【ハンターハンター】モレナ=プルードの目的を考察!恋のエチュードの能力は?

ハンターハンター暗黒大陸編において登場したキャラクターの中でも、飛び抜けてヤバい思想をしているとされるキャラクターがモレナ=プルードです。ツェリードニヒをケツモチにしたカキン帝国の3大マフィアの一角であるエイ=イー家の組長であり、かわいい見た目とは裏腹に残虐な思考の持ち主になっています。この記事ではハンターハンターのモレナ=プルードについて、その目的や所持している念能力についてなどまとめて紹介していきます。

【ハンターハンター】モレナ=プルードの目的を考察!恋のエチュードの能力は?のイメージ

目次

  1. ハンターハンターのモレナがかわいい
  2. ハンターハンターのモレナの目的や今後を考察
  3. ハンターハンターのモレナの能力
  4. ハンターハンターのモレナがいるエイ=イ一家とは?
  5. ハンターハンターのモレナと関係するカキンマフィアとは?
  6. ハンターハンターのモレナに関する感想や評価
  7. ハンターハンターのモレナまとめ

ハンターハンターのモレナがかわいい

ハンターハンターの中でもかわいい見た目で注目を集めたのがモレナ=プルードです。この記事ではそんなモレナ=プルードについてまとめて紹介していきます。

ハンターハンターの作品情報

ハンターハンターの概要

モレナ=プルードが登場するハンターハンターは、1998年から冨樫義博先生が週刊少年ジャンプにて連載している冒険活劇漫画です。少年誌ながらも容赦のない残虐表現などが多いのですが、高い人気を誇っています。冨樫義博先生の体調不良もあって休載が多いですが、連載が継続している作品になっています。休載が多い事から逆に連載再開の際にはネットニュースになるほどの作品です。

ハンターハンターはメディアミックスも積極的に行われている作品です。特にアニメは日本アニメーション製作で1999年にアニメ化された後、2011年からはマッドマックス製作版が、それぞれ1話からアニメ化されるなどしています。その他にもラジオや劇場版映画、ゲーム化、ミュージカル化など、幅広いメディアで題材にされた作品になっています。

ハンターハンターのあらすじ

くじら島に住む少年ゴン=フリークスは、ある時ハンターの青年カイトに助けられ仲良くなります。そのカイトから死んだと聞かされていた父親、ジンが世界で活躍するハンターである事を知ります。ハンターという職業に強い憧れを抱いたゴンは、里親であるミトの出した条件をクリアし、プロハンター試験を受ける事を決めます。ハンター試験を受けるべくゴンの冒険が始まるのでした。

モレナ=プルードのプロフィール

モレナ=プルードはハンターハンター暗黒大陸編で登場したカキン帝国三大マフィアの1つ、エイ=イー家の組長として登場したキャラクターです。正統な後継者になれない現国王の子孫である「二線者」の1人で、その証である顔の傷を額から左頬にかけて持っているのが特徴になっています。茨の冠をかぶり、長い髪と穏やかな表情が特徴的で一見するとかわいい見た目をしています。

モレナはかわいい見た目をして壮絶な過去を持ったキャラクターです。モレナ=プルードの出生は、カキン帝国の現国王であるナスビー王と愛人の間に生まれた婚外子という出自をしています。表舞台に出ない事を条件に生存が許されたという過去を持っているキャラクターです。

その為、その思想は破滅主義的で虚無主義者なところがあります。自分を含む全ての事に興味を持っておらず、世界を「糞溜め」と呼ぶなどする点がその典型例となっています。

『HUNTER×HUNTER』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ハンターハンターのモレナの目的や今後を考察

モレナの目的

かわいい見た目とは裏腹に、破滅主義的な思想を持つモレナ=プルードですが、その最終的な目的は「世界を壊すこと」だと表現されています。その為、暗黒大陸編では3大マフィアの残りの勢力であるシュウ一家とシャー家を全滅させようと画策。さらには王に対しても反逆を企てているなどしています。恨みなどという考え方は既に超越しているとも言える破滅主義者であるが故の目的になっています。

ただあくまでもモレナ=プルード自身は計画をしているだけで、自分が積極的に動くタイプではないです。その為の手段としてモレナ=プルードは、自身が組長を務めるエイ=イー家の部下達に、自身の念能力で念を与えて船内で無差別殺人を行わせています。

モレナの今後はどうなる?

