【チェンソーマン】地獄の悪魔の強さ・能力を考察!契約者や登場シーンは?

「チェンソーマン」の地獄の悪魔とは、地獄とこの世を行き来できる能力を持つ悪魔です。悪魔の中でも特殊な能力を持つことから、かなりの強さを有すると評される一方、チェンソーマンへの敗北から弱いとも言われています。本文では、「チェンソーマン」から地獄の悪魔の強さや能力についてネタバレ考察しました。その他、地獄の悪魔の契約者・サンタクロースの正体や強さ、登場シーンなどもまとめて紹介します。

【チェンソーマン】地獄の悪魔の強さ・能力を考察!契約者や登場シーンは?のイメージ

目次

  1. チェンソーマンの地獄の悪魔とは?
  2. チェンソーマンの地獄の悪魔の強さや能力
  3. チェンソーマンの地獄の悪魔の契約者
  4. チェンソーマンの地獄の悪魔の登場シーン
  5. チェンソーマンの地獄の悪魔の役割や代償
  6. チェンソーマンの地獄の悪魔の元ネタや謎を考察
  7. チェンソーマンの地獄の悪魔に関する感想や評価
  8. チェンソーマンの地獄の悪魔まとめ

チェンソーマンの地獄の悪魔とは?

「チェンソーマン」の地獄の悪魔の紹介・イメージ画像

「チェンソーマン」の第一部に登場した地獄の悪魔は、6本指の異様なビジュアルや圧巻の登場シーンが目を引く、悪魔の中でも特殊な存在とみなされています。名前こそ強そうなイメージを醸すも、対チェンソーマン戦ではあっけなく倒されてしまい、一部では弱いとも評されています。以下では、「チェンソーマン」から地獄の悪魔の正体や強さ・能力、契約者や代償、地獄の悪魔の登場シーンを、あらすじネタバレ紹介します。

チェンソーマンの作品情報

ダークヒーロ—な主人公の戦いを描いた「チェンソーマン」は、藤本タツキ先生によるダークファンタジー漫画です。2018年~2020年にかけて「週刊少年ジャンプ」にて第一部・公安編が連載された後、2022年7月からは、「少年ジャンプ+」にて、続編が開始されました。第二部では、物語の舞台を高校に移し、戦争の悪魔に身体を乗っ取られた女子高生・三鷹アサの活躍や、周囲の人々との交流を描いています。

チェンソーマンの概要

過激な描写や衝撃的な展開が人気を呼んだ「チェンソーマン」の単行本は、2023年1月時点で計23巻が刊行され、累計発行部数も2300万部を突破しました。2021年・2022年には、ハーベイ賞・BestManga部門を2年連続で受賞するなど、漫画界からも高く評価されています。また、2022年10月~12月には待望のアニメシリーズが開始され、テレビ東京系列で放送されました。

チェンソーマンのあらすじ

相棒のポチタと共にデビルハンターとして活動する16歳の少年・デンジは、仕事を斡旋するヤクザに騙されて殺害されます。ポチタが心臓になることでデンジは蘇生し、チェンソーマンに変身できる能力を手に入れます。その後、公安のマキマの導きにより、公安所属のデビルハンターとなったデンジは、世界中を恐怖に陥れた銃の悪魔の討伐や、自身の心臓(チェンソーの悪魔)を狙う刺客たちとの戦いに巻き込まれていきます。

地獄の悪魔とは?

「チェンソーマン」に登場する地獄の悪魔とは、その名の通り「地獄」の恐怖を司る悪魔で、地獄に棲む悪魔という意味ではありません。地獄とこの世を行き来できる極めてまれな能力を持ち、その代償も他の悪魔に比べて重いものとなっています。外見は、能力発動シーンにて描かれた、地獄とこの世をつなぐ扉から出現した巨大な6本指の手と、炎をまとった半人半馬の2パターンがあり、自我がなく人語が話せないと考察できます。

