【チェンソーマン】宇宙飛行士のシーンを考察!闇の悪魔登場時のカエルの意味は?

こちらの記事では、『チェンソーマン』に登場する宇宙飛行士のシーンについて紹介しています。闇の悪魔の登場時に描かれていた宇宙飛行士に込められた意味・元ネタが気になる人は、こちらの記事に目を通してみてください。また、宇宙飛行士と同じように、闇の悪魔の登場シーンに描かれたカエルの意味についても考察しています。他にも、闇の悪魔の能力や謎についても紹介しているので、チェンソーマンの闇の悪魔について気になっている人も、こちらの記事をチェックしてみてください。

【チェンソーマン】宇宙飛行士のシーンを考察!闇の悪魔登場時のカエルの意味は?のイメージ

目次

  1. チェンソーマンの闇の悪魔とは?
  2. チェンソーマンの宇宙飛行士のシーンを考察
  3. チェンソーマンの闇の悪魔登場時のカエルの意味を考察
  4. チェンソーマンの闇の悪魔の能力を考察
  5. チェンソーマンの闇の悪魔の謎を考察
  6. チェンソーマンの闇の悪魔は第2部に登場する?
  7. チェンソーマンの宇宙飛行士シーンに関する感想や評価
  8. チェンソーマンの宇宙飛行士シーンまとめ

チェンソーマンの闇の悪魔とは?

こちらの記事では、少年ジャンプ+で連載中のファンタジーバトル漫画『チェンソーマン』に登場する、宇宙飛行士のシーンについて紹介していきます。詳しくは『チェンソーマンの宇宙飛行士のシーンを考察』の項目の中で紹介しているので、闇の悪魔が登場シーンに宇宙飛行士が描かれていた意味や、宇宙飛行士の元ネタについて気になっている人は参考にしてみてください。

他にも、闇の悪魔の登場シーンでカエルが鳴いていた意味や、闇の悪魔についての考察も紹介しています。まずは、下記の項目でチェンソーマンの作品の概要と物語のあらすじを紹介しているので、こちらの作品についての情報をおさらいしたい人は目を通してみてください。

チェンソーマンの作品情報

チェンソーマンの概要

  • 作者:藤本タツキ
  • 出版社:集英社
  • 掲載誌:週刊少年ジャンプ(第1部)、少年ジャンプ+(第2部)
  • レーベル:ジャンプ・コミックス
  • 発刊期間:2018年12月3日~連載中(2023年1月現在)
  • 巻数:13巻(2023年1月現在)
  • アニメ放送期間:2022年10月12日~2022年12月28日
  • アニメ話数:全12話
  • アニメ主題歌:米津玄師「KICK BACK」(OP)、Vaundy「CHAINSAW BLOOD」ほか(ED)

チェンソーマンは、2018年から週刊少年ジャンプにて連載が開始された漫画作品です。作者は少年ジャンプ+にて『ファイアパンチ』を連載していた藤本タツキ先生で、集英社が発行する漫画雑誌にて他にも様々な読み切り作品や連載作品を掲載されています。こちらの作品は、現在第1部となる「公安編」が完結しており、掲載誌を週刊少年ジャンプから少年ジャンプ+に移行し第2部の「学園編」が連載中となっています。

チェンソーマンは2022年にアニメ化もされ、今後ますます注目の作品として期待されています。2023年1月時点ではコミックス累計発行部数が2300万部を突破しており、作品ファンからは「アニメ2期の制作も確実だろう」と予想されています。作者の藤本タツキ先生は、作中で洋画が元ネタのオマージュシーンなども取り入れており、漫画ファンだけではなく映画好きの読者にもサプライズを行っています。

チェンソーマンのあらすじ

少年デンジはある日、頭にチェンソーが生えた悪魔と出会います。虫の息となっていたその悪魔を助けるため、デンジは自分の血を分け与えます。その後ポチタは、孤児だった彼の相棒として一緒に生活をすることになりました。しかし、成長したデンジはある日、ゾンビの悪魔との戦いによって命を落としてしまいます。ポチタはデンジを助けるため、悪魔の能力を使い彼の心臓になることを決意します。

闇の悪魔とは?

