【東京卍リベンジャーズ】タケミチ(花垣武道)は闇堕ちする?原因・理由を考察

「東京卍リベンジャーズ」では、タケミチこと花垣武道も闇落ちするという憶測も浮上しています。その理由は、最終章にてある人物の死を目の当たりにした際、タケミチに異変が見られたことから闇落ち説が生まれました。本文では、「東京卍リベンジャーズ(東リベ)」から、タケミチ(花垣武道)は闇落ちしたのか、闇落ちの原因や理由、闇落ち説が浮上したシーンについて、ネタバレ考察しました。

【東京卍リベンジャーズ】タケミチ(花垣武道)は闇堕ちする?原因・理由を考察のイメージ

目次

  1. タケミチとは?
  2. タケミチが闇落ちしたと言われる理由・原因を考察
  3. タケミチの名言や名シーン
  4. タケミチが嫌われている理由
  5. タケミチが覚醒したシーンとは?未来視とは?
  6. タケミチや他のキャラは最終回でどうなった?
  7. タケミチに関する感想や評価
  8. タケミチの闇落ちまとめ

タケミチとは?

「東リベ」のタケミチの闇落ち説を考察・イメージ画像

「東京卍リベンジャーズ」の最終章では、マイキーの闇落ちの原因である黒い衝動の正体が明かされ、タケミチと壮絶な戦いが繰り広げられました。しかし、一部ではタケミチの闇落ち説もささやかれ、あるシーンでのタケミチの異変から浮上しました。以下では、「東京卍リベンジャーズ(東リベ)」から、花垣武道(タケミチ)が闇落ちしたと言われる理由や原因、闇落ちしたと指摘されるシーンなどを、ネタバレ考察しました。

東京リベンジャーズ(東リベ)の作品情報

和久井健先生の人気作「東京卍リベンジャーズ」は、2017年に「週刊少年マガジン」にて連載が開始されたヤンキー漫画で、2022年11月に最終回を迎えました。単行本は2022年11月時点で計30巻が刊行、累計発行部数は2023年1月時点で7000万部を突破しました。また、2022年7月からは、「マガジンポケット」にてスピンオフ漫画の連載が開始され、場地圭介と松野千冬の出会いから別れを描いています。

東京リベンジャーズ(東リベ)の概要

「東リベ」「東卍」の略称で親しまれる「東京卍リベンジャーズ」は、2021年からメディアミックスも行われ、テレビアニメや実写映画・舞台化が行われています。アニメ版は、2023年1月より第2期が放送され、原作漫画の聖夜決戦までが映像化されました。一方、実写映画版では、血のハロウィン編を映像化し、2部構成で制作されました。公開日は、前編「運命」は2023年4月21日、後編「決戦」は同年6月30日の予定です。

東京リベンジャーズ(東リベ)のあらすじ

2017年、フリーターで生計を立てる花垣武道・26歳は、かつての恋人・橘日向とその弟が犯罪組織・東京卍會に殺害されるニュースを聞きます。翌日、タケミチは電車が迫る駅のホームに突き落とされ、気が付くと自身の全盛期だった中学時代にタイムリープしました。過去に戻れる能力を自覚したタケミチは、未来(現在)でのヒナの死の回避するべく、己の人生のリベンジもかけて、東京卍會での成り上がりを目指します。

タケミチ(花垣武道)のプロフィール

「東リベ」の主人公で、あだ名は「タケミっち」、プロフィールは1991年6月25日生まれ、身長は165cm、愛車はCB250T(バブ)です。毎日頭を下げる冴えない人生を送っていたものの、中学時代に交際していた日向(ヒナ)の死や、自身も殺されかけたことを機に、タイムリープ能力が発動します。喧嘩の実力は非常に弱く、喧嘩のたびにボロボロになりながらも、ヒナや仲間を思う強い精神力を糧に強者の不良たちに拳を振るいます。

