【ワンピース】FILM REDのニカ覚醒シーンをネタバレ!ギア5になれた理由は?

ワンピースの劇場版映画FILM REDでも1番の衝撃的なシーンだったとされるのがルフィのニカ覚醒シーンです。原作でもまだ登場したばかりであり、流石に登場する事はないだろうと考えられていた為、まさかの登場に驚いたとする声が多くなっています。今回はワンピースの劇場版映画「FILM RED」にてギア5であるニカが描かれたシーン、その理由などをネタバレありでまとめて紹介していきます。

【ワンピース】FILM REDのニカ覚醒シーンをネタバレ!ギア5になれた理由は?のイメージ

目次

  1. ワンピースFILM REDとは?
  2. ワンピースFILM REDの敵とニカ覚醒シーンをネタバレ
  3. ワンピースFILM REDでルフィがニカ(ギア5)になった理由
  4. ワンピースFILM REDの時系列と違い
  5. ワンピースFILM REDがつまらないといわれる理由
  6. ワンピースFILM REDのニカに関する感想や評価
  7. ワンピースFILM REDのニカまとめ

ワンピースFILM REDとは?

映画「ONE PIECE FILM RED」の概要

ワンピースFILM REDは1999年から断続的に制作されているワンピースの劇場版映画の15作目にしてワンピースの原作連載25周年を記念して作られた作品です。また原作との連動性の高い映画シリーズである「FILM」シリーズとしては4作目の作品になっています。これまでのFILMシリーズと同様、ワンピースの原作者である尾田栄一郎先生が総合プロデューサーを務める作品になっています。

ワンピースFILM REDの監督はワンピースがアニメ化される前、「ジャンプ・スーパー・アニメツーア’98」にて公開されたOVA「ワンピース倒せ!海賊ギャンザック」で監督を担当いた谷口悟朗監督が、脚本はFILM GOLDでも脚本を担当した黒岩勉さんが担当しています。2021年にTVアニメワンピースの1000話放送後に制作とタイトルが発表され、以降順次情報が公開されていき、2022年8月6日に公開されました。

映画「ONE PIECE FILM RED」のあらすじ

「別次元」と称される類まれなる歌声を持った歌手ウタの初めてのライブが行われるとして音楽の島エレジアに訪れたルフィ達。これまで素性を隠していたウタが公の場でライブを行うだけあってエレジア島には多くのファンが押しかけていました。そしてウタのライブが始まり1曲目が終了するとクラゲ海賊団がステージに乱入してウタを誘拐しようとします。これを助けたルフィからウタがシャンクスの娘である事が明らかにされる事になるのです。

ONE PIECE.com(ワンピース ドットコム)

ワンピースFILM REDの敵とニカ覚醒シーンをネタバレ

FILM REDの敵は「トットムジカ」

最初にネタバレしておくとFILM REDで麦わらの一味が戦う事になったのがエレジア島に古代から封印されていた悪魔「トットムジカ」です。トットムジカはかつてウタウタの実の能力者の力でエレジア島に封印されており、現代のウタウタの実の能力者であるウタにだけ復活させる事が出来ました。そしてウタは自身の計画の為、秘密兵器としてこのトットムジカを呼び起こしてしまうのです。

トットムジカの見た目として手足が鍵盤をモチーフにした形をしている悪魔で、この悪魔トットムジカとの戦いの中でルフィがギア5であるニカに覚醒するシーンが描かれたのです。

FILM REDでのルフィのニカ覚醒シーン

問題のルフィがニカに覚醒したシーンはラストの麦わらの一味と赤髪海賊団の共闘シーンです。ネタバレすると仮想空間で攻撃するルフィと現実世界で攻撃するシャンクスですが、このシーンで攻撃する際の顔面のドアップとその攻撃が終わった後の後ろ姿のシーンでルフィがニカに覚醒していたのです。ただこのニカ覚醒シーンは具体的には描かれず、戦闘シーンが描かれたというわけでもありません。

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ワンピースFILM REDでルフィがニカ(ギア5)になった理由

ギア5であるニカ覚醒が登場したのはワノ国編のラスト、カイドウとの戦いの最中でありまさか劇場版映画でも登場するとは考えていなかったファンも多くなっています。ここからは何故ルフィが劇場版映画「FILM RED」の中で覚醒出来たのかをネタバレありで紹介していきます。

ルフィがニカになった理由

理由①偶発的な覚醒だった?