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チェンソーマンの地獄の悪魔の強さや能力

地獄の悪魔の強さや能力を考察・イメージ画像

「チェンソーマン」の第一部・公安編にて重要な役目を果たした地獄の悪魔は、他にはないチートな能力から悪魔の中でも強いと考察されています。一方、作中では目立った戦闘シーンがなく、強さは名前ばかりで実際は弱いのではとも評価されています。果たして、地獄の悪魔の強さはどのくらいなのか、以下では「チェンソーマン」の地獄の悪魔の強さ・能力を、あらすじを交えながらネタバレ紹介します。

地獄の悪魔は地獄とこの世を行き来できる

「チェンソーマン」の世界での地獄とは悪魔の故郷を意味し、この世で亡くなった悪魔は地獄で生まれ変わります。一方、悪魔が地獄で亡くなった場合は、この世で再び生まれ変わり、悪魔は死を迎えるたびに地獄とこの世を転生によって行き来しています。そのため、通常の悪魔は、生存中にこの世から地獄へ向かうこと、または地獄からこの世へ行くことはできないとされています。

地獄の悪魔によって転送された地獄の世界・イメージ画像

しかし、地獄の悪魔だけは、生きたまま地獄とこの世を行き来することが可能で、それらは地獄の悪魔の能力にもなっています。この能力は、地獄の悪魔自身が2つの世界を行き来するためにではなく、悪魔・人間を転送する時に発揮されます。契約者が定めた特定の悪魔だけでなく、デパート内にいる全ての人間・悪魔のように、一定の範囲内にいる者を無差別に転送することも可能です。

地獄の悪魔によって異世界に転送された場合、悪魔でも自力で元の世界に戻ることは不可能です。そのため、地獄の悪魔と再度契約を交わし、元の世界へ転送してもらう必要があります。一方、チェンソーマンのように、自力で地獄とこの世の扉を探し出し、こじ開けることもできますが、他の悪魔には真似できな荒業であり、かなりの強さを持った悪魔でも難しいでしょう。

地獄の悪魔の戦闘能力

地獄の悪魔の戦闘能力は、再登場となった対チェンソーマン戦で描かれると予想されました。しかし、地獄の悪魔が攻撃を仕掛ける隙もなくチェンソーマンに倒されてしまい、この一戦から地獄の悪魔には戦闘能力がない、弱いとも評されています。一方、この一戦は見方を変えれば、覚醒したチェンソーマンが相手では勝ち目がないなどと解釈でき、対戦相手が悪かっただけで実際はかなり強いとも考察されています。

その根拠として、支配の悪魔・マキマを倒すための切り札として、1つ目に岸辺に使役されていた点があげられます。2つ目は、再登場時の姿が6本指から半人半馬の姿に変わっていた点であり、マキマを殺害することも命令されたため、戦いやすいように半人半馬で登場したと考えられます。また、「チェンソーマン」の悪魔の強さとは、人間が抱く恐怖の度合いに比例して強さが増し、その名が恐れられるほどに力を増していきます。

地獄の悪魔の戦闘能力のイメージ画像

この法則に当てはめると、地獄の悪魔はかなり強いと考察されるも、突出して強いというわけでなく、それなりの強さしかないでしょう。闇の悪魔のように戦闘能力に秀でた悪魔と比べると、地獄の恐怖を根源としているため、強さにも限界があります。このように、チェンソーマンなど最強格に位置する悪魔との比較では弱いものの、特殊能力という面では地獄の悪魔が最強と呼べるでしょう。

戦闘面では弱いイメージが強い地獄の悪魔ですが、地獄とこの世を行き来が可能なのは、この悪魔しかいません。作中では、地獄に落としたチェンソーマンがこの世へ帰還した例がありました。しかし、どれだけ強い悪魔でも、地獄に落とされれば死を迎えない限り、この世へ転生することはできません。また、契約者の命令によって、この世の全ての悪魔を地獄に落とすことも可能と推測され、能力に関しては悪魔の中で最強でしょう。