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タケミチが闇落ちしたと言われる理由・原因を考察

タケミチが闇落ちしたと言われる理由や原因をネタバレ考察・イメージ画像

東リベで闇落ちしたキャラといえば、最終章のキーパーソンであるマイキーこと佐野万次郎を思い浮かべるでしょう。一方、東リベ・最終章では主人公・花垣武道も闇落ちしたと推測される描写があり、様々な憶測が飛び交っています。以下では、「東京卍リベンジャーズ(東リベ)」から、タケミチが闇落ちしたと言われる理由や原因、タケミチの闇落ちと言われたシーンについて、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

考察①プレッシャーと戦っていたタケミチ

タイムリープ能力を自覚し、最悪の未来(現在)を変えるために過去のやり直しをはじめたタケミチ(花垣武道)でしたが、その道のりは想像を絶する過酷なものでした。未来に戻っても別のパターンでヒナの死が訪れたり、時には東卍の仲間の壮絶な死にも直面しました。また、ある時には命がけの戦いを繰り広げ、明るい未来につながる勝利を勝ち取っても、未来に戻ると予想だにしない最悪な結末が訪れてしまうことの繰り返しでした。

終わりの見えないゴールに心が折れそうにもなるも、タケミチは決してあきらめず、自身の強みである精神面の強さを武器に戦います。そして、関東事変の終決をきっかけにヒナの生存ルートを確実にし、タケミチの目的はようやく果たされたと思われました。しかし、マイキーこと佐野万次郎に関しては、タケミチが現在に戻るたびに闇落ちを繰り返し、その度に犯罪組織のトップとして君臨していました。

未来のマイキーは、ヒナだけでなく、かつての東京卍會のメンバーたちの死にも関与しており、その理由や原因は彼の内にくすぶる「黒い衝動」と判明します。黒い衝動とは、マイキー自身が制御できない殺人衝動や破壊衝動のようなもので、マイキーのもう1人の人格とも表現されています。黒い衝動が現れると別人のようなマイキーが現れ、相手を容赦なく痛めつけ、時には相手を死なせかねない暴れぶりをみせています。

一方、黒い衝動は抑えることも可能で、兄・真一郎や妹・エマ、場地圭介の存在が黒い衝動の抑止力になっていました。しかし、3人の死によってマイキー衝動を抑える存在がなくなってしまい、マイキーの闇落ちを引き起こしました。タケミチが何度タイムリープしても最悪な未来になる理由は、このマイキーの黒い衝動にありました。そこで、次はマイキーを闇落ちから解放するべく、マイキーとの対立を決意します。

考察②最終章でドラケンが死亡

ヒナの死を回避したことで、未来(現在)ではタケミチ・ヒナの結婚が予定されていました。しかし、マイキーだけは最悪な未来から逃れることができず、タケミチは高校時代の2008年にタイムリープします。その世界線でのマイキーはすでに黒い衝動に支配されており、彼の変貌ぶりは長年の相棒・龍宮寺堅(ドラケン)を失望させました。そして、東京卍會の解散を機にマイキー・ドラケンは決別しています。

その後、六波羅探題に不審な動きがあると聞いたドラケンは、タケミチの身を危ぶみ、彼の元へ急ぎます。一方、タケミチは瓦城千咒と遊園地デートを楽しんでいました。今回のタイムリープで未来視に目覚めたタケミチは、瓦城千咒の死を見ており、六波羅探題の襲撃によって未来視が現実になります。しかし、死んだのは瓦城千咒ではなく、六波羅探題について知らせにきたドラケンの方でした。

あらかじめこの事件を予知していたタケミチは、瓦城千咒を庇うように出るも2人をドラケンが庇ったことで、タケミチと千咒は事なきを得ました。しかし、銃弾を受けたドラケンは致命傷を負ってしまい、結果的にドラケンの死という想定外の結末を迎えることになりました。過去をやり直すたびに、ドラケンもマイキーに殺害され、死刑囚として収監されるなど最悪な未来(現在)が待っていました。

しかし、関東事変を終結させたことで、ヒナや他の仲間たちの未来も明るいものになり、ドラケンはバイクショップを営んでいました。ヒナたちの生存ルートを獲得し、残りはマイキーだけになった矢先、ドラケンを失ったことは、タケミチにとっても大きな痛手となったでしょう。

