【機動戦士ガンダム 水星の魔女】シャディク・ゼネリはサリウスの養子！ミオリネとの関係は？

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のアニメ第2期が放送されて以来、5年ぶりにサンライズ制作によるアニメ「ガンダムシリーズ」の新作が放送されました。そのアニメのタイトルは、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』です。本記事では『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するシャディク・ゼネリの強さや機体、目的、ミオリネや他キャラとの関係性、アニメ声優などを紹介していきます。

• アニメタイトル：機動戦士ガンダム 水星の魔女
• 原作：矢立肇、富野由悠季
• 監督：小林寛
• シリーズ構成：大河内一楼
• アニメーション制作：サンライズ
• 放送局：毎日放送・TBS系列ほか
• 放送期間：2022年10月2日～2023年1月8日(Season1)、2023年4月～(Season2)

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』は、「ガンダムシリーズ」に属するロボットアニメです。毎日放送・TBS系列ほかにて、2022年10月2日から2023年1月8日までSeason1が放送されました。2023年4月からはSeason2の放送が予定されています。

ここでは『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のあらすじを簡単にまとめていきます。企業の宇宙進出が進んだことによって、宇宙移民者スペーシアンと地球居住者アーシアンの対立が激化する中、ヴァナディース機関のラボでは地球のオックス・アース・コーポレーションのMSガンダムが開発されていました。

しかし、デリング・レンブランがGUNDフォーマットを危険視したことにより、のちに「ヴァナディース事変」と名付けられた小惑星フロント「フォールヴァング」の襲撃が起こってしまいます。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するシャディク・ゼネリは、人型機動兵器MSの大手グラスレー社のCEOサリウスの養子であり、次世代の幹部候補でもあります。アスティカシア高等専門学園パイロット科の3年生。言動が軽妙で飄々とした態度を取る軟派な雰囲気がありますが、内面は冷徹で計算高いです。また、グエルやエランと同じ決闘部に所属しており、基本的には挑まれた決闘でしか戦いません。

水星の魔女のシャディク・ゼネリは、グエルやエランにも退けを取らない強さを誇ります。学園生活と会社での仕事を上手く両立しながら数々の実績を上げており、その優秀さは容姿端麗のみならず、経営戦略科トップの成績を収めるミオリネ・レンブランからも認められていました。では、シャディクはどの程度の強さを持つのか？ここからシャディクの能力を交え、強さの秘訣に迫りましょう。

シャディク・ゼネリは、交渉や経営・分析能力に優れています。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第7話にて、シャディクがパーティ会場で会ったミオリネ・レンブランの経営戦略科トップの成績を収めるほどの優秀さを褒めていましたが、実際にはシャディクの方が優秀で、高い結果や功績を残していました。また、本編開始の時点で、シャディクはプロスペラへの審問会の席にて、エアリアルの分析などを無駄なくおこなっています。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第9話にて、シャディク・ゼネリはミカエリスに搭乗し初戦闘シーンを見せました。集団戦闘ではパイロット科で上位の成績を持つシャディク隊のメンバーが、スレッタ側のザウォートたちを一瞬で倒しています。この戦果には、メンバーの高い戦闘能力ももちろんですが、シャディクが駆使した人選や指導力も活かされていたと考えられます。

シャディク・ゼネリは、専門外のメカニックやスポッターの基礎マニュアルを一読しただけで暗記するほど優れた頭脳を持つミオリネをも出し抜く、「先読みと行動力」を持っています。というのも、株式会社ガンダムの経営を本格的に始めようとした矢先に突然校則を変更し、ミオリネを妨害した上でミオリネ社長へ自分にもメリットのある内容の取り引きを持ち込みました。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第10話にて、シャディク・ゼネリは地球の組織との通信会話を試みていました。その人脈も駆使してスパイ活動やデリング暗殺計画を実行しています。このような人脈の広さもシャディクの優秀さを構成する一つの要素だと言えるでしょう。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の第9話では、搭乗機体であるミカエリスで脅威的な強さを見せつけたシャディク・ゼネリですが、彼の強さの本質とは、努力を積み重ねたことによって得た高い頭脳にあると考えられます。しかし、ネット上ではシャディクが物語の黒幕になるのではないかと囁かれているようです。そこで、ここからはシャディクの目的や黒幕説について詳しく見ていきましょう。

シャディク・ゼネリの目的、それはMS産業最大手のベネリット社を頂点とする巨大複合企業体「ベネリットグループ」の解体です。シャディクはベネリットグループの重鎮たちの間で進められていたデリング抹殺計画に乗じてベネリットグループの解体計画を推し進めようとしました。そして、その計画を実行すべく地球のテロリストグループ「フォルドの夜明け」にデリング暗殺を依頼します。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の物語開始時点では、デリングやプロスペラが黒幕的な存在となっていましたが、シャディクまでもデリング暗殺計画を推し進めるようになったため、シャディクもまたプロスぺラとの繋がりを持っている可能性が浮上しました。ヴァナディース事変後、プロスペラはエリクトやルブリスとともに水星へ逃げ延びています。