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チェンソーマンの地獄の悪魔の契約者

地獄の悪魔の契約者のイメージ画像

地獄の悪魔の契約者・サンタクロースは、公安部隊も警戒する危険な刺客です。人形の悪魔と契約していることから、岸辺からも厄介な存在とみなされています。登場初期は、初老の男性のドイツ人刺客と思われるも、真の姿はトーリカの師匠だったことが判明します。以下では、「チェンソーマン」の地獄の悪魔の契約者・サンタクロースの概要や作中での活躍、サンタクロースことトーリカの師匠の最後をネタバレ考察しました。

地獄の悪魔の契約者はサンタクロース

地獄の悪魔の契約者はサンタクロースで、当初は初老男性のドイツ人刺客だと思われていました。サンタクロースの存在は、マキマや岸辺からも警戒され、特に人形の悪魔を持ち出されれば、公安でも事態の収束が難しくなってしまいます。人形の悪魔は、自身の身代わりとして対象者を襲うことができるだけでなく、人形に触れた人間を人形化する能力も秘めており、人形を無限に増やすことができる厄介なものです。

公安では、特にドイツのサンタクロースに対する警戒を強めていたものの、この人物はトーリカの師匠の身代わりとして利用されていた傀儡人形にすぎませんでした。本物のサンタクロースこそ、トーリカの師匠であり、彼女は人形の他、呪い・地獄の悪魔とも契約を結んでいました。サンタクロースの目的は、支配の悪魔・マキマの殺害であり、闇の悪魔との取引条件としてチェンソーマンを差し出すことを要求されます。

そこで、表向きはドイツ人刺客に活動させながら、サンタクロース自身は一般人を装いながらデンジに近づき、トーリカと共に計画を進めていきます。そして、呪いの悪魔の能力が発動されたことを受け、真のサンタクロースが姿を現し、地獄の悪魔との契約に取り掛かります。ここで、ドイツ人刺客がサンタクロースのダミーだったことが判明し、自身の心臓をダミーである人形に貫かせることで、地獄の悪魔を呼び出します。

そして、ドイツ人刺客の口から、彼自身と養子3人の命を代償にします。デパートにいる全ての生物を地獄に落とすように命じ、能力を発動させました。上空には巨大な扉が出現し、巨大な6本指がデパートの屋上を覆います。その頃、デパート内では、デンジと中国刺客・クァンシ一派との壮絶な戦いが繰り広げられ、サンタクロースの呪いの悪魔によって、デンジは倒れ込みます。

気が付くと、デンジと公安職員、クァンシ一派は地獄へ送り込まれており、それぞれが元の世界へ戻る方法を模索する中、闇の悪魔の脅威が迫ります。生まれてから一度も死を経験したことのない闇の悪魔は、破格の強さでデンジたちを追い込んでいき、多くの犠牲者が出ました。一方、地獄には人形化されたトーリカも送られ、闇の悪魔との契約を成立させ、彼の肉片を手に入れることに成功します。

デンジたちに勝ち目がなく、絶体絶命のピンチに追い込まれた時、蜘蛛の悪魔の能力を使ったマキマが助けに現れます。そして、トーリカの全てを代償にして地獄の悪魔と契約を結び、多数の犠牲者を出しながらこの世へ帰還することに成功します。しかし、戦いは終わっておらず、闇の悪魔の力を手に入れたサンタクロースが、マキマに攻撃を仕掛けます。

チェンソーマンやクァンシに苦戦を強いられながらも、夜を迎えたことでサンタクロースの力は増し、デンジを追い込んでいきます。また、クァンシの魔人を人質にとり、人形化することでクァンシを追い詰めていきます。サンタクロースの勝利が濃厚とみられるも、ここでデンジの突拍子のない行動によって、形勢逆転を許してしまいます。

サンタクロースは死亡した?

