【ゴールデンカムイ】生き残りキャラ・生存者一覧!最終回までに死亡したのは?

『ゴールデンカムイ』には数々のキャラクターが登場しますが、物語の中で死亡するキャラクターは少なくありません。ここでは『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者を一覧で紹介。また、最終回までに死亡したキャラや囚人についても紹介していきます。物語の中で誰が生き残り、誰が死亡したのかチェックしてみましょう。さらに、ここでは『ゴールデンカムイ』の最終回についてや、作品の魅力についても紹介していきます。ネタバレが苦手な人は注意してください。

【ゴールデンカムイ】生き残りキャラ・生存者一覧!最終回までに死亡したのは?のイメージ

目次

  1. ゴールデンカムイとは?
  2. ゴールデンカムイの生き残りキャラ・生存者一覧
  3. ゴールデンカムイの最終回までに死亡したキャラや囚人一覧
  4. ゴールデンカムイの最終回をネタバレ!続きがある?
  5. ゴールデンカムイの魅力
  6. ゴールデンカムイに関する感想や評価
  7. ゴールデンカムイの生き残りまとめ

ゴールデンカムイとは?

ゴールデンカムイの概要

『ゴールデンカムイ』は、2014年8月から2022年4月にかけて『週刊ヤングジャンプ』で連載されていた漫画作品。作者は野田サトルです。話数全314話、コミックス全33巻で完結しました。明治末期の北海道・樺太を舞台とするサバイバルバトル漫画で、アイヌ文化について詳細に描かれている点が特徴的な作品。タイトルの『ゴールデンカムイ』は、英語とアイヌ語を組み合わせた造語です。

丁寧なアイヌ描写と個性豊かなキャラクターたち、先の読めない展開が人気を博し、2018年4月にテレビアニメ化。同年6月にかけて第1期が放送され、2018年10月から同年12月にかけて第2期が、2020年10月から同年12月にかけて第3期が放送されました。2022年10月からは、第4期が放送開始予定となっています。

ゴールデンカムイのあらすじ

かつての想い人であり、亡き親友の妻である梅子の目の病気を治すため、大金を必要とする主人公・杉元佐一。彼は訪れた北海道で、アイヌの金塊に関する噂を耳にします。かつて、アイヌから金塊を奪った人物がおり、その人物は網走監獄に収監された。

その後、その人物は同房となった囚人たちの背に金塊の在り処を示す刺青を彫ったというのです。そんな中、杉元はヒグマに襲われて窮地に陥ったところを、アイヌの少女アシㇼパに救われました。杉元はアシㇼパと共に、アイヌの金塊を巡る戦いに身を投じることになります。

ゴールデンカムイ公式サイト

ゴールデンカムイの生き残りキャラ・生存者一覧

生き残りキャラ①杉元佐一

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その1、杉元佐一。杉元佐一は本作の主人公で、年齢は20代前半。元陸軍軍人で日露戦争に参加していました。その際、通常であれば助からないような傷を負っても持ち直し、戦場で凄まじい活躍をしたことから「不死身の杉元」という異名で呼ばれるようになりました。

彼は親友の妻であり、かつての想い人である梅子の眼病を治療するために大金を必要としており、アイヌの埋蔵金を巡る騒動に関わっていくことになります。全てが終わったあとは、梅子に金を渡し、アシㇼパとアイヌの村で暮らすようになりました。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その1でした。

生き残りキャラ②アシㇼパ

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その2、アシㇼパ。アシㇼパは本作のヒロインで、10代前半の少女。ポーランド人と樺太アイヌの混血である父ウイルクと、北海道アイヌの母リラッテの血を引くアイヌの少女で、戸籍上の和名は小蝶辺明日子です。

ヒグマに襲われた杉元を救ったことをきっかけに、彼と行動を共にするようになりました。作中では主に、北海道の自然やアイヌ文化を紹介する役割を担っています。全てが終わったあとは、杉元とアイヌの村で暮らすようになりました。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その2でした。

