何話で新たな展開が見られるのか、注目しておきましょう。

恐れを知らない龍園がボコボコにされたのは、何巻何話であるのか話題になりました。原作小説の7巻、アニメ第2期の12話で、彼は綾小路に敗北しています。思いもよらない自身の完全敗北に、彼はすっかり自信を喪失しました。ここでは、龍園はその後、どのようになっていくのか解説します。

龍園は敗北したあとCクラスのリーダーを降りて、石崎が引き継ぎました。石崎にとってリーダーの座は荷が重く、龍園に戻るように言いますが、彼はそれを拒みます。1年生最後の特別試験である「選抜種目試験」で、龍園は司令塔を務めます。

彼の徹底した分析のおかげで、対戦相手のBクラスに勝利しました。クラスメイトたちからの「龍園なしでAクラスは目指せない」という声もあり、彼は再びリーダーとして復帰します。龍園が復帰を決心したのは、いずれは綾小路を倒したいという目的もあった様子です。

2年生で再びリーダーとなった龍園は、Aクラスの葛城を2000万のプライベートポイントで、自分のクラスへ引き入れようとしました。このことは、「Aクラスの生徒は卒業までに毎月2万のプライベートポイントを龍園に振り込む」というサバイバル試験のときの契約を、捨てることになるのです。

最終的に、葛城は龍園のクラスに移動して、彼の下につくこととなります。そこまでして、葛城を引き入れようとした理由は、まだ判明していません。何巻何話で葛城を引き入れた理由がわかるのか、楽しみにしておきましょう。

龍園は一度はボコボコにされましたが、最終的には綾小路を倒したいと考えています。そのためにも、まずはAクラスの坂柳と勝負をして、彼女を倒す必要があると考えました。龍園は坂柳と取引をはじめ、まだ判明していない多くの伏線が張られている様子です。何巻何話か明確ではありませんが、おそらく2年生編の最後の特別試験では、龍園と坂柳が勝負する可能性が高いと考察します。

龍園は、石崎とアルベルトのために退学をしなかったり、プライベートポイントをクラスメイトに分けようとしました。このことから、「実はいいやつかもしれない」という声も上がっています。果たして、実際はいいやつなのでしょうか？確かに、仲間を守ろうとする責任感はあるようです。

頭が切れて能力も高いですが、基本的に暴力で支配しようとします。また、相手に勝つためには、汚い手も平然と使う人物です。そのため、いいやつとは言い切れないのが現状でしょう。

小学校に入学したばかりの頃、龍園は遠足に行きました。その際に、休憩地で見かけた蛇の頭を、石で叩き殺したことがあります。他の子供たちは、怖がってただ騒いでいるだけでした。そのときに、蛇をあっさりと殺した彼は、暴力で世界を支配したような快感を初めて覚えます。

それから、彼の周囲には多くの敵ができて、時には暴力を受ける立場にもなりました。しかし、彼は怖いと感じたことはなく、どのような方法で復讐できるかを考えるのです。結果的に敵が屈服するため、しだいに彼は暴力で支配するようになりました。

龍園は、他のクラスのリーダーに比べると、かなり低いOAA（学校が与える評価）です。しかし、頭の切れと判断力は、群を抜いて優れています。Dクラスの黒幕Xが誰であるのか、いち早く察したのも彼でした。頭の回転の速さで言えば、綾小路と互角だといえます。また、ケンカの実力は、かなりのものです。最初は反抗していた石崎やアルベルトに対しても、力で屈服させて子分にしました。

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」の龍園翔役を担当したアニメ声優は、水中雅章（みずなかまさあき）さんです。海外ドラマ「フルハウス」で、大塚芳忠さんの吹き替え演技を観て、声優に興味を持ち始めました。その後、代々木アニメーション学院広島校を卒業しています。生アフレコの現場で、指示に応じてその場で必要な声の切り替えもできる、演技力の高い声優です。

• 愛称：すいちゅー
• 出身地：山口県岩国市
• 生年月日：1990年1月20日
• 所属事務所：ぷろだくしょんバオバブ
• 趣味・特技：バラエティ番組を観ること、バスケットボール

• 2014年：名探偵コナン（救急隊員役）
• 2015年：ブレイブビーツ（コレオ、陸上クラブの先生役）
• 2017年：ようこそ実力至上主義の教室へ（～2022年 龍園翔役）
• 2018年：異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術（～2021年 ディアヴロ役）
• 2019年：なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-（帝釈天役）
• 2021年：東京リベンジャーズ（～2023年 場地圭介役）
• 2022年：魔法使い黎明期（神父役）
• 2023年：女神のカフェテラス（粕壁隼役）

何巻何話でボコボコにされたのか話題になったシーンで、多くのファンが綾小路との対決に注目しました。アニメ2期の第12話は、作画も良くて感動したという声が上がっています。原作の挿絵からアニメ化のほうも、カッコ良くボコられていると思ったら、想像以上にリアルに描写されており、つい笑ってしまったというファンもいました。

アニメ2期は龍園の登場が多かったため、良かったという感想があります。ボコボコにされてからの3期は、どのような立ち回りをするのか楽しみという、期待の声も上がっていました。できれば3期も、心折れずにまた挑むような龍園であってほしいという感想もあります。

龍園がよう実に登場していなかったら、ここまでヒットしていなかったというファンの声もありました。龍園の強引なところ、冷酷な独裁者であるところなど、全てにおいてワイルドで最高という感想もあります。綾小路と龍園の絡むシーンが、最も好きという人も多いです。

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」の龍園がボコボコにされるシーンは、原作小説の7巻で、アニメ版の12話です。綾小路に敗北したことで、これまでの行いを詫びるためにも、退学を決意します。しかし、石崎やアルベルトも付いて行こうとしたため、退学を思いとどまりました。

学校に残った龍園は一度リーダーを降りますが、クラスメイトの呼びかけもあり、再び復帰します。彼の活躍シーンは、今後もさらに増えていく可能性が高いです。何巻何話で龍園にスポットが当たってくるのか、注目しておきましょう。