トーリカの師匠ことサンタクロースに勝機が見えた矢先、デンジが炎をまとって迫る突拍子のない攻撃を受け、サンタクロースは敗北しました。世界中には悪魔の能力で生み出した人形が残されており、際限なく増え続ける人形がサンタクロースとしてデンジを狙うと言い放ちます。その時、クァンシ一派の宇宙の魔人・コスモの能力により、「本気のハロウィン」が放たれます。

コスモの精神世界へ引きずり込まれたサンタクロースは、多くの本を収めた図書館のような場所に到達していました。この世界でのコスモは、言葉が流ちょうになり、宇宙の森羅万象の情報が本となって収められていると説明します。闇の悪魔の力を手に入れ、全てを知ったように思い込んでいたサンタクロースでしたが、彼女が手に入れた知識は、コスモの精神世界の本では一項目にも満たないものでした。

そこで、図書館にある全ての本の内容をサンタクロースに流し込むことになったものの、膨大すぎる情報量は、人間の脳では処理しきれません。また、全てを理解した者は情報量の多さに脳がパンクし、ハロウィンしか考えられなります。宇宙の森羅万象を流し込まれたサンタクロースは、精神的に大ダメージを負い、「ハロウィン」とつぶやきながら力尽きました。

また、精神世界のサンタクロースと連動して、現実世界でもサンタクロースによって人形化された者たちが一斉に「ハロウィン」と叫ぶ異様な状況が起きます。人形に触れた者も人形化する特性から、「ハロウィン」と叫ぶ者は世界中で増える一方で、この奇妙な光景はテレビ報道されました。

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チェンソーマンの地獄の悪魔の登場シーン

地獄の悪魔の登場シーンを紹介・イメージ画像

これまでに登場した悪魔の中でも、ひときわインパクトの強かった地獄の悪魔の登場シーンは、何度見ても見飽きることのない、不思議な魅力に富んでいます。また、能力を発動したシーンからは、地獄の悪魔の計り知れない強さを感じさせ、能力の面ではかなりの強さを秘めているでしょう。以下では、「チェンソーマン」から地獄の悪魔の登場シーンを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

地獄の悪魔の登場シーン①デンジたちを地獄に落とす

地獄の悪魔の初登場は、「チェンソーマン」の原作漫画・63話で、デパートに逃げ込んだデンジと彼を追う刺客たちを地獄に落としました。デンジが刺客から狙われる理由は、彼の心臓となったチェンソーの悪魔であり、銃の悪魔への対抗手段として、各国の政府が狙いを定めていました。そして、アメリカからは暗殺を生業とするアメリカ三兄弟や、中国からはクァンシ一派、ロシアからはレゼが来日し、デンジに近づきます。

数ある刺客の中でも特に危険とみなされていたのが、ドイツの刺客・サンタクロースでした。彼の正体は、トーリカの師匠の身代わりにすぎませんでしたが、サンタクロースが使役する人形の悪魔が危険視され、岸辺からも警戒されていました。デンジの身の安全は公安のデビルハンターによって守られるも、一般人を装う真のサンタクロース(トーリカの師匠)がデンジに近づき、呪いの悪魔で彼を追いつめます。

そして、デンジがデパートに逃げ込んだところで地獄の悪魔と契約を交わし、デンジを含めたデパート内にいる全ての者を地獄に落とすように命じます。ドイツ人刺客のサンタクロースと養子3人の命が契約の代償として差し出され、デパートの上空には巨大な扉が出現します。この扉は、この世と地獄をつなぐ役目があり、6本指の巨大な手が建物を覆うように出現し、デンジたちを地獄へ運びます。

デパート内にいたデンジたちは、外の異変を察することはできず、気が付いた時には地獄へ落とされていました。その世界には、まだ一度も死を経験したことのない闇の悪魔がおり、デンジたちは絶体絶命の危機に瀕します。その時、蜘蛛の悪魔によってマキマが地獄へ召喚されます。そして、人形のトーリカを代償に地獄の悪魔と契約を結び、デンジたちをこの世へ帰還させました。

地獄の悪魔の登場シーン②マキマを襲撃する

1度目ではインパクトある登場を見せた地獄の悪魔でしたが、再登場となった原作漫画83話では、公安の悪魔として岸辺に使役されています。その目的は、支配の悪魔・マキマに対抗するための切り札にするためです。マキマは、理想の世界を創るためにチェンソーの悪魔を求めていました。しかし、マキマの理想の世界とは、彼女にとって都合の良い世界であり、人間側にとっては最悪な世界を意味します。