生き残りキャラ③白石由竹

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その3、白石由竹。白石由竹は、刺青を持つ脱獄囚の1人。生まれつき関節が異常に柔らかく、自由自在に脱臼させて狭いところを出入りでき、さらに脱獄用の小細工に長けていることなどから「明治の脱獄王」と呼ばれています。

作中、杉元が3番目に遭遇した囚人で、杉元に捕らえられたあと、アシㇼパに背中の刺青をスケッチされました。一度は杉元たちと別れましたが、後に再会して行動を共にするようになります。全てが終わったあとは東南アジアに移住し、自分の国を作って国王になりました。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その3でした。

生き残りキャラ④鯉登少尉

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その4、鯉登少尉。鯉登少尉は、大日本帝国陸軍北海道第7師団歩兵第27聯隊に所属する軍人で、年齢は推定20歳。フルネームは鯉登音之進です。浅黒い肌と変わった形をした太い眉が特徴的な人物。一見勇ましいですが、実は裕福な家庭に生まれたお坊ちゃんで、世間知らずで危なっかしいところがあります。主な武器は軍刀。

上官である鶴見中尉を崇拝する熱狂的な信者で、彼を前にすると上手く話せなくなるという一面も。軍人としての能力は決して低くなく、高い身体能力と冷静さを誇っています。物語の中で人間的に成長した鯉登少尉は生き残り、最後の第7師団団長になりました。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その4でした。

生き残りキャラ⑤月島

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その5、月島。月島は大日本帝国陸軍北海道第7師団歩兵第27聯隊に所属する軍人で、階級は軍曹。フルネームは月島基です。鶴見中尉の側近で、変わり者揃いの第7師団の中では珍しい常識人。

鯉登少尉は鶴見中尉を崇拝していましたが、月島はそうではなく、いたって常識的に鶴見中尉に従っていました。鯉登少尉の成長を間近に見ていた人物であり、最後は第7師団団長となった鯉登少尉の右腕となっています。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その5でした。

生き残りキャラ⑥ヴァシリ

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その6、ヴァシリ。ヴァシリは、帝政ロシアの樺太国境守備隊に所属する兵士で、フルネームはヴァシリ・パヴリチェンコです。彼は腕の良い狙撃手で、その実力は優れた射撃技術を持つ尾形百之助と互角にやりあえるほど。

尾形と狙撃手同士の戦いを繰り広げ、敗北してしまいましたが、後に生存が確認されました。彼は有名な画家になっており、尾形をモチーフに描いたと思われる「山猫の死」という作品を生み出しています。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その6でした。

生き残りキャラ⑦永倉新八

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その7、永倉新八。永倉新八は、かつて新撰組で2番隊組長を務めた人物。あだ名はガムシンです。新撰組と袂を分かち、静かに余生を過ごしていましたが、戦死したはずの土方歳三と再会したことをきっかけに、土方陣営として金塊争奪戦に参加することになります。

土方より年下ですが、外見は土方よりずっと上に見えます。年老いてはいますが、卓越した剣技と気迫は健在。基本的には裏方として立ち回っていますが、いざとなると自ら戦場に出て刀を振るいます。全てが終わったあと、永倉は小樽で余生を過ごしたようです。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その7でした。

生き残りキャラ⑧奥山夏太郎

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その8、奥山夏太郎。奥山夏太郎は、アイヌの金塊争奪戦に参加している土方一派の一員。北海道のヤクザ「日泥組」に所属していましたが、土方と出会い彼に魅了され、土方一派に入りました。

土方に認めてもらいたい一心で無茶をする血気盛んな人間ですが、幸い死ぬことはなく、最後には大牧場の主となって羊を飼って生活していました。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その8でした。

生き残りキャラ⑨門倉・キラウシ・マンスール

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その9、門倉・キラウシ・マンスール。門倉は網走監獄の看守部長で、フルネームは門倉利運。刺青人皮の囚人集団脱獄以前から勤める古株看守で、仕事へのやる気がないところと、モヒカンのような髪型が特徴的です。キラウシはアイヌの男性で、額に巻かれたアイヌの鉢巻がトレードマーク。後に門倉とコンビを組んで動くようになりました。

マンスールはパルチザンの指導者ソフィア・ゴールデンハンドが連れてきた砲撃手。3人は生き残り、何故かアメリカへ行ってサイレント西部劇を自ら主演で撮影しました。映画は大コケしましたが、後にカルト映画として再評価されたそうです。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その9でした。

生き残りキャラ⑩谷垣・インカラマッ

『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その10、谷垣・インカラマッ。谷垣は帝国陸軍北海道第7師団歩兵第27聯隊に所属している兵士で、フルネームは谷垣源次郎。真面目で誠実な人間で、その人柄は当初は敵対関係にあった杉元にも認められるほどです。

インカラマッはアイヌの女占い師。谷垣と行動を共にし、やがて彼に惹かれるようになりました。物語の最後、谷垣はインカラマッを連れて故郷の阿仁へ戻り、彼女との間に15人の子を儲けたそうです。以上、『ゴールデンカムイ』の生き残りキャラ・生存者一覧その10でした。

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ゴールデンカムイの最終回までに死亡したキャラや囚人一覧

死亡キャラ①土方歳三

『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その1、土方歳三。土方歳三は元新撰組副長。函館戦争にて亡くなったとされていましたが実は生きており、網走監獄に投獄されていました。

彼は刺青を持つ脱獄囚の1人で、元新撰組の永倉新八などと共にアイヌの金塊争奪戦に参加しています。土方は第7師団の鯉登少尉からの攻撃で致命傷を負い死亡しました。以上、『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その1でした。

死亡キャラ②鶴見中尉

『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その2、鶴見中尉。鶴見中尉は、帝国陸軍北海道第7師団歩兵第27聯隊の小隊長で、フルネームは鶴見篤四郎。かつて奉天会戦に参加した際に砲弾の破片を受けて、頭蓋骨の前頭部と大脳前頭葉の一部を失っており、失った頭蓋骨を補うために特殊な額当てをしています。

かなり変わった人間ですがカリスマ性はあり、一部の部下などからは熱狂的に支持されています。鶴見中尉は金塊争奪戦の最終局面で杉元と戦い、銃で撃たれました。そのまま鶴見中尉は戦場となった列車と共に落下したため死亡したと考えられています。以上、『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その2でした。

死亡キャラ③二階堂

『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その3、二階堂。二階堂は帝国陸軍北海道第7師団歩兵第27聯隊に所属している兵士で、フルネームは二階堂浩平。二階堂洋平という双子の兄弟がいましたが、杉元によって殺害されてしまったため、二階堂は強い恨みを抱いていました。ある事情から両耳を失っており、人間の皮でできたヘッドギアを着用しています。

二階堂は兄弟の仇である杉元と戦闘になり、彼に銃剣で腹を刺されます。二階堂は杉元を道連れにするため、手榴弾での自爆を決行。しかし杉元は機転を利かせて逃げたため、二階堂は1人で爆発を受けることに。最後は銃剣で真っ二つになり死亡しました。以上、『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その3でした。

死亡キャラ④都丹庵士

『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その4、都丹庵士。都丹庵士は、刺青の脱獄囚の1人。囚人によって行われた硫黄山での硫黄採掘が原因で失明しており、脱獄後は自分と同じく硫黄山で失明した囚人たちを率いて山賊行為を行い生き延びていました。

耳に集音用の覆いをつけており、舌を鳴らした音の反響によって周囲の状況を把握。常人と変わらぬ行動を可能にしています。彼は戦闘中に狙われた土方を庇い亡くなりました。以上、『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その4でした。

死亡キャラ⑤鯉登平二

『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その5、鯉登平二。鯉登平二は鯉登少尉の父で、大日本帝国海軍の少将。大湊要港部司令官です。鯉登少尉が誘拐された際、鯉登平二は誰よりも早く息子を助けにきました。そのことから、息子を大切にする愛情深い父親であることがわかります。

彼はマンスール・キラウㇱ・門倉の砲撃によって艦隊を全滅させられ、そのまま艦と共に海に沈みました。以上、『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その5でした。

死亡キャラ⑥尾形

『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その6、尾形。尾形は帝国陸軍北海道第7師団歩兵第27聯隊に所属している兵士で、フルネームは尾形百之助。凄腕の狙撃手で、標的が300メートル以内であれば確実に仕留めることができます。

鶴見中尉の下にいながら、鶴見率いる一派に反抗しようとしていました。彼は暴走列車でアシㇼパから毒矢を受けて錯乱し、自害しています。以上、『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その6でした。

死亡キャラ⑦牛山辰馬

『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その7、牛山辰馬。牛山辰馬は刺青の囚人の1人。額の硬いタコと柔道耳が特徴的な柔道家で、常人離れした怪力を誇っています。彼は土方一派にスカウトされ、永倉と共に土方を支えていました。

作中では貴重な常識人ですが、強すぎる性欲が玉に瑕。性欲が抑えきれなくなると暴走し、見境なく人を襲いかけます。彼は手榴弾からアシㇼパを庇い死亡しました。以上、『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その7でした。

死亡キャラ⑧ソフィア

『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その8、ソフィア。ソフィアはパルチザンのリーダーで、フルネームはソフィア・ゴールデンハンドです。大柄な体躯の女性で腕力も強く豪胆。彼女の強さに憧れた男性は少なくなかったようです。

ソフィアはアシㇼパたちの逃亡を助けるため第7師団と戦いを繰り広げ、鶴見中尉に撃たれて死亡しました。以上、『ゴールデンカムイ』の最終回までに死亡したキャラや囚人一覧その8でした。

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ゴールデンカムイの最終回をネタバレ!続きがある?

ゴールデンカムイの最終回あらすじ

暴走列車の上で、杉元はアイヌの権利書を巡って鶴見中尉と最終決戦を繰り広げました。2人はほとんど相討ち状態となり、そのまま列車は海に落ちてしまいます。しかし流石は「不死身の杉元」。彼は生きていました。杉元は親友の妻・梅子と再会し、彼女に金塊の一部を渡すという目的を果たします。無事に目的を果たした杉元は、アシㇼパと共に北海道へ帰ることになりました。

杉元とアシㇼパ以外の生き残った面々は、生存者一覧で触れた通り、それぞれ穏やかな生活を送ったようです。アシㇼパはアイヌの文化が消えないよう新しいアイヌに伝えていくことを決意。彼女の地道な活動は、現在のアイヌ文化保護に繋がっていきました。

物語の最後には、白石が東南アジアの小さな島で王様になり、白石の顔が刻印されたコインが杉元とアシㇼパの元に送られてくるというオチもついています。こうして『ゴールデンカムイ』の最終回は大団円となりました。

ゴールデンカムイの最終回には続きがある?

大団円を迎えた『ゴールデンカムイ』ですが、コミックス31巻の巻末に『ヤングジャンプ』連載時には描かれていなかったあるシーンが追加されていました。太平洋戦争後、敗戦した日本を統治したGHQのダグラス・マッカーサーが写っている写真とその遺品に関する都市伝説のような話なのですが、そこで実は鶴見中尉は死んでおらず、マッカーサーを裏で操っていたのではないか、というストーリーが描かれています。

作者は鶴見中尉のことをかなり気に入っており、さらに他の死亡キャラと違って鶴見中尉に関しては確実に死んだというシーンがなかったため、多くのファンが納得したようです。鶴見中尉はマッカーサーを操ることで、こっそりと日本を、そして北海道を守ったのかもしれません。

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ゴールデンカムイの魅力

魅力①個性的すぎるキャラ

『ゴールデンカムイ』の魅力その1、個性的すぎるキャラ。漫画のキャラクターは個性的なものですが、『ゴールデンカムイ』のキャラクターほど個性的なキャラクターはそういないでしょう。『ゴールデンカムイ』には、もはや個性的という言葉では言い表すことができない奇人・変人、変態が登場します。まともな人間よりも、おかしな人間のほうが割合的には多いでしょう。

例えば、姉畑支遁は動植物に歪んだ愛を抱く男で、獣を犯すことに快感を覚えますが、事が終わると動物を殺害してしまいます。他にも、杉元に殺されたいという願望を持ち、彼に殺されることを妄想しては幸せに浸る辺見和雄や、完璧な自分を作り上げるために人を殺害してはその血を自分に輸血したり、肉を喰らったりしていた家永カノなど、強烈なキャラクターが登場しました。

魅力②サバイバルとギャグのバランス

『ゴールデンカムイ』の魅力その2、サバイバルとギャグのバランス。『ゴールデンカムイ』はアイヌの金塊を巡るサバイバル漫画で、シリアスな展開が見所です。たくさん人が殺し合いをして死にますし、死に様もハード。グロ描写に耐性がない人は、目を逸らしたくなるかもしれません。

全体的に重たいテーマを扱っているにも関わらず、それでも多くの読者が楽しく読み進められたのは、絶妙なバランスで織り込まれたギャグ要素のおかげでしょう。悲惨な話が延々と続くのではなく、合間合間に思わず笑ってしまうギャグシーンが登場するおかげでシリアス要素が上手く中和されています。サバイバルとギャグのバランスが『ゴールデンカムイ』の大きな魅力の1つとなっています。

魅力③アイヌグルメ

『ゴールデンカムイ』の魅力その3、アイヌグルメ。『ゴールデンカムイ』の見所は、金塊を巡るサバイバルだけではありません。本作はアイヌ文化に焦点を当てた作品となっており、登場人物たちを通してアイヌとは何か、どのように生きてきたのかを知ることができます。文化を知るうえで欠かせないのが「食」。

『ゴールデンカムイ』には、自然と共に生きてきたアイヌならではの料理がいくつも登場します。基本的に、アイヌの人たちは野生動物を捕らえ、その場で調理します。アイヌグルメを知ることで、命を頂くということ、世界に生かされているということを学ぶことができるでしょう。

魅力④動物の生態

『ゴールデンカムイ』の魅力その4、動物の生態。『ゴールデンカムイ』の舞台となるのは、豊かな自然が広がる北海道。そこには多種多様な生物が暮らしていて、時に人間の糧となり、時に人間の脅威となります。『ゴールデンカムイ』では、様々な動物たちの生態がリアルに細かく描写されています。

単純な物語の背景ではなく、登場人物たちと同じ世界に在る生き物として、きちんと描かれているのです。特にアイヌにとって特別な存在であるヒグマについての描写は必見。本作を見ることで、動物たちの凶暴さと尊さ、人間が彼らとどう関わっていくべきか、という学びを得ることができます。

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ゴールデンカムイに関する感想や評価

『ゴールデンカムイ』では、個性豊かなキャラクターが続々登場します。「この人、これまでのキャラの中で一番すごいな」と驚いたすぐあとにその上をいくキャラが出てくるので、読者は混乱するでしょう。しかし、それが繰り返されるうちに驚くことに慣れてくるのが不思議です。

アイヌ文化に触れる書物やテレビ番組はいくつもありますが、その多くがアイヌの差別と迫害の歴史に触れたものでした。『ゴールデンカムイ』でもそういった点が描かれていないことはありませんが、基本的に本作で描かれているアイヌは「強いアイヌ」です。自分たちの文化に誇りを持って強く生きるアイヌを知ることができるという点が『ゴールデンカムイ』の大きな魅力の1つとなっています。

『ゴールデンカムイ』に登場するキャラクターは皆、個性豊かで魅力的な人物ばかり。そのため、推しを決めるのが大変だったという声は少なくありません。最後の最後まで一番を決められず、箱推しを貫いた人もいるようです。

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ゴールデンカムイの生き残りまとめ

『ゴールデンカムイ』の生存キャラと死亡キャラを一挙に紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?『ゴールデンカムイ』の登場人物は皆個性豊かで、生き残ったキャラが選んだ道も、死亡キャラの最期も注目すべき点となっています。『ゴールデンカムイ』を読んで、それぞれのキャラの生き様を見届けてください。

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