モレナ=プルードは、ハンターハンター作中でも元々王への反逆の意思すら示していたヤバい思想の持ち主でした。実際三大マフィアはそれぞれが仇敵同士なので仲が悪く、モレナ=プルード自身も組長として狙われる立場にありました。その上で船内での無差別殺人教唆により既に組織のケツモチであったツェリードニヒ王子にも見放されており、ある意味で四面楚歌な状態にあります。

船内で唯一手を組む事が出来そうな相手は幻影旅団です。その目的などから仮に手を組んで、他の組織を滅亡させるところまでいけたとしても、最終的には手を切る事になるだろうと考えられています。3大マフィアの中でもモレナは目立った存在であり、キーマンになる可能性もあります。しかしハンターハンターの物語展開次第では、あっさり死亡する可能性もある状態になっています。

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ハンターハンターのモレナの能力

モレナの念能力は恋のエチュード(サイキンオセン)

モレナ=プルードの念能力は「恋のエチュード(サイキンオセン)」です。「0患者(メンバーゼロ)」であるモレナの唾液を介して対象者を「発症者」に変える事で、相手に念能力を付与する能力です。付与される念能力は他人を殺害するに比例して感染レベルも上昇していき、レベルが20になると独自の発を取得する事ができます。さらにレベル100になると、自身もメンバーゼロになって感染をさらに拡大する事ができるようになるのです。

自身を含めて23人という人数制限こそあるものの、部下を強制的に念能力者にする事ができる強力な念能力です。レベルアップの条件が殺人というのも、モレナ=プルードの思想が反映されている能力とも言えます。この能力故にモレナ=プルードは船の中で部下に無差別殺人を行わせているのです。ちなみにモレナ=プルード自身は初登場時レベル45でした。

モレナの念能力によるレベルの上昇量

レベルが上昇する条件は「殺人」ですが、厳密にはレベルの上昇量には殺した相手で差が存在しています。一般人を殺害した場合が1の上昇量であるのに対し、念能力者を殺した場合は10も上昇します。さらにモレナ=プルードの出自の影響か、王子を殺害できた場合はレベルが50も上がる設定になっています。

ハンターハンター作中では近づくことも難しい王子はもちろんターゲットにされていません。同じように念能力を得ただけの段階では念能力者を狙うのも難しいと判断された為か、ターゲットにされていません。モレナの部下達は一般人を襲う事でこのレベル上げを行っています。このレベル上げの影響か、BW号船内で既に300名以上の行方不明者を出しています。

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ハンターハンターのモレナがいるエイ=イ一家とは?

エイ=イ一家とは?

部下を念能力者に出来てしまう念能力を持ったモレナ=プルードが率いている組織が、エイ=イー家です。エイ=イー家はカキン帝国の三大マフィアの一角であり、Aの文字をシンボルマークとしています。BW号の中では第三層を担当しており、第二層以降の富裕層との闇取引を担当していました。元々のエイ=イー家の総数は不明ですが、BW号にはモレナ=プルードの能力の影響か、モレナ=プルードを含めて23名が乗船しています。

BW号に乗船している構成員は、全員モレナ=プルードの念能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」の対象者になっています。つまりは全員が念能力者の集団になっているのです。構成員によってレベルは異なるものの、一桁台から多いものでは30前後までレベルが上がっており、独自の発を習得している者も複数人が登場しています。

余談ですが、エイ=イー家は他の3大マフィアと比較して現在の規模が小さいとされています。それはモレナ=プルードが組長就任から日が浅く、その組長就任の際に構成員同士で殺し合いをさせたのが理由だと示唆されています。そしてそれは、モレナ=プルードの能力の対象者を選ぶ試験的に扱われた為ではないかとも考察されています。

またBW号に乗船している構成員が少数である為か、他のカキンマフィアと違ってモレナ以外の構成員の役職は明かされておらず全員が構成員となっています。

エイ=イ一家のケツモチはツェリードニヒ

エイ=イー家はマフィアではありますが、カキン帝国のマフィアは他の国のマフィアと違います。それぞれに王子がケツモチを担当するいわば公的な組織なのです。エイ=イー家もケツモチには第4王子であるツェリードニヒが担当しています。王子の中でもサイコパスな性格として登場したツェリードニヒですが、代替わりしたばかりのモレナ=プルードとの関係性は元々そこまで良くはありませんでした。

