【チェンソーマン】三鷹アサとは何者？正体・能力や戦争の悪魔との関係は？

『チェンソーマン』の第二部から登場した三鷹アサはかわいい女性キャラです。第二部ががスタートしてからというもの物語は三鷹アサの目線で描かれる事が多く、彼女がメインキャラである事が分かります。ここではそんな三鷹アサのプロフィールをご紹介です。三鷹アサとはどんな人物なのかという基本情報が分かる内容となっておりますので、ぜひチェックしてみてください！

『チェンソーマン』は藤本タツキによる漫画作品でチェンソーの悪魔に変身する能力を得た主人公・デンジを中心に描かれているバトル要素を含んだダークファンタジー漫画です。2019年から2021年まで『週刊少年ジャンプ』にて第一部『公安編』が連載され、2022年から『少年ジャンプ＋』にて第二部『学園編』がスタートしました。2022年9月現在単行本は11巻までが発売されており、累計発行部数は1500万部を突破しています。

死んだ父の借金を返す為に相棒であるチェンソーの悪魔・ポチタと共にデビルハンターを生業としている少年・デンジはヤクザと契約したゾンビの悪魔によって殺されてしまいます。しかしポチタがデンジの心臓となった事でデンジはチェンソーの悪魔になる能力を得て復活し、圧倒的な強さでゾンビの悪魔を倒しました。そしてそこにやってきた公安のマキマによって引き取られたデンジは公安のデビルハンターとして活動する事になります。

三鷹アサは第四東高等学校の女子生徒です。初登場は『チェンソーマン』の第二部がスタートした第98話『鳥と戦争』となっています。過去に親が悪魔によって殺されている事から1人暮らしをしています。学校では嫉妬やひがみのような感情を持って他人と接する事からクラスメイトからも距離を置かれており、担任の先生と委員長にしか名前を覚えてもらっていません。学校でのお昼ご飯は1人になりたい事から屋上で食べる事が多いようです。

廊下などを歩いている時に気に食わない事があると心の中で文句を言う事が多く、表情も不機嫌になります。しかし本当の心の内ではみんなと仲良くしたいと思っていますが、素直になれないようです。基本的には真面目で、交通量の少ない夜でも横断歩道の信号待ちをするという厳格な一面も持っています。世間で有名となっているチェンソーマンはあまり好きではありませんでしたが、のちに助けてもらった事で『普通』になります。

三鷹アサが初登場したのは『チェンソーマン』の第98話『鳥と戦争』です。三鷹アサのクラスでは鶏の悪魔であるコケピーを飼う事になります。ただし、先生がコケピーを連れてきた理由は『デビルハンター志望の生徒に3か月後にコケピーを殺して食べてもらう』事で、命の大切さを知ってほしいという授業の一環の為でした。この事実にはコケピーも驚き、自分が食べられてしまうという事に落ち込んでしまいます。

コケピーは悪魔ですが鶏は全然恐れられていない事から弱く、コケピー自身も外に出ると野良猫に食べられてしまうと述べていました。クラスのみんながコケピーを机に乗せてはしゃいでいると、その机が自分の机である事に気が付いた三鷹アサは『死ね！』と心で文句を言いながら苛立って教室から出て行ってしまいます。このシーンが三鷹アサの初登場シーンです。

教室から出て行った時の三鷹アサの苛立ちはみんなに伝わり、クラスメイト達に『恐っ…』などと言われていました。その後は廊下を歩きながら横に並んで歩いている生徒やトイレを溜まり場にしている生徒達に文句を言いながら屋上へと向かっていきました。インパクトのある三鷹アサの初登場シーンとなっていますが、同時に人間らしさも感じられるものとなっています。

『チェンソーマン』では登場を果たしてからメインキャラとして描かれている三鷹アサですが、まだまだ謎の多い人物です。そこでここからは三鷹アサの作中での行動や過去から彼女の正体を考察していきます。ルックスだけ見るとかわいい女性キャラと言った印象を受ける三鷹アサの正体とは一体なんなのでしょうか？どうやら三鷹アサは普通のかわいい女の子であると同時に、過去の出来事によって少し卑屈となってしまっているようです。

