【半妖の夜叉姫】阿久留（あくる）は誰の子供？時の風車との関係は？

阿久留（あくる）とは、大ヒットしたテレビアニメ作品「半妖の夜叉姫」に登場するキャラクターです。そのかわいらしい容姿から、マスコット的な人気があるといわれていました。この記事では、半妖の夜叉姫のあくるについて取り上げていきます。あくると時の風車との関係、あくるを殺生丸に探させている麒麟丸の目的などをネタバレ考察しながら、あくるの魅力を浮き彫りにします。

半妖の夜叉姫は、2期に渡って全48話が放映されたテレビアニメ作品です。高橋留美子の代表作の一つである「犬夜叉」の続編であり、それでいてアニメオリジナルだったことで話題と注目を集めました。現在ではコミカライズ版が連載されるなど、メディアミックスとの相乗効果で新規ファン層の開拓に成功しています。この章では、半妖の夜叉姫の作品情報を紹介していきます。

半妖の夜叉姫は犬夜叉の続編であるテレビアニメ作品ですが、原作漫画のないオリジナルアニメとして制作されました。放映期間は約1年間で、2020年から2022年までの間に分割2クール形式で放映されています。原作者とキャラクターデザインに高橋留美子がクレジットされ、シリーズ構成を隅沢克之、監督を佐藤照雄（壱の章）と菱田正和（弐の章）が手がけました。

半妖の夜叉姫は円盤化されており、ブルーレイとDVDともに全4巻が発売中です。また、Huluなどの動画配信サイトでも視聴することができます。同作品は、メディアミックスの一環としてコミカライズが行われました。椎名高志が作画を務め、「～異伝・絵本草子～半妖の夜叉姫」として週刊少年サンデーSにて2022年12月現在連載中です。同作品は内容がアニメ本編と一部異なっていて、単行本は既刊3巻です。

半妖の夜叉姫は犬夜叉の続編的スピンオフ作品であり、主人公は三人の夜叉姫たちです。とわとせつなは双子の姉妹で、殺生丸の娘です。二人は4歳まで幸せに暮らしていましたが、森の火事で離れ離れになってしまいました。もろはは犬夜叉と日暮かごめの一人娘で、赤ん坊の時に託されて両親と別れて育ちました。とわとせつなが別れてから10年後に、時代樹のトンネルが開いたことでせつなともろはが、とわのいる現代へ向かいます。

阿久留（あくる）は子供の姿をした精霊で、いつも風車を持って走り回っています。あくるは子供の見た目をしていますが、実年齢は2200歳以上といわれており、性別は男だと推察されています。半妖の言葉を理解できているので、言葉を話すことができると思われていますが、ストーリーの中で喋るシーンは全くありませんでした。あくるには特殊な能力があり、その能力を麒麟丸が利用しようと企んでいるのです。

半妖の夜叉姫に登場する阿久留（あくる）は、マスコット的でありながらストーリーを左右するほどの重要キャラクターでした。この章では、あくるが誰の子供なのかについて考察します。また、あくると時の風車の関係をネタバレを交えて紹介していきます。

半妖の夜叉姫の重要キャラクター阿久留（あくる）が、誰の子供であるのか放映中ファンの間で議論されたといわれています。熱心なファンの中には、あくると麒麟丸の娘りおんとの間に服装が似ているなどの共通点を見出して、兄妹ではないかと考察した人もいました。しかし、あくるはその正体が神族の精霊であることが判明しています。よって、あくるが誰の子供なのかは謎のままでストーリーが進行していきました。

阿久留（あくる）と時の風車には、深い関係があるといわれていました。時の風車とは、殺生丸の母親が住んでいる館の側の空中に浮かんでいる物体です。時の風車は形状と大きさから、風車よりも水車に似ていると評されました。時と時を繋ぐという能力があり、時の風車を用いればタイムトラベルをすることができるのです。しかし、それができるのは時代に選ばれた者のみで、誰もがタイムトラベルできるわけではありません。

半妖の夜叉姫の登場キャラクターの中で、おそらく最強だろうといわれるのは麒麟丸ですが、彼でも選ばれなければタイムトラベルできません。また、タイムトラベルできる者を選ぶことができるのはあくるのみです。あくるは時の風車に取り憑いているのでそのようなことができます。しかし、あくるの存在を視認することができるのは、犬の大将の一族のみで、それ以外の者たちはあくるの音しか聞くことができないのです。

半妖の夜叉姫に登場するキャラクターの中でも屈指の強さを誇る麒麟丸は、ストーリーの中で阿久留（あくる）を利用しようとしました。また、そこには殺生丸も関係していたのです。この章では、麒麟丸と殺生丸の目的をネタバレを交えて取り上げていきます。

殺生丸の目的は、当初あくると時の風車を揃えて時代に選ばれることでタイムトラベルを行い、妻のりんを救うことだと推察されていました。実際に殺生丸が取った行動は、夢の胡蝶を斬ることで、銀鱗の呪詛を進行させることでした。これはせつなが、「母を救いたい」という強い思いを自分に打ち明けたことで取った行動です。殺生丸の目的はやはり、初志貫徹でしたが、そのためにあくると時の風車を利用することはなかったのです。

一方の麒麟丸は、はっきりとあくると時の風車が必要だという意志表示をしていました。そのために、殺生丸に命じて実に14年間もあくると時の風車を捜索させたのです。麒麟丸の目的は、表向きは東国と西国を治めることで平和な世の中を作り出すことだったといわれています。しかし、彼の真の目的は妖霊星の破壊にあるので、そのためにタイムトラベルができるあくると時の風車を欲したのだと推察されました。

しかしながら、麒麟丸は犬の大将の一族ではありませんし、時代にも選ばれなかったことで、あくると時の風車を手中にできませんでした。あくるによって選ばれた者は、三人の夜叉姫たちです。あくるは時の風車を用いてとわとせつな、そしてもろはを戦国時代から現代へと送り届けました。その後、あくるは戦国時代へ戻りたいというとわによって、次は現代へ召喚されました。

あくるはとわの願いを聞き入れました。そして、戦国時代へ繋がる時の扉を強引に開けたのです。ところが、それは決して良いことではありませんでした。あくるはその行動の最中に、力尽きて死んでしまったのです。あくるの最後に、悲しみを覚えたファンが多かったといわれています。

この章では、半妖の夜叉姫に登場する阿久留（あくる）に関するTwitterでのつぶやきを、いくつか取り上げていきます。あくるはインターネット上でどのような感想や評価を受けているのでしょうか？

こちらは、半妖の夜叉姫を45話まで観た方のツイートです。主人公の夜叉姫たちよりも幼い見た目のあくるが、御神木開通のために犠牲になったことがどうしても解せないという感想をつぶやいています。

こちらは、半妖の夜叉姫の大ファンだと思われる方のツイートです。半妖の夜叉姫のキャラクターの中で、あくるの存在が作品全体の癒しになっているとつぶやいていました。

同じく、半妖の夜叉姫の大ファンだと思われる方のツイートです。あくるの正体が精霊だったことに驚いており、あくるの能力でとわが助かったことを喜んでいました。

この記事では、半妖の夜叉姫に登場する阿久留（あくる）についてネタバレありで特集してきました。かわいらしいあくるの存在が、ヘビーなストーリーの中で一服の清涼剤的な役割を果たしたといわれています。また、あくるは悲劇的な最後を迎えてしまったことで、ファンに衝撃を与えました。そのようなあくるに注目して、半妖の夜叉姫をお楽しみください。