チェンソーマンの時代設定は1997年?時代背景や実際にあった出来事を考察

チェンソーマンの時代設定が1997年と言われている理由を考察!相棒のポチタと融合したデンジが、チェンソーの悪魔に変身して戦う物語が描かれているチェンソーマン。本記事では、チェンソーマンの作品概要とあらすじや、時代設定が1997年と言われている理由を考察していきます。また、第二次世界大戦やソ連の崩壊などの時代背景や、チェンソーマンの第2部の情報をネタバレしながら紹介していきます。

チェンソーマンの時代設定は1997年?時代背景や実際にあった出来事を考察のイメージ

目次

  1. チェンソーマンとは?
  2. チェンソーマンの時代設定は1997年?時代背景を考察
  3. チェンソーマンの時代設定がわかるカレンダーの表記
  4. チェンソーマンのソ連や実際にあった出来事を考察
  5. チェンソーマンのその他の謎を考察
  6. チェンソーマンの2部とは?あらすじを紹介
  7. チェンソーマンに関する感想や評価
  8. チェンソーマンの時代設定は1997年といわれる理由まとめ

チェンソーマンとは?

チェンソーマンの概要

時代設定が1997年と言われている理由や第二次世界大戦について知る前に、まずは「チェンソーマン」の基本情報を紹介していきます。チェンソーマンは2018年から連載されている漫画で、2020年に第1部が完結しており、2022年から第2部がスタートしています。作者の藤本タツキは秋田県出身の漫画家で、幼少期は「週刊少年チャンピオン」「月刊少年ジャンプ」の作品を読んでいたようです。

チェンソーマンのあらすじ

チェンソーマンでは、デビルハンターと悪魔の戦いが描かれています。主人公のデンジはフリーのデビルハンターをしていましたが、マキマと出会ったことで公安のデビルハンターになりました。また、当初は大量殺戮を行っている「銃の悪魔」を倒すことが目的になっていましたが、第1部の終盤で暗躍している黒幕が存在していることが明らかになりました。

アニメ『チェンソーマン』公式サイト

チェンソーマンの時代設定は1997年?時代背景を考察

ここからは、チェンソーマンの時代設定や時代背景が1997年と言われている理由を考察していきます。チェンソーマンは2018年から連載されている漫画のため、古臭い描写に違和感を感じている読者がいるようです。作中で描かれた車や電話、テレビの情報をネタバレしながらまとめていきます。

チェンソーマンの時代設定は1997年?

チェンソーマンは2018年から連載されているため、当初は時代設定や時代背景が現代と思われていました。ですが、キャラクターがスマホではなく公衆電話を使用していたため、読者の間で「時代設定や時代背景は現代ではない」という説が浮上しています。その後、カレンダーや銃の悪魔の描写がされたことで、1996年~1998年頃を描いていることが判明したようです。

チェンソーマンの主人公のデンジは、16歳を自称しているキャラクターです。デンジは幼少期に傷を負ったポチタと出会っており、ポチタに血を分けたことで相棒の関係になっています。また、自分の本当の年齢を知らない可能性がありますが、16歳という年齢が正しい場合には、幼少期のデンジが描かれた時代は1983年~1986年頃と予想されています。

デンジと出会った時のポチタには「銃創」があったため、読者の間では「ポチタは銃の悪魔と戦った」という説が浮上しているようです。また、銃の悪魔は1983年11月18日に現れているため、幼少期のデンジが描かれた時代は1983年と予想されているようです。チェンソーの悪魔は正体が謎に包まれているため、ポチタと銃の悪魔の戦いが謎を紐解く鍵になるかもしれません。

チェンソーマンの時代設定がわかる描写を考察

考察①ダンスダンスレボリューション

マキマはデンジとポチタの契約を破棄させるために、早川アキとパワーを殺しました。マキマの思惑通りにデンジは契約を破棄しましたが、チェンソーの悪魔に体を乗っ取られて暴走してしまいます。この時にチェンソーの悪魔が東山コベニにデートを強制しており、東山コベニは泣きながら「ダンスダンスレボリューション」というゲームをさせられていました。