三鷹アサの初登場シーンでも、クラスメイトの噂話によって過去に三鷹アサの親が悪魔に殺されているという事が明らかになっています。そんな三鷹アサの親がどのように悪魔に殺されたのかという詳細は『チェンソーマン』の第102話『セーブ ザ キャット』にて描かれました。デビルハンター部への入部の条件として悪魔を狩ろうとしていた三鷹アサは、友達になって友好関係を築きつつあるユウコと共に街を徘徊していました。

そんな中、コウモリの悪魔に襲われてしまい、三鷹アサは気絶したユウコを抱きかかえて逃げますが、途中でコケてしまいます。そして、コケた時に『私はいつも大事なトコでコケるんだ』というセリフと共に三鷹アサの過去の回想シーンへと移り変わります。過去の回想シーンでは子供だった三鷹アサがコケて友達の誕生日ケーキを落としてしまったり、リレーでゴール直前にコケてしまうなどの場面が描かれていました。

そして過去の回想の最後に描かれているのが三鷹アサが母親と一緒に悪魔から逃げているシーンです。三鷹アサを襲っている悪魔は作中で名前は言及されていませんでしたが、姿や能力から『チェンソーマン』の『レゼ編』に登場した台風の悪魔であると考えられます。母親と走って逃げている三鷹アサは途中でネコを見つけた為、一緒に逃げようとしますが、抱きかかえた瞬間にコケてしまいます。

母親は三鷹アサを立ち上がらせて三鷹アサの背中を押して逃がしました。しかし、その直後に吹き飛んできた車に衝突した事で母親は亡くなってしまいます。三鷹アサは助けたネコを抱きかかえながら、過去の母親との思い出を思い出しながら大泣きしました。そして過去の回想シーンから戻った三鷹アサは、過去に自分のせいで母親が死んでしまったものの、ネコを助けようとした自分の気持ちは間違っていなかったと感じるのでした。

過去に悪魔によって母親を殺されている事が関係してか三鷹アサはいつも睨みをきかせて学校生活を送っており、それゆえに友達が居なくて孤独です。『チェンソーマン』の第98話にて三鷹アサが1人で屋上でお昼ご飯を食べているシーンがありますが、そこに委員長がやって来て『一人で食べるから友達できないんだよ』とアドバイスをしてきます。それに対して三鷹アサは『友達はいらない』『いても意味ないから』と返しました。

さらに、校庭でクラスメイトがサッカーをしている時にも三鷹アサは混ざろうとしませんでした。そんな三鷹アサに先生は『友達作った方が高校生活は楽しいぞ？』と言いますが、三鷹アサは『勉強しに学校きてるので』と返します。これらの事により、周囲の人間よりも三鷹アサ本人の考え方によって友達が出来ずに孤独となっている事が分かります。

コケピーと生活をして3か月が経った事で、デビルハンター志望の生徒によってコケピーが殺される事になります。しかし、教室の生徒達が立ち上がり、委員長が代表して『コケピーは食べません！』と先生に言いました。委員長によると『私達全員で話し合って決めました』という事でしたが三鷹アサはこの事を知らず、驚いた様子を見せていました。先生もそれを聞いて感動してコケピーをクラスの一員として生活してもらう事を決めます。

その後は先生の提案で今からするはずだった数学の授業をやめてみんなでサッカーをする事になりました。みんなが楽しそうにサッカーをしている中で、三鷹アサは暗い表情をしながら1人でたたずんでいます。先生が心配して話しかけてきても冷たく返して考え方を変えようとしません。しかし、その後に委員長が三鷹アサに『こっちでサッカーしようよ！』と言って誘ってきました。