考察③タケミチの目がおかしくなる

ドラケンの死後、タケミチの目に異変が生じる・イメージ画像

過去のトラウマを克服し、仲間たちを生存ルートに導いたものの、ここにきてドラケンの死を迎えたことは、タケミチの努力が水の泡になったことでしょう。ヒナだけでなく、東卍の仲間の未来も救うことを目指してタイムリープを繰り返してきたものの、タケミチの精神はその度に大ダメージを負っていることが推測され、いつ心が壊れてもおかしくない状況にありました。

そして、2008年の世界線で新たに発生したドラケンの死は、傍から見てもタケミチの異変を察することができました。そばにいた千咒に声をかけられても、まともに答えることができず、何かが切れたような目の動きもおかしくなりました。このシーンこそ、花垣武道が闇落ちしたと言われる理由であり、タケミチの最強のメンタルもついに壊れてしまったでしょう。

また、このシーンからは、誰かを救うためには同時に誰かを犠牲にしなければならない、現実の厳しさを突きつけられたとも解釈できます。もし、自分がタイムリープをしなければ、ドラケンが死ぬことがなかったとも考えていたでしょう。一時は、精神的ダメージを受けたタケミチでしたが、その後は何とか立ち上がり、ドラケンの死を無駄にしないためにも、マイキーとの決戦に挑みました。

仮にタケミチが闇落ちした場合、未来(現在)では、ヒナだけでなくタケミチも救われない結末が待っていたと考えられます。また、最悪のパターンとしてタケミチとマイキーの死も予想され、タケミチの闇落ちは「東リベ」にとっても避けたかった展開でしょう。

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タケミチの名言や名シーン

東リベのタケミチの名言や名セリフの紹介・イメージ画像

ストーリー序盤では、不良漫画の主人公らしからぬ喧嘩の弱さから、どこか頼りない印象の強かったタケミチですが、メンタルでは一番の強さと言えるでしょう。どんなに喧嘩強くても、自身の弱さに耐え切れず闇落ちしたり、道を踏み外す者がいる中、タケミチだけはどんな苦境に立たされても前を向き続けました。以下では、「東京卍リベンジャーズ」から、花垣武道の名言や名シーンを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

タケミチの名言①「その手を離せ…」

花垣武道の名言1つ目は、ドラケンとの一触即発の事態の中、ヒナを守るために男気を見せるタケミチのかっこいい名セリフ・名シーンです。キヨマサへ正面から立ち向かう姿をマイキー・ドラケンに気に入られ、翌日には授業中のタケミチの元へ2人が遊びに来ます。校内が騒然となる中、タケミチは2人に連れ去られそうになるも、噂を聞いたヒナが3人のもとへ駆けつけ、マイキーへ平手打ちをし抗議します。

その後、ドラケンに腕を掴まれてしまい、危機的状況が予感された矢先、タケミチは正面から立ち向かい、ヒナを取り戻そうとします。実は、この騒動はタケミチの度胸を試すために2人がわざとやったことであり、ますますタケミチは気に入られます。一方のヒナもマイキーへ謝罪、両者の和解によって騒動は丸く収まりました。

その手を、離せ…。その手ぇ離せって言ってんだよ!バカヤロー!

タケミチの名言②「オレが逃げたら…」

花垣武道の名言2つ目は、東京卍會と愛美愛主との8・3抗争にて、キヨマサに刺されたドラケンを背負いながら、自身のトラウマに向き合う決意の名セリフ・名シーンです。タケミチの奮闘により東卍の内部抗争が防がれ、ドラケンの死が免れました。しかし、ドラケンの死は完全に回避されておらず、半間修二率いる愛美愛主との抗争という新たなシナリオが生まれました。

そこには、タケミチにとっても因縁の相手であるキヨマサが愛美愛主側についており、刃物を持っていました。騒ぎを聞きつけた東卍のメンバーが次々と駆け付け、夏祭りの夜に大規模が抗争が勃発します。幹部クラスが圧倒的な強さを見せる中、ドラケンがキヨマサの刀に刺される事件が起きます。自身も、戦いが始まってすぐにキヨマサに手を貫通させられるも、最悪な未来を回避するために圧倒的な精神力を見せつけます。