そして、地球と水星を往復する生活を送るようになり、その中で出会ったナジと、互いの目的のために何かしらの取り引きや契約を結んでいる可能性が十分に考えられます。また、シャディクもサリウスの右腕として働いてきたため、プロスペラに接触して取り引きを持ち掛けていても不思議ではありません。

第10話の終盤でプロスペラがプラント・クエタに到着していた状況も深く関係している可能性もあります。つまり、シャディクはプロスペラにデリングを殺害させ、その後にプロスペラを殺害することが依頼内容の本質だったということです。もしこの計画が成功した場合、デリングやプロスペラを殺害したシャディクこそが真の黒幕という立ち位置になります。

シャディクは二カを連絡係として使い、スパイ行為までさせたことによりスレッタやエアリアルの情報を得ています。そのため、ディランザソルやガンダムシュバルゼッテと一緒に発表された新型ガンダムのガンプラを基に新型ガンダムの開発を始めている可能性が高いです。そして、この機体こそがシャディクの新機体となるかもしれません。

前述した通りシャディクはニカにスパイをさせていましたが、その理由はシンプルに「ニカがスパイに適任だったから」だと考えられます。もし、ニカにもシャディク自身が納得できるほどの操縦能力があればシャディク隊のメンバーに加入させている可能性が高いです。

しかし、ニカは操縦よりも整備などの技術系に優れている上、メカニック科に在籍しています。さらに、スレッタとも仲良しです。これらを踏まえ、シャディクはスレッタたちへのスパイ行為はニカが適任だと捉えたと考えられます。シャディクにスパイ役を頼まれたニカは納得いかない様子ですが、ナジがシャディクと契約関係にある以上、逆らえないと考えているのかもしれません。

シャディク・ゼネリはグラスレー寮の女性パイロットたちと組んだ団体戦では無敗を誇り、決闘賭博のオッズナンバー1に位列されるなど、パイロットとしての実力も高いです。では、シャディクと関わりのあるキャラには誰がいるのか？そこで、ここからシャディク・ゼネリとミオリネ・レンブラン、スレッタ・マーキュリー、サリウス・ゼネリ、グエル・ジェターク、エラン・ケレスとの関係性を紹介していきます。

ミオリネ・レンブランは、ベネリットグループ総帥デリング・レンブランの娘です。アスティカシア高等専門学園経営戦略科の2年生。搭乗機体はガンダム・エアリアルとモビルクラフトです。気が強く、自分の運命を他人に決められることを嫌うため、父のデリングを「クソ親父」と憎悪しています。

また、御三家の子息や緑者たちのこともデリングに近づく目的で接触してくるとして警戒しています。シャディクとは幼馴染で、彼と経営学について互角に論じられる唯一の存在です。シャディクはミオリネの人柄と才能に惹かれ、1人の女性として愛していましたが、「自分がミオリネと結ばれるのは難しい」と半ば諦めています。

一方、ミオリネはシャディクの才能を高く評価しているものの、彼の野心的な性格を警戒していました。また、ミオリネにはホルダーや同じ学園の生徒と結婚したくない気持ちがあったため、シャディクにたびたび好意を打ち明けられているものの、全く信じていませんでした。

スレッタ・マーキュリーは、本作の主人公です。アスティカシア高等専門学園パイロット科2年生。搭乗機体はガンダム・エアリアル、ガンダム・エアリアル(改修型)です。母プロスペラが経営するシン・セー社の推薦を受け、ぺビ・コロンボ23から編入してきています。同年代の子供がいない環境下で大人たちに冷遇されてきたため、学園内ではコミュ障気味です。

ただ、幼少期からエアリアルを駆って危険な任務や作業をこなしてきたため、パイロットとして卓越した技術を持っています。編入後はシャディクが思いを寄せるミオリネを侮辱したグエルと決闘し、自ら持ち込んだシン・セー社製MS「XVX-016 ガンダム・エアリアル」の高い性能もあってグエルを一蹴する活躍を見せました。また、母プロスペラの言葉である「逃げればひとつ、進めば二つ」の信念を持っています。

サリウス・ゼネリは、グラスレー社のCEOであり、シャディクの養父でもあります。デリング以上のガンダム排斥主義者であるため、ガンダム禁止の方針を緩めつつあるデリングに不信感を抱いています。車椅子や杖、生命維持用の器具が欠かせない体になっているため、自身の後継者足りえる存在としてシャディクに期待を寄せていました。エアリアルの騒動後は、養子のシャディクに命じて学園内に監視の根を伸ばしています。

グエル・ジェタークは、ベネリットグループ内の御三家の1つであるジュターク社の御曹司です。アスティカシア高等専門学園パイロット科3年生。搭乗機体はMD-0032G ディランザ グエル専用機とダリルバルデ、デスルターです。学園内屈指のMSパイロットで、パイロットおよび決闘者としては真摯で公正な一面があります。

また、決闘委員会の筆頭であるため、その顔役であるシャディクとは面識がありました。当初、父親のヴィムには従順でしたが、機体や戦場に細工してまでスレッタとの決闘に勝利しようとする父親に反発しています。地球寮対グラスレー寮の決闘中に退学とジュターク系列子会社への就職を言い渡されていますが、退学後にヴィムやラウダたちに黙って行方をくらましました。