実際ツェリードニヒはレナ=プルードの指示によって行われたBW号の中での「人狩り」に関して、報告を受けた際には怒り心頭と言った様子を見せています。この事からも、BW号の中においてエイ=イー家はツェリードニヒの支援もなく完全に孤立した組織になったといえます。もちろん組長であるモレナは、ツェリードニヒがケツモチから離れる事も理解して行動していました。

エイ=イー家の構成員

エイ=イー家はモレナの能力「恋のエチュード」の説明もあって構成員22名が名前と現在のレベル、表の職業などを明かされています。ハンターハンター作中で特に活躍が目立ったのが、レベルを20まで上げて発を会得したルイーニーです。その他にも、快楽殺人鬼でシュウ=ウー家に襲撃をかけて返り討ちにあったバドイユなどがいます。

多くの構成員はあくまでもモレナの能力を示す為に登場しただけなので、作中での活躍は少ないです。しかし、レベルや表の職業が明らかになった際には話題になりました。殺し屋などイメージ通りな職業のキャラクターがいる一方で、プロゲーマーやゲームセンターの店員、ハッカーやプロレスラーなどもいるのです。構成員の職業にはかなりバリエーションにとんでいる事が明らかにされました。

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ハンターハンターのモレナと関係するカキンマフィアとは?

カキンマフィアのこれまでの動向

カキンの裏社会は3つの大きなマフィアが牛耳っています。この3つのマフィアの組長は全員が現国王であるホイコーロ国王の異母兄弟、あるいはホイコーロの愛人の子供で正統後継者になれなかった者達「二線者」という共通点があります。BW号内でもそれぞれに縄張りを持って活動を続けています。また、後継者にこそなれないものの王族という事もあって、組長の居住区は王子達と同じ第1層に存在するなどしています。

それ以外にもBW号内では王子達と同様の特権が与えられています。荷物の持ち込み量なども王に次ぐ量が持ち込めたり、上層階に出入りが出来たりと言った特権を持っています。三大マフィアはモレナ=プルード率いるエイ=イー家だけが世代交代を果たしており、モレナ=プルードはホイコーロ国王の子供であるのに対し、残り2人の組長はホイコーロの兄弟となっています。

ちなみにカキンマフィアはお互いの勢力図やシノギを守る為に、代々とある約束事を結んでいます。それは「組員がやり合う事を事前に察知した際には連絡をする」というものです。実際にBW号内でもこのルールは生きており、やりとりをして確認するシーンも描かれています。幻影旅団がイレギュラーの存在であり、野放しにすれば自分達の勢力図にも影響するという事で、幻影旅団がターゲットにしているヒソカを探すべく動いているのです。

ただこの動きを取っているのはシュウ=ウー家とシャ=アー家の2つだけで、エイ=イー家は独自に動いています。モレナが扇動しているエイ=イー家の無差別殺人は、当然勢力図を書き換える行為なので協定違反行為です。問題はこの行為をモレナが把握しているか、連絡できる状態にないのかという事であり、実際にはモレナが扇動しているのでこの協定を違反しているのです。

カキンマフィア①シュウ=ウ一家

カキン三大マフィアの一角で、第3王子チョウライがケツモチを担当しているのがシュウ=ウー家です。「周」という文字をシンボルにしています。BW号内では第4層で「人と物流」を支配しています。どれだけの人員がBW号に乗船しているかは不明ですが、資金と人数では最大勢力である事が明かされています。

シュウ=ウー家の組長であるオニオール=ロンポウは、ホイコーロ国王の婚外子の異母兄弟で額に二本線の傷が特徴的な見た目です。既に老人と言われる年齢に差し掛かっており、医者からは食事制限を勧められていますが、本人は気にしていません。また美食家である事も明らかになっています。

BW号で確認できるシュウ=ウー家の人物としては組長のオニオール、若頭で具現化系の能力者であるヒンリギ=ビガンタフノが組織の上層部として登場しています。その他構成員としては操作系の能力者のザクロ=カスタード、放出系の能力者のリンチ=フルボッコが登場しています。

カキンマフィア②シャ=ア一家

「射」の文字をシンボルマークにしたカキン3大マフィアの1つがシャ=アー家です。第7王子のルズールスがケツモチを担当しています。BW号内では第5層を取り仕切り、下層の物資全般を取り扱っています。BW号には250名程度が乗船しているとされており、銃火器などで武装した者も多いです。ちなみにシャ=アー家の若い衆には幻影旅団のファンもいる事が明らかになっています。

