ブルーロックがひどい・つまらないと言われる理由は？炎上騒動やアンチの意見を調査

• 作者：金城宗幸（原作・原案）、ノ村優介（作画）
• 出版社：講談社
• 掲載誌：週刊少年マガジン
• レーベル：講談社コミックス
• 発刊期間：2018年8月1日～連載中（2022年12月現在）
• 巻数：22巻（2022年12月現在）
• アニメ放送期間：2022年10月9日～放送中（2022年12月現在）
• アニメ話数：全24話予定（2022年12月現在）
• アニメ主題歌：UNISON SQUARE GARDEN「カオスが極まる」（OP）、仲村宗悟「WINNER」（ED）

『ブルーロック』は週刊少年マガジンにて連載中のデスゲーム式サッカー漫画で、金城宗幸先生とノ村優介先生の合作漫画です。金城宗幸先生が原作を担当し、ノ村優介先生が漫画のイラストを手掛けています。ブルーロックは2018年8月から連載が開始され、2022年12月現在までに22巻まで単行本を刊行しています。また、2022年10月からはテレビ朝日系列にてアニメも放送され、今後益々人気が出ると予想されています。

サッカーを愛する高校生・潔世一は、W杯優勝に導く為のストライカー養成プロジェクト"青い監獄（ブルーロック）"に参加します。プロジェクトの試験に失格したものは日本代表入りの資格を永久に失うという厳しい条件を課せられながら、他の参加者たちとのゲームに挑みます。潔は最初の試験で300人中299位という順位をつけられつつも、試験の中で成長し、秘められた才能を発揮していくのでした。

ブルーロックは原作漫画が1500万部の売上げを記録し、スピンオフ漫画やアニメ化も発表された人気を見せています。しかし、ブルーロックの漫画を読んだ読者のレビューでは、「ひどい」「つまらない」という感想や評価を持つ人もいるようです。こちらの項目では、そのようにブルーロックを読んで「ひどい」「つまらない」という感想や評価を持った人のレビューをまとめました。

ブルーロックの漫画の内容で問題になっているシーンや、ブルーロックが炎上商法と言われている理由などから、ブルーロックがなぜ「ひどい」「つまらない」と言われているのかを紹介しています。ブルーロックをこれから読もうか迷っている人や、「ひどい」「つまらない」という人がどのような部分に不満を持っているのかを知りたい人は、こちらの項目に目を通してみてください。

ブルーロックが「ひどい」「つまらない」と言われている理由の1つは、ブルーロックの原作漫画15巻にあります。ブルーロックはデスゲーム形式のサッカー漫画ということもあり、作中で過激なセリフが飛び交うことも少なくありません。ブルーロックを「面白い」という人の中には、そのような表現が良いという感想評価を持つ人も多いようですが、単行本の15巻では過激表現が特に多いため、不評となっているようです。

そのような理由から、ブルーロックの漫画15巻を読んだ読者のレビューでは、「小さな子供に見せるのはためらう」「青年誌ではありだけど、少年誌では炎上しそう」という感想評価が見られています。15巻で使用された表現は、主人公達の置かれた過酷な状況を演出するためのセリフとして効果は発揮しているものの、子供への影響を考えると寛容できる範囲を超えているという意見から低評価となっているようです。

ブルーロックが低評価を受けている理由には、「設定や演出が雑」というものがあります。上記の『ひどいといわれる理由①15巻』の項目でも触れたように、ブルーロックには暴力的な過激なシーンが登場します。その中でも140話で描かれたプレイヤーの顔を蹴るシーンは、ブルーロックの漫画を読んだ読者に違和感を覚えさせました。通常はプレイヤーの顔を蹴った選手は、故意で蹴ったわけではなくとも退場となります。

しかし、ブルーロックの140話のシーンでは相手の顔を蹴ったプレイヤーがそのまま試合を続行しており、実際のサッカーのルールを無視しています。また、現実であれば蹴られた選手もうずくまるほど痛みが起こるはずですが、このシーンでは何事も無かったように立ち上がっています。このような現実のサッカーのルールや状況を無視した部分が、読者に「設定や演出が雑」という感想評価を持たせているようです。

実在の選手を下げるようなセリフがあるのも、ブルーロックの読者のレビューで「ひどい」「つまらない」と言われている理由です。ブルーロックの漫画の中では本田選手や香川選手など、実在するサッカー選手の名前が登場しています。サッカー好きの読者にからすると、漫画の中に実在の選手の名前が登場するのは嬉しいサプライズではないでしょうか？

しかし、ブルーロックでは実在の選手の名前を出して応援するのではなく、残念な一例として名前を使用しています。この演出によって、サッカーファンの中には「フィクションだとしても言い過ぎ」「選手に失礼」という感想を持った人も少なくありませんでした。このシーンがブルーロックの漫画の中に登場したことで、SNSのブルーロックに対するレビューが炎上し、多くの読者から低評価を受けることになりました。

ブルーロックは、漫画の内容が過激なことで「ひどい」「つまらない」という低評価や感想を受けていますが、漫画制作の裏側においても「悪意を感じる」という読者のレビューが見られています。その"悪意"とは炎上商法のことを指しています。上記の『ひどいといわれる理由③実在の選手を下げるようなセリフ』の項目で紹介した、実在の選手を下げるセリフはブルーロックの漫画第1話で登場しています。

このセリフは多方面で話題となり、ブルーロックの連載が開始した当初に炎上騒ぎとなりました。炎上というネガティブな話題とはなりましたが、この炎上騒ぎで漫画ファンの知名度をあげたのも事実です。漫画やアニメなど、人気を獲得することが重要となる作品は初動が重要となってくるため、炎上商法は一種の商売戦略として活用されることも多い手法となっています。

