【東京リベンジャーズ】もう1人のタイムリーパーは誰？黒幕を徹底予想

主人公である花垣武道の他にもう1人のタイムリーパーがいる可能性の高い『東京リベンジャーズ』ですが、そもそもタイムリーパーとはいったい何なのでしょうか？『東京リベンジャーズ』の最大の面白さと言っても過言では無い要素なので、ここでタイムリーパーについてネタバレ解説です。また、『東京リベンジャーズ』のあらすじも含めた作品情報もここで紹介しますので、ぜひご覧になってみてください！

『東京リベンジャーズ』は正式名称『東京卍(まんじ)リベンジャーズ』で、タイムリープというSF要素を含めたヤンキー漫画です。2017年から『週刊少年マガジン』にて連載がスタートし、2022年9月現在も連載中となっています。単行本は29巻までが刊行されており、累計発行部数は2022年7月時点で6500万部を突破しました。テレビアニメ化もされて全24話の第1期が放送され、2023年1月には第2期も放送予定です。

2017年、26歳のフリーターである花垣武道は今の自分にうんざりしていました。そんな中、中学時代の彼女である橘日向とその弟である直人が東京卍會の抗争に巻き込まれて死んだ事をTVで知ります。その翌日、誰かに電車に突き落とされた武道は人生の絶頂であった中学時代の映像が走馬灯のように流れ込んできました。死んだのだと思った武道でしたが、それは走馬灯ではなく本当に12年前の中学時代にタイムリープしていたのです。

タイムリーパーとはタイムリープをする人の事で、『東京リベンジャーズ』の作中では主人公である花垣武道が該当します。タイムリープとは時間遡行能力(じかんそこうのうりょく)の事で、時間の流れを遡って過去の自分と入れ替わる事が出来ます。武道はこのタイムリープ能力を使用して恋人のヒナを救う為に何度も中学時代に戻っていました。武道が戻れる時間は12年前の同じ日と固定されており、それ以外の時間を選ぶ事は出来ません。

タイムリープして武道が過去を過ごすと現代でも同じ時間が経過する事も特徴です。しかし、過去を過ごして現代に戻り、武道の行動によって改変が行われた世界では新たな12年の歴史の中でも何があったのかという記憶は武道には無く、現代に帰還する度に確認する必要があります。タイムリープするにはトリガーが必要で、武道にとっては直人が該当し、握手する事で過去と現代を行き来していました。

また、現代と過去は同じ速さで時間が経過している事から、現代に戻ると過去でも現代で過ごした分の時間が経過する為、前にタイムリープした時に起こった事を無かった事には出来ません。9回目のタイムリープの際にヒナを救うという願いを叶えた事から武道が直人と握手をしても再度タイムリープをする事は出来なくなり、直人がトリガーとしての役割を終えた事を物語っています。

10回目のタイムリープのトリガーは佐野万次郎となり、その際に武道は10年前に戻った事から、トリガーが助けてほしいと願う特定の年月にタイムリープする事が明らかになりました。

『東京リベンジャーズ』のもう1人のタイムリーパー・黒幕は確定なのでしょうか？これまで武道以外のもう1人のタイムリーパーについて何度も考察されてきました。最有力候補であった稀咲鉄太本人のセリフから彼がもう1人のタイムリーパーではない事が確定した事で徐々に黒幕が絞られてきています。2022年9月現在『東京リベンジャーズ』の単行本は29巻となっており、作中でのネタバレも含めて現時点での最有力候補を考察です。

もう1人のタイムリーパー・黒幕として怪しい人物なのが佐野万次郎です。言わずと知れた無敵のマイキーですが、なぜ彼がもう1人のタイムリーパー・黒幕であるのかをご説明します。まず、もう1人のタイムリーパーは稀咲鉄太にタイムリープの事を話しています。稀咲の口からもう1人のタイムリーパーの存在が語られているので確定事項となっており、稀咲と接点があった人物がもう1人のタイムリーパー・黒幕です。

