【ハンターハンター】変化系キャラを一覧で紹介！能力者の強さランキングも考察

『ハンターハンター』の変化系キャラランキングを発表していく前に、まずは変化系とはどんな能力なのかおさらいです。キルアやヒソカなどのメインキャラが使っているイメージの強い変化系ですが、使い方によって圧倒的な強さを発揮します。また、ここでは『ハンターハンター』の作品情報も紹介していきますので、ぜひご覧になってみて下さい！

『ハンターハンター』は冨樫義博による漫画作品です。『週刊少年ジャンプ』にて1998年から連載が開始され、2022年3月現在も連載中となっています。少年漫画でありながら残虐な表現が多い事が特徴で、原作者は『主人公を殺すつもりで描いている』と語っていました。休載が非常に多い事でも知られており、短期や長期での休載を繰り返しながら連載中ですが、これは壮大な物語の構成を綿密に練っている事が理由だという事です。

くじら島で生まれ育った11歳の少年・ゴン=フリークスは、ある日ハンターという仕事を生業とするカイトという青年に会った事で、自分の父が世界でも有数のハンターだという事を知り、自らもハンターを目指すようになります。ゴンはハンター試験で出会ったキルアやクラピカ、レオリオなどの仲間と出会い、共に協力しながら見事ハンター試験を突破した事で、ハンターの資格を得ました。ゴンの過酷な戦いはこれから始まります。

変化系は全部で6つ存在している念能力の系統の1つで、オーラの性質や形状を変化させる事が出来ます。具現化系と似ている部分もありますが、具現化系は『オーラで物体を物質化させる』という能力であるため、異なる能力です。また、変化系はヒソカなら『ゴムとガム』、キルアなら『電気』といったようにオーラを変化させる性質の強いイメージが必要となるため、修行以外にもイメージトレーニングも必要不可欠となっています。

もしも変化系の能力でオーラを攻撃用の性質に変えた場合、何かしらの防御策も必要となってくる事も特徴です。例えばゲンスルーはオーラに爆発の性質を与えていますが、爆発の際に強い『凝』によって自分自身を防御しています。キルアは防御策を用意していませんが、これは幼少期から拷問の訓練を受けているため、電気の痛みを我慢できるという事であり、変化系の中では特殊な例です。

人それぞれ念能力がどの系統に分類されるのかを調べる際に、グラスの上に葉っぱを浮かべて両手でグラスを覆い、『発』を行う事で変化を確かめるという『水見式』という方法が一般的に採用されていますが、変化系の場合は水の味が変化します。

味の種類は人によって異なり、キルアの場合は甘くなり、鍛錬を重ねた事でハチミツを感じさせるほどの甘みとなっていました。ヒソカの独断と偏見によるオーラ別性格診断によると、変化系は『きまぐれで嘘つき』だという事です。

ヒソカ=モロウは戦闘狂の奇術師で、ゴンと同じく第287期ハンター試験に参加して合格を果たしていました。遊びで殺戮を繰り返すという快楽殺人者で、強い者と戦う事を何よりも重視した考え方をしている為、ゴンの将来性を感じた事ですぐには殺さず、成長していく姿を見届けています。念能力を使用する前はトランプを使って戦闘を行っており、ハンター試験では多くの受験者の首を切り裂いていました。

変化系能力ではオーラを『ガムとゴム』の性質に変化させた『伸縮自在の愛(バンジーガム)』と、オーラを様々な性質に変化させて物体の表面を覆う事で再現する『薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)』の2つの能力を使用します。また、ヒソカはオーラ別性格診断の発案者でもありますが、血液型診断と同じく根拠は無いと述べていました。

キルア＝ゾルディックは暗殺一家として知られているゾルディック家の三男で、類まれな暗殺の才能と幼い頃からの過酷な訓練によって、念能力を会得する以前から強力な戦闘力を持っていました。ハンター試験を通じてゴンと仲良くなり、一番の親友となっていきます。変化系能力ではオーラを電気の性質に変化させて相手に攻撃するという攻撃特化の能力を自分の能力として選んでいました。

