【君の名は。】避難訓練が行われた理由は？町長の父親を説得できたのはなぜ？

君の名は。はアニメ史に残ってるアニメ映画です。伏線のあるストーリーが絶賛され、君の名は。はネット上でも様々なことが考察されています。彗星の衝突から住民を助けるために、奮闘する三葉たちの姿は好評を博しています。ここではまずメガヒットを記録したアニメ映画である君の名は。の基本的な情報をまとめていきましょう。

君の名は。は、新海誠が監督・脚本を担当しているアニメ映画です。2016年に公開されると異例のロングヒットを記録しました。社会現象を巻き起こした作品であり、君の名は。の興行収入は250.3億円を突破しています。日本歴代興行収入ランキングでは『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』や『千と千尋の神隠し』、『タイタニック』、『アナと雪の女王』に次ぐ、第5位に君の名は。はランクインしています。

君の名は。はそのクオリティーが絶賛されています。公開された年には第20回文化庁メディア芸術祭や第40回日本アカデミー賞などの映画賞を総なめにしました。「入れ替わり」をテーマにしていて、ファンタジー要素と恋愛ストーリーを融合させています。君の名は。の主題歌も絶賛されていて、RADWIMPSの「前前前世」はアニソンの定番曲として親しまれています。

東京の四ツ谷に住む男子高校生・立花瀧(たちばなたき)は、奇妙な夢を見ます。それはある女性と入れ替わっているという不思議な夢でした。その入れ替わった人物は、宮水神社の巫女をしている宮水三葉(みやみずみつは)という女子高生です。瀧はその夢の中で、女子高生として一日を過ごすことになりました。次の日、目を覚ました瀧は、元の体に戻っていました。

三葉も瀧となぜか同じ夢を見ていました。2人ともこの奇妙な夢を覚えていませんでしたが、その痕跡はいたるところに残っていました。そして、2人は夢を見ていたわけでなく、実際に入れ替わっていたことに気が付きます。2人はたびたび入れ替わりを体験することになり、徐々に惹かれ合っていきました。瀧はその中で、重大な事実にたどり着くことになりました。

ここでは君の名は。の避難訓練が行われた理由をネタバレありで見ていきましょう。君の名は。の避難訓練は、ストーリー上ではかなり重要な出来事です。避難訓練がなければ、住民たちを助けることはかなり難しかったとされています。彗星の衝突から住民を助けるために、避難訓練という策を三葉の父親が決めています。このことについては君の名は。のファンにも注目され、どういった経緯で町が救われたのかも気にされています。

2013年10月4日、糸守町に彗星が衝突して町は壊滅状態になります。瀧はそれを止めるために、三葉に住民を避難させるように伝えました。しかし、2013年10月4日、糸守町では秋祭りが行われています。そんなとき、避難訓練の実施が突如として決まり、住民は助かりました。なぜ避難訓練が行われた理由は劇中では、あまり詳しく明かされていません。実は、その理由は小説『君の名は。』で詳しく描かれています。

新海誠作品は小説版の君の名は。で、キャラクターたちの詳しい心情を理解することができます。町長である三葉のお父さんが父親として、娘の頼みを聞いた経緯が小説版では映画よりも詳しく解説されていました。こうした点が新海誠作品の面白い点であると言われています。避難訓練を決めるまでの経緯や娘との関係性なども、小説では深く掘り下げられているので、ファンには見逃せない小説となっています。

実は、秋祭りの日には糸守町では避難訓練は行われていません。行われたのは『避難指示』でした。三葉の父親は町長として絶大な影響力を持っています。糸守町町長としての権力で、秋祭りの最中に突如として、避難指示を出すという前代未聞の行動を取りました。一葉や四葉からの説得や三葉の行動を実際に見たことで、避難訓練よりもより強制力の強い避難指示にしたのでした。