また、デンジの心臓が狙われた理由は、銃の悪魔への対抗手段だけでなく、彼の心臓を求めるマキマに対する抑止力にするためでした。マキマが支配の悪魔としての本性を顕わにしたことで、公安でもマキマ討伐部隊が結成されました。そして、最後の手段として地獄の悪魔の召喚が岸辺の判断で決断され、公安職員6人の命を犠牲にして、マキマを殺して地獄に落とすことを命じます。

この時は、巨大な6本指の手ではなく、炎をまとった半人半馬の姿で出現します。おそらくマキマを殺すことを命じられたため、半人半馬になったと考えられるでしょう。地獄の悪魔を召喚されたら、ターゲットは地獄行きからは逃れられず、そこでマキマが助けを求めたのがチェンソーマンでした。胸元のスターターを引いてエンジンをふかしたチェンソーマンは、すぐさま地獄の悪魔と対峙し、相手に攻撃を許すことなく八つ裂きにします。

倒れた地獄の悪魔は、公安職員から血を分け与えてもらったことで辛うじて復活し、その能力でチェンソーマンを地獄に落としました。しかし、かつて地獄のヒーローと呼ばれたチェンソーマンは、地獄でも大暴れし、地獄の悪魔を蹂躙し始めます。そして、地獄の悪魔にしか開くことのできない地獄とこの世をつなぐ扉をこじ開けて、この世への帰還を果たしました。

一方、地獄の悪魔のその後は描写されておらず、能力発動時にはすでに力尽きていたことから、チェンソーマンを地獄へ送った直後に命を落としたと考えられます。地獄の悪魔は、地獄とこの世を行き来できる存在のため、この世で死んでも地獄に転生するまでの時間は短いと推測されます。また、地獄とこの世を行き来できる能力から、地獄の悪魔にとって死は無意味なものといえるでしょう。

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チェンソーマンの地獄の悪魔の役割や代償

地獄の悪魔の役割や代償を考察・イメージ画像

作中では、デンジたちを地獄へ落としたことで知られる地獄の悪魔は、地獄とこの世を行き来できる地獄の仲立人とも呼べるでしょう。地獄に落とされた者は自力で元の世界に帰還することはできない、チート級の能力を持つも、契約には命を差し出すというもっとも重い代償が課されます。以下では、「チェンソーマン」の地獄の悪魔の役割や代償について、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

地獄の悪魔の役割

地獄の悪魔の役割は、地獄とこの世をつなぐ役目があり、地獄の悪魔の能力にもなっています。能力を発動する際には、契約者が「地獄の悪魔よ、〇〇を地獄に落とせ」と宣言し、地獄に落とす対象に見合った代償・犠牲をはらうことで発揮されます。地獄に落とす対象は、悪魔だけでなく、人間をはじめとするあらゆる生物が該当し、一定の範囲内にいる全ての生き物を地獄に落とすことも可能です。

作中では、契約によって能力が発動されるも、地獄の悪魔には人語を理解する能力や自我・知性がないことから、自らの意思で地獄やこの世に転送することができないと考えられます。万が一、地獄の悪魔に自我があれば、闇の悪魔のように凶悪な悪魔がこの世へ送られてしまう危険もあり、それらを避けるために自我を持たなかったとも考察できるでしょう。

地獄の悪魔の役割を考察する・イメージ画像

一方、岸辺との契約にて「マキマを殺して地獄に落とせ」と宣言されながら、マキマを殺さなかった・越せなかったことにも疑問が生じます。地獄の悪魔は、あくまで対象を地獄に落とすことだけで、対象を殺すことはできないと思われました。しかし、半人半馬の姿で登場したことから、契約内容によっては対象を殺害してから地獄に落とすパターンもあると考えられるでしょう。

地獄の悪魔とは、地獄とこの世を結ぶ舞台装置的な役割を担っていると解釈でき、他の悪魔とは異なる存在として描かれています。また、地獄に落としたチェンソーマンに、2つの世界を結ぶ扉をこじ開けられたことから、地獄に落とした対象をその世界にとどめておく力はないとも考えられます。