闇の悪魔とは、チェンソーマンの物語で圧倒的な強さを見せた敵キャラクターです。作中に登場する、第1部のラスボスであるマキマをも苦戦させるほどの能力を持っています。闇の悪魔は「超越者」「根源的恐怖の名前を持つ悪魔達」と呼ばれている存在で、数多くいる悪魔の中でも特別な存在として崇められています。

また、こちらの記事で紹介している闇の悪魔の登場シーンは、チェンソーマンの読者の印象に強く残り「神々しい」「芸術的」と高評価を得ています。闇の悪魔が登場する宇宙飛行士のシーンやカエルのシーンについては、『チェンソーマンの宇宙飛行士のシーンを考察』『チェンソーマンの闇の悪魔登場時のカエルの意味を考察』の項目で詳しく紹介しているので、そちらもチェックしてみてください。

アニメ『チェンソーマン』公式サイト

チェンソーマンの宇宙飛行士のシーンを考察

闇の悪魔の登場シーンは、チェンソーマンの読者の印象に強く残った場面としてあげられることが多いシーンです。この闇の悪魔の登場シーンには、11人の宇宙飛行士の姿が描かれています。このシーンを見た漫画の読者の中には、「なぜ宇宙飛行士が描かれているのか?」「どのような意味が込められている?」「元ネタは?」といった様々な疑問を持つ人も少なくないようです。

こちらの項目では、闇の悪魔の登場シーンで描かれていた宇宙飛行士の意味や、元ネタを考察を交えつつ紹介していきます。チェンソーマンに登場した宇宙飛行士の意味を知りたい人や、宇宙飛行士の元ネタになったと思われる実在の出来事を知りたい人は、こちらの項目を参考にしてみてください。

11人の宇宙飛行士が描かれたシーンとは?

「幻想的」「芸術性を感じる」と言われることも多い宇宙飛行士のシーンは、闇の悪魔の登場シーンとして描かれました。地獄の悪魔の能力によって地獄に落とされた公安たちの前に、11人の宇宙飛行士の姿映し出されます。しかし、その宇宙飛行士たちは上半身と下半身が分断されており、左側には宇宙飛行士たちの上半身が一列に並べられ、同じく右側には下半身が一列に並べられていました。

この時点で既に不気味な雰囲気を醸し出していますが、宇宙飛行士たちの手はなぜか合掌の形をとっており、この仕草がさらに異質さを際立たせています。そして、闇の悪魔は宇宙飛行士たちの上半身と下半身の間にできた道を歩いてきます。この宗教的にも見えるシーンはチェンソーマンの読者の考察意欲を駆り立て、「どんな意味が込められているのか?」「宇宙飛行士の元ネタはある?」と話題となりました。

宇宙飛行士シーンの意味を考察

闇の悪魔の登場シーンで描かれた11人の宇宙飛行士は、上半身と下半身に分断され、手は合掌のポーズをとっていました。チェンソーマンの漫画を読んだ読者の中には、この宇宙飛行士のシーンにどのような意味が込められているのか気になった人も多いのではないでしょうか?そのような読者のために、こちらの項目では、宇宙飛行士のシーンの意味を4つに分けて紹介していきます。

意味①宇宙=闇という印象が強い

闇の悪魔の登場シーンで宇宙飛行士が描かれてた理由には、"宇宙=闇"という印象を持たせる意味があったのではないかと予想されます。チェンソーマンの物語に登場する悪魔は、名前の性質に近い形や特徴を持っていることが多いです。例えば、チェンソーマンであれば頭にチェンソーが生えていたり、トマトの悪魔であれば体の大半がトマトで出来ているといった例があげられます。

そのように、闇の悪魔においても"闇"という印象を強調するため、宇宙飛行士を描いたのではないでしょうか?宇宙は、地球などの惑星に比べ光を反射する物質が極端に少ないため、宇宙空間にある光を人間の目が捕らえることはできません。そのことから、人間にとって宇宙は"闇"というイメージが強い空間です。闇の悪魔の登場シーンでは、そのような印象効果を利用するため、宇宙飛行士という存在を描いたのではないでしょうか?