避難訓練は表向きの理由で口実でした。避難指示は、災害が起こった時のみ発令できます。そのため、彗星から住民を守ったあとには、避難訓練を実施したことにしました。避難訓練を偶然にも行ったことで、住民たちは奇跡的に無事だったという報道になります。こうしたことも町長としての実力の高さであり、しっかりとした根回しも済んでいることが分かります。

「三葉の予言に従い、住民たちを避難させた」などと発表するわけにはいかないというのが本音です。父親として三葉を守りたいという想いがあったとも言われています。避難指示を発令した時には、大きな責任問題になるのではないかと言われていました。しかし、避難訓練を実施したということにしたことと住民たちを守ったことで、町長として処分されるようなことはありませんでした。

糸守町に隕石が落下していれば、秋祭りに参加していた住民は死亡していました。その人数は500人以上と言われていて、大規模な災害になるはずでした。糸守を訪れた瀧は、その被害の大きさに驚愕したほどです。近隣の図書館で調べるシーンでは、詳しく描写されています。隕石落下により、糸守町が突然消えてしまうという大事件は、その当時は大々的に報じられていました。

その犠牲者には、三葉や四葉、一葉なども含まれていました。町民500人以上が死亡したので、三葉の同級生なども死亡したと考えられています。 この大惨事は、瀧が口噛み酒を飲んで、強制的に入れ替わったことで何とか回避できました。

避難訓練のことを週刊誌がどのように書いたのかも気にされています。過去が変わったことで、瀧が図書館で見た記事はなくなります。そして、週刊誌では、糸守町がなぜ大惨事を逃れたのかを報じました。そして、三葉の父親は英雄として取り上げられることになります。彼の経歴や町長としての手腕なども取り沙汰されて、一時は日本中の話題になりました。

なぜか三葉の名前がマスコミに出ることはありませんでした。それは三葉の父親によって情報は操作されたからです。三葉が関わっていたことは伏せられていて、週刊誌の報道は事件直後は盛り上がったものの、徐々に忘れ去られていくのでした。避難訓練を突然行ったことへの根拠は、それほど問題にならず、住民を救ったことだけが話題になりました。そして、三葉はその騒ぎの中で、入れ替わりの記憶をなぜか徐々に失っていきました。

ここでは君の名は。の三葉が町長の父親を説得できたのはなぜなのかもネタバレありで見ていきます。父親と宮水家の関係が、避難訓練にも影響を与えたと考えられています。三葉が町長の父親を説得できるというのは、どういったか経過を経たのかやなぜ町長をやっているのかも気にされていました。宮水家の関係性も君の名は。を楽しむ上では、欠かせない情報となっているので、ネタバレ紹介はファンにも注目されています。

三葉の父親である宮水俊樹は、糸守出身ではありません。三葉の母親である二葉と結婚して、婿入りします。二人の出会いは民俗学者として活動していた頃でした。宮水神社に取材で訪れた俊樹は、二葉と知り合いになりました。そして、結婚することになりました。なぜ婿養子なのかも気にされています。宮水神社は1200年以上の歴史があるために、婿養子として宮水という名を残そうとしたと考えられています。

結婚後には三葉と四葉の2人の娘を儲けます。しかし、幸せな時間は長くは続きませんでした。しばらくすると、二葉の体調に異変が起こりました。それは免疫疾患で、大病院でなければ治療を受けることが難しい病でした。二葉は病状が悪化しても、なぜか糸守町から離れようとしませんでした。結局、大病院で治療することなく、死んでしまいました。なぜ二葉が町を離れなかったのかを俊樹は考えました。

俊樹はしばらくは二葉の死のショックで立ち直れませんでした。彼にとって大きな転機となったのは、ある出来事でした。それは母親(三葉の祖母)や町民たちが、若くして死亡した二葉の死を「神様の元へ帰った」として、受け入れていることでした。こうした考え方や信仰のせいで、二葉が町を離れることを拒否したという結論に至りました。そして、この信仰そのものをなくしたいと考えるようになります。