エラン・ケレスは、ベネリットグループ内の御三家の1つであるペイル社が擁立する天才肌の少年です。アスティカシア高等専門学園パイロット科3年生。搭乗機体はガンダム・ファラクトとザウォートです。グエル・ジェタークに匹敵する学園内屈指のMSパイロットで、学園では人間嫌いな孤高の人物とされています。物語が進むにつれてオリジナルと同じ容姿と声を持つ強化人士であることが明かされました。

水星の魔女のシャディク・ゼネリの声を務めた安易芽声優は、『鉄血のオルフェンズ』のビト―役やザック役を担当された経歴を持ち、声優を志したきっかけも『ガンダムW』の主人公ヒイロ役を演じた緑川光さんの声に憧れたためとされているなど、ガンダム作品とは非常に縁の深い声優です。そこで、ここからはシャディク・ゼネリの声を務めたアニメ声優のプロフィールや演じた作品を見ていきましょう。

• 声優名：古川慎(ふるかわまこと)
• 愛称：まこにゃん、まこっちゃん、まこらどん、マコト氏、まーぼー、クシャスマ、どんちゃん
• 出生地：熊本県
• 生年月日：1989年9月29日(33歳)
• 職業：声優、歌手
• 活動期間(声優)：2011年
• 活動ジャンル(声優)：アニメ、ゲーム、吹き替え
• 所属事務所：トイズファクトリー
• 趣味：雑貨屋巡り、神社や寺などのパワースポット巡り

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するシャディク・ゼネリの声を務めたのは、レコード会社・芸能事務所「トイズファクトリー」所属し、声優・歌手として活動している古川慎(ふるかわまこと)さんです。古川慎さんは、2011年に『武装中学生』の吉野サトシ役で声優デビューを果たしています。2013年には『ゴールデンタイム』の多田万里役でアニメ初主演を飾りました。

• 2013年～：ガイストクラッシャー(シレン・クォーツハート 役)
• 2013年～：ゴールデンタイム(多田万里 役)
• 2014年～：精霊使いの剣舞(カゼハヤ・カミト 役)
• 2015年～：機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(ビトー、ザック・ロウ 役)
• 2015年～：ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ミアハ 役)
• 2015年～：ミカグラ学園組曲(湊川貞松 役)
• 2015年～：ワンパンマン(サイタマ 役)
• 2016年～：orange(須和弘人 役)

• 2016年～：タブー・タトゥー(赤塚正義 役)
• 2016年～：デジモンユニバース アプリモンスターズ(大空勇仁 役)
• 2017年～：Fate/Apocrypha(赤のライダー / アキレウス 役)
• 2017年～：TSUKIPRO THE ANIMATION(神楽坂宗司 役)
• 2018年～：BANANA FISH(ショーター・ウォン 役)
• 2018年～：アイドルマスター SideM 理由あってMini!(アスラン＝ベルゼビュートII世 役)
• 2018年～：転生したらスライムだった件(ベニマル 役)
• 2019年～：かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜(白銀御行 役)

ここまで『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するシャディク・ゼネリについて、強さ・能力や目的、ミオリネや他キャラとの関係性、アニメ声優などの情報を交えて紹介してきました。では、最後にシャディク・ゼネリに関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。どうやらネット上では、シャディクの機体や声優、ミオリネとの関係性に関する声があがっているようです。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するシャディク・ゼネリとミオリネに関する声があがっています。どうやらこの方は、シャディクとミオリネの関係性に注目しているようです。感想では「ミオリネの気持ちまでは全然考えてない」と言われているのですが、これはミオリネに対する思いやりの心がシャディクに足りなかった要素だということなのでしょうか？

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するシャディク・ゼネリの機体に関する声があがっています。どうやらこの方は、シャディクの機体がなぜ不人気なのか気になっているようです。他の感想では機体が欲しくない理由として、シャディクのキャラクター性が苦手だという理由があげられています。

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するシャディク・ゼネリの声優に関する声があがっています。どうやらこの方は、シャディクの声を務めた声優・古川慎さんのことを高く評価されているようです。湿度高い男を演じるのが上手い声優と評価されているため、これを機に声優・古川慎さんが演じたキャラをチェックしてみると良いかもしれません。

本記事では『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に登場するサリウスの養子、シャディク・ゼネリの強さ・能力や搭乗機体、担当声優、ミオリネや他キャラとの関係をまとめてきました。シャディクはガンダムへの執着をまだ捨てていないと考えられるため、心の底からガンダムを否定および危険視している義父(サリウス)には、秘密裏に新型ガンダムの開発および製造を進めている可能性が高いです。

では、どうやってサリウスから阻まれずに新型ガンダムを完成させるのかと疑問を抱く方もいるかもしれません。しかし、その辺に関してはプロスぺラやペイル社のCEOたちと同じように上手くごまかし通せば問題ないはずです。このようにシャディクはアニメ第1クール終盤から危ない橋を渡り始めています。今後もシャディクの動向に注目しておきましょう。