それも断ろうとすると、三鷹アサの元に勢いよくやって来たコケピーが『三鷹アサちゃん！』と元気よく言い、一緒にサッカーをしようと誘ってくれました。三鷹アサは先生と委員長しか覚えていなかった自分の名前をコケピーが覚えていた事に感動します。コケピーを抱いている三鷹アサの姿を委員長をはじめとするクラスメイト達は笑顔で見つめています。そして三鷹アサはみんなが羨ましかっただけだという自分の気持ちに気付きます。

三鷹アサはこの時に初めて作中でかわいい笑顔を見せ、コケピーを抱きながらみんなの元へ走っていきました。しかし三鷹アサは次の瞬間うつぶせの状態でコケてしまいます。コケピーの『ゴギャ！！』という悲鳴とお腹に感じる感触で嫌な予感がしながらも三鷹アサが身体を起こすと、コケピーは身体を潰された事で死んでしまいました。クラスメイト達は悲しくて泣いてしまい、三鷹アサはその場に耐えられなくなって気絶してしまいます。

コケピーが死んでしまった事で、みんなでコケピーのお墓を作りました。そして夜になって、三鷹アサの家に先生と委員長が訪ねてきて、3人でコケピーのお墓参りをしようと誘ってきます。3人で歩いていると、先生と委員長は三鷹アサが横断歩道を渡ってこない事に気が付きます。信号が赤だから渡らなかった三鷹アサでしたが、それに対して委員長は『良い子ちゃんぶってさ』と言って自分の気持ちを爆発させました。

委員長は先生が三鷹アサの代わりにコケピーの事をみんなに謝った事や、先生が委員長に三鷹アサと友達になって欲しいと頼んだ事を言います。そして委員長は先生と身体の関係にある事と、先生が三鷹アサの事が好きだと言う事を明かしながら悪魔の姿へと変身して正体を現しました。委員長が契約した悪魔の正体は正義の悪魔で、肉の塊に委員長の顔が複数付いているという異形の姿をしています。先生も委員長の正体は知りませんでした。

正体を現して正義の悪魔の姿となった委員長は先生とハッピーエンドを迎える為に三鷹アサを殺そうとしてきます。委員長は三鷹アサが生きている事で全てが上手くいかないという事と、コケピーが死んだ時に三鷹アサに足をかけて転ばせたのは自分だという真実を明かしました。そして委員長は三鷹アサの顔面を引き裂きます。三鷹アサは死ぬ瞬間、自分のせいでコケピーが死んだわけでは無い事や委員長も嫉妬していた事に安心します。

そしてもう少し自分勝手に生きてみればよかったと後悔しながら三鷹アサは死亡しました。死亡した三鷹アサの顔面は真っ二つに引き裂かれており、目玉も飛び出しているというかなりのグロシーンとなっています。

正体を現して正義の悪魔の姿となった委員長によって殺されてしまった三鷹アサでしたが、その後に戦争の悪魔によって復活を果たします。その後は三鷹アサと戦争の悪魔は深い関係となっていきました。ここではまず戦争の悪魔がどのように死亡した三鷹アサを復活させ、その目的とは何なのかを考察していきます。戦争の悪魔は『チェンソーマン』の第二部でかなり重要な要素となる事が考えられるのでぜひチェックしてみて下さい！

正体を現して正義の悪魔となった委員長に殺された三鷹アサに対して話しかけてくる者がいます。目玉の大きな鳥のような姿をしており、『生きたいなら体を貰うぞ』と言った次の瞬間、三鷹アサの身体は起き上がっていました。三鷹アサの身体を乗っ取った者の正体は戦争の悪魔で、腕鳴らしと称して能力を使って委員長を倒しました。その後は三鷹アサの意識と戦争の悪魔の意識が1つの脳に宿っている状態となります。

戦争の悪魔は三鷹アサをいつでも殺せる状態のようですが、自分は人間の社会をよく知らない事から半分だけ三鷹アサの脳ミソを残したのだという事でした。三鷹アサは幻として姿を見せている戦争の悪魔と常に会話をする事が出来ます。そして、戦争の悪魔が三鷹アサの身体を乗っ取った状態になると正義の悪魔に斬られた顔の傷あとが現れて、髪型も結んでいない状態になる事が特徴です。

