【SSSS.DYNAZENON（ダイナゼノン）】南夢芽がかわいい！なんとかビームとは？

南夢芽は、人気アニメ「ダイナゼノン（SSSS. DYNAZENON）」のヒロインです。日常の出来事に無関心なほうで、何を考えているかわからない面もあり謎めいた人物です。本記事では、夢芽にスポットを当てて、どのような人物であるのか徹底解説します。夢芽についてくわしく知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。

かわいい南夢芽が登場するダイナゼノン（SSSS. DYNAZENON）は、円谷プロダクションとTRIGGERの共同制作による特撮ロボットアニメです。原作は「電光超人グリッドマン」で、監督は雨宮哲さん、脚本は長谷川圭一さんが務めました。本作は2021年4～6月にかけてTOKYO MXほかにて放送されており、その後もメディアミックスが行われています。

高校一年生の麻中蓬は、破天荒な少年ガウマの命の恩人となりました。ガウマは自身のことを「怪獣遣い」と名乗り、その後も蓬に付きまといます。ある日、突如として謎の怪獣が現れて街を襲いました。ガウマは自身の持つ力で、怪獣を抑制しようとしますが及びません。すると、彼は巨大なロボットであるダイナゼノンを召喚したのです。そして、蓬、夢芽、山中歴も引き込まれ、ダイナゼノンに搭乗して共に戦うこととなりました。

ダイナゼノンのかわいいヒロインで、フジヨキ台高校に通う蓬と同じクラスの一年生です。赤みがかった茶色の髪と緑色の瞳をしています。全翼機型メカであるダイナウイングのパイロットを務めており、上空からの攻撃が得意です。戦闘以外にも学校へ遅刻しそうなときは、ダイナウイングを交通手段として使っています。クラスでは「何を考えているのかわからない」と言われ、少し浮いた存在のようです。

見た目は無表情ですが、気を許した相手には冗談を言ったり、積極的に話しかけたりします。中学時代は親友がいなければ、他人とコミュニケーションを取れないほどの人見知りでした。また、クラスメイトから嘘をつく傾向があると指摘され、本人も認めている様子です。理由は男子生徒を呼び出したのにもかかわらず、そのままバックレるという行動を繰り返しているためです。

前作のグリッドマンでは、メインキャラの瞳の色で敵と味方に分かれていました。味方のキャラは青色、敵のキャラは赤色の瞳です。六花ママの瞳は黄色でしたが、この色が何を示しているのかは判明していません。グリッドマンでは、夢芽のように瞳の色が緑のメインキャラはいませんでした。果たして彼女は敵か味方か、注目したいところです。

かわいい夢芽の瞳の色は緑です。また、本作のメインキャラであるガウマの瞳の色も、緑となっています。したがって、ダイナゼノンで緑色の瞳を持つキャラは、夢芽とガウマの2人です。ダイナゼノンの元ネタであるダイナドラゴンは、「キングジェット」「ダイナファイター」の2機で構成されています。

そのことから、夢芽はダイナゼノンに関わるメカに、搭乗する可能性もあると考察できます。もしくは、ダイナゼノンを構成するメカになるのかもしれません。

夢芽は独特の形をした知恵の輪をいつも持っています。「アンク」のデザインとなっており、エジプトでは生命を象徴するそうです。知恵の輪を片手で持つ際は、黒いほうが夢芽、白いほうを香乃が持つという、お決まりの描写があります。また、彼女は物をすぐ落としてしまうことが多く、知恵の輪も紛失してしまいました。

また、オープニングでは、ダイナウイングが、彼女の髪に絡まりながら登場します。そのシーンの背景には、香乃が描写されていました。これは夢芽が過去に対して、向き合っていることが表現されているそうです。まとめると、「知恵の輪」「落とし物をしやすいクセ」「香乃との対岸」が、夢芽の正体に関する伏線の可能性が高いと考察できます。

小学生時代に、水難事故で姉を亡くした過去があります。姉は自身の演奏会に夢芽を招待しましたが、行けないまま死別してしまったのです。彼女は今でも姉の死に納得できない気持ちでいます。生前に姉が所持していた知恵の輪のようなものを、夢芽はいつも持ち歩いている様子です。

夢芽の両親は上手くいっておらす、浴室まで声が聴こえるほど口論をしています。喧嘩の原因が姉の死によるものかは、明らかにされていません。家庭内はギクシャクしてすでに冷め切っており、母親の精神状態も不安定な様子がうかがえます。