しかし、多くの需要者の目に留まるものの、不安を煽る要因ともなってしまうため、狙って使うことで多くのファンを失うきっかけにもなってしまいます。ブルーロックが炎上商法を狙ってこのシーンを導入したのか真偽は不明となっていますが、第1話からネガティブな話題で注目されてしまったため、炎上商法漫画というレッテルを貼られ、低評価のレビューを受けるきっかけとなってしまいました。

ブルーロックは「ひどい」「つまらない」というレビューや感想評価が出ている他に、打ち切り疑惑も囁かれています。2022年12月現在ではブルーロックは打ち切りとはなっていません。コミック累計発行部数も1500万部を突破しており、週刊少年マガジンの看板作品として現在も人気となっているため、今後も打ち切りになる可能性は低いと考えられます。

ブルーロックの打ち切り疑惑が出たのは、『ひどいといわれる理由④炎上商法』の項目でもご紹介した炎上が理由となっているようです。ブルーロックは、漫画の第1話で実在の選手を侮辱しているとも受けとれるセリフが登場したことで、漫画の連載当初、読者の低評価レビューが多く投稿されていました。

このことから、問題作としてすぐに打ち切りになるのではないかと考えられていたようです。現在ブルーロックは週刊少年マガジンの人気作として話題となっているため、打ち切りにはならなかったものの「炎上商法作品」という見方をする漫画ファンは少なくないようです。

ブルーロックは「ひどい」「つまらない」という感想の他に、「怖い」という評価も持たれています。その理由の1つは、試験を脱落したキャラクターはサッカー人生が終了してしまうというスリルです。青い監獄のプロジェクトに参加した少年たちは、皆サッカーのプロ選手になりたいという夢を持っています。

しかし、青い監獄で出題される試験に落ちた者は、若くして日本代表という未来を奪われてしまいます。そのような過酷な状況に追い込まれているキャラクターたちに感情移入をした読者は、恐怖心を煽られブルーロックを怖いと感じているようです。

「ブルーロックが怖い」というレビューの中には、「コーチの絵心甚八が怖い」という感想も見られています。絵心は物語の中で度々サイコパスとも思われるような発言をしており、敗者となった少年たちに対しても同情ひとつ見せません。そのような感情が欠落していると感じられる立ち振る舞いが、読者に恐怖感を覚えさせているようです。また、黒目を強調した狂気を感じさせるデザインも「怖い」と言われる理由となっています。

ブルーロックは、施設に少年たちを集め、サッカーによるデスゲームを行うという物語です。そのため、招集された少年たちの中で物語が進み、他の登場人物は出てきません。他のスポーツ漫画では、選手に関わる女の子キャラクターとの恋愛シーンなども登場しますが、ブルーロックではそのようなシーンは無く、サッカー一筋の内容となっているのが面白いと評判です。

ブルーロックに対する高評価の中には、「作画がきれい」という感想もあります。作画を担当しているノ村優介先生は、第80回の週刊少年マガジン新人漫画賞を受賞しているほか、『進撃の巨人』のアシスタントも経験している経歴を持っています。進撃の巨人は戦闘シーンの迫力が評判となった作品ですが、ブルーロックでもその経験を生かした迫力あるプレーシーンが描かれています。

多くのスポーツ漫画では仲間との絆や、成長までの努力を賛美する物語が描かれています。しかし、ブルーロックでは自分の夢を叶えるためにエゴイズムを追及するキャラクターたちの内面に焦点が当てられています。きれい事だけではなく、人間の深い感情もさらけ出しているブルーロックの物語を「面白い」と感じる読者も多いようです。

ブルーロックは"サッカー×デスゲーム"という、これまでにないタイプのスポーツ漫画です。そのため、これまでのスポーツ漫画からは予想できない展開になることも多く、勝てないと思った相手に勝利し、楽勝だと思った相手に負けるという意外な展開が繰り広げられます。そのような先の読めないストーリーが、ブルーロックを読んだ読者に「面白い」と評判となっています。

こちらの方は、ブルーロックの漫画を読んで「つまらない」と感じたとレビューされています。ブルーロックはデスゲーム式のサッカー漫画ということで話題となっていますが、純粋なサッカープレーや友情もの漫画が好きな人からはイマイチな評価を受けているようです。

一方、こちらのツイートでは、ブルーロックを「面白い」と評価されています。ブルーロックには様々な選手が登場しており、こちらの方は「登場キャラクターの特性が現実にも通ずるものがある」と感想を述べられています。

こちらの感想でも、ブルーロックが「面白い」と評価されています。現実では有り得ない設定や演出が気になり「ひどい」「つまらない」と感じる読者も多く見られていますが、漫画だと割り切って読んでいる人には高評価を得ているようです。

以上、ブルーロックの漫画が「ひどい」「つまらない」と言われている理由を紹介してきました。ブルーロックが低評価されている理由には「子供向けではない過激な表現が多い」「設定や演出が雑」「実在の選手に失礼なセリフがある」などが見られています。また、漫画の第1話から炎上商法を狙っているかのようなシーンが登場したことも、純粋な漫画読者に不審感を与えているようです。

一方で、爽やかな王道スポーツ漫画に飽きてしまった人や、デスゲームなどスリルのある作品が好きという人には高評価を得ている作品となっています。ブルーロックは現在、テレビ朝日系列にてアニメが放送されているので、まだブルーロックを見たことがないという人はチェックしてみてはいかがでしょうか？