ダンスダンスレボリューションは、1998年に稼働を開始したアーケードゲームで、同時期に家庭用のゲームも発売されています。稼働直後にブームが起きているため、チェンソーマンの時代設定や時代背景は1997年~1998年頃と予想されているようです。2002年にアーケード版は一旦終了していますが、2019年に新しい筐体の稼働が開始しています。

現実世界のアーケードゲームの名称は、「ダンスダンスレボリューション」ですが、チェンソーマンでは「ダンスダンスマッシュルーム」という名称になっていました。また、1990年代には「第一次グルメバーガーブーム」が起きているため、東山コベニがハンバーガー店に転職した理由が現実世界とリンクしているのかもしれません。

考察②黒電話がある

チェンソーマンは通信手段で時代設定や時代背景が分かると言われています。現代では、当たり前のようにスマートフォンが使われていますが、チェンソーマンの世界ではスマートフォンどころか、携帯電話を使用している様子も描かれていません。また、デンジが黒電話で会話している様子が描かれているため、携帯電話が普及していない時代が舞台になっているようです。

黒電話は「3号~4号電話機」「600形電話機」の総称で、「電電公社」が一般電話加入者に提供しています。1933年に提供が開始しており、高度経済成長期で一般電話の加入者が激増しているようです。1990年頃からボタン式の電話機が増えているため、チェンソーマンの世界では電話を変えていないだけかもしれません。

デンジは黒電話でマキマと話していますが、早川アキはボタン式電話機でマキマと話しています。そのため、チェンソーマンは「黒電話からボタン式電話機に移行を開始した時代」が舞台になっているのかもしれません。また、悪魔が当然のように存在している世界のため、通信手段の発達が遅れている可能性もあります。

考察③コベニが公衆電話を探す

チェンソーマンでは、「東山コベニが公衆電話を探す姿」「フリーのデビルハンターが公衆電話で話す姿」が描かれているため、時代設定や時代背景は1990年代と予想されています。携帯電話は1970年頃から普及していますが、1990年代の普及率は20%~30%だったため、東山コベニやフリーのデビルハンターが携帯電話を持っていなかった可能性があります。

チェンソーマンの世界では、「携帯電話などの通信機器が普及していない」という説が浮上しているようです。貧乏暮らしをしている東山コベニが携帯電話を持っていないことは納得できますが、作中ではPHSやポケベルも描かれていません。そのため、悪魔の影響で文明の発展が遅れており、それが通信機器に影響を与えている可能性があります。

デビルハンターは死と隣り合わせの生活を送っているため、通信機器の有無は生存確率を変えます。また、デビルハンターは死亡率が高い職業ですが、人手不足を解消するために給料が高く設定されているため、経済的に携帯電話が買えない可能性は低いです。また、公安の重要人物のマキマが小型の通信機器を使用していないため、チェンソーマンの世界には小型の通信機器が存在していないのかもしれません。

チェンソーマンの第1部では、携帯電話が描かれていませんでした。ですが、第2部では携帯電話が初めて描かれているため、第1部と第2部の間に通信機器の発達が起きたことが分かります。第1部では、銃の悪魔やマキマなどの人類の敵が死亡しているため、それが社会を変えた理由なのかもしれません。

考察④コベニの愛車

東山コベニは「このままでは頭がおかしくなる」という理由で辞職を考えていましたが、何とか思い留まってデビルハンターを続けていました。物語途中には、各国の刺客がデンジの心臓を狙っており、このエピソードで東山コベニは車を購入して笑顔になっています。この車が「2代目フィアット500」だったため、車種的にも時代設定や時代背景が1990年代と予想されているようです。

初代フィアットは第二次世界大戦後に販売を開始しており、2代目フィアットは1957年から1977年まで製造されていました。1990年代から見ると古い車ですが、東山コベニは「給料のほとんどを実家に仕送りする」という貧乏暮らしを送っているため、安い中古車を購入した可能性があります。また、パワーの暴走で車は破壊されているため、東山コベニは作中で一番不憫なキャラクターと言われているようです。

チェンソーマンでは、「ホンダ・シビックカントリー」という車も描かれています。ホンダ・シビックカントリーは、1980年から1983年まで製造されていた車で、北米では「シビックワゴン」という名称で販売されています。運転手が趣味で古い車に乗っている可能性もありますが、意図的に古い車が描写されている雰囲気があるため、車からもチェンソーマンの時代設定や時代背景が分かると言われています。