意味②実像が見えない宇宙服

闇の悪魔の登場シーンに宇宙飛行士を登場させた理由の2つ目は、宇宙服の「中身が見えない」という特徴を利用し、不気味さを際立たせる効果を狙ったのではないかと考えられます。宇宙服は地上での普段着とは違い、顔以外の頭から指先まで全てが布で覆われています。そのため、宇宙服の中身がどのようになっているのかは、服を脱がせるまで分かりません。

通常の宇宙服であれば、顔部分は透明なポリカーボネートという材質でできています。しかし、チェンソーマンの闇の悪魔の登場シーンに登場した宇宙飛行士たちの服は、その部分さえも黒く覆われていました。そのため、この宇宙服の中身を知ることができる唯一の部分も黒く覆われ、中身の情報は一切得ることができません。

中身が人間なのか、もしくは別の生き物なのかわからないところに不気味さを感じさせます。この宇宙服は、このように中身がどうなっているのかがわからないため、チェンソーマンを読んでいる読者対して無意識の不安を与える効果があるのではないかと考えられます。

意味③宇宙開発が行われなかった

こちらの項目は、宇宙飛行士のシーンが描かれたことによって、チェンソーマンの時代背景を知るきっかけになっているのではないかという可能性を紹介します。こちらの作品は現実の世界を元ネタにしており、時代設定が1997年であることが判明しています。作中に90年代にブームとなったゲーム・ダンスダンスレボリューションなどが登場していることからも、現実が元ネタであることが分かります。

そのように、チェンソーマンは現実を元ネタにしているため、各時代に起きた大きな出来事も作中に反映されています。例えば、第二次世界大戦を元ネタにした大きな戦争です。作中の世界でも、第二次世界大戦と名付けられた戦争が勃発しています。

しかし、この第二次世界大戦は、元ネタである現実の第二次世界大戦とは違うところがあります。それは、チェンソーマンが核兵器を消失したことで、第二次世界大戦が無かったことになっている点です。このように、こちらの作品では現実の出来事を元ネタにしていますが、元ネタとは違う点もあるのです。

そのような現実の元ネタと違う出来事の可能性の1つに、人類の宇宙飛行があります。作中では、人類が宇宙飛行を成功したか否かについての言及はされていません。しかし作中では、現実での宇宙開発が飛躍するきっかけとなった第二次世界大戦が行われていません。

そのため、チェンソーマンの世界では元ネタである現実とは違い、人類が宇宙飛行を行っていない可能性があります。そして、その可能性を暗に示しているのが、闇の悪魔の登場シーンなのではないかと考察できます。闇の悪魔の登場シーンに分断された宇宙飛行士の姿を描くことで、宇宙飛行が失敗もしくは行われていなかったことを示しているのではないでしょうか?

意味④不気味な登場シーンを表現したかった

チェンソーマンの読者の反応から予想される宇宙飛行士が登場した意味は、「闇の悪魔の不気味さを表現するため」です。闇の悪魔は、マキマほどの強さを持つ者でさえ倒すことが出来なかった悪魔です。「超越者」「根源的恐怖の名前を持つ悪魔達」と呼ばれる、特別な強さを持つ闇の悪魔を読者の印象に残すには、戦闘シーン以外にも工夫が必要だと判断されたのではないでしょうか?

