【チェンソーマン】眷属とは一体何者？8体の名前とマキマ・デンジとの関係を考察

本記事では「チェンソーマン」に登場した8体の眷属のプロフィール・正体を考察していきます。また8体の眷属と天使の関係や、ポチタの正体がルシファーと言われている理由を考察していきます。その他には、8体の眷属に関する感想をまとめていきます。

8体の眷属のプロフィールや天使との関係を考察する前に、まずは「チェンソーマン」の基本情報を紹介していきます。チェンソーマンは2019年から連載されている漫画で、2022年10月からはアニメの放送が予定されています。原作者の「藤本タツキ」は中学生時代から自身の作品を考えていたようで、漫画家デビューする前には「東北芸術工科大学」の美術科を卒業しているようです。

チェンソーマンの主人公はデンジです。デンジは父親が遺した借金を返すためにデビルハンターをしていましたが、雇い主に裏切られた事で命を落としています。その時に相棒のポチタと融合した事で「チェンソーマン」になっており、マキマに拾われる形で公安に所属しています。作中の「悪魔」は「人間の恐れから誕生した存在」で、「人間の死体に悪魔が憑依した存在」が「魔人」と呼ばれています。

漫画「チェンソーマン」には「チェンソーマンの8体の眷属」が登場しています。眷属の定義は様々で、侍者・従者・随伴者・取り巻きも眷属に含まれるようです。また「眷属神」としての眷属は「神の使者」を意味するため、眷属に明確な定義は無いようです。

漫画・アニメの世界では「人間が吸血鬼に血を吸われて眷属になる」という設定がよく使われていますが、2022年9月時点でチェンソーマンの世界における眷属の存在はよく分からない部分があるようです。また「チェンソーマンの眷属」のため、チェンソーマンの味方になるイメージが強いですが、眷属がマキマに服従するという謎の多いシーンも描かれています。

ここからは「チェンソーマン」に登場した「8体の眷属」を一覧で紹介していきます。8体の眷属のプロフィールや作中の行動をネタバレしながらまとめていきます。物語途中には意外なキャラクターも眷属である事が判明しているようです。

チェンソーマンの8体の眷属には「セラフィム」が含まれている事が判明しています。セラフィムは「蠅」のような見た目をしている悪魔で、第一部では詳しいプロフィール・正体は不明でした。またスーツを着用しているため、公安に所属していた可能性が高いです。

神話上のセラフィムは天使の1体で、「熾天使」という階級を与えられています。熾天使は神に近い階級のようで、セラフィムという名前には「燃え盛るもの」という意味があるようです。また四大天使で有名なミカエル・ガブリエル・ラファエル・ウリエルも熾天使ですが、セラフィムは四大天使には含まれていないようです。

チェンソーマンの悪魔には「天使が地獄に堕ちた堕天使」も含まれていると予想されています。セラフィムは天使として知られていますが、チェンソーマンのセラフィムは「蠅の姿」をしているため、「蠅の王のベルゼブブ」をイメージしている可能性があります。ベルゼブブはサタンに次いで罪深い存在と言われているため、8体の眷属の中では最強クラスの強さを誇るかもしれません。

チェンソーマンの8体の眷属には「ケルビム」が含まれており、作中では「ビーム」という名前で登場しています。ビームはサメの悪魔が人間の死体に憑依した「サメの魔人」で、名前の通りにサメと人間が合体した容姿をしています。また魔人は悪魔よりも弱体化した存在ですが、ビームは一時的に悪魔の力を使用できる事が分かっています。

ビームはチェンソーの悪魔の過去を知るキャラクターの1人で、登場当初からチェンソーマン/デンジを慕う様子が描かれています。闇の悪魔と対峙した時にデンジに血を分けた事で死亡していますが、後に復活を果たした時にチェンソーマンの眷属である事が判明しています。またチェンソーマンの味方である可能性が高いですが、作中ではマキマに服従するような姿も見せています。

ケルビムは「智天使」の階級を与えられている天使で、「天使の階級」では第二位に位置付けられているようです。また「4つの顔」「4つの翼」「4本の手」を持つ異形の天使と言われており、「神を乗せて天空を駆け巡る」という移動手段のような役割を担っているようです。純粋な心を持つ天使と言われているため、そのような性格がチェンソーマンのビームに反映されているのかもしれません。

チェンソーマンのビームは「サメの悪魔/魔人」のため、ケルビムも堕天したと予想されています。神話上には「フォルネウス」という悪魔が存在しており、フォルネウスはサメの姿で描かれる事が多いようです。またフォルネウスが堕天使という記述はありませんが、「堕天使からなる29の軍団を指揮する存在」と言われているため、フォルネウスも堕天使と深い関りを持っている事が分かります。

チェンソーマンの8体の眷属には「スローン」が含まれており、作中では「暴力の魔人」という名前で登場しています。暴力の魔人はペストマスクが特徴的なキャラクターで、公安に所属している東山コベニとバディを組んでいます。恐ろしい名前とは裏腹に優しい性格をしており、臆病な性格をしている東山コベニが心を開いている様子が描かれています。