お互いに重傷を負い、ふらふらになりながら逃げるタケミチ・ドラケンの前に、愛美愛主が立ちふさがるも、溝中五人衆が駆け付けたことで事なきを得、病院へ運び込まれます。一時は心肺停止に陥りながらもドラケンは一命を取り留め、タケミチのミッションは成功しました。「東京卍リベンジャーズ」の中で緊迫したシーンでもあり、タケミチの成果が目に見えた形で現れたでしょう。

オレが逃げたら ここで終わりだ ドラケン君 勇気をありがとう

タケミチの名言③「ダサくていい…」

花垣武道の3つ目の名言は、8・3抗争にて、自身のトラウマであり、因縁の相手であるキヨマサを初めて倒した、タケミチの名セリフ。名シーンです。キヨマサへの敗北をきっかけに、底辺の人生を送っていたタケミチでしたが、タイムリープをきっかけに、自身の弱さに向き合うことを決意します。最初こそ、キヨマサを恐れて逃げていたものの、自分を変えるという強い意志を武器に、格上のキヨマサに戦いを挑みます。

喧嘩の強さは、まだまだキヨマサには及ばず、開始早々、手を刀で刺される重傷を負わされるも、タケミチはひるみません。未来(現代)での最悪な結末を知っているからこそ、今ここで立ち止まるわけにいかない、タケミチの精神力の強さがうかがえる名シーンでもあります。

ダサくていい みっともなくていい!! マイキーくんになれなくったっていい!! オレはッッ  花垣武道だ!!!

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タケミチが嫌われている理由

タケミチが嫌われている理由を考察・イメージ画像

ヒナや仲間たちの未来を変えるため、タイムリープを繰り返しながら戦い続けるタケミチの姿は、人生を力強く生きるための勇気をもらえるでしょう。自身の人生のリベンジもかけて、過去の世界で奮闘するタケミチですが、一部では様々な理由からタケミチが嫌いとの声も見られます。以下では、「東京卍リベンジャーズ」から、花垣武道(タケミチ)が嫌われている理由について、2つの視点から考察しました。

嫌われている理由①弱すぎる

自身の全盛期であった中学時代には、溝中五人衆のナンバー2・切込み隊長として活躍したものの、キヨマサへの敗北をきっかけに、タケミチの人生は転落します。大人になってからは、恥ずかしさも相まって喧嘩にしり込みするような情けない性格になり、喧嘩も決して強くはありませんでした。東京卍會加入後も、喧嘩の強さは幹部クラスより劣り、メンバーの中で最弱と評されています。

このように、ヤンキー漫画の主人公でありながら喧嘩が弱く、かつ情けない一面が、一部の読者から嫌われている理由に挙げられるでしょう。しかし、タケミチは決して弱いわけでなく、これまでの人生から自分は弱いと思い込んでいたことが原因でした。キヨマサに対する恐怖やトラウマ、社会人になってからも、仕事でミスをしては上司に謝罪する日々を繰り返し、自分自身を肯定できずにいました。

その後、タイムリープ能力に目覚めて過去に戻ってからは、弱い自分から脱却するように戦いに明け暮れます。そして、因縁の相手であるキヨマサへの勝利がタケミチの自信につながり、少しずつ本来の力を発揮していきました。関東事変では、イザナに次ぐ強さを誇る喧嘩屋・鶴蝶と対戦し、殴られ続けても倒れないタフさを見せつけました。

嫌われている理由②行動が遅い

タケミチが嫌いと言われる理由には、要領の悪さや頭の悪さもあげられ、時にはタケミチの行動が遅れたために、最悪な結果が訪れることもありました。また、現在から過去にやってきた経緯から、タケミチは自分1人で何とかしようと奔走するも、空回りしたり、時には敵から仕打ちを受けるなど、散々な目に遭うこともしばしばです。

読者目線でみれば、タケミチがもう少し早く行動していれば、面倒ごとを回避できたのに、など思いつきでの行動も読者を苛立たせてしまったでしょう。また、タケミチが嫌いとの理由には、他キャラに比べてキャラデザが冴えない、マイキーに気に入られている点が嫌などの別の理由もあげられ、読者の評価が大きく分かれました。

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タケミチが覚醒したシーンとは?未来視とは?