シャ=アー家の組長をしているのはブロッコリーのようなアフロヘアが特徴的なブロッコ=リーです。シュウ=ウー家のオニオールよりも若く壮年の男性で、ホイコーロ国王の異母兄弟の1人になっています。二線者としての証である二本線は、顔の中央を横切る形で傷になっています。生き物収集を趣味にしているのか、BW号の自室には多数の生物を飼育している事が明らかになっています。

その他の構成員としてはシャ=アー家若頭で念能力者である事も明らかになっているオウ=ケンイ、副組長のイットク、舎弟頭のツドンケなどが登場しています。また、ケツモチであるルズールスの元に私設兵の軍事顧問として派遣されている存在として、タハオもシャ=アー家の構成員である事が明らかになっています。

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ハンターハンターのモレナに関する感想や評価

ここからは既にハンターハンターを読んだ事のある人の、モレナ=プルードについての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。その破滅的な思想にも関わらず、モレナ=プルードはかわいいと言われる事が多いです。他のマフィアの組長と比較しても世代が1つ下である事など周囲のキャラクターとの年齢差もあって、かわいいと言われる機会が多くなっています。

また能力も唾液を介していることなどかわいい動きが多い事に触れる声、髪型がかわいいなどと言われる事も多くなっています。それらのかわいい要素と思想のギャップが、よりモレナのかわいい部分を際立たせているとする声もあるほどになっています。

かわいいと人気があるキャラクターだけに、今後のモレナ=プルードの活躍が気になるという声も多いです。ただケツモチであるツェリードニヒとの関係も最悪であり、ツェリードニヒからの援助も見込めず、さらに三大マフィアの協定すらも破って四面楚歌状態になっています。その為、死亡してしまうのではないかと心配される声も見られる結果となりました。

手を組める可能性が唯一あるのは幻影旅団だけです。目的などが一致しているとも言いづらい状況ではありますが、モレナ=プルードの境遇は幻影旅団のそれと共通点も多くなっています。その為、クロロの鶴の一声で協力関係になる可能性もあるのではないかとされています。

また、モレナ=プルードの持つ能力はハンターハンター作中屈指のチート能力だとする声が多くなっています。ハンターハンター作中はゴンやキルアの修行編などもしっかり描かれている作品です。その為、読者も念の修行が大変な事を知っているのでそんな修行をせずにオーラを増やし、さらには発まで使えるようになるのはチートすぎると言われています。

しかも殺す相手は一般人でも良いというのがチートすぎると言われています。BW号船という限られた場所ではありますが、念能力者相手に能力を持たない者が対抗するべき手段はなく、限られた場所なのも逃げ場がないとも言える状況になっています。これが結果的に、モレナ=プルードの能力を最大限活かせる環境になっているのではないかと考察されています。

今後の展開として特に気になると言われているのが、モレナ=プルードとツェリードニヒの関係性です。完全に敵対したと言える状態にはありますが、モレナもツェリードニヒも共に狂人である事から、気まぐれで予想外の行動をする可能性などもあるのではないかとも考察されています。

特にツェリードニヒは、仮に敵対しているモレナを倒す為であってもあっさり幻影旅団と手を組む展開などは想像出来ないという声も多くなっています。ハンターハンター作中にツェリードニヒが生きている限り、ツェリードニヒが台風の目になる可能性は残り続けていると考察する声もあるほどです。モレナの活躍も、ツェリードニヒの動きで変わる可能性すらあるのではとも考察されています。

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ハンターハンターのモレナまとめ

モレナ=プルードはハンターハンターの暗黒大陸編にて登場したカキン三大マフィアの1つ、エイ=イー家の組長で、かわいい見た目に破滅的な思考を持ったキャラクターです。かわいい見た目に反したえげつない能力と思想、言動からケツモチだったツェリードニヒにも見放されています。そのためBW号の中でも孤立しており、今後の活躍が気になるという声も多いキャラクターです。

破滅的な思想を持ちながらもそれに全力を出すというよりは、「なんとなく」そうしているのがかわいいという声もあるなど独特な感性を持っているキャラクターです。まだまだ活躍が見込めるキャラクターなので、今後ハンターハンターを読む際にはモレナ=プルードにも注目してみましょう!

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