【ハンターハンター】クラピカ追憶編のあらすじネタバレ！クルタ族の悲劇とは？

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」に登場するクラピカは、金髪の美少年で、作中に登場するキャラクターの中でも特に人気の高いキャラクターです。そんなクラピカは過去に非常に悲しい出来事を経験しており、その経験が現在のクラピカの糧となっていました。そこでまず初めは「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の作品情報やあらすじとクラピカのプロフィールをご紹介していきます。

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」は冨樫義博先生による少年漫画で、「週刊少年ジャンプ」で1998年から連載が開始され2021年12月現在までに36巻の単行本が発売されています。そんな「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」は2021年1月時点で累計発行部数7800万部を突破しており、「週刊少年ジャンプ」内の長期連載作品としては「ONE PIECE」に続く2番目の長期連載作品となっています。

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」のあらすじをネタバレ紹介していきます。少年・ゴンは物心ついた時から両親がおらず、ミトという育ての親の元で成長しました。そんなある日、ゴンの前にハンター・カイトが現れます。カイトに命を救われたゴンは、自分の父親・ジンが存命でハンターとして活躍している事を聞かされました。そしてゴンはジンに会いたいという思いを抱え、ハンターになる為の試験へ挑む事になりました。

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」に登場するクラピカのプロフィールです。クラピカはゴンと同じ第287期ハンター試験合格者で、「賞金首ハンター」として活躍しています。少数民族であるクルタ族の出身のクラピカですが、クルタ族はクラピカが子どもの頃に幻影旅団によって滅ぼされ、唯一の生き残りとなりました。その為、クラピカがハンターを志望した動機は「仲間の仇討ちと眼球を取り戻すこと」でした。

クラピカは金髪で鳶色の瞳をした美少年ですが、感情が昂ると赤く光り輝く瞳となる「緋の眼」を持っています。この「緋の眼」はクルタ族特有の物で、「緋の眼」の状態で絶命するとその色は永遠に保たれると言われています。この「緋の眼」の色は「世界七大美色」に数えられる程で、非常に価値があるものとされています。その為、クラピカがオークションに出された「緋の眼」を買い戻そうとした時は驚くような高値がつきました。

具現化系の能力で鎖を具現化して戦う事が多いクラピカですが、体術自体も優れており、「緋の眼」が発動するとその戦闘能力は飛躍的に上昇します。そんなクラピカは常に冷静で物腰が柔らかい青年ですが、幼少期はゴンのようにやんちゃな少年であった事が分かっています。しかし凄惨な経験を経て警戒心の強い性格となった一方で、自分の命を軽んじる傾向も強まり、心の奥底で救いのない孤独感を抱えているようです。

凄惨な過去を持ち、「緋の眼」を持っていた事で幾度となく修羅場を潜り抜けてきたクラピカは、達観した思想を持っており、「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」のキャラクターの中でもどこか一歩下がって全体を見回すような洞察眼に優れた一面を持っています。さらにキャラクター1の知性があると言われている一方で、天然ボケな一面もあるようで、そのようなギャップがクラピカの人気に繋がっていると言われています。

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の人気キャラクター・クラピカについてご紹介してきましたが、次はそんなクラピカの幼少期のエピソードで、クルタ族の悲劇が描かれた「クラピカ追憶編」のあらすじをネタバレ紹介していきます。「クラピカ追憶編」では、「緋の眼」を持つクルタ族がひっそりと暮らす様子や、幻影旅団に惨殺される結末が衝撃的に描かれ、大きな話題となっていました。

あらすじネタバレ1つ目は「シーラとの出会い」です。「緋の眼」を持つ民族・クルタ族のクラピカとパイロは、ある日怪我をして動けなくなっていたシーラという女性と出会います。元来クルタ族は外部との接触が禁じられていましたが、怪我をしていたシーラを見捨てる事ができず、クラピカとパイロはシーラを洞穴に隠し、看病を続けました。看病をする内に、仲良くなったシーラからクラピカとパイロはある本をプレゼントされます。

その本には「ハンター」について書かれており、その本を読んだクラピカは外の世界への興味を募らせていきます。その後も洞穴に隠したシーラの元へ食料を運ぶクラピカとパイロですが、シーラは怪我が良くなると再び転倒し、また怪我をするという負のループを幾度か繰り返した後、ある日「怪我が治ったから旅に出る」という書き置きを残してシーラは姿を消しました。

あらすじネタバレ2つ目は「外出試験」です。シーラにもらった本によって外の世界への興味が湧いてしまったクラピカは、熱い思いを長老へぶつけました。そして長老はクラピカの熱意に負け、大人にならないと受けられないはずの「外出試験」を受けさせる事にしました。この「外出試験」というのが、筆記試験と、一度「緋の眼」になったらしばらくの間戻る事ができない目薬をさして外の町まで買い物へ行くというものでした。