この電気の能力はスタンガンなどで体内に電気を充電する事によって威力や使用回数が決まるという制約を定めているため、強敵と戦う前などは長時間強力な電気を浴び続ける必要があります。キルアはこの電気の念能力を活かすために重量50キロのヨーヨーを2つ武器として使用するようになり、ヨーヨーに電気を纏わせたり、周囲を確認するための手鏡としても使用していました。

シルバ＝ゾルディックは暗殺一家・ゾルディック家の現当主で、キルアの父親でもあります。寡黙で自分の感情をあまり表に出さない性格をしていますが、キルアをはじめとする息子達の事は常に想っており、家族を愛する気持ちを持っています。キルアをゾルディック家の次期当主にしたいと考えていますが、旅に出たいという意思を尊重して送り出しており、息子の事を思う父親の気持ちが垣間見れました。

『ハンターハンター』の作中では戦闘シーンも少なく、変化系の能力でオーラを何の性質に変化させているのかという詳細は分かっていませんが、相手の頭上にオーラを発生させ、相手を押し潰すという技を使っていた事から『重量』に関する性質なのではないかと考察されています。

フェイタン=ポートオは『幻影旅団』の団員の1人で、流星街出身の初期メンバーでもあります。鋭い目つきと常に黒いマントを身に纏っている事が特徴の小柄な男性で、語尾に『ね』を付けたり、『っ』を抜いて会話をします。趣味は拷問だという陰湿で残虐な性格をしており、『幻影旅団』の中でも拷問係となっています。変化系能力ではオーラを灼熱の玉に変えて攻撃する『太陽に灼かれて(ライジングサン)』などを使用します。

ビスケット=クルーガーは、ゴンとキルアの念能力の師匠であるウイングの師匠で、二ツ星ハンターでもあります。見た目はかわいい少女に見えますが実は57歳です。かわいい見た目は念能力で外見を変化させているものであり、実際の姿は身長2メートルを超える筋肉隆々な女傑となっています。変化系能力ではオーラをオイルの性質に変えた『魔法美容師(まじかるエステ)』によって豊富な種類のマッサージを行う事が出来ます。

サダソは能面のような顔が特徴の天空競技場200階クラスの闘士です。本人は200階以上に進む気はなく、200階まで制覇したという名声のみで生活が出来れば良いと考えていました。新人ばかりを狙って勝ち星を挙げてきた事から新人ハンターとも呼ばれており、新人であったゴンとキルアも的にかけていましたが、結局は返り討ちに遭っていました。変化系能力ではオーラを左腕型の形状に変化させ、相手を包み込んで失神させます。

ゼノ＝ゾルディックはゾルディック家の当主であるシルバの父親です。小柄な身体に『一日一殺』『生涯現役』と書かれた服を着ており、67歳となった現在も現役で暗殺の仕事を行っています。暗殺はあくまで仕事として行っており、依頼された目標以外に手を下す事はありません。暗殺者ではありますが、仕事以外では比較的温和な性格をしており、孫であるキルアにも寛大な心で接しています。

変化系能力ではオーラを東洋の龍の形状に変化させ、相手に飛ばして攻撃する『龍頭戯画(ドラゴンヘッド)』や、無数のオーラの龍を空中に発生させて降り注がせる『龍星群(ドラゴンダイヴ)』などがあります。

マチ＝コマチネは『幻影旅団』の団員で、流星街出身の初期メンバーの1人です。鋭い眼光とポニーテールが特徴の女性で、鍛え抜かれた筋肉を持っている事から団員の中で行われた腕相撲大会ではクロロを下して全13人中6位となっていました。旅団の仲間を大切に思っており、クロロが攫われた際にはルールを無視して助けに行こうとしていました。

変化系能力ではオーラを糸状に変化させ、『念糸縫合』によって切断された肉体を修復する事も可能です。この糸状のオーラは長さと強度が反比例する性質を持っており、最大で地球を一周するまで伸ばせるという事でした。