俊樹は、二葉の母親と口論になって、宮水の家を出ることを決めました。三葉・四葉を連れて行こうと考えていましたが、2人は俊樹についていきませんでした。宮水に残ったことで、父親との距離もできてしまいます。そして、このことが理由で、親子間に溝ができてしまいました。巫女としての役割があるために、宮水神社にとっては若い女の子は必要な存在であることも、祖母が2人を引き取った理由でもあります。

俊樹は宮水の名前を利用して、町長選への出馬を決めます。糸守を変えるべく、あらゆる手段を使って町長になろうと決意した俊樹は、他の候補を寄せ付けませんでした。そして、やり手の町長として信頼と実績を得ていきました。その影響力は宮水の神社をも超えるほどです。糸守町の宮水への信仰を壊したいと考える俊樹は、神社に不利な政策をいくつも実行していきます。

宮水の信仰がなければ、妻である二葉は大病院に行ったかもしれないと考えたからでした。助かったかもしれないと考え続けた俊樹は、町長として家族をないがしろにするようになります。そして、一葉との関係性も急速に悪化していきました。その影響は祖母のもとで育てられた三葉と四葉にも及んでいて、娘との関係も最悪のモノになっていくのでした。

三葉と父親である俊樹の関係は悪くなっていきました。三葉には父親の責務を放棄してまで、町長としての権力を欲しているように見えていました。母親の死に大きなショックを受けたことには、気づいていません。一葉は気づいていたと考えられていますが、三葉と四葉にはそのことを伝えませんでした。そして、別々に住むことで心の距離はどんどん離れていってしまいました。

物語が始まる頃には、二人の交流は完全に断たれていました。俊樹は町長選のために必死になっています。三葉は巫女としての役割を果たすために、多忙な毎日を過ごしていました。それは瀧と入れ替わっても、変わることはありませんでした。そして、住民の避難を求めるために、三葉は父親に頼むことになります。二人の関係性がその後どうなったのかは、あまり語られることはありませんでした。

三葉の父親が町長になったのは、信仰をなくすためということでした。三葉の父親は民俗学者という過去があります。そのため、死を受け入れるという考える町の信仰をなくしてしまいたいと考えました。それほどまでに妻の死のショックは大きく、娘たちに理解されなくても町長として自分の信念を貫きました。

君の名は。の奥寺先輩の結婚相手は誰なのかも注目されています。君の名は。の奥寺先輩は、作中でも屈指の人気キャラクターとなっています。奥寺先輩は瀧に思いを寄せていたような描写がありましたが、結果的には別の相手と結婚していることが示唆されています。その結婚相手は監督を務めた新海誠が、君の名は。の裏設定として明かしました。ここからもネタバレありで紹介していきます。

瀧の先輩として登場し、彼にとってのマドンナ的な存在であった奥寺先輩は注目されています。特に、物語のラストシーンでは奥寺先輩が、指輪をはめているということが大きな話題になりました。劇中では、奥寺先輩は多岐に思いを寄せている描写があります。しかし、瀧が「何か大切なことを忘れている」という状態だったので、奥寺先輩の想いに応えることはありませんでした。

そして、そんな状態が長く続いている瀧に奥寺先輩の気持ちがついていけませんでした。指輪をはめていたのは、瀧ではない別の人物との結婚が決まったからです。奥寺先輩は人気キャラクターだったので、その相手は誰なのかはファンの間でも注目されていました。

奥寺先輩の婚約した相手は誰なのかは気にされています。そのヒントになっているのが、奥寺先輩の指輪のシーンの少し前のシーンです。瀧たちが就活について話しているときに、ある人物に注目が集まりました。それは瀧の親友である藤井司です。彼は瀧の飛騨地方への旅行に、奥寺先輩と共に付き合ってくれたよき友人です。