戦争の悪魔は初登場を果たして正義の悪魔となった委員長を倒した後に『待ってろチェンソーマン』と発言しており、チェンソーマンが目的である事が分かっています。そして次の日に学校に行きたくないという三鷹アサを戦争の悪魔は無理やり登校させています。この時に戦争の悪魔が学校に行きたかった理由は三鷹アサの通っている学校にチェンソーマンが正体を隠して通っている事を知っていたからでした。

そしてその後に会話で、戦争の悪魔の目的はチェンソーマンと戦争をする事だという事が本人の発言によって明らかになります。そして戦争の悪魔はチェンソーマンを倒す事が出来たら三鷹アサに身体を返す約束をします。なぜ戦争の悪魔がそこまでチェンソーマンを倒す事にこだわるのかという理由は第104話『ネタバレ』にて明かされました。戦争の悪魔は過去にチェンソーマンと戦って敗北したのだという事です。

チェンソーマンの能力の1つとして悪魔を食う事でその存在をこの世から消す事が出来る為、過去に戦争の悪魔が負けてから戦争も起こらなくなり、このままでは完全にみんなから忘れられてしまう事を戦争の悪魔は恐れているようでした。この過去の出来事から戦争の悪魔はチェンソーマンにかなり恨みを持っているようで、ゴキブリの悪魔からチェンソーマンに助けられた時はかなり悔しそうにしていました。

ここからは三鷹アサの身体を乗っ取った戦争の悪魔の強さや能力を解説していきます。『チェンソーマン』の世界での悪魔の強さはその名前が恐れられていればいるほど増すので、『戦争』という名前が入っている事からかなりの強さを持っている事が考えられます。また、能力も戦争の悪魔という名前にピッタリな能力となっており、圧倒的な強さで正体を現した委員長を瞬殺した事にも納得です。

戦争の悪魔は自分のものだと認識した生物や物体を武器にする事が出来る能力を持っています。惚れられたという事でも自分のものになったという認識となるようで、異性に告白して武器にしようとしているシーンもありました。そして、戦争に悪魔はチェンソーマンと戦争する為に出来るだけ多くの人間を武器にしたいという事も明かしています。また、殺した死体も武器とする事が出来るようです。

武器にするものの罪悪感が高ければ高いほど強さ大きな武器となるようで、戦争の悪魔は三鷹アサが好感を持つようになったユウコを殺すように指示していました。三鷹アサを乗っ取った時の強さに関しては正体を現して正義の悪魔となった委員長を圧倒的な強さでねじ伏せた事からかなり高い事がうかがえ、『戦争』という恐ろしい名前である事から三鷹アサも強力な強さを持っていると考えていました。

しかし、戦争の悪魔は過去に何度殺しても立ち上がってくるチェンソーマンに負けて身体を食われた事で以前よりも弱くなったという事です。さらに食われた事によって戦争が一度も起こらなくなり、戦争は映画やゲームの世界の出来事となった事で、人々から戦争の恐怖が薄まり、さらに強さを失ったという事でした。三鷹アサの死体を乗っ取った戦争の悪魔は現在魔人の状態だと考えられますが、魔人となった悪魔は強さが弱まります。

悪魔の状態だった頃の戦争の悪魔は負けたとはいえチェンソーマンを何度も殺す事が出来るほどの強さを誇っていたので、元々は悪魔の中でも上位の強さを持っていたと考えられます。

『チェンソーマン』の第105話までの間で、戦争の悪魔が実際に武器にした人間は三鷹アサのクラスの担任である田中先生だけです。田中先生は三鷹アサに好意を持っていた事が委員長のセリフによって分かっていたので、武器にする事が出来たという事になります。田中先生を使って作った武器は『田中脊髄剣(たなかせきずいけん)』で、鍔の部分が田中先生の顔で刀身部分が脊髄であるというインパクト抜群の武器です。