考察⑤早川アキの自宅のバランス釜

チェンソーマンでは「バランス釜」が描かれているため、時代設定や時代背景は1990年代と予想されています。バランス釜は1965年に「ガスター」が先駆けて開発した風呂釜で、公団住宅を中心に全国に普及しています。現代の風呂釜には無い「熱交換器」が特徴的で、都市ガスやプロパンガスが燃料に使用されているようです。

1990年頃からは、「集中給湯システム」「オール電化」が普及し始めているため、1990年以降に建築された住宅ではバランス釜がほとんど使用されていないようです。また、早川アキの自宅ではバランス釜が使用されており、少し古い印象の間取りや家具が描かれているため、早川アキの自宅は公団住宅という説が浮上しています。

チェンソーマンの早川アキは煙草を吸っており、煙草のパッケージには「MEV」と書かれていました。現実世界で同じ文字が入る煙草は「MEVIUS」しかないため、早川アキの煙草の銘柄はMEVIUSと予想されているようです。ですが、MEVIUSはマイルドセブンが2013年に名称を変更した煙草のため、煙草の銘柄には時代設定の矛盾点があるようです。

冷暖房両用のエアコンと冷房専用のクーラーには明確な違いがありますが、60代~70代以上の方はエアコンをクーラーと呼ぶことが多いようです。また、現代ではクーラーを大々的に宣伝することが少なくなりましたが、チェンソーマンの世界では看板にクーラーと書かれているため、このような描写も時代設定が1990年代と言われている理由のようです。

考察⑥山形新幹線

チェンソーマンでは「山形新幹線」が描かれています。山形新幹線は1992年に開業しており、福島駅から新庄駅の区間を運行しています。開業したばかりの頃は山形駅が終点になっていましたが、1999年に新庄駅まで延伸したようです。チェンソーマンのレゼは、山形駅に向かっていたため、「この頃は山形駅が終点になっていた」という考察がされているようです。

考察⑦テレビの種類

チェンソーマンでは、「デンジがテレビに夢中になる姿」が描かれていますが、デンジはブラウン管テレビを見ていました。薄型テレビはエプソンが1982年に販売を開始していますが、日本で一般的になったのは2000年代のため、テレビの種類もチェンソーマンの時代設定が1990年代と言われている理由のようです。

考察⑧キャラクターの髪型と服装

チェンソーマンは「一般人の髪型と服装が古臭い」と言われています。公安のデビルハンターはスーツを着用しているため、メインキャラクターの見た目に違和感はありませんが、一般人は昭和~平成初期の雰囲気を醸し出しているようです。

現代ではカラフルな髪色が当たり前になっていますが、チェンソーマンは「黒髪のキャラクター」が多い作品です。印象を強くする必要があるメインキャラクターは例外ですが、サブキャラクターはほとんどが黒髪です。そのため、チェンソーマンは「派手な髪色に染める習慣が無い時代」と予想されているようです。

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チェンソーマンの時代設定がわかるカレンダーの表記

時代設定や時代背景を考察した後は、チェンソーマンで描かれたカレンダーの情報を紹介していきます。チェンソーマンでは何度かカレンダーが描かれていますが、カレンダーの日付が1900年代になっているようです。

カレンダー①1983年11月18日

チェンソーマンの13話では、「1983年11月18日」のカレンダーが描かれています。この時にマキマが、「13年前に出現した銃の悪魔」について話しているため、本編は1996年~1997年の時代設定になっていることが分かります。

チェンソーマンの悪魔は、「人間が恐怖を抱くほどに強くなる」と言われています。本編が始まる13年前には、悪魔への対策で世界中で銃が広まっているため、それが銃の悪魔が強大な力を手に入れた理由のようです。また、悪魔がいつから存在しているかは不明のため、13年前の出来事が謎を紐解く鍵になるかもしれません。

カレンダー②1996年12月

チェンソーマンでは、デンジや早川アキが北海道に赴くエピソードが描かれていますが、この時の年代が1996年のようです。このエピソードでは雪が降っていたため、早川アキの家族の墓参りは1996年12月に行われたと予想されています。