まずFILM REDでの覚醒はかなり偶発的な覚醒であったと言えます。というのもルフィはニカの姿にこそなったものの、ニカの姿で戦闘をする事はなくいわゆる「ちら見せ」状態に留まっている為です。原作でカイドウが悪魔の実の覚醒に関して「心身が能力に追いついた時に起きる」と話していた事からも、ルフィの強い思いが一時的に能力に追いつきニカ(ギア5)になったのではないかと考察されています。

実際ネタバレしたトットムジカですが、確かに恐ろしい存在でありますが単純な強さだけでいえばワンピース本編においてルフィが覚醒した時の相手であるカイドウよりも明らかに格下であり、ルフィがニカに覚醒する必要性があるほどの敵だったかと言われるとそんな事はありませんでした。この事もルフィの意志で覚醒したわけでもない偶発的な覚醒だったと言われる要因になっています。

理由②仮想空間での戦闘だったから?

そしてもう1つ重要な要素だったと考えられているのがこのルフィがニカ(ギア5)になった戦闘が現実世界ではなく、仮想空間で行われていたという点も大きく作用しているのではないかとも考察されています。ネタバレするとこの仮想空間はウタが作り出したもので、「ウタの空想を実現できる」空間なのです。

そしてニカの能力はワンピース本編において「空想のままに戦い人々を笑顔にした」とネタバレされておりウタの作り出す仮想空間とニカの能力には「空想を実現する」という点で共通点があります。この2つがリンクした事で一時的にニカ(ギア5)に覚醒したのではないかとも考察されているのです。

加えてルフィにとってウタは幼馴染であり、このトットムジカとの戦いは「敵を倒す戦い」というよりも「ウタを救う為の戦い」でした。元々仲間思いな性格であるルフィが必死にウタを助けようとした結果、ウタの作り出した仮想空間の「空想を実現する力」と共鳴して起こった奇跡的な現象だったのではないかと考察される結果になっています。

理由③お祭りである事を生かしたファンへのサービス

ワンピース本編においてルフィの能力がゴムゴムの実が別名であり本当の名前は「動物系 ヒトヒトの実 幻獣種 モデル "ニカ"」という事がネタバレされた事は長年ワンピースを視聴している人からすれば衝撃的な出来事でした。ルフィの姿もこれまでのギアとはまた違う形で大きく変わりわかりやすいだけに早く映像化して欲しいという声も多くなっていたのです。

制作側、特に原作者であり映画の総合プロデューサーをしている尾田栄一郎先生としてもルフィのニカ覚醒の姿を明かしたら早く映像化してほしいという声が出る事は予期しており、劇場版映画が一種のお祭りである事を考慮してファンサービスとして登場させたのではないかとも考察されています。

ルフィがニカになったのが姿だけだった理由はアニメ勢への配慮?

劇場版映画「ワンピースFILM RED」では確かにルフィはニカ(ギア5)に覚醒していますが、ニカの姿になっただけで戦闘をしたというわけではありませんでした。これは映画公開時点で、まだアニメではこのギア5が描かれていなかった為ではないかと考察するファンもいます。そもそも原作勢であってもジャンプ掲載時から追いかけているファンか映画公開数日前に発売した最新刊を読んだ人以外にはギア5はなんのことか分からない状態でした。

ワンピースは長くアニメも放送しておりアニメで追いかけているファンも少なくありません。そんなアニメファン視点で見ると映画公開時点でルフィがギア5であるニカ覚醒状態で戦ってしまってもそもそもルフィのその姿について、ギア5の設定についても知らないまま視聴する事になります。結果的にネタバレしたように登場はしつつも詳細は明かさず、戦闘シーンも描かないという形になったのではないかと考察されています。

制作側としてはそれなら映画に入れないという選択肢もありますが、FILMシリーズはこれまでも様々な形で驚きを届けており、実際にFILM REDでも原作にはまだ登場していなかったCP-0のメンバーとしてブルーノとカリファが登場したり、シャンクスの出自が明らかになったりと原作勢も知らない驚きがありました。そんな驚きの1つとして、長く続く原作の中でも最大の驚きであるルフィのニカ覚醒を描いたのではないかと考察されています。

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ワンピースFILM REDの時系列と違い

ワンピースFILM REDの時系列

ファンの間でも考察が分かれているのがワンピースFILM REDの時系列です。ワンピースFILMシリーズは麦わらの一味以外にも原作キャラが多数登場する作品ではあり、登場キャラなどから原作のどの時期をベースにしているのかが考察されますが、FILM REDに関しては「どの時期にも当てはまらないパラレルワールドである」とされるのが多くなっています。