田中脊髄剣には特に特殊な能力はありませんが、正義の悪魔となった委員長の身体をスパスパ切り裂けるほどの切れ味を持ち、最後には胴体を真っ二つにしていました。また、正義の悪魔の手を斬って奪い、手榴弾にも変えています。この手榴弾が最終的な決め手となり、正義の悪魔の身体を吹き飛ばすほどの強さとなっていました。手榴弾を作れた理由は斬り落として拾ってしまえば自分のものだという認識になるからだと考えられます。

吉田と言えば過去の第一部でも登場した高校生のデビルハンターですが、なんと第二部でも再登場となりました。悪魔以外で第一部から登場したキャラは2022年9月現在デンジと吉田のみとなっているので貴重なキャラです。そんな吉田は三鷹アサと同じ学校に在籍しており、会話をする事も少なくない為、ここでは吉田と三鷹アサの関係性をご紹介です。また、吉田とはどんなキャラなのかという基本情報も解説していきます。

吉田ヒロフミは現役高校生の民間デビルハンターです。見た目は長い前髪と光の無い目、左耳に着けた大量のピアスが特徴です。初登場シーンではデンジを刺客から守る為に集められたデビルハンターの1人としてやって来て、同年代であるデンジに気さくに話しかけていました。皮の悪魔の能力で民間人に化けていたアメリカ三兄弟の次男の正体を一瞬で見抜いて返り討ちにするなど、デビルハンターとしての強さと能力が高い事が分かります。

身体能力もかなり高く、素手での戦いなら人類最強の強さを持つと称されているクァンシには一歩及ばないものの、クァンシの連続攻撃を受け止めて一撃とはいえ顔面に食らわせていました。契約悪魔は蛸の悪魔で、足で攻撃したり墨を煙幕として利用して戦います。第二部ではとある組織に所属しており、チェンソーの悪魔の心臓を持つデンジの事を監視する事が目的であるという事が分かっています。

三鷹アサと吉田が初めて出会ったのは『チェンソーマン』の第99話です。前日に戦争の悪魔の能力によって田中先生と委員長を殺していた事で三鷹アサは学校に入りたくありませんでした。しかし戦争の悪魔が執拗に学校に入るように言ってきた事で、三鷹アサはその場にうなだれてしまいます。そんな三鷹アサに『大丈夫？』と話しかけたのが吉田です。そして戦争の悪魔は吉田にチェンソーマンについて知っているかを聞くように言います。

その後、まどろっこしく感じた戦争の悪魔は三鷹アサの身体を乗っ取り、チェンソーマンについて聞いた後、武器にする為に吉田に告白しますが吉田はこれを即座に断りました。吉田によってデビルハンター部にチェンソーマンがいるかもしれないという情報を得た戦争の悪魔は三鷹アサに入部するように命令します。その通りにする三鷹アサでしたが、入部試験で組む事になったのがユウコともう1人が吉田だった事で気まずさを感じます。

自分が告白したわけでもないのに戦争の悪魔のせいで気まずさを感じる三鷹アサでしたが、吉田はまったく気にしていない様子でした。その後、彼女が欲しいというデンジに吉田がタイプを聞くと『今すぐ彼氏が欲しい子』という事だったので、吉田は三鷹アサを紹介します。吉田の中では三鷹アサは今すぐ彼氏が欲しい子という認識となっているのでした。一方で三鷹アサは吉田に対する気まずさも現在では少し消えているようです。

ここからは三鷹アサと戦争の悪魔の謎を考察していきます。強さや能力・過去などが少しずつ分かって来た戦争の悪魔ですが、2022年9月現在はまだまだ謎が多い状態です。特に正体については分からない事が多いので、今までの作中での出来事から正体についても考察です。また、かわいいヒロインに思える三鷹アサですが、もしかするとラスボスではないかとも一部の読者の間で囁かれているようです。