その工夫の1つが、"不気味な登場シーン"だったのではないかと考えられます。闇の悪魔の初登場シーンとなった宇宙飛行士の場面は、チェンソーマンの読者から「一番好きなシーン」と言われることもある名場面として知られています。

その感想から、体が分断された宇宙飛行士の姿や合掌のポーズは、想像以上に読者の印象に残ったことが分かります。「不気味だけれど神秘性も感じさせる印象的なシーン」として宇宙飛行士のシーンを作中に取り入れたのであれば、作者や制作陣の思惑が効果的に働いた名シーンになったといえるでしょう。

宇宙飛行士の元ネタ

チェンソーマンの物語の中で、闇の悪魔のおどろおどろしさを表現するのに一役買った宇宙飛行士シーンには、元ネタになったものがあるといわれています。その元ネタとは、こちらの作品の舞台である1997年までに亡くなった現実の宇宙飛行士たちです。なぜこの宇宙飛行士たちが元ネタといわれているのかというと、作中に登場した宇宙飛行士の数と、現実で死亡した宇宙飛行士の人数が一致することが理由となっています。

正確には、宇宙に行くまでの飛行中事故により亡くなった宇宙飛行士の人数です。上記の『宇宙飛行士シーンの意味を考察』の項目では、闇の悪魔の登場シーンに宇宙飛行士が描かれている意味について紹介しました。この宇宙飛行士の死亡人数においても、「人間は闇には勝てない」というメッセージが込められているのではないかと考えられます。

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チェンソーマンの闇の悪魔登場時のカエルの意味を考察

上記では、闇の悪魔の登場シーンに描かれていた宇宙飛行士の意味について、考察を交えて紹介してきました。次にこちらでは、闇の悪魔と公安メンバーたちが出会ったシーンに登場していたカエルについての考察を紹介します。宇宙飛行士と同じように、闇の悪魔の登場シーンに花を添えたカエルの意味を知りたい人は、こちらの項目も合わせてチェックしてみてください。

考察①カエルが「ゲコ」と鳴くシーンとは?

公安メンバーたちが闇の悪魔と対峙した際に、カエルが「ゲコ」と鳴いているシーンが登場します。このカエルは2度描かれており、一度目は闇の悪魔が公安メンバーたちの腕を切り離した場面です。突如現れた闇の悪魔を見て、公安メンバーたちは警戒を見せます。そして次のシーンでカエルが「ゲコ」と鳴いたかと思うと、いつの間にか公安メンバーたちは全員両腕を胴体から切り離されていました。

そして2度目は、マキマが地獄に送り込んだ蜘蛛の悪魔が攻撃される場面です。隙を見せた闇の悪魔に、蜘蛛の悪魔が攻撃を仕掛けます。しかし、次のシーンでカエルが「ゲコ」と鳴くと、公安メンバーたちと同じように、蜘蛛の悪魔の足はいつの間にか胴体から切り離されていました。

考察②カエルは夜の闇の中で鳴く

闇の悪魔の不気味さを際立たせたカエルの描写ですが、なぜ作者はこのシーンにカエルを登場させたのでしょうか?その明確な理由は判明していませんが、チェンソーマンの漫画を読んだ読者の意見では「夜に鳴く生き物だからではないか?」という考察があげられています。

カエルは夜行性の動物で、鳴き声を発するのはもっぱら闇が深くなった夜間だといわれています。そのため、該当シーンの闇の深さを表現するために描かれたのではないかと予想されます。また、カエルは暗闇でも色を識別できる生き物としても知られています。

そのため、カエルには闇の悪魔の攻撃が見えており、その動きにあわせて鳴き声を発したのではないかとも考えられます。闇の悪魔は、圧倒的な強さを見せ公安メンバーを恐怖に陥れました。しかし、カエルには闇の悪魔の攻撃が見えていたと考えると、「勝てない相手ではない」という作者からのメッセージとも受け取れます。

考察③蛙恐怖症という病気がある?