2人は飛騨旅行のあと、婚約していたことが判明しました。これは公式パンフレット第二弾では明かされてます。これは監督が自ら「裏設定」を明かしているパンフレットで、婚約関係であるとコメントをしました。婚約している状態なので、まだ結婚しているというわけではありません。奥寺先輩は瀧への気持ちも少なからず残っているような姿を見せていて、失恋した女性の雰囲気を醸し出していました。

ここでは君の名は。の口噛み酒は実在するのかをネタバレありで見ていきましょう。口噛み酒は、作中でも最も重要なアイテムです。宮水神社ではこの口噛み酒は、神への捧げものとして神聖なものです。そして、三葉と瀧が再会するときに、この口噛み酒が大きな意味を持つことになります。口噛み酒は実在することでも知られ、実際にはどういったものなのかも気にされていました。

君の名は。の口噛み酒は実在するということも大きな話題になりました。口噛み酒は、日本酒造りの起源になったと言われています。これは米を口に入れて噛んだものを、容器に保存することで発酵させるという日本独特の酒です。こうした酒造りは、巫女の仕事として始まったと考えられています。神事のひとつとして行われていて、こうしたシーンが君の名は。でも描かれていました。

三葉は巫女としての役割で、この口噛み酒を奉納しました。そして、この酒が瀧と三葉の2人をつなぐことになります。若くて健康的、さらに巫女でもあるので、三葉はこの酒を造るにはピッタリの存在となっています。実際に、口噛み酒は若い巫女が作ることが多いとされていました。神道では『穢れ』がないということを重要視するので、巫女に作らせることが多いと推察されいています。

口噛み酒はどんな味だったもかも気にされています。大学の農学部などでは、実際に実験として試飲されています。噛んで甘くなった米を唾液と一緒にフラスコに吐き溜めるという作り方を、実際に行っています。自然発酵させた口噛み酒は、『甘口の酒にヨーグルトを混ぜたような味』と表現されています。こうしたことから甘酒に近い味がすると、一般的には言われていました。

実は、口嚙み酒を飲む機会は一般人にはほとんどありません。これは君の名は。でも言及されています。四葉が口噛み酒の販売を提案したときのことでした。三葉が「酒税法違反！」とたしなめる様子が描かれていました。実際に、日本ではこうして製造された酒は、販売することができないとされています。

ここでは君の名は。の避難訓練に関するネット上の感想や評価などを見ていきました。君の名は。は伏線のあるストーリー上が絶賛されています。ファンがネット上でも、ストーリーや伏線を考察するということがブームにもなりました。そのため、君の名は。の避難訓練に関する感想や評価は、ネット上でも数多く集まっています。

避難訓練を実施した過程が突然描かれることには、多くのファンが不満の声を上げました。彗星から住民を救うという重要なシーンですが、君の名は。の映画では詳細な説明がなく避難訓練が行われているように描かれます。三葉が説得している様子や父親が避難訓練を決めるまでの心情なども、知りたいというファンも少なくありません。

三葉と父親が、何を話していたのかはネット上でも話題になっています。三葉は、必死で父親を説得して避難訓練をさせています。このシーンは君の名は。では明確には描かれていません。今でもネット上のファンからはこのときに、何を話していたのかも注目されました。様々な考察が上がる本作ならではのツイートとなっています。

避難訓練として住民を避難させたことは絶賛されています。三葉との関係性も悪かったはずですが、最後には三葉の意思を尊重しました。この行動が住民を助けたために、ネット上でも絶賛されています。この避難訓練は君の名は。のストーリー上でも重要なので、この父親としての行動には称賛の声が集まりました。

この記事では君の名は。の避難訓練が行われた理由や三葉が町長の父親を説得できたのはなぜかをネタバレ紹介してきました。君の名は。は圧倒的な人気を獲得し、ネット上でも様々な考察が上がりました。特に父親が町長として、なぜ避難訓練を実施したのかはファンの間でも多くの考察が挙げられています。避難訓練についてのネタバレ紹介を参考にして、君の名は。をお楽しみください。