この「外出試験」は感情の起伏によって「緋の眼」を発動しないようにする為の、自己抑制試験で、クルタ族が外界で身を守る為に非常に重要な試験となっていました。クラピカはこの「外出試験」を受けるにあたって、親友のパイロを試験のパートナーとして誘い、クラピカとパイロの2人は特殊な目薬をさして試験に臨む事になりました。

あらすじネタバレ3つ目は「緋の眼になるクラピカ」です。長老からの試練で外出試験を受ける事になったクラピカは、パイロと共に村へ買い物へ来ました。そこでクラピカとパイロはチンピラに絡まれてしまいます。1度目は村の人に庇ってもらい事なきを得ましたが、2度目にチンピラに絡まれた際にはパイロの事を馬鹿にされ、クラピカは怒ってしまいました。この感情の激昂によってクラピカは「緋の眼」になってしまいます。

このクラピカ達へ執拗に絡んできたチンピラ達は、実はクルタ族の長老から「クラピカを怒らせるように」と報酬をもらって依頼を受けていました。まんまと長老の思惑にかかってしまったクラピカは、緋の眼になってしまった事で、本来であれば外出試験に失格でした。しかしパイロが、長老から目薬を受け取る際に巧妙にすり替えていました。その為、緋の眼になったクラピカですが、長老には緋の眼の事はバレず、合格となっています。

あらすじネタバレ4つ目は「パイロの目を治す為外の世界へ」です。クラピカが執拗に外の世界へ行きたがっていたのには理由がありました。それは、かつて崖から落ちそうになっていた自分を助けた時に負傷し、現在も目と足に後遺症が残っているパイロの為でした。クラピカは自分の為に後遺症を負ったパイロを治す為に、外の世界で医者を探そうとしていました。そして試験に合格したクラピカは外の世界へ出る事に成功しました。

こうしてパイロの為に外の世界へ出発したクラピカですが、そんなクラピカの元に6週間後衝撃的な報道が舞い込んできました。それは「クルタ族の大量虐殺」というものでした。報道によると第一発見者は旅の女性で、クルタ族128人全員が殺されていたというものでした。その状況は非常に残酷でクルタ族の緋の眼を狙った犯行とされていました。この報道を知ったクラピカは、復習を誓い、奪われた仲間の目を取り戻そうとしています。

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」のキャラクターの中でも特にファンの多いクラピカですが、そんなクラピカの幼少期のエピソードを描いた「クラピカ追憶編」というエピソードについてあらすじをネタバレ紹介してきました。しかし「クラピカ追憶編」は通常の連載とは別に発表されたものでした。そこで次はそんな「クラピカ追憶編」がどこに収録されているエピソードなのかを詳しくご紹介していきます。

クラピカの幼少期のエピソードで、「緋の眼」の秘密やクラピカの親友・パイロが登場する「クラピカ追憶編」が収録されているのは、「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の「0巻」でした。この「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の「0巻」は実は非売品で、2013年12月に公開された「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影」の入場者特典として100万部が配布されました。

この「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の「0巻」に収録された「クラピカ追憶編」は、作者の冨樫義博先生が、以前から書き溜めていた未完成のネームを書き起こし、全63ページにも渡る完全オリジナルストーリーとして発表されました。今まで作中では触れられて来なかったクラピカの出身民族・クルタ族の様子や滅亡の理由、さらにクラピカも保有する「緋の眼」の実態や、クラピカの親友・パイロについて描かれました。

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の「クラピカ追憶編」は、クラピカの幼少期のエピソードが描かれ、劇場版アニメの入場者特典「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）0巻」として配布されました。その為、現在では入手する事が難しいと言われています。元々特典として用意されていた「0巻」は100万部と発行部数も限られており、劇場に足を運んだ人しか手にする事ができないものでした。

しかし現在では様々なサイトで「中古品」などが取引されていました。大手フリマサイトやオークションサイトでも高額で取引されているようで、「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の「0巻」は、定価0円の「入場者特典」であるにも関わらず、「プレミア」がついた一冊であると言われています。

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の番外編「クラピカ追憶編」についてあらすじのネタバレや、エピソードが収録されている劇場版アニメ「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の入場者特典「0巻」についてご紹介してきました。次はそんな「クラピカ追憶編」で大注目され、その人気を上昇させたクラピカについて、アニメ版声優を務めた声優をシリーズ別にご紹介していきます。

アニメ版クラピカの声優1人目は日高のりこさんです。日高のりこさんは1962年5月31日生まれで東京都千代田区九段出身の声優です。「タッチ」の浅倉南役や、「らんま1／2」の天道あかね役、「となりのトトロ」の草壁サツキ役など様々な有名作品でヒロインを務めている日高のりこさんは、「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の1998年に発表されたOVA作品でクラピカ役を務めています。

日高のりこさんの主な出演作品

• 赤ずきんチャチャ（しいねちゃん役）
• るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-（瀬田宗次郎役）
• 犬夜叉（2000年 - 2010年 桔梗役）
• チーズスイートホーム（お母さん役）
• 名探偵コナン（世良真純役）
• リトルウィッチアカデミア（アーシュラ先生役）