初登場時からかわいい魅力でヒロインとして活躍している三鷹アサですが、実はラスボスになるのではないかと囁かれています。その理由はもちろん戦争の悪魔で、チェンソーマンと戦争をするという目的から第二部の最後に激しい戦いになるのではないかという事です。さらに、三鷹アサもチェンソーマンを倒した後は身体を返してもらう約束をしているので、打倒チェンソーマンを戦争の悪魔と約束しています。

しかし、三鷹アサはコウモリの悪魔に襲われているところをチェンソーマンに助けてもらってからはチェンソーマンに対する悪いイメージが覆りつつあります。そして、戦争の悪魔も作中でどんどん人間臭さを見せるようになっていき、三鷹アサの身体を乗っ取った時の見た目も含めて読者にかわいいとさえ言われるようになっていきました。まだ分からない事ですが、ラスボスどころかもしかすると味方になるという考察も少なくありません。

核兵器の悪魔はマキマの発言によって過去にチェンソーマンに食われている事が分かっています。そして、戦争の悪魔が正義の悪魔と契約した委員長を倒した後に、チェンソーマンのポスターを見てから『核兵器を吐き出させてやる』と発言していました。このセリフから戦争の悪魔と核兵器の悪魔は何らかの形で関係していた事が分かります。名前からすると核兵器の悪魔は戦争の悪魔の下であると考えられ、配下であった可能性があります。

キリストに関係した話に『ヨハネの黙示録の四騎士』というものがあります。『ヨハネの黙示録』というキリストの聖典に記されている四人の騎士の事を指していますが、この四人の騎士はそれぞれ『支配』『死』『飢餓』『戦争』を人間に与える役目を持っています。そして、正体が支配の悪魔だったマキマは第一部のラスボスだった為、戦争の悪魔が第二部のラスボスなのではないかと言われる理由の1つとなりました。

三鷹アサがかわいいというファンの感想があります。第二部で登場した三鷹アサはかわいい魅力で早速多くのファンを掴んでいるようです。見た目ももちろんかわいいですが、人間らしい性格もかわいいと言われる大きな理由となっています。特にクラスのみんなに心を開こうとした時の嬉しそうな表情は女の子らしくて三鷹アサの中でも屈指のかわいいシーンとなっています。

また、戦争の悪魔であるヨルが表に出てきている三鷹アサも髪型や表情がかわいいと人気です。『チェンソーマン』にはマキマやコベニなどのかわいいキャラが多く登場しますが、三鷹アサが一番かわいいという方は少なくありません。

実は三鷹アサの名前はコケピーが呼ぶシーンまで出てません。その為、読者はそれまで三鷹アサの名前が分かりませんでしたが、この感動的なシーンで名前を知るという描写に引き込まれたという方が多くいます。クラスで孤立している三鷹アサに対してかわいいコケピーが元気に話しかけるシーンは非常に素敵ですが、この後に大どんでん返しな展開となるのはさすが『チェンソーマン』と言えるでしょう。

戦争の悪魔が身体を乗っ取った時の三鷹アサがかっこいいというファンの感想があります。普段はかわいい女の子といった印象の三鷹アサですが、戦争の悪魔であるヨルが表に出ると戦士を思わせるかっこいい表情となり、顔の傷も相まって非常にかっこよくなります。特に正義の悪魔との戦闘シーンで田中脊髄剣を使って圧倒的な強さで斬殺したシーンはかっこよく、さすが戦争の悪魔だと言えます。

『チェンソーマン』の第二部『学園編』でメインキャラとして活躍しているかわいい三鷹アサの正体や戦争の悪魔との関係性などを紹介してきましたが、ヒロインでありながらももしかするとラスボスとなる可能性を秘めている事から作中で今後最も気になるキャラである事が分かりました。今回紹介した三鷹アサが登場し、『チェンソーマン』の第二部『学園編』がスタートする単行本12巻は2022年10月4日に発売予定となっています。