暴力の魔人は「暴力の悪魔が人間の死体に憑依した存在」ですが、第一部では暴力の悪魔は登場していません。また人間時代の記憶が少しだけ残っているようで、マキマに助けられた事で公安に協力しているようです。闇の悪魔と対峙した時に死亡しており、物語途中に復活を果たした時にチェンソーマンの眷属である事が判明しています。

スローンは「座天使」の階級を与えられている天使で、「オファニム」「ガルガリン」という天使も座天使に含まれています。物質の体を持つ天使としては最上級の存在で、名前には「玉座」「車輪」の意味があるようです。無数の目を持つ異形の天使として知られているため、チェンソーマンの暴力の魔人も複数の目を持つキャラクターになっているようです。

チェンソーマンの8体の眷属には「ドミニオン」が含まれている事が分かっています。ドミニオンは黒髪・4つの目・4つの耳が特徴的なキャラクターで、第一部では詳しいプロフィール・正体は不明でした。公安の制服を着ているため、マキマに服従を誓っていたのかもしれません。

ドミニオンは「主天使」の階級を持つ天使で、天使の階級の中では第四位に位置付けられています。神の威光を知らしめるための役割を担っており、名前には「統治」「支配」の意味があるようです。また「ヨハネの黙示録」の伝承では「最後の審判が下された時に人類を滅ぼす天使」と言われているため、チェンソーマンの世界でも特別な力を持っているのかもしれません。

神話上には「ベレト」という猫の悪魔が存在しているようです。ベレトは序列13番目の悪魔で、地獄の85軍団を従えると言われています。また元天使という経歴を持つため、チェンソーマンのドミニオンは堕天使のベレトをイメージしたキャラクターと予想されています。

チェンソーマンの8体の眷属には「ヴァーチェ」が含まれている事が分かっています。ヴァーチェは「頭部が無い」「手足の先がハサミ」という特徴を持つキャラクターで、第一部では詳しいプロフィール・正体は不明でした。公安の制服を着ているため、何らかの理由でマキマに服従していたのかもしれません。

ヴァーチェは「力天使」の階級を持つ天使で、天使の階級の中では第五位に位置付けられています。キリストが天に召される時に付き添ったのが力天使と言われており、名前には「高潔」「美徳」の意味があるようです。四大天使のラファエルは力天使の長という記述があるため、ヴァーチェはラファエルの部下なのかもしれません。

チェンソーマンの8体の眷属には「パワー」が含まれている事が分かっています。パワーは本作ヒロインの1人で、「血の悪魔が人間の死体に憑依した血の魔人」です。我儘で傍若無人な性格をしており、東山コベニの車で人を轢く姿が描かれています。物語途中にマキマに殺されていますが、デンジの中に血が残っていた事で復活しており、デンジを助けた後に再び死亡しています。

パワーは「能天使」の階級を持つ天使で、天使の階級の中では第六位に位置付けられています。神の掟を実行に移す役割を担っており、天地創造に関わったと記述されています。また「天に背いた悪魔を滅ぼす」という役割も担っているようで、悪魔と接する機会が多い事で堕天使になりやすいという側面もあるようです。そのためルシファーが神を裏切った時に能天使から多くの堕天使が生まれているようです。

前述したように、神話上では「多くの能天使から堕天使が生まれた」と言われているため、チェンソーマンのパワーも堕天使の可能性があるようです。またパワーは血を求めている悪魔のため、吸血鬼をイメージしたキャラクターかもしれません。

チェンソーマンの8体の眷属には「プリンシパリティ」が含まれており、作中では「蜘蛛の悪魔/プリンシ」という名前で登場しています。プリンシは人間の女性と蜘蛛の脚が合体した悪魔で、マキマに忠実な様子が描かれています。眷属としての位置付けは「権天使」で、権天使は天使の階級では七番目の存在です。

チェンソーマンの8体の眷属には「ガーディアンエンジェル」が含まれており、作中では「天使の悪魔」という名前で登場しています。天使の悪魔は中性的な容姿をしている悪魔で、「吸い取った寿命で武器を作る」という能力を持っています。眷属としての位置付けは普通の天使のため、眷属の中では下の存在なのかもしれません。

ここからは「チェンソーマン」に登場した8体の眷属とデンジの関係を考察していきます。また読者の間で浮上した「ポチタの正体はルシファー」という説を考察していきます。眷属やポチタは謎が多いキャラクターのため、読者から様々な説が浮上しているようです。

前述したように、チェンソーの悪魔の眷属は「天使」の名を持っているため、チェンソーの悪魔/ポチタは「ルシファー」という説が浮上しているようです。キリスト教におけるルシファーは元天使という経歴を持つ悪魔で、堕天使の長として知られています。そのためチェンソーマンに登場した眷属は全員が堕天使という考察がなされているようです。

チェンソーマンの作中ではデンジがマキマの自宅を訪れており、マキマの自宅には「失楽園」の絵画が飾られています。失楽園は「アダムとイヴが禁断の果実を食べ、最終的にエデンの園を追放される」というストーリーで、マキマの自宅には「天から堕ちるルシファー」のような絵画が飾られています。そのためチェンソーの悪魔は他の悪魔とは違う存在という説が浮上しているようです。