世の中には「閉所恐怖症」や「高所恐怖症」など様々な恐怖症が存在します。そのうちの1つに「蛙恐怖症」というものがあるのをご存じでしょうか?この病気は名前の通り、カエルに恐怖や嫌悪感を抱く恐怖症で、カエルが動くだけでパニックを引き起こす人もいるそうです。

ギョロリとした目やブニブニとした手、湿ったような皮膚に強い嫌悪感を感じるこの蛙恐怖症は、人間の本能に語りかける恐怖を持っています。闇の悪魔の登場シーンでカエルが描かれた理由には、そのような原始的な恐怖を表現するという意味合いも込められているのではないでしょうか?

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チェンソーマンの闇の悪魔の能力を考察

能力①可視不可能の刃

闇の悪魔は公安メンバーたちを苦戦させ、チェンソーマンの物語に登場する強敵の1人として認知されました。そのような強さを見せた闇の悪魔の能力の1つが「可視不可能の刃」です。この可視不可能の刃は名前の通り、人間の目には見えない攻撃です。作中では、闇の悪魔が初登場したシーンで使用されており、闇の悪魔が宇宙飛行士の上半身と下半身でできた道を通った直後に使用しています。

この攻撃により、公安メンバー全員の腕が瞬時に胴体から切り離され、彼らの腕は宙に舞いました。この攻撃を受け、公安メンバーは闇の悪魔の強さを思い知ることになります。暗闇では目が見えないため、手や足の感覚、聴覚などを頼ることになります。そのうちの1つである手を奪われた公安メンバーたちは、絶体絶命の危機にさらされました。

能力②指をさすだけでも攻撃になる

こちらの能力も、闇の悪魔の絶対的な強さを表しています。チェンソーマンに登場したこれまでの敵は、物理攻撃によってデンジたちを苦しめてきました。しかし、闇の悪魔はたった一瞬、指を相手に向けるだけで攻撃できてしまいます。そのうえ、この攻撃は体に大穴を開けることもできる強力な力を持っていました。

この反則級の攻撃方法によって、デンジたちだけではなく、チェンソーマンを読んでいる読者も闇の悪魔の強さを実感したのではないでしょうか?また、この指をさすだけで相手を攻撃できる能力は、マキマも使用しています。第1部の終盤で、パワーに向けて「ばん」というセリフと共に放つ姿が描かれています。そのため、この能力は闇の悪魔の固有のものではなく、上級の悪魔が使用できる能力であると考えられます。

能力③鈴が付いた剣

闇の悪魔の能力は目に見えないものが多いですが、こちらの「鈴が付いた剣」は人間たちの目にも映る武器です。武器として視界に映っているため、人間たちにとっては幾分か対策ができるように思えるのではないでしょうか?しかし、この鈴が付いた剣はマキマでさえも警戒するほどの能力を持つものでした。

この剣は敵だと判断したものを串刺しにするだけではなく、鈴が鳴ることで、その対象を切り刻み続けるという攻撃を行います。それまでどのような攻撃にも耐えてきた暴力の魔人も、この鈴の付いた剣の攻撃により再起不能にさせられました。この剣が登場した際にマキマが動揺していたことから、悪魔たちにとっても特別な剣であるのではないかと考えられます。

能力④高い防御力と回復力

一瞬で公安メンバーたちの腕を切り離したり、指を指すだけで相手を重傷に追いやる強さを見せた闇の悪魔ですが、その強さは攻撃力だけにとどまりません。闇の悪魔は高い防御力と回復力も見せており、公安メンバーを絶望に突き落としました。闇の悪魔に攻撃をしかけようとした公安メンバーですが、その攻撃は闇の悪魔に到達するギリギリのところで止まってしまいます。

よく見ると、闇の悪魔の周囲には人間の顔のようなものが集まっており、その顔たちがバリアを張って闇の悪魔への攻撃を阻止していたのでした。また、そのバリアを掻い潜って闇の悪魔に攻撃を当てたとしても、闇の悪魔は闇に紛れると瞬時に傷を回復してしまいます。攻撃力も高いうえに、このような能力を使うことから、闇の悪魔はチェンソーマンの物語の中で最も強いキャラの1体として認識されています。

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チェンソーマンの闇の悪魔の謎を考察

闇の悪魔は一度も死んだことがない?

