【ようこそ実力至上主義の教室へ】綾小路と龍園は双子？誕生日など共通点を考察

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」の綾小路と龍園は、本作に欠かせない人気キャラクターです。イケメンの二人に双子説が浮上しています。本記事は、双子だといわれる理由や噂の真相を、考察していきます。二人が関わる名シーンなども紹介するため、興味のある人はぜひチェックしてみてください。

「ようこそ実力至上主義の教室へ（よう実）」は、MF文庫Jにて2015年から刊行されたライトノベル作品です。それを原作とした漫画とアニメ版が、さらに人気を集めています。2022年10月時点で既刊23巻となっており、シリーズ累計発行部数が750万部（電子版も含む）を突破しました。

作者は衣笠彰梧先生、キャラクター原案はトモセシュンサク先生が担当しています。全寮制の高度育成高等学校が舞台となり、利害をめぐる校内の激しい闘いに、主人公が巻き込まれていく様子が描かれた物語です。

本作の主人公である綾小路清隆は、全国屈指の名門高校に入学しました。綾小路は問題児の集まりであるDクラスに配属されます。彼らはサボっても看過する同校の好待遇を利用して、自堕落な学校生活を送っていました。ところが、実際は優秀な生徒だけが、好待遇を受けられる実力主義の学校だったのです。綾小路清隆はクラスメイトと協力しながら、ひた隠しにしていた実力を発揮し、さまざまな問題を解決していきます。

• 名前：綾小路 清隆（あやのこうじ きよたか）
• 誕生日：10月20日
• 身長：176cm
• 所属：1年Dクラス→2年Dクラス

本作の主人公で、普段は目立った行動をとることもなく、クラスでも影の薄い存在です。コミュニケーションが得意なほうではありません。冷静に物事を判断できて、他人を道具としか見ていない一面もある様子です。外ハネの茶髪が特徴で、整った顔立ちをしています。周囲の人々からは平均的な能力の生徒だと思われていますが、実際は非常に高い頭脳と身体能力の持ち主です。平穏に過ごしたいために、自身の実力は隠しています。

• 名前：龍園 翔（りゅうえん かける）
• 誕生日：10月20日
• 身長：173cm
• 所属：1年Cクラス、2年Cクラス

1年Cクラスのリーダー的存在ですが、それは信頼されているからではなく、恐怖で支配しているためです。学校が与える評価（OAA）は、ただの飾りとした捉えていません。「評価だけで本当の実力は測れるものではない」と、いち早く学園の仕組みを理解する判断力がありました。他のクラスのリーダーと比較したら、かなり低いOAAですが、頭の切れや判断力などは群を抜いて優れています。

綾小路と龍園の誕生日は同じで、10月20日です。同じ誕生日に設定したのは、何か意味があるのではないかという、読者の声が上がっています。判断力に優れているところや、思考回路などが非常に似ていることからも、双子の兄弟説も浮上しているのです。

本作で綾小路が、「龍園の思考が自分と通じるものがある。だから龍園の手は読みやすい」と語っているシーンがあります。双子の兄弟でないとしても、綾小路と龍園の間には、何かしら深い関係があるのかもしれません。

綾小路と龍園が双子の兄弟と想定した場合、幼少時代に二人の接点はあったのでしょうか？同じホワイトルームで育っていたならば、綾小路が認識していたでしょう。しかし、過去に龍園が登場しているシーンはなく、ホワイトルームに入っていない可能性が高いです。そうすると、龍園は母親の元で育ったか、父親に捨てられたことになります。

龍園の性格からして、父親に孤児院などへ預けられ、自由奔放に育った説が濃厚です。しかし、公式で二人が双子と発表されたわけではないため、あくまでも考察となります。

龍園は子供の頃から、恐怖心をほぼ感じたことがありません。自分にちょっかいをかける人が現れたら、ボコボコになるまで殴り倒していました。次第に、不良のような性格となり、ボコボコに殴り合うケンカは、日常茶飯事となります。しかし、龍園がいつもケンカに勝つのではなく、大勢に囲まれてボコボコにされることもありました。

彼は、負けた相手に恐怖を抱くのではなく、どうすれば勝てるのかを考えるのです。そして、龍園はボコボコにされた相手を、全員返り討ちにします。そんな龍園に周りがひれ伏すようになりました。そのような経緯もあって、彼は「暴力を持つ人間が本物の実力者だ」という考えに至ったのです。