地獄の悪魔と契約する際の代償

悪魔と契約する際には代償が伴い、地獄の悪魔との契約では「命」を生贄としてささげる必要があります。また、代償である命を捧げた数によって使用できる力も変動します。一度目の契約では、トーリカの師匠の身代わりだったおじいちゃんと3人の子供の命を代償にして、上空から巨大な6本指の手を召喚させてデパート内の人々を地獄に転送しました。

また、地獄からこの世へ戻る際には、マキマが契約者になり、トーリカの人形を代償することで生還を果たしています。再登場時は、支配の悪魔・マキマ殺害のために公安と契約を交わします。この時は6人のデビルハンターが犠牲になり、代償の大きさから半人半馬の姿で召喚されました。

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チェンソーマンの地獄の悪魔の元ネタや謎を考察

地獄の悪魔の元ネタや謎を考察・イメージ画像

地獄の悪魔といえば、上空から出現した6本指が印象的である一方、再登場時にはケンタウルスのような半人半馬の姿で登場し、どちらが真の姿なのか考察が飛び交っています。また、「地獄」というネーミングから、天使の悪魔が地獄で聞いた「地獄の音」との関係も示唆されました。以下では、「チェンソーマン」の地獄の悪魔の元ネタや地獄の音との関係を、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

地獄の悪魔の元ネタ

地獄の悪魔の元ネタのイメージ画像

地獄の悪魔といえば、半人半馬の姿が印象的であり、日本の地獄では「馬頭」と呼ばれる獄卒が知られています。馬頭は、身体が人間・頭が馬と、地獄の悪魔とは反対のデザインとなっていますが、身体にまとっている炎は、地獄の業火と解釈できるでしょう。その他、地獄と関連のある半人半馬といえば、北欧神話の「スレイプニル」もあげられ、死者の国へ行ける8本脚の駿馬と言われています。

地獄の悪魔の元ネタは、公式発表がないためどの説も推測にすぎませんが、国内外の神話に登場する地獄をモチーフした悪魔キャラクターと考察できるでしょう。

地獄の悪魔と地獄の音は関係ある?

天使の悪魔によって言及された「地獄の音」、地獄というワードから地獄の悪魔との関係が匂うでしょう。しかし、天使の悪魔が聞いた地獄の音の正体は、チェンソーマンだったことが判明します。地獄のヒーローとして恐れられたチェンソーマンですが、復活する際にエンジンをふかすことがあり、この音こそ天使の悪魔が聞いた地獄の音になります。

また、チェンソーマンのエンジンをふかす音は、天使以外の悪魔も聞いており、彼らがこの世に来る前までチェンソーマンも地獄にいたと考察できます。

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チェンソーマンの地獄の悪魔に関する感想や評価

チェンソーマンの地獄の悪魔に関する感想や評価・イメージ画像

作中では目立った活躍や強さこそ描かれなかった地獄の悪魔ですが、独特すぎるビジュアルが読者を魅了し続けています。上空から6本指が現れるシーンは、何かが起こりそうな恐怖や不気味さを感じさせる一方で、謎の魅力にも満ちており、一部のファンからはかっこいいとも評されています。以下では、圧倒的な存在感を見せつけた、「チェンソーマン」の地獄の悪魔に関する感想や評価を紹介します。

感想1:銃の悪魔より強い

一部では弱いともいわれる地獄の悪魔ですが、作中では相手が悪かったと解釈され、実際はかなり強いではとも考察されています。地獄の悪魔に関する感想の中には、作中最強とも呼べる銃の悪魔より強いとの評価も寄せられ、ラスボス級とも評されています。地獄の悪魔の能力を受けた者は、どれだけ力があっても地獄から抜け出すことは不可能であり、相手を戦闘不能に陥れる能力の発動という点では、右に出る者はいないでしょう。

感想2:地獄の悪魔の説明が少ない

作中でもっともインパクトを残した地獄の悪魔は、名前から強そうな雰囲気を醸し、チェンソーマンに苦戦を強いらせる悪魔になり得ると考察されました。しかし、対象を地獄に落とす以外に目立った活躍はなく、作中での登場シーンの少なさもあり、能力に関する説明が少ない・突拍子すぎるとの指摘も見られます。また、地獄の悪魔には秘められた能力があるとも推測され、第二部での登場も期待されています。