カレンダー③1997年1月

チェンソーマンの作中では、岸辺が銃の悪魔の討伐隊を編成しており、早川アキは「デンジとパワーが死ぬ姿を見たくない」という理由で討伐隊の不参加を決めています。この時のカレンダーが1997年1月になっていたため、早川アキの家族の墓参りは年末に行われたようです。また、チェンソーマンの本編は1996年から始まり、途中で1997年になったことが分かりました。

チェンソーの悪魔は「喰った悪魔の名前や概念を消す」という能力を持っています。作中では太陽の描写が無いため、「太陽の悪魔が喰われて太陽が消えた」という説が浮上しているようです。また、カレンダーに日曜日が書かれていないため、「太陽が消えたことで日曜日も消えた」という考察がされているようです。

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チェンソーマンのソ連や実際にあった出来事を考察

カレンダーの日付や時代設定、時代背景を考察した後は、チェンソーマンの設定と関係している第二次世界大戦、ソ連の情報をまとめていきます。チェンソーマンの世界では、悪魔が概念を形成しているため、第二次世界大戦やソ連が現実世界とは異なる扱いになっているようです。

考察①ナチスと第二次世界大戦が消えた

ナチスはナチ党政権下のドイツ国の通称です。1939年に行った「ポーランド侵攻」が英仏の宣戦を招いており、これが第二次世界大戦を引き起こすきっかけになりました。1941年にはソ連に宣戦布告していますが、1945年にベルリンがソ連軍に占領されたことで敗戦しています。チェンソーマンのマキマは、「ナチスはかつて存在した」と言っているため、すでに世界から存在が消えていることが分かりました。

チェンソーの悪魔は「喰った悪魔の存在を消す能力」を持つため、「ナチスの悪魔」は過去の戦いで喰われて消えてしまったようです。また、マキマは「第二次世界大戦も消えた」と言っていますが、第2部にはチェンソーの悪魔に恨みを持つ「戦争の悪魔」が登場しているため、ナチスが消えたことで第二次世界大戦が消えた訳ではないのかもしれません。

2022年12月時点では、チェンソーマンの「ナチスの悪魔」の詳細は不明です。また、ナチスを指揮していたヒトラーは悪魔のような存在として知られるため、「ヒトラーの悪魔」を喰ったことでナチスが消えたという説も浮上しているようです。マキマは「祖阿」「エイズ」「アーノロン症候群」なども消えたと言っているため、本編が始まる前からチェンソーの悪魔は他の悪魔と戦っていたようです。

第二次世界大戦が勃発した当時の日本国は、「大日本帝国」という名称でした。そのため、第二次世界大戦が勃発していない場合には、チェンソーマンの世界の日本の名称が大日本帝国のままの可能性があるようです。また、「第二次世界大戦が勃発したけれど、悪魔が喰われたことで人々の記憶から消えた」という説も浮上しているようです。

前述したように、チェンソーマンに喰われた悪魔は存在や名前が消滅してしまいます。ですが、マキマは「支配の悪魔の能力」で記憶を保っていたため、ナチスや第二次世界大戦が消えたことを話していたようです。また、マキマは「恐怖が無いより良い世界」を作ろうとしているため、世界を作るためにデンジを利用しています。

考察②ナチスとの不可侵条約が消えた

ポーランド侵攻はナチスとソ連、スロバキア共和国が行ったもので、ポーランドの同盟国のイギリスとフランスがナチスに宣戦布告したことで第二次世界大戦が始まりました。ナチスとソ連はお互いの軍事力を使ってポーランド侵攻を開始しているため、ナチスが消えたことでポーランド侵攻も無くなった可能性があります。また、ナチスが消えてソ連は残ったという考察がされているようです。

チェンソーマンの第2部には、「戦争の悪魔」という悪魔が登場しています。戦争の悪魔は「戦争全体」「核兵器」「武器」などをまとめた存在で、第二次世界大戦の発生が免れたことで弱体化しているようです。そのため、「第二次世界大戦の悪魔」が存在していた訳ではなく、ナチスが消えたことで第二次世界大戦も消えたという考察がされています。

考察③ソ連は存続している?

ソ連は1922年から1991年まで存在していた「社会主義国家」で、内部分裂で崩壊したと言われています。また、ソ連とアメリカは長期間に渡る冷戦状態でしたが、ソ連の崩壊で冷戦も終結したようです。チェンソーマンの作中では、マキマが消滅した概念にソ連を含めていないため、ソ連は存続している可能性があるようです。

チェンソーマンでは、各国の刺客がデンジの心臓を狙うエピソードが描かれています。このエピソードにソ連の刺客のトーリカと師匠が登場しているため、チェンソーマンの世界ではソ連は崩壊していないことが分かります。また、ソ連の大半はロシアが受け継いでいるため、チェンソーマンの世界にはロシアが存在していないのかもしれません。

考察④チェンソーマン世界と歴史が違うことの辻褄合わせ

戦死が他の死亡理由になる?

マキマは「第二次世界大戦が消えた」と言っていますが、「第二次世界大戦が勃発した後に消えた」「ナチスが消えたことで、第二次世界大戦が勃発する未来も消えた」という2つの考え方ができます。また、戦死者が出ている場合には、概念が消滅した瞬間に戦死者の死亡理由が改変された可能性があります。

人間の脳内で都合の良いようになっている?

チェンソーの悪魔が他の悪魔を喰った瞬間に、人間の記憶が都合よく改変された可能性もあります。また、地獄には正体不明の悪魔が存在しているため、地獄の悪魔が人間の記憶に関係しているのかもしれません。

家族や友人には、戦争で死んだ人物の記憶が鮮明に残っているため、一気に何万人もの記憶が改変されると社会が混乱する可能性があります。そのため、チェンソーマンの世界では、第二次世界大戦は勃発していないという考察がされているようです。

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チェンソーマンのその他の謎を考察

時代背景や第二次世界大戦、ソ連に関する情報を考察した後は、チェンソーマンで描かれたその他の謎をまとめていきます。チェンソーマンでは日常パートが描かれていますが、日常パートに現実世界とは異なる部分があるようです。

考察①面白い映画が少ない理由

チェンソーマンでは、デンジとマキマが映画デートをするエピソードが描かれていますが、2人は退屈そうな表情で映画を見ていました。前述したように、チェンソーの悪魔に喰われた悪魔は、名前や概念が消えてしまうため、人間の恐怖が無いことで面白い映画が作れないという考察がされているようです。また、人間の記憶が改変されていることにも問題があるのかもしれません。

映画は実際に起きた出来事をイメージして作られることも多いため、恐怖や悲劇が消えてしまった世界では面白い映画が作れないのかもしれません。また、マキマは「ほとんどの人が難しくてよく分からないと言っている映画」を見て涙を流しているため、マキマと他人の感性が違う可能性もあります。

マキマは「恐怖が無いより良い世界」を作ろうとしていました。ですが、本当の望みは「対等な関係」だったため、恐怖が無い世界に自分自身が退屈さを感じていた可能性があります。デンジは頭が悪いキャラクターのため、単純に映画の内容を理解できなかったのかもしれません。

考察②戦争がなくなり通信技術の発達が遅れている?

戦争は大勢の命が失われる恐ろしいものですが、1分1秒が生死を分ける状況で戦っているため、通信技術が発達する側面もあります。そのため、チェンソーマンは第二次世界大戦が消えたことで、通信技術の発達が遅れている可能性があります。

チェンソーマンには悪魔が登場していますが、「いつから悪魔が存在しているのか」は不明です。また、現実世界よりも人間の命が軽いため、人が死に過ぎていることが通信技術が発達していない理由かもしれません。

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チェンソーマンの2部とは?あらすじを紹介

時代背景や第二次世界大戦、ソ連に関する情報を考察した後は、チェンソーマンの第2部の情報をまとめていきます。チェンソーマンは累計発行部数1800万部を突破している大ヒット作品のため、第2部の連載スタートに喜びの声が挙がっているようです。第2部のあらすじやキャラクターの情報をネタバレしながらまとめていきます。

チェンソーマンの2部とは?