チェンソーマンに登場する悪魔たちは、一番初めに地獄に生まれてきます。そして地獄で死亡すると、人間たちの住む世界に転生するという循環を繰り返しています。しかし、悪魔の中には一度も死を経験したことがない個体もおり、そのような存在は「超越者」や「根源的恐怖の名前を持つ悪魔達」と呼ばれています。

闇の悪魔もそのような超越者の1体です。チェンソーマン第1部のラスボスであるマキマや、大量の人間たちを瞬時に殺した銃の悪魔でさえも、1度は地獄で死亡して人間界に転生しています。その事実を踏まえると、闇の悪魔はこれまでデンジたちが戦ってきた敵とは一線を画す強さであることが分かります。

闇の悪魔とサンタクロースの関係

闇の悪魔と深い関係にあるキャラクターとして、ドイツから派遣されたデビルハンターのサンタクロースがあげられます。サンタクロースは闇の悪魔と契約を結んでいた人物です。チェンソーの悪魔の心臓を闇の悪魔に差し出す代りに、闇の悪魔からマキマを倒す力を授けてもらうという約束を交わしていました。

チェンソーマンの作中で、サンタクロースは約束通りチェンソーの悪魔の心臓を持つデンジを地獄に送ったため、闇の悪魔から強力な力を受け取っています。闇の悪魔の肉片を食したサンタクロースは、人間だけではなく魔人をも操れるようになったり、闇の悪魔と同じように高度な回復能力を手に入れました。サンタクロースは、闇の悪魔の肉片を食べたことで見た目にも変化が表れ、幾つもの手が生えました。

また、体の節々も人形のような関節になり、人間とはかけ離れた姿になりました。そして最後は、中国から派遣されたデビルハンターのクァンシのお付きの魔人・コスモの攻撃により、精神崩壊を起こし死亡する結末を迎えました。

闇の悪魔の目的はマキマとチェンソーマン?

闇の悪魔は「超越者」「根源的恐怖の名前を持つ悪魔達」と呼ばれる特別な存在です。そのため、普通の人間や悪魔には見向きもしないであろうことが予想されますが、なぜかサンタクロースにチェンソーの悪魔の心臓を持ってくるように伝えました。この理由は作中では明かされていませんが、マキマを粛正することが目的だったのではないかと考えられます。

マキマは強い力を持つ悪魔たちを集め、自分の支配下に置いていました。それに気づいた闇の悪魔は、自分や地獄にとっての不穏分子となりえるマキマを手中に収めようとしたのではないでしょうか?マキマはチェンソーの悪魔の心臓を執拗に欲していたため、彼女を地獄に呼び寄せるための餌として、デンジを地獄に連れて来るようサンタクロースに伝えたのではないかと考えられます。

闇の悪魔はポチタに傷を負わせた?

上記では、闇の悪魔とサンタクロースやマキマとの関係について紹介しました。そしてデンジの心臓であるポチタもまた、闇の悪魔と深い関係にあるキャラクターなのではないかと予想されます。ネット上では、読者の考察の中に「ポチタを瀕死にしたのは闇の悪魔なのではないか?」という意見が見られています。

ポチタこと真のチェンソーマンは、地獄の中で圧倒的な強さを持っていた悪魔です。それほどの強さを持つチェンソーマンを倒せるのは、地獄の中でも特別な強さを持っている悪魔である「超越者」なのではないかと予想されているようです。

上記の『闇の悪魔の目的はマキマとチェンソーマン?』の項目では、闇の悪魔がサンタクロースにチェンソーの悪魔の心臓を持ってくるように伝えたのは、マキマを呼び寄せることが目的だと紹介しました。しかし、ポチタを瀕死に追い込んだ人物が闇の悪魔であれば、「仕留めそこなったポチタにとどめを刺そうとしている」というようにも見ることができます。

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チェンソーマンの闇の悪魔は第2部に登場する?