五行とは中国の哲学の一つで、「木」「火」「土」「金」「水」の5つのことを表しています。「木」は人間の感覚器とされる「目」とも関わっており、色は青や緑と関連しています。このとことからも、夢芽の瞳の色は緑のため、五行をモチーフとしていることが考察できるでしょう。

ダイナゼノンの第4話で、夢芽の口から「なんとかビーム」と叫ぶ単語が出ました。おそらく、技名が思い出せず「なんとかビーム」と言ったのでしょう。ガウマが直後に訂正した通り、正式な技名は「ペネトレーターガン」といいます。第7話でも彼女は再び「なんとかビーム」と言っていたため、今後も覚える気はない様子です。

本作の主人公で、夢芽とは同じ高校に通うクラスメイトの関係です。物語の序盤で夢芽のことを意識し始め、最後はゾッコンになります。また、ガウマに関わってしまったことで、夢芽と共にほぼ無理矢理という形で、ダイナゼノンの操縦者に選抜されました。

蓬と同様に本作の主人公で、夢芽が所属するガウマ陣営のリーダーです。メンバーの兄貴的な存在で、ダイナダイバーを操縦しています。破天荒な見た目と言動とは裏腹に人情があり、メンバーからも慕われている様子です。5000年前に一度は死んでいるものの、再び現代で眠りから覚めて復活しました。

夢芽の幼なじみで、彼女が懐いている数少ない友人です。人見知りで無表情になる夢芽ですが、鳴衣の前だけでは普通の高校生のように冗談を言ったり、じゃれ合ったりできます。写真部に入っており、時おり夢芽の写真も撮っているようです。

死別した姉とは、それほど仲良くはありませんでした。しかし、姉は自身の定期演奏会に、妹の夢芽を招待しています。夢芽はなぜわざわざ姉が自分を誘ったのか、未だに心の中で引っかかっていました。そのためか、夢芽は男子生徒を呼びつけては、すっぽかすという行動を取っています。そのような自分をわかっていながら、止められない様子です。その際に語った名言となります。

一見、夢芽は何事に関してもやる気のないポジションのようですが、戦闘に関しては協力的な姿勢です。時には、蓬を引っ張っていくほどの積極性が見られます。姉を亡くしたという過去があることで、人助けをしたいという感情を強く持っていることが、名言からも伺えます。

物語の序盤で、夢芽が器用ではないと思わせる描写が多く登場します。しかし、飛鳥川ちせにとっては、充分器用に見えたのでしょう。ちせは夢芽たちに、「みんなみたいに器用じゃない」と言い放ちます。そのときの夢芽の名言です。

ダイナゼノンの南夢芽を演じたアニメ声優は、若山詩音さんです。1998年2月10日生まれで、千葉県出身となります。3歳のときにスカウトされて、劇団ひまわりに入団しました。高校時代は美術部に所属しており、美術予備校にも通っていたそうです。2019年にアニメ映画の「空の青さを知る人よ」で、声優として初主演を果たします。

• 2006年：RED GARDEN（幼少期のアンナ役）
• 2019年：Dr.STONE（～2022年 あずら役）
• 2021年：SSSS.DYNAZENON（南夢芽役）
• 2021年：さよなら私のクラマー（越前佐和役）
• 2022年：リコリス・リコイル（井ノ上たきな役）

ダイナゼノンの夢芽と、人気アニメ「リコリコ」のたきなの声優は同じ人です。また、本作のちせの声優とリコリコの千束も、同じ人が演じているそうです。どちらの作品も、物語を盛り上げるヒロインのメインキャラとなっています。そのため、同じ声優が演じていることを知って、喜んでいるアニメファンが多いようです。

夢芽が「なんとかビーム」と言いながら、敵を攻撃する姿が非常にかわいいという感想が上がっています。ゆるくてやる気のない感じが、彼女の魅力という声もあります。また、物語の回を追うごとに、かわいさが増していくという感想もありました。

蓬が夢芽を想う一途な気持ちに、胸を熱くする視聴者も多くいます。大切な人が苦しんでいるのは嫌だし、大切な人が大切にしている人は他人じゃないと、ストレートに言える蓬は強いという感想もありました。夢芽の心を溶かしていった蓬に、グッときたという声もあります。

夢芽はダイナゼノンのヒロインで、何を考えているかわからないと、クラスメイトに言われる少女でした。しかし、物語が進むにつれて、彼女の魅力が徐々に増していきます。戦うときは真剣ですが、合間に見えるゆるくてフワッとしたキャラが、かわいいポイントです。ダイナゼノンを視聴する際は、南夢芽にもぜひ注目してみてください。