まず麦わらの一味としてジンベエが登場している事からワノ国に上陸した後だという事は明らかです。しかし同時にビッグ・マムがホールケーキアイランドにいる状態で登場しているのです。ワノ国編にてローとキッドに倒されたビッグ・マムが無事にホールケーキアイランドにいるのは明らかにおかしくなっており、これがファンの間でパラレルワールドと言われる要因になっているのです。

劇場版映画の中でも「FILM」シリーズは尾田栄一郎先生が制作に関わり、原作とのリンクも多いシリーズではありますが、「劇場版映画シリーズは一種のパラレルワールドである」という形は崩していません。この事からもワノ国前後の時系列である事は明らかですが、正確な時系列は不明になっているとされています。

FILM REDと本編でのニカに違いはある?

理由は憶測の域を出ませんが紛れもなくFILM REDで描かれたニカは本邦初公開となる映像化された姿です。描かれたシーンは少ないものの、その姿は原作で描かれたニカの特徴と一致しており、渦巻眉と背中に雲を背負った特徴的な見た目になっており、基本的には違いはないものだとされています。

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ワンピースFILM REDがつまらないといわれる理由

理由①Adoの歌のシーンが多い

FILM REDはウタウタの実の能力者であるウタがメインヒロインとして登場した事もあり、歌唱シーンが非常に多いです。ウタの歌唱を担当したAdoさんの歌声はもちろん素晴らしく、劇中歌も中田ヤスタカさん、Mrs.GREEN APPLEさん、Vaundyさん、FAKE TYPE.さん、澤野弘之さん、折坂悠太さん、泰基博さんが楽曲提供をしており、非常に豪華な楽曲になっているのです。

しかしその結果として1つ1つの楽曲シーンがフルコーラスで流れる為に非常に長くなり、肝心のストーリーが希薄に感じてしまう事がつまらないと感想が上がる理由の1つになっています。これまでもワンピースでは歌手、歌姫と呼ばれるキャラクターが登場した事はあるものの、ここまで音楽を押していた作品はなく、中にはワンピースの映画というよりも歌い手であるAdoさんの長編MVのようだと感じたファンもいる結果になっています。

またこれは仕方のない部分もありますが、ウタの声優を務めた声優の名塚佳織さんと歌唱パートを担当したAdoさんの歌声があまりにも違い過ぎて違和感を覚えたという感想も見られます。楽曲パートの多さとこの違和感が重なってつまらなく感じてしまったという感想が増える結果になっています。

理由②期待値が高すぎた

つまらないと言われる2つ目の理由が「期待値が高すぎた」というものです。そもそもワンピースFILM REDは「ワンピースの連載25周年記念作品である」「1話から登場しながら1000話以上が経過した公開時点でも謎が多いシャンクスにまつわるエピソードである」「ワンピース最終章開始のタイミングで公開」「尾田栄一郎先生が監修している」などファンの期待が高まる要因が多く集まっていました。

ワンピースは長年劇場版映画を公開しているだけあって情報の出し方も上手く、視聴者の期待感を煽るような形がしっかりと出来ていました。しかしその結果として期待値が高まりすぎて「コレジャナイ感」を覚えてしまったという感想、「期待外れだった」と言われる感想が見られる結果になったのです。

理由③後付け設定

ワンピースFILM REDがつまらないと言われる理由の3つ目は強引な後付け設定です。時系列もそうですが、どうしても原作とは違う流れをする必要がある以上ある程度であればファンも許容できますが、何よりも強引な後付けだと言われたのがやはりメインヒロインである「ウタ」の設定です。シャンクスが育ての親であり、ルフィに幼馴染がいたというのは原作にも伏線はなく流石に強引過ぎたと言われる要因になっています。

せめて原作に繋がりを感じさせるエピソードの1つでもあればいいですが、残念ながら原作には赤髪海賊団に音楽家がいたという描写もなければ、ルフィに幼馴染がいる設定もありません。映画に注目してもらう為とはいえ謎が多くファンも情報を心待ちにしているシャンクスに絡めてしまった事でより後付感が強くなってしまったとする声も見られるのです。