アニメ版クラピカの声優2人目は甲斐田ゆきさんです。甲斐田ゆきさんは11月30日生まれの東京都出身の声優です。そんな甲斐田ゆきさんは、1993年頃から声優として活動を開始されており、「テニスの王子様」の不二周助役など中性的な少年の役を多く担当されています。甲斐田ゆきさんは、1999年から放送開始されたアニメ「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」第1シリーズでクラピカ役を務めています。

甲斐田ゆきさんの主な出演作品

• 電脳冒険記ウェブダイバー（倉知ショウ、カロン、浅羽ミドリ役）
• 花右京メイド隊（花右京太郎役）
• .hack//黄昏の腕輪伝説（凰花役）
• 流星のロックマン（双葉ツカサ役）
• かみちゃまかりん（烏丸霧火役）
• 異世界はスマートフォンとともに。（琥珀役）

アニメ版クラピカの声優3人目は沢城みゆきさんです。沢城みゆきさんは1985年6月2日生まれで長野県出身の声優です。1999年頃から声優として活動を開始されており、2011年から名作アニメ「ルパン三世」でヒロインの峰不二子役に抜擢され話題となりました。そんな沢城みゆきさんは、2011年から放送開始されたアニメ「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」第2シリーズでクラピカ役を担当されています。

沢城みゆきの主な出演作品

• デ・ジ・キャラット（プチ・キャラット役）
• ぴたテン（樋口湖太郎役）
• ローゼンメイデン（真紅役）
• うたわれるもの（アルルゥ役）
• 姫様ご用心（菜花そばな役）
• かんなぎ（青葉つぐみ役）

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の番外編「クラピカ追憶編」について詳しくご紹介してきましたが、次はそんな「クラピカ追憶編」では明かされていないクラピカの念能力について詳しくご紹介していきます。クラピカは主に手に装着した鎖型の飛び道具で戦闘を行っています。しかし前述したように体術にも長けているクラピカは、「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の中でも戦闘力が高いようです。

クラピカの念能力1つ目は「具現化系能力」です。クラピカの主な戦闘スタイルは、具現化した鎖を手に装着して戦っています。この鎖には楔がそれぞれついており、指によって楔の形が異なっています。親指は十字架の楔で癒し効果、人差し指は注射器で相手の念能力を奪う効果、中指は鉤爪で捕捉対象を「絶」状態で拘束する効果、薬指は球でダウジングや防御効果、小指は短剣で掟を宣告した相手に遵守させる効果があります。

クラピカの念能力2つ目は「特質化系能力」です。この特質系能力とは、クラピカの持つ「緋の眼」による特異体質によってもたらされる効果で、緋の眼発動している時のみ使用可能です。主な技の1つとして「絶対時間（エンペラータイム）」というものがあり、発動後に体に負担がかかり寝込んでしまう程消耗する技ではありますが、使用するとクラピカの持つ技や能力を100％引き出すという強力な能力になっています。

こちらは「クラピカ追憶編」のクラピカが、無邪気で天真爛漫な事に驚き、その後訪れた悲劇によって人格が変わってしまった現状を嘆く方の投稿です。「クラピカ追憶編」ではまるで悪ガキのようにパイロを振り回す少年・クラピカが描かれていますが、現在のクラピカは冷静で落ち着いています。それはクラピカが味わった「一族の滅亡」という経験によるものと言われており、そのあまりに悲しい境遇に同情する声も少なくありません。

こちらは「クラピカ追憶編」の収録された劇場版入場者特典「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の「0巻」をフリマサイトで手に入れたという方の投稿です。「クラピカ追憶編」では幼少期のクラピカが描かれており、クラピカの無邪気な様子に癒されるという方も多いようです。しかし一方で「クラピカ追憶編」の収録された「0巻」は現在入手困難で、高値で取引されている事に不満を抱く方も少なくないようです。

こちらも「クラピカ追憶編」が読みたくて「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の「0巻」を探していると言う方の投稿です。「クラピカ追憶編」は過去に「週刊少年ジャンプ」本誌でも掲載されたエピソードではありますが、「クラピカ追憶編」を読むなら入場者特典の「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）0巻」を手に入れるのが手っ取り早いと言われています。一方で入手が困難で困っているファンも多いようです。

「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の番外編「クラピカ追憶編」に関するまとめはいかがだったでしょうか？「クラピカ追憶編」はクラピカの幼少期にあたるエピソードとなっており、今は亡きクルタ族の様子や結末まで描かれています。ネタバレですが、クルタ族はクラピカを残して惨殺されており、この出来事が後のクラピカの人格に多大な影響を与えたと言われていました。

そんな悲しい結末を迎える「クラピカ追憶編」ですが、エピソードを読むには「HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）」の「0巻」を入手する必要がありました。しかしこの「0巻」は劇場版の入場者特典になっており、現在は入手困難となっています。そんな「クラピカ追憶編」のあらすじは上記でネタバレした通りですが、本作をご覧になった事がない方は、この機会にぜひ本編もご覧になってみてはいかがでしょうか？