チェンソーマンの第2部とは?

チェンソーマンの第1部は、人気漫画雑誌の週刊少年ジャンプにて連載されていました。主人公のデンジが公安の仲間たちと共に戦うこちらの章は「公安編」と名付けられ、マキマとの戦いで幕を閉じました。その続きの章として、学園を舞台に移した「学園編(第2部)」が漫画アプリ・少年ジャンプ+にて連載開始されています。この学園編には、公安編の主人公であるデンジも登場します。

しかし、主な視点は三鷹アサという少女で、彼女を主人公として物語が進んでいきます。チェンソーマンの第2部・学園編には、旧・主人公のデンジに関する謎も登場しており、物語の展開にますますの期待を寄せられています。

闇の悪魔は第2部に登場する?

チェンソーマンの第1部で主人公のデンジたちの強敵として登場した闇の悪魔ですが、決着はつかないまま第1部は幕を下ろしました。では、第2部に闇の悪魔が再登場する可能性はあるのでしょうか?この疑問については、再登場の可能性があるのではないかと予想されます。

その理由は、物語の作者である藤本タツキ先生が、チェンソーマン第2部で「輪廻転生の流れに変化を起こす能力について描く」と発表しているためです。チェンソーマンの物語では、悪魔たちはまず地獄で生まれます。その後、地獄で死亡すると人間界に転生するという流れを辿ります。この循環に変化が起これば、地獄に住まう超越者たちも何かしらの影響を受けることでしょう。

そのため、超越者の1体である闇の悪魔も何かしらの行動に出るのではないかと考えられます。主人公たちが再び闇の悪魔と戦うのかは不明ですが、登場シーンの有無だけで考えると、闇の悪魔が再登場する可能性は高いのではないでしょうか?

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チェンソーマンの宇宙飛行士シーンに関する感想や評価

闇の悪魔が登場する際に描かれている宇宙飛行士のシーンは、「幻想的」「芸術性を感じる」と評価されることも多い名場面です。こちらの方のコメントでも、宇宙飛行士の花道が印象的だったと感想を述べられています。

宇宙飛行士のシーンは幻想的な描写が高評価を得ていますが、こちらの方のように「怖い」と感じた人も多いようです。人類の技術を託された宇宙飛行士たちが合掌して絶命している姿は、闇の悪魔が人間では太刀打ちできない相手であるという暗喩とも受け取れます。

こちらの方は、「剪定したチューリップがチェンソーマンに登場する宇宙飛行士に見えた」というユニークなツイートを投稿されています。花の部分と茎が綺麗に分けられている様子は、闇の悪魔の登場シーンの宇宙飛行士たちを彷彿とさせています。

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チェンソーマンの宇宙飛行士シーンまとめ

以上、チェンソーマンに登場する宇宙飛行士のシーンについて紹介してきました。宇宙飛行士のシーンが登場したのは、闇の悪魔の初登場時でした。このシーンを見た漫画の読者からは「幻想的」「芸術的」という声があがっている一方で、「怖い」「不気味」という感想も持たれているようです。

宇宙飛行士たちが悲惨な姿で描かれている理由は、こちらの作品では現実とは違い、宇宙開発が行われなかったという伏線なのではないかと考えられます。また、この宇宙飛行士の元ネタは、現実で起こった宇宙開発事故なのではないかと予想されます。闇の悪魔はチェンソーマン第2部でも登場する可能性があるので、再登場を見たいという人は少年ジャンプ+を随時チェックしてみてください。

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