理由④登場キャラが多い

ワンピースFILM REDがつまらないと言われる4つ目の理由は登場キャラが多すぎる事です。ワンピースの劇場版映画は麦わらの一味以外は基本的に劇場版映画オリジナルのキャラクターが多いですがFILMシリーズに関しては原作からも多数のキャラクターが登場しています。赤髪海賊団はもちろん、海軍、ビッグ・マム海賊団、CP-0などが入り乱れる事で非常に多くのキャラクターが登場しています。

ファンにとっては嬉しい再登場などもある一方で、あまりにもキャラクターが多すぎてストーリーにはほぼ直接絡まないようなキャラクターも見られ「無駄遣い」感が否めないという声も多くなっています。

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ワンピースFILM REDのニカに関する感想や評価

ここからは既にワンピースFILM REDを視聴した人のルフィのニカ(ギア5)覚醒に関しての感想をネタバレありでまとめて紹介していきます。FILMシリーズは本編より先出しで新情報が出る事もある事で知られていますがそれでも映画公開ギリギリで単行本化された最新刊で収録の内容であり、ワンピースの長年の伏線を回収した形のニカ(ギア5)を登場させた事には驚いたという感想が多くなっています。

いくら尾田栄一郎先生が監修し本編のとのリンクが強いFILMシリーズとはいえ、本編の重大なネタバレの1つであり、まだアニメには登場していない要素だけにいくら新情報が出ると言っても出さないと考えていたファンが多く、同時に映画に合わせるように本編の連載スケジュールを立てていた事になる部分も含めて凄いという感想が多くなっています。

ただニカの登場はかなり控えめになっており、同じくワンピース本編では謎に包まれ続けているシャンクスの戦闘方法もある程度簡略化されていたりとワンピース本編への煽り、未視聴勢への配慮もしっかりあるのが凄いという声も多くなっており、FILM REDの視聴を期にワンピース本編を再度追いかけたくなったという声も多くなっています。

新情報やネタバレが満載な映画ながらもワンピース本編を追いかけたくなるようになっているのはお祭り映画に留まらない形になっている為で、ワンピース本編といかにして繋がるのかが気になるという声も多くなっています。

FILM REDでのニカ覚醒に関しては僅かな登場だったとはいえそのシーンはワンピースFILM REDの中でも最大の盛り上がりのシーンであり、その盛り上がりをさらに高めてくれたとして肯定的な感想が多くなっています。

元々このシーンは映画のラスボスであるトットムジカとの戦闘シーンであり、ルフィとシャンクス、麦わらの一味と赤髪海賊団の共闘という本編でも描かれていない要素盛りだくさんだった為、例えニカがなくても盛り上がるシーンだったにも関わらず入れた事が大きいとも言われています。ニカの力があったから勝てたという状態ではないにも関わらず僅かに登場させた事でよりお祭り感が増したとする声が多くなっています。

ただニカ(ギア5)が描かれた事で余計にFILM REDの時系列が分からなくなったという声も多くなっています。元々いくつかの地点が考察されていた時系列ですが、ニカの登場によって「ワノ国の後説」、ニカの登場が偶発的だった事から自発的にも発動させていたワノ国編より前だろうという事で「ホールケーキアイランド編の後でワノ国編の前説」などが考察される結果になりました。

ただある程度ワンピースを視聴している人はニカ覚醒以外の部分で整合性が取れない矛盾もある事からパラレルワールドであると考察するファンが多くなっています。パラレルワールド説を推すファンにとってはニカの要素を含めて、FILM REDで新しく明らかになった情報や設定のどこまでがワンピース本編に落とし込まれる設定になるのかが気になるという声も見られる結果になっています。

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ワンピースFILM REDのニカまとめ

ワンピースFILM REDでも最大の驚きとされるのがワンピース本編でも映画公開直前に登場したと言っても過言ではないルフィのニカ(ギア5)覚醒が描かれた事です。実際には描かれ方としてはファンサービスのような側面が強く、まだ描かれていないアニメ勢にも配慮したようなちら見せに近い形でしたが、早く映像化された姿が見たいと考えていたファンからは歓喜される結果になりました。

ニカの登場シーンは今回ネタバレしたように映画の中でも最高潮に盛り上がるシーンであり、そのシーンをより際立たせる形になっています。分かりやすくニカに覚醒しているシーンは今回ネタバレした通りですが、それ以外にもニカになっているシーンはいくつか存在している為、まだワンピースFILM REDを視聴していない人はルフィのニカ覚醒にも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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