Cクラスのリーダーである龍園は、他のクラスにちょっかいを出して反応を見ていました。まずは最も潰しやすいDクラスに目をつけ、次にBクラス、Aクラスと工作を仕掛けていきます。しかし、想定外にDクラスがなかなか潰されません。

Dクラスには、龍園が仕掛ける策を見破り、返り討ちにまでする人物がいることを察知します。その人物を炙り出そうと、軽井沢を拉致し屋上に誘い出しました。そこに現れたのが綾小路で、龍園との初めての出会いとなります。

綾小路が龍園をボコボコにするのは、原作小説の7巻6話「交差する思い」になります。拉致された軽井沢を助けるためにやって来た綾小路は、圧倒的な運動能力で龍園をボコボコにしました。龍園はボコボコにされることに慣れているため、次回は必ずお前を負かしてやるという気持ちでいました。しかし、綾小路が自分を見つめる瞳の奥の闇を見て、彼は言いようのない「恐怖」を覚えます。

今までクラスを私物化してきた非礼を詫びるために、龍園は自主退学を希望しました。しかし、綾小路は彼の退学を阻止したのです。龍園は退学をしない代わりに、クラスのリーダーを退くことになりました。それから、彼は一人で行動をするようになったのです。おそらく、ここで龍園を脱落させるのは惜しいと、綾小路は考えたのでしょう。

勝つための執着心が凄まじく、決して努力を惜しまない姿がかっこいいです。その真っすぐな気持ちが、男らしくもあります。また、龍園が退学しようとした際、自身の残っているプライベートポイントを、クラスで分けるように言っていました。不良でがあるものの、素はいい人なのかもしれません。

龍園が自主退学を希望する際に、石崎やアルベルトも一緒についていくと言いました。しかし、龍園は彼らを退学させないように、思いとどまります。自分が退学すると、二人が道連れになるためでしょう。彼は自分の過ちを、今後は償っていこうと決心しました。この件については、綾小路が二人に何かを吹き込んでおり、思惑通りの結果となったようです。

綾小路が非常に頭の良いことは知られていますが、龍園も彼に危険視されるほど頭の回転が良いです。また、誰も気づけなかったDクラスのXの正体を、見事に綾小路だと割り出しました。「無人島0ポイント計画」では綾小路に破られたものの、龍園の柔軟性と頭の切れの良さを、垣間見ることができます。

Bクラス対Cクラスの選抜種目試験で、龍園が司令塔を務めました。その際、相手クラスに下剤を仕込み、Cクラスが勝利します。ズルい方法ですが、退学も恐れずに目的達成のため手段を選ばず決行する姿が、龍園らしいです。この件で、龍園なしでCクラスはAクラスになれないと察し、彼がリーダーへ復帰します。

龍園は暴力的で少しイカレたキャラですが、いつも勝利しているわけではないです。むしろ、敗北しているほうが多いくらいで、ボコボコにされることも日常茶飯事となります。しかし、彼がかっこいいのは、心が折れずに何度も戦いに挑むところです。100回負けても1回勝てれば良いという精神を、常に持っています。

双子の兄弟説が出ている綾小路と龍園が対決するシーンがあり、よう実史上最高に熱かったという高評価が上がっています。暴力で解説してきた龍園が、綾小路にボコボコにされている姿を見てスカッとしたという感想もありました。原作以上に面白かったという声もあります。

よう実の綾小路と龍園が双子の兄弟だとしたら、兄が綾小路で弟が龍園だと考察するファンもいます。また、双子の兄弟という事実を知ったときの、二人の驚きぶりを見たいという感想も上がっていました。双子であってほしいという声と、双子であってほしくないという声があるようです。

自分の暴力に慢心して恐れを感じない龍園に、身をもって恐怖を教える綾小路のシビれたという感想が上がっています。しかも、無表情無感情で相手をボコボコにする姿が、最高にかっこいいという声もありました。二人のそれぞれのカッコ良さに、注目しているファンが多くいます。

「ようこそ実力主義の教室へ（よう実）」の綾小路と龍園は、誕生日が同じことから双子の兄弟だという説が上がっています。また、二人の思考や非道さなど似ている部分もあり、双子説が濃厚だと読者の間で言われていました。真実はまだ明らかになっていないため、今後の展開に注目しておきましょう。