タケミチの覚醒シーンや未来視について考察・イメージ画像

タケミチの喧嘩は、突出して強いわけでなく、東京卍會の中ではひらメンバーと同レベルと推測されました。しかし、ここぞという時には計り知れない強さを見せつけ、敵対するチームを震撼させたこともあり、タケミチの覚醒と呼ばれています。以下では、「東京卍リベンジャーズ(東卍)」から花垣武道(タケミチ)の覚醒シーンや、最終章で発現した未来視の能力について、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

タケミチが覚醒したシーン

東リベの花垣武道といえば、序盤では、不良漫画の主人公らしからぬ喧嘩の下手さや、格上の相手にしり込みする弱々しい姿が目立っていたでしょう。しかし、タケミチが本当の意味で喧嘩が弱いとは言い切れず、敵の不意打ちやタケミチ自身に戦意がないなど、明確な敗北こそありませんでした。また、明らかに敵わない相手だと分かったうえで戦いに挑み、仲間を守るという強い意志で敵に膝を着かせる快挙も見せました。

そして、タケミチの強さがもっとも発揮されたシーンといえば、東リベ28巻245話の対鶴蝶戦でしょう。マイキーを黒い衝動から解放するべく、二代目東京卍會総長として立ち上がったタケミチは、関東卍會に戦いを挑みます。最初の相手は、かつて天竺のナンバー2を務め、関東卍會では幹部格になった幼馴染・鶴蝶であり、リードを許してしまいます。

強烈なパンチが容赦なく打ち続けられてもタケミチはそれらに耐え抜き、決して倒れることはありません。そして反撃を開始すると、今まで見せたことのない強さを見せつけ、鶴蝶に勝ちます。このシーンは花垣武道の覚醒シーンと呼ばれ、「自分は弱い」という殻を打ち破り、本来の強さを取り戻しました。並みの人間では歯が戦い鶴蝶への勝利は、味方を歓喜させると同時に、敵対陣営を驚かせました。

そして、たった1つの東卍をかけた抗争は最終決戦に突入し、総長同士の戦いに突入します。過去には自分はマイキーにはなれないと考えていたものの、覚醒した今は「覚悟を決めたらマイキーに届く」と、自信をつけました。覚醒したタケミチに恐れるものはなく、無敵のマイキーに対しても渾身の一撃を食らわせ、殴り飛ばすという強さを見せつけました。

このように、最終章にてタケミチが急激に強くなった背景には、過去のトラウマを克服したことで、本来の力を取り戻したためと考えられます。一方、タケミチは、最終決戦の前に未来視にも目覚め、無意識に発動される未来視も巧みに利用し、相手の攻撃をかわすことができたことも、彼の強さに拍車をかけていたでしょう。

タケミチの未来視の能力とは?

東リベの最終章で登場したタケミチの未来視の能力は、そう遠くない出来事を予知する能力であり、最終決戦では、少し先の未来まで見えるほど進化しました。未来視は、タケミチの意思では見えず、何かのタイミングで能力が発動しています。未来視が初めて描かれたのは、瓦城千咒との買い物がひと段落した際、「バチン」という電撃音と共に、雨に打たれながら血まみれになって倒れる瓦城千咒の姿が見えました。

この光景は、タケミチも遭遇した覚えはなく、気が付くといつもの光景に戻っており、瓦城千咒とも別れました。また、ドラケンの家を訪ねた際、エレベーターのボタンを押した際にも未来視が発動し、今度は自身が血まみれになる光景が見えます。この未来視は、風俗嬢に誤ってトマトジュースをかけられる場面の予知と判明します。

タケミチの未来視は、千咒・ドラケンとの例では数十分後の出来事でしたが、最終決戦では少し先の未来まで見えるようになりました。そのきっかけは、決戦の舞台に敷かれた線路に触ったことで未来視が発動されました。内容は、東京卍會のメンバーが三途春千夜によって皆殺しにされる、これまでにない恐ろしいものでした。

これまでも過去をやり直すたびに最悪の結末を見てきたものの、最後のタイムリープで開花した未来視は、タケミチを有利にします。限られた人物しか防げなかったマイキーの蹴りを回避したり、春千夜の刀での攻撃をかわすなど、未来視を駆使して戦います。また、決戦では敵対関係にあった鶴蝶と手を組み、未来視で知った春千夜の暴走や最悪な結末を避けることに成功します。

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タケミチや他のキャラは最終回でどうなった?

タケミチや他キャラの最終回を考察・イメージ画像

東リベの最終回は、ファンの間でも賛否両論が飛び交い、最終決戦から最終話までの流れの早さから、一部では打ち切り終了説も浮上しました。しかし、新たな世界線で終える結末は、作者・和久井先生が早い段階から練っていた構想であり、打ち切り説は否定されています。以下では、「東京卍リベンジャーズ」の最終回から、花垣武道やマイキーをはじめとする他キャラのその後について、あらすじネタバレ紹介します。

最終回でのタケミチはヒナと結婚

「東卍」の称号をかけて、二代目東京卍會と関東卍會が激突した最終決戦は、総長同士の戦いに突入します。黒い衝動に任せて戦うマイキーは、近くに落ちていた刀を拾い上げ、タケミチに突き刺して殺害します。死の直前、タケミチは最後の言葉と自身のタイムリープ能力をマイキーに託し、息を引き取ります。マイキーの涙がタケミチの手にかかった瞬間、2人は小学生だった1998年にタイムリープします。

お互いに未来の記憶を持つ2人は、未来を変えるリベンジを決意し、過去をやり直します。そして、東京卍會の全国制覇を機にチームは解散します。最終回は、2017年に突入し、タケミチ・ヒナの結婚を仲間たちがお祝いするシーンで締めくくられました。

最終回でのその他メンバー

「東京卍リベンジャーズ」の最終回では、東卍のメンバーのその後も描かれています。マイキーはオートレーサーとなり、彼のメカニックは相棒のドラケンが務めています。一方、マイキーチームのスポンサーには、TK&KOグループの会長と副会長のココ・稀咲が付いています。三ツ谷隆は、特技を生かしてファッションデザイナーとなり、弟分・柴八戒はモデルとして世界を飛び回っています。

松野はペットショップの社長になり、馬地・羽宮一が社員として働いています。林田春樹は不動産会社の社長で、林良平が側近としてついています。その他メンバーは、兄妹ユーチューバーや、恵まれない子供たちを支援するNPO法人としての活動、お店の経営などに携わり、充実した人生を送っています。

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タケミチに関する感想や評価

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タケミチのタイムリープは、決して順調ではなく、未来(現代)に戻るたびに最悪な結末に遭っていました。過去では命の危険も冒しながら戦いに勝利しても、未来では必ず誰かが犠牲になってしまい、タケミチが闇落ちしてもおかしくなかったでしょう。しかし、タケミチの強い意志が自身の闇落ちを遠ざけていたとも言えるでしょう。以下では、東リベ・花垣武道(タケミチ)に関する感想や評価を紹介します。

感想1:タケミチの闇落ちパターンを考察

東京卍リベンジャーズの最終回では、すべてのキャラがハッピーエンドを迎えましたが、ファンの間ではタケミチの闇落ちを考察した内容も投稿されています。過去に戻るたびに過酷な展開に巻き込まれていったタケミチは、いつ闇落ちしてもおかしくない状態でした。また、タケミチが闇落ちしたら、未来では反社会組織を立ち上げているとの意見も多く見られ、タケミチの結末にも注目が集まりました。