チェンソーマンは2019年に「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートしており、2020年に第1部が完結しています。2022年7月からは第2部がスタートしており、週刊少年ジャンプからウェブサイトの「少年ジャンプ+」に移籍しました。2022年10月からはアニメの放送もスタートしているため、話題性を高めるために同時期に連載が再開したと予想されています。

チェンソーマンの2部のあらすじ

第2部にもデンジが登場していますが、第2部は三鷹アサというキャラクターが主人公の立ち位置になっています。三鷹アサは高校に通う高校生で、過去に両親を悪魔に殺されているため、ヒーロー扱いを受けているチェンソーマンを嫌っています。また、戦争の悪魔に体を乗っ取られてしまったため、「ヨル」という名前を名乗る戦争の悪魔と体を共有することになりました。

三鷹アサのクラスでは、「コケピー」という悪魔を飼っていました。コケピーに感情移入したクラスは良い雰囲気になっていましたが、三鷹アサは不注意でコケピーを殺してしまい、それからクラスメイトの虐めを受けていました。また、「正義の悪魔」と契約していた委員長に殺されてしまいますが、戦争の悪魔と契約したことで復活し、委員長と正義の悪魔を撃退しています。

チェンソーマンの2部の主なキャラ

戦争の悪魔

チェンソーマンには、「戦争の悪魔」というキャラクターが登場しています。戦争の悪魔は飢餓の悪魔の妹で、高圧的で傍若無人な性格をしているキャラクターです。チェンソーマンとの戦いに敗れて体を喰われており、それ以来戦争が起きなくなったことが分かっています。

飢餓の悪魔

飢餓の悪魔は戦争の悪魔の姉を名乗る人物で、自身を「キガちゃん」と呼んでほしいと言っています。物語途中には、三鷹アサの友人のユウコが正義の悪魔と契約しており、ユウコは伊勢海ハルカに首を切断されて死亡しています。ですが、飢餓の悪魔が何らかの能力を使ってユウコを復活させました。

Thumb【チェンソーマン】クァンシは最後首を切断されて死亡?能力や復活の可能性を考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

チェンソーマンに関する感想や評価

時代背景や第二次世界大戦、ソ連の情報を考察した後は、チェンソーマンに関する感想をまとめていきます。チェンソーマンは漫画だけでなくアニメも話題になっているため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。本記事で考察した時代背景や年代に関する感想をまとめていきます。

感想:時代設定や時代背景が気になる!

本記事で紹介したように、チェンソーマンは1990年代が舞台と予想されているため、詳しい時代設定や時代背景が気になるという感想が挙がっているようです。また、チェンソーマンの世界と現実世界には違いがあるため、世界が違う理由が気になるという感想も挙がっているようです。

感想:東山コベニのダンスが面白い!

本記事で紹介したように、東山コベニは強制デートで「ダンスダンスレボリューション」のようなゲームをプレイさせられています。この時の東山コベニは泣きながら見事なステップを踏んでいたため、デートのエピソードが笑えるという感想が挙がっているようです。また、東山コベニは人間離れした身体能力を持つため、東山コベニの正体が気になるという感想も挙がっているようです。

感想:第二次世界大戦が消滅した影響が気になる!

第二次世界大戦では大勢の死者が出ていますが、文明社会を発展させた側面もありました。そのため、チェンソーマンの世界で、第二次世界大戦が消えた影響が気になるという感想が挙がっているようです。また、現実世界のソ連とアメリカは冷戦状態だったため、ソ連とアメリカの関係も気になるという感想が挙がっているようです。

感想:今後の展開が気になる!

デンジは「普通の人生を送る」という夢を抱いていましたが、この夢は第1部の終盤で叶えられています。第2部では三鷹アサが主人公になっているため、今後の展開が気になるという感想が挙がっているようです。また、パワーはデンジに「私を地獄で見つけてほしい」と言っているため、パワーの復活を望んでいる読者が多いようです。

Thumb【チェンソーマン】ビームが死亡したのはなぜ?2部で再登場する可能性も考察 | 大人のためのエンターテイメントメディアBiBi[ビビ]

チェンソーマンの時代設定は1997年といわれる理由まとめ

本記事では、チェンソーマンの時代設定や時代背景が、1997年と言われている理由を考察していきました。チェンソーマンは時代設定や時代背景の説明がされていない作品のため、それぞれの読者が自分なりに解釈する面白さがあるようです。チェンソーマンを読んだことが無い方も、本記事を参考にしながら読んでみて下さい。

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