『ハンターハンター』の変化系強さランキング8位となったのはサダソです。天空競技場で200階クラスとなった実績はありますが、それは新人ばかりを狙い続けた事によるもので、さらにズシを人質にゴンとキルアを脅すという下劣な行為によってキルアの怒りを買い、逃げ出して不戦敗となってしまった事からこのランキングとなりました。

『ハンターハンター』の変化系強さランキング7位となったのはキルア＝ゾルディックです。ゾルディック家出身者である為、念能力を会得する前から類まれな強さを誇っており、才能にも恵まれている事からゴンと同じく伸びしろがある事は間違いありませんが、成長過程の段階であり、歴戦の変化系能力者にはまだ及ばないというところでこのランキングとなりました。

『ハンターハンター』の変化系強さランキング6位となったのはマチ＝コマチネです。圧倒的な強さを持つ戦闘集団『幻影旅団』のメンバーであり、鍛え抜かれた肉体によってキルアの手刀を筋肉で止めるという芸当を見せていました。変化系能力で作った『念糸』は応用が利き、1メートルほどの長さなら1トンもの物質も持ち上げる事が出来る為、戦闘においても大きな力を発揮すると考えられます。

『ハンターハンター』の変化系強さランキング5位となったのはフェイタン=ポートオです。キメラ＝アントの討伐に向かった時には怒りを見せた事で周囲を焼き尽くす放射熱を発生させる『太陽に灼かれて(ライジングサン)』を使用して討伐に成功していました。

『ハンターハンター』の変化系強さランキング4位となったのはビスケット=クルーガーです。ゴンとキルアの師匠であるウイングの師匠というだけあって弟子よりも強く、彼らを肉体的にも精神的にも鍛え上げています。力を発揮するのはやはり元の巨体に戻った時で、戦闘においては大抵相手を殺してしまう事から思い出として事前に一発受けてあげる事に決めています。

『ハンターハンター』の変化系強さランキング3位となったのはヒソカ=モロウです。『ハンターハンター』の作中で序盤から敗北シーンが無く最強キャラとして君臨し続けていました。天空競技場では念願だったクロロとの戦闘を行い、結局は負けていましたが、この出来事がヒソカと『幻影旅団』の戦争の引き金となります。

『ハンターハンター』の変化系強さランキング2位となったのはシルバ＝ゾルディックです。ゾルディック家の現当主であり、相手の心臓を血を流さずに抜き取る事が出来、クロロとの戦闘の際には猛毒を受けたにも関わらず全く聞いていない様子でした。クロロとの戦闘で巨大なオーラによる攻撃を繰り出そうとしますが、邪魔が入った為不発となっており、威力については未知数となっています。

『ハンターハンター』の変化系強さランキング1位となったのはゼノ＝ゾルディックです。シルバとの共闘とはいえ、クロロを敗北寸前にまで追い詰めて、さらにクロロもろとも自分を殺すようにシルバに指示を出した事から、常軌を逸した戦いの概念を持っています。ちなみに、本気を出していないクロロになら『勝てる』、本気を出したクロロなら『分からない』と述べている場面もありました。

『ハンターハンター』の念能力の中でも変化系が最強だというファンの感想があります。確かに今回のランキングにおいてもゼノやシルバ、ヒソカなどといった実力者が変化系な事が多く、オーラの性質を変化させる事が出来るために応用が利きやすい念能力です。

『ハンターハンター』の念能力の中でも変化系はトリッキーな事が出来るというファンの感想があります。強化系などはオーラの力を増幅して強力な攻撃を繰り出すという性質がありますが、変化系はオーラの攻撃力を増すというよりも性質を変えて攻撃に応用するというものなので、トリッキーな動きが可能となっています。

『ハンターハンター』の念能力を現実世界で使う事が出来るなら、変化系が良いというファンの感想があります。『ハンターハンター』のイケメンキャラであるキルアやヒソカが変化系だからという理由が多いようです。

『ハンターハンター』の変化系キャラを一覧で紹介し、ランキングも考察してきましたが、いかがだったでしょうか？今回はゼノが1位という結果になりましたが、メインキャラであるキルアやヒソカが実力を伸ばしていく事で、番狂わせも大いに期待出来ます。