チェンソーマンに登場した悪魔は「人々の恐れから誕生した存在」で、チェンソーの悪魔に殺された悪魔は「人々の記憶から消える」と言われています。また地獄で死んだ悪魔は「チェンソーの音」を聞いているため、チェンソーの悪魔が普通の悪魔ではない事が分かります。そのためチェンソーの悪魔は他の悪魔と敵対している存在なのかもしれません。

堕天使になったルシファーは神と敵対している存在です。そのためチェンソーマンの悪魔には「神が作り出した悪魔」「地獄に存在している悪魔」の2種類があり、チェンソーの悪魔は神が作り出した悪魔と敵対しているという説が浮上しているようです。

前述したように、チェンソーマンには8体の眷属が存在している事が分かっています。単純に考えると眷属はチェンソーマンの部下の可能性が高いですが、作中ではチェンソーマンよりもマキマに従う様子も見せていました。また眷属である事の記憶を失っている悪魔も存在しているため、全ての眷属がチェンソーマンの味方という訳ではないかもしれません。

堕天使のルシファーはサタンや他の大悪魔と同一視されている存在です。単純に考えるとチェンソーマンのラスボスは悪魔の可能性が高いですが、ルシファーが悪魔の王・サタンと同一人物の場合には悪魔以外がラスボスになる可能性が高いです。そのためラスボスは神で、堕天したチェンソーの悪魔と眷属が神と戦うという展開が描かれるかもしれません。

プロフィールやデンジ・ポチタとの関係を知った後は、「チェンソーマン」に登場した8体の眷属とマキマの関係を考察していきます。また「マキマの目的」「マキマが信仰しているもの」を考察していきます。

チェンソーマンのマキマは「より良い世界を作る」という目的を持っていましたが、その目的の詳しい内容が分かる前にデンジに喰われています。またマキマの目的の1つが「チェンソーの悪魔の復活」だったため、それを成すためにデンジとポチタの契約を破棄させようとしています。そのため「チェンソーの悪魔」を崇拝しているという点ではマキマと眷属は同じ目的を持つのかもしれません。

本編が始まる前には「傷ついたポチタをデンジが見つけ、デンジが血を分けた事で相棒の関係になった事」が分かっています。そのため神に反旗を翻したポチタは傷ついた状態で地上に落ち、そのポチタをデンジが見つけたという説が浮上しているようです。またポチタは小さな体の悪魔ですが、堕天使になる前は別の姿だったという考察がなされているようです。

作中ではデンジと眷属が対面しており、その時にマキマが「私と信仰の違いこそありましたが、貴方を守る為に命をかけて戦ってくれました。」と言っています。そのためマキマと眷属の信仰対象は「チェンソーの悪魔」で、両者の間には信仰理由の違いが存在している事が分かります。またマキマは「より良い世界」を作ろうとしているため、何らかの方法で世界を変えようとしていたのかもしれません。

プロフィールやデンジ・マキマとの関係を知った後は、チェンソーマンの第一部では登場していない「アークエンジェル」の正体を考察していきます。読者の間では意外なキャラクターがアークエンジェルの正体と予想されているようです。

チェンソーマンの眷属には「アークエンジェル」という天使も含まれていますが、2022年9月時点でアークエンジェルは登場していないようです。神話上のアークエンジェルは四大天使・七大天使と言われていますが、天使の階級では下から2番目という記述の違いもあるようです。

物語途中には公安のデビルハンター・早川アキが死亡しています。この早川アキとアークエンジェルの名前が似ているため、「アークエンジェルは早川アキ」という説が浮上しているようです。また早川アキは銃の悪魔に憑依されているため、銃の悪魔がアークエンジェルという考察もなされているようです。

8体の眷属のプロフィールやデンジ・マキマとの関係を考察した後は、「チェンソーマン」に関する感想をまとめていきます。チェンソーマンは大ヒット作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。本記事で考察した8体の眷属に関する感想をまとめていきます。

チェンソーマンには8体の眷属が登場していますが、第一部では眷属の詳しい正体・目的は明かされませんでした。そのため読者から「眷属の正体・目的が気になる」という感想が挙がっているようです。またやりたい放題のパワーがチェンソーマンの眷属である事に驚いたという感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、チェンソーマンの第一部ではアークエンジェルは登場していないため、読者から「アークエンジェルの正体が気になる」という感想が挙がっているようです。また早川アキがアークエンジェルという説が浮上しているため、早川アキが復活してほしいという感想も挙がっているようです。

チェンソーマンの第一部の終盤では眷属のパワーが死亡しています。パワーは人気キャラクターのため、読者から「第二部でパワーが復活してほしい」という感想が挙がっているようです。またチェンソーマンと眷属がラスボスと戦う熱い展開を見たいという感想も挙がっているようです。

本記事では「チェンソーマン」に登場した8体の眷属を紹介していきましたがいかがだったでしょうか？8体の眷属は天使の名を冠していますが、第一部では眷属の詳しい正体が明かされる事はなかったようです。そんな眷属が登場したエピソードを見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧ください。