【呪術廻戦】傀儡操術とはどんな術式？夜蛾正道の傀儡や完全自立型呪骸についても考察

傀儡操術を使う夜蛾正道は東京都立呪術高等専門学校の学長となっていて、教育者としてその手腕にも注目が集まっています。呪骸であるパンダの生みの親でもあるために、その存在や才能はかなりの重要な存在となっていました。その才能ゆえに上層部に命を狙われてしまった哀しき結末もファンに気にされています。ここではまず『呪術廻戦』の基本的な情報をまとめていきましょう。

『呪術廻戦』は圧倒的な人気を獲得していて、世界中でメガヒットを記録している作品となっています。個性的なキャラクターや独特の世界観、圧巻のバトルシーンなども称賛されていて、ダークファンタジーとして高評価を獲得しているメガヒット漫画です。ここでは大ヒット作品『呪術廻戦』の概要やあらすじを簡単にまとめていきます。

『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』は芥見下々によって描かれるダークファンタジーであり、『週刊少年ジャンプ』で2018年14号から現在まで好評連載中のメガヒット作品です。呪霊と呪術師のバトルを描いた作品で奇抜な発想から生まれる緻密な構成が絶賛されています。前日譚となっている『東京都立呪術高等専門学校』も好評を博し、劇場版映画として映像化されています。

テレビアニメもメガヒットを記録していて、多くのメディアミックスを成功させています。2023年にはアニメ第二期となる『呪術廻戦 懐玉（かいぎょく）・玉折（ぎょくせつ）編』が放送されることが決まっていて、多くのアニメファンから期待の声が集まっています。コミックス累計発行部数は7000万部を突破していて世界中でファンを増やしている作品となっています。

2018年6月の宮城県仙台市に虎杖悠仁という高校生がいました。彼は生まれつき常人離れした身体能力を持っていて、運動部からの勧誘が尽きない少年でした。心優しい性格で祖父との二人暮らしで穏やかな生活を送っていましたが、ある日、祖父が急逝してしまい天涯孤独になってしまいます。そこへ現れたのが呪術師を名乗る少年である伏黒恵でした。彼は虎杖に危険な呪物の存在を話し始めます。

それは虎杖の学校に眠る「呪物」であり、今まさに封印が解かれようとしていたのでした。伏黒恵は封印が解放されてしまえば人が死んでもおかしくないと語り、虎杖と共に虎杖の学校へ向かいます。二人の奮闘もむなしく、呪霊が解放されていて虎杖はある決断をします。虎杖は自らの体に『両面宿儺の指』を摂取して、呪いの王である両面宿儺の受肉体になってしまいました。

夜蛾正道のプロフィールを見ていきましょう。夜蛾正道は都立呪術高専の学長である1級呪術師であり、年齢は47歳と公表されています。「気づきを与えるのが教育」というモットーがあり、生徒のことを何よりも優先する良き指導者となっています。五条悟とは彼が学生時代に担任だったという縁から教師になってからも目をかけていて、上層部との間で板挟みになることも少なくありません。

呪骸を作り操ることができる「傀儡呪術学（かいらいじゅじゅつがく）」の第一人者として知られていて、現在東京都立呪術高等専門学校の二年生であるパンダも彼が制作した呪骸となっています。その才能は上層部から特級認定を打診されるほどですが、自身はその才能を隠していて、呪術界からは危険視されていたという過去がありました。

夜蛾学長の性格は『優しく真面目で真っ直ぐな人物』と皆に思われています。自分に甘い考えを持っている生徒には厳しいですが、それには正しく導くという信条が隠されていて常に生徒を見守っています。五条悟の良き理解者で上層部からかばっているシーンも多くあります。その一方で五条悟の行動に振り回されることも多く、鉄拳制裁を与えることもしばしばありました。

ここでは傀儡操術とはどんな術式なのかということや傀儡や完全自立型呪骸を考察していきましょう。夜蛾正道の術式は『傀儡操術』というものであり、呪術師としては一般的な術式の一つとなっています。しかし、完全自立型呪骸というモノを生み出し、呪骸学の第一人者として傀儡操術を使用する呪術師の中でも抜きんでた存在として知られています。

『傀儡』という言葉の通り、呪力を使ってものを操るという事が夜蛾正道の術式の本質です。『傀儡操術』は緻密な動作を要求される術式であり、呪術高専京都校のメカ丸こと与幸吉もこの術式を使用しています。しかし、夜蛾正道の特徴は自身の作った呪骸を意のままに操ることができ、コントロールだけでなく視覚・聴覚などを共有することができると言われています。

ある種の条件付けをすることで様々な効果を持った呪骸を作ることができ、虎杖の修行などにも使用されていました。さらに夜蛾正道といえば『完全自立型呪骸』を作った人物という事でも知られていて、このことが彼の人生を大きく変えてしまうことになります。

夜蛾正道の作った完全自立型呪骸は呪術界の上層部にも目をつけられて危険視されるほどの存在であり、意思を持ち、自分自身で呪力を持った呪骸で一個人が軍隊を持てるというかなり危険な存在と認識されてしまいました。夜蛾はこれはパンダ一体だけであり、偶然できたモノと夜蛾正道は主張していました。しかし、実はこれは嘘であり、何体もの完全自立型呪骸を隠しているのでした。

ここでは『呪術廻戦』の傀儡操術を使う夜蛾正道とそれによって生み出されたパンダの関係を見ていきましょう。傀儡操術を使う夜蛾正道は完全自立型呪骸という傀儡操術の中でも究極の存在を生み出していて、呪骸としての完成度は呪術界の上層部から危険視されるほどでした。パンダとは親子関係にも近いので、『呪術廻戦』ファンにも好評な関係性であることでも知られていました。

パンダのプロフィールを見ていきましょう。パンダは夜蛾正道が生み出していた完全自立型呪骸であり、誕生日3月5日、東京都立呪術高等専門学校2年生の準2級呪術師です。「激震掌（ドラミングビート）」という必殺技を持っていて、これは食らってしまえば防御することは不可能と言われるほどの衝撃を体内に与えます。趣味はパンダグッズ収集、好きな食べ物はカルパス、苦手な食べ物は笹の葉と公表されています。

パンダは夜蛾学長が創り出した最高傑作の呪骸と言われていて、「突然変異呪骸（とつぜんへんいじゅがい）」という存在となっています。パンダは3つの核を持っていて、これが完全自立型呪骸を生み出す方法であることが判明しています。パンダは1つの核がやられてもメインの核を入れ替えることで戦闘を続けることができるとメカ丸の戦闘でも明かしていました。普段はバランス重視のパンダ核をメインにしています。

短期決戦パワー重視のゴリラ核はお兄ちゃんと呼んでいて、メカ丸との戦闘では圧倒的な力を見せていました。さらに恥ずかしがり屋のお姉ちゃん核というモノを持っていて、その全容は明かされていません。パンダの3つの核は外部からは呪力の偏りなどで感知することができないようになっていて、攻撃で破壊されることがないように普段は偽装しています。

夜蛾正道とパンダの関係はファンにも好評です。夜蛾学長に生み出されたパンダですが、幼い頃から呪術や戦い方を教えてもらっているので体術に関してはかなり強くなっています。パンダに対する溺愛ぶりはパンダの回想シーンで描かれていて、おむつをしているときに兄弟の話をしているシーンが描かれています。パンダも「まさみち」と呼び、父親と息子のような関係性を見せていました。

渋谷事変のパンダが拘束された後には、上層部に粛清されることも厭わずにパンダを助けに来ました。その際に『息子に会いに』と言っているので、パンダのことは息子同然に思っていることが分かります。作者も二人の関係を『親子みたいな』と明かしているので、多くのファンに注目されています。

パンダの核は夜蛾正道の息子の魂なのかもファンの間では話題になっています。もともと生きていた人間の魂を複製し宿すことでパンダを創り出したということなのだと考えられます。夜蛾学長がバツイチであるということもあり、彼の子供の魂をパンダの核にしているのではないかという説があります。これほどの溺愛ぶりは実の子供の魂を込めたからという説はネット上などでも数多く考察されていました。

ここでは『呪術廻戦』の中で描かれた傀儡操術を使う夜蛾正道の最後の死亡シーンを見ていきましょう。夜蛾正道は渋谷事変の後に死んでしまっていて、それをやったのが楽巌寺嘉伸であることにも衝撃を与えています。なぜ夜蛾正道は楽巌寺嘉伸に殺されなければならなかったのかも気にされていて、それが彼が人生をかけて追求した『呪骸』が原因になっていることも話題になっています。

夜蛾正道は楽巌寺嘉伸に敗北し死亡したと考えられています。夜蛾正道は五条悟が封印された後に、楽巌寺嘉伸によって粛清されています。戦闘においては楽巌寺嘉伸は夜蛾正道をはるかに上回っていて、上層部の命令によって殺されてしまいました。楽巌寺嘉伸は完全自立型呪骸の作り方を教えれば、死なずに済むと説得していましたが、夜蛾正道は最後までこの申し出に応えるはありませんでした。

夜蛾正道が最後に残した呪いとは何なのかを見ていきましょう。夜蛾正道は最後に楽巌寺嘉伸に完全自立型呪骸の作り方を教えて死にます。なぜ今更教えるのかと尋ねる楽巌寺嘉伸に、『呪いですよ』と答えました。この完全自立型呪骸は呪術界の上層部は危険視していて、この作り方を知れば命を狙われる可能性が出てきます。夜蛾正道はこの製法を楽巌寺嘉伸に教えることで、楽巌寺嘉伸を上層部に狙われる存在にしたのでした。

夜蛾正道が死刑になった理由には上層部に意向が関わっています。完全自立型呪骸がいくらでも作れることは個人で軍隊をつくれるという事になります。これは上層部にとっては危険な代物であり、夜蛾正道には死刑が言い渡されました。今までは五条悟によって押さえつけられていましたが、あわよくば完全自立型呪骸の製作方法を聞き出して、上層部がこの完全自立型呪骸を独占するという事まで考えての『死刑宣告』でした。

ここでは傀儡操術を使う夜蛾正道の活躍をネタバレを見ていきましょう。夜蛾正道は登場シーンも多いキャラクターとなっていて、五条悟などとも関りが深い人物として描かれています。プロトタイプである『呪術廻戦0巻』から登場し、渋谷事変の後には衝撃の展開が描かれて多くのファンがショックを受けました。ここからはエピソードごとに夜蛾正道の活躍をまとめていきます。

傀儡操術を使う夜蛾正道の活躍のネタバレ①は『呪術廻戦0巻』です。夏油傑の襲撃と百鬼夜行に備えて東京の呪術師たちに指示を与えていました。さらに、日本各地の呪術師に協力を要請して、夏油傑の襲撃を迎え撃つ作戦を遂行しています。自身の教え子であった夏油傑との戦いには複雑な思いを抱えていましたが、夏油傑の蛮行を止めるためにその思いを抱えたまま五条と共に戦いに臨むことになりました。

傀儡操術を使う夜蛾正道の活躍をネタバレ②は『高専入学編』です。両面宿儺の器である虎杖の入学を認めるかどうかで彼との対話(戦闘あり)で虎杖の本質を見極めようとしました。呪術師になるのは覚悟が必要であり、成り行きで慣れるほど甘くないという考え方をしていました。彼は夏油傑の時に、生徒の指導を失敗したと考えていて、虎杖のことを正しく導こうとする姿勢が強く表れていました。

傀儡操術を使う夜蛾正道の活躍をネタバレ③は『呪胎戴天編』です。京都校との交流会を前にして五条悟たちとの打ち合わせに奔走している夜蛾正道ですが、五条悟の自由奔放っぷりに振り回されてしまいます。五条悟との打ち合わせが予定されていましたが、五条はその途中で特級呪霊との戦闘を余儀なくされていて、数時間待たされたことが後に明かされています。このように基本的には五条のわがままに振り回される立場になっています。

傀儡操術を使う夜蛾正道の活躍をネタバレ④は『京都姉妹校交流会編』です。京都姉妹校交流会では虎杖を狙う上層部との駆け引きも見どころになっていますが、東京校の学長である夜蛾は虎杖の生存を知らされておらず、五条がサプライズで虎杖の生存を発表したことで五条にプロレス技の制裁を加える姿が描かれていました。

さらに特級呪霊の襲撃では天元の元へと向かうもすでに真人の侵入が終わった後での到着になりました。また五条の野球大会をするという提案に振り回させるなど相変わらず彼のわがままと楽巌寺の視線に板挟みになっていました。野球大会の中で楽巌寺と対話し、虎杖のことをまずは見守っていくことを提案してひとまず虎杖の命を狙うことをやめさせていました。しかし、楽巌寺からは「まずは五条を何とかせい」と言われてしまいました。

傀儡操術を使う夜蛾正道の活躍をネタバレ⑤は『懐玉編』です。五条悟と夏油傑の過去を描いたこのエピソードでは五条たちの担任として登場しています。そこで五条悟と夏油傑のめちゃくちゃな行動に頭を抱えていて、たびたび説教する姿が描かれました。さらに天元に関する重要な任務を二人に与えていて、学生でありながらも圧倒的な実力を持つ二人を信頼していたことが分かります。

傀儡操術を使う夜蛾正道の活躍をネタバレ⑥は『玉折編』です。夏油傑が闇に落ちてしまうまでを描いたこのエピソードでは生徒の暴走に苦悩する夜蛾正道の姿が描かれています。人間を虐殺して姿を消した夏油のことを五条に伝えるシーンでは『何が起きているかわからんのだ』と苦悶の表情を浮かべました。そして呪詛師となった夏油のことを五条と共に背負っていくことを決意していました。

傀儡操術を使う夜蛾正道の活躍をネタバレ⑦は『渋谷事変編』です。五条悟の封印をするために行われた渋谷事変ではサポート役として救護所の警護に当たっていました。障子の警護をしていましたが、虎杖が両面宿儺に乗っ取られたことを察知するなど、かなりの動揺を見せていました。障子を連れてくるという決断によって多くの人たちが助かりましたが、渋谷事変の後には上層部から死刑宣告がなされるなど窮地に陥ってしまいます。

ここでは『呪術廻戦』の傀儡操術に関するネット上の感想や評価などを見ていきましょう。傀儡操術は夜蛾が代表的な使い手である術式となっていて、使い方次第では特級クラスという声もあるほどの術式となっています。傀儡操術はパンダ先輩を生み出した術式ということでネット上でも高い関心を集めています。そのため『呪術廻戦』の傀儡操術に関する感想や評価はネット上でも数多く集まっていました。

傀儡操術は人気を獲得していて、パンダたちを生み出した術式として注目されています。ネット上に『傀儡操術なんで「呪いの人形の操作」だからめちゃくちゃ古典的な保守派めっちゃ好きそうな術式ですからね』という声や『「個としての強さはそこそこだけど、あいつ1人で軍隊作れるからヤバい」みたいな設定好きすぎる 呪霊操術然り傀儡操術然り』という声が挙がっています。

夜蛾は特級クラスと絶賛されました。ネット上には『立場的にも上層部で術式も特級クラスだったんだな』という声や『夜蛾学長は呪骸製作能力で特級認定されてるけど術式はあくまで傀儡操術なんだよね』という声、『夜蛾は本体が凄く強いわけじゃなく自立型の呪骸を作れる＆自分だけの異界を出入りできるという小国を持ってるのと同じなので確かに特級クラス。それを隠してたんだな。』という声が挙がっています。

夜蛾は天才と絶賛されていて、傀儡操術に関しては驚異的才能を見せました。ネット上には『夜蛾学長、マジの天才だったのか。魂だけ抜き取ってそれ込めた人形作れるの強すぎるだろ』という声や『夜蛾学長、天才だった。 ていうかあの、展開が早くないですか？』という声、『パンダ先輩を愛情こめて作った夜蛾学長は本当に天才だと思う』という声が挙がっています。

今回はメガヒット漫画『呪術廻戦』の夜蛾正道のつかう傀儡操術とはどんな術式なのか、傀儡や完全自立型呪骸について、夜蛾正道とパンダの関係、夜蛾正道の最後の死亡シーン、夜蛾正道の活躍のネタバレ、ネット上の感想などを紹介してきました。傀儡操術は特級にも相当するほどの術式に発展する可能性がある術式なので、傀儡操術にも注目して『呪術廻戦』をお楽しみください。