感想2:仲間の死がタケミチの闇落ちにつながる

東リベ・最終章で描かれたドラケンの死は、タケミチの闇落ち説が生まれるきっかけとなり、タケミチにも異変が見られました。タイムリープによって誰かが犠牲になる展開は、タケミチを闇落ちさせるためとも言われ、最終回あたりでキャラの生き返りを望む声も寄せられています。万が一、死んだ仲間が生き返ることのない展開だったら、タケミチも闇落ちしてしまうとの心配の声も見られます。

感想3:タケミチが仲間に救出される展開を期待

「東京卍リベンジャーズ」の最終回は、ファンの間で賛否両論が飛び交い、一部ではタケミチの闇落ちを見てみたかったとの感想も見られます。また、タケミチの闇落ちを受け、今度は仲間たちがタケミチの救出に奔走する展開も見たかったとの意見も寄せられています。主人公の闇落ちは、タケミチにとっても最悪な結末である一方、そこからハッピーエンドに導く展開も、また面白いでしょう。

感想4:タケミチの目の描写が気になる

東リベ・最終章は、全体的にシリアスな描写が多く、ドラケンを失ったタケミチもこれまでとは異なる雰囲気を醸し出しています。読者からは、参天戦争の頃のタケミチの目の異変に気が付き、闇落ちするフラグとも考えられています。作中では、明確な闇落ちこそ見られなかったものの、明らかに闇落ちしてもおかしくない状況はいくつもあり、タケミチも闇落ちしかけていたと考えられるでしょう。

感想5:闇落ちしないことに驚き

東京卍リベンジャーズ(東卍)では、タケミチにとっても精神的に辛い展開が多く、何かのきっかけや理由によって闇落ちしてもおかしくないと言われています。しかし、タケミチは闇落ちこそしかけたものの、完全な闇落ちには至っておらず、ヒナをはじめ仲間の支えによって持ちこたえました。ファンからは、タケミチの強靭なメンタルや、闇落ちせずにいることがすごいとの賞賛の声も寄せられています。

感想6:タケミチの心が折れそう

ファンの間では、タケミチの闇落ち説が濃厚ですが、一部では心が折れてしまうなど心配の声も見られました。ヒナや仲間たちの未来を変える目的をもってタイムリープするも、過去の奮闘が必ず未来に反映されるとは限りません。時には、予想を上回る最悪な展開にも遭遇し、普通の人であれば心が折れてしまいそうでしょう。しかし、どんな困難にも負けない精神力が、タケミチの心を支え、闇落ちを阻止しているでしょう。

感想7:ヒナの存在が闇落ちを回避していた

タケミチが闇落ちしない理由についても考察されており、恋人のヒナの存在が闇落ちを防いでいる、ヒナがいる限り最悪な結末は起きないとの意見も見られます。また、マイキーにとっては、タケミチがその役目を担っているとも言われています。2人のタイムリープによって新たな世界線が到来した経緯からも、タケミチ・マイキーは、「東京卍リベンジャーズ(東リベ)」において切っても切れない関係にあるでしょう。

感想8:作者の覚悟を感じた最終回

「東京卍リベンジャーズ(東リベ)」の最終回は、タケミチ・ヒナの結婚を登場キャラ全員が祝福する、ハッピーエンドでした。最終回に関しては厳しい意見も多く見られるも、1人も死なせず幸せな未来に到達するタケミチの目的が達成された瞬間となりました。また、すべてのキャラにハッピーな結末を用意した作者・和久井健先生の覚悟を感じたとの感想も見られます。

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タケミチの闇落ちまとめ

タケミチの闇落ちまとめ・イメージ画像

東京卍リベンジャーズの花垣武道が闇落ちしたと言われる理由やシーンなどを、あらすじを交えながらネタバレ紹介しました。最終章でのドラケンの死を受け、タケミチの闇落ち説が浮上したものの、大切な人を救うという目的意識が、タケミチを闇落ちから回避させたでしょう。また、最終回に至るまで壮絶な経験をしていながら、闇落ちしなかったことが不思議だとの声も見られ、タケミチの計り知れない強さを感じさせるでしょう。

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