感想3:地獄の悪魔の契約者は初老の男性と考察

悪魔と契約することは相応の代償を支払う必要があり、地獄の悪魔が相手であればかなり大きな代償を求められます。一方、地獄の悪魔の契約者について、一部ではトーリカの師匠の分身である、ドイツ人刺客・サンタクロースとの考察されています。仮に初老の男性(サンタクロース)が契約者だった場合、精巧な人形に対して悪魔を使役させていれば、トーリカの師匠はリスクを伴わずに悪魔を使える、との意見も寄せられています。

感想4:アニメでの登場シーンが気になる

地獄の悪魔の登場シーンは、「チェンソーマン」の中でもインパクトの大きい名場面であり、ファンの間でひそかな人気を集めています。原作漫画でも衝撃的なシーンとなった地獄の悪魔の登場ですが、アニメ版では、原作以上の迫力になると予想されます。また、早くもチェンソーマンのアニメ2期の放送を期待する声も寄せられ、地獄の悪魔の6本指がアニメではどのように表現されるか楽しみ、との感想も寄せられています。

感想5:地獄の悪魔の登場シーンがかっこいい

計り知れない不気味さを醸し出す地獄の悪魔の登場シーンは、恐怖を感じさせる一方で、かっこいいとも評されています。上空から扉が出現し、そこから巨大な6本指の手が伸び、デパートを覆う姿は圧巻であり、「チェンソーマン」の名シーンにも数えられます。地獄の名を持つ悪魔にふさわしい派手な登場シーンは、この後何が起きるのか、読者の想像を掻き立て、一度見たら忘れることができないインパクトを放ちました。

感想6:6本指の理由を考察

「6」という数字は、旧約聖書の獣の数字を意味し、または悪魔の数字とも解釈され、有名ホラー作品では不吉な数字として使用されています。「チェンソーマン」の地獄の悪魔の指も、悪魔にちなんで6本指で描かれており、普通ではありえないビジュアルが不気味な雰囲気を引き立てています。また、地獄の悪魔の指の数から、悪魔は12進法で数えるとの考察もみられ、作者・藤本タツキ先生の緻密な設定がうかがえるでしょう。

感想7:チェンソーマンに食べられたその後を考察

チェンソーマンに食べられることは、存在そのものがなくなることを意味し、地獄の悪魔が食べられた場合、地獄に棲む悪魔たちはどうなる、との疑問の声も寄せられています。地獄の悪魔は、「地獄」という恐怖を司る悪魔のため、チェンソーマンに食べられても地獄そのものが消滅することはないでしょう。一方、地獄の悪魔は、味方に率いれば切り札にもなり、強力な悪魔を討伐するために欠かせない戦力にもなり得るでしょう。

感想8:ベルセルクの蝕と似ている

チェンソーマンの地獄の悪魔について、生贄を捧げることで能力が発動される点から、「ベルセルク」の蝕(降魔の儀)に似ているとの感想も寄せられています。降魔の儀とは、人間が使徒に転生するための儀式であり、非常に恐ろしいものです。地獄の悪魔は、ベルセルクの蝕ほどホラー感はないものの、自分以外の人間の命を捧げる残虐さは共通しており、たとえようのない恐怖や危うさが読者を魅了しているでしょう。

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チェンソーマンの地獄の悪魔まとめ

チェンソーマンの地獄の悪魔まとめ・イメージ画像

「チェンソーマン」の地獄の悪魔の強さや能力、契約者や登場シーンなどを、あらすじネタバレ紹介しました。インパクトある登場や能力をみせながら、チェンソーマンにあっけなく倒されたため、あまりぱっとしなかったとも評されています。地獄の悪魔の強さは読者によって評価が分かれるも、地獄とこの世を行き来できる能力は、戦闘力で勝る悪魔を上回るとも考察でき、全ての悪魔の中で上位に位置する強さを秘めているでしょう。

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