マイキーはこれに該当しています。そして、二代目東京卍會と関東卍會の最終決戦の時に三途春千夜も武道に対して『オマエもタイムリーパーなのか？』というセリフを発言していました。もう1人のタイムリーパー・黒幕は春千代にタイムリープの事を話しており、かなり信頼している事がうかがえます。春千代はマイキーの為なら命を捨てる覚悟までしている事から、マイキーがタイムリーパーだとしたら話していてもおかしくありません。

また、マイキーには『黒い衝動』があります。黒い衝動とはマイキーの中に潜んでいるもう1人の存在で、誰からも好かれるマイキーとは正反対で、冷酷無比で殺人もためらわない性格をしています。マイキーはこの黒い衝動によってもう1人の自分となっている時にタイムリープしていたのではないでしょうか？黒い衝動のマイキーが通常の状態に戻っても断片的に記憶が残っており、稀咲や春千代にタイムリープの事を話したのかもしれません。

まだまだ謎の多い黒い衝動ですが、通常時のマイキーが何よりも大切にしている仲間を平気で殺そうとするほど最悪な存在である事から、黒幕であってもかなり納得がいきます。黒い衝動の時のマイキーがもう1人のタイムリーパー・黒幕だったとしたら辻褄が合う部分が多い為、有力候補とさせていただきます。

もう1人のタイムリーパー・黒幕の有力候補として名前が急上昇なのが半間修二です。半間はドラケンと互角に渡り合えるほど喧嘩が強く、しばらく稀咲と行動を共にしていた危険人物となっています。黒幕だと思われていた稀咲が死亡してからは出番が無かった為、もう1人のタイムリーパーとして名前が挙がる事はあまりありませんでしたが、最終決戦にて久しぶりの登場を果たしました。

最後の戦いで登場したという事には何かしらの意味があると考えられ、半間がタイムリーパーだとしたら納得いく部分もいくつかあります。まず、稀咲がタイムリープの事を知っていた事を思わせる発言をした事は前述しましたが、半間は稀咲の相棒で、稀咲が死亡した時も涙を流して悲しんでいました。深い関係にあった事から半間がタイムリーパーだとすると稀咲にその事を話していてもおかしくありません。

また、半間がもう1人のタイムリーパーだとしたら、稀咲がトリガーだった可能性があります。稀咲はヒナを振り向かせることを目的としており、現代では告白してフラれると殺害していました。半間はタイムリープしながら稀咲の目的を手伝っていた可能性があります。そして、春千代もタイムリープの事を知っていた事から、同じく関東卍會に所属している事もあり、稀咲の死後は春千代がトリガーとなっていたのかもしれません。

『東京リベンジャーズ』のもう1人のタイムリーパーの有力候補は佐野万次郎と半間修二という事になりましたが、作中では誰なのかまだはっきりしていない為もちろん確定ではありません。その他にもタイムリーパーの候補となる人物がいる為、ここでご紹介です。様々な面からもう1人のタイムリーパーが誰なのかをネタバレを含みながら考察です。

もう1人のタイムリーパー候補としてナオトの名前を挙げさせてもらいます。ナオトは武道がタイムリープする時のトリガーとなり、姉であるヒナを救うために武道と協力していました。8・3抗争後、ヒナの命は救われましたが、現代でナオトの提案でヒナと武道は公園へと向かいます。そしてヒナの車にアッくんがトラックで突っ込みます。それを見て武道が乗っていない事に気付いた半間は『あれ？車乗ってねーじゃん』と発言していました。

これにより、タイムリーパーだったナオトが稀咲と半間に情報を売っていたという可能性が浮上します。しかし、これまでもこの出来事の後も武道と共に姉を救うために奮闘していた事から、ナオトがタイムリーパーで黒幕だという説は無理があるかもしれません。

もう1人のタイムリーパー候補としてヒナの名前もファンの間で浮上しました。ヒナがタイムリーパーだとしたらなぜタイムリープをしていたかという理由は武道を救うためだという事が最も多く考察されており、恋人同士がお互いを救い合っていたという素敵な理由です。また、『東京リベンジャーズ』の単行本22巻の裏表紙もヒナがタイムリーパーなのではないかと思わせるものでした。

『東京リベンジャーズ』の単行本の裏表紙は表紙のキャラの過去の出来事を切り取った描きおろしイラストである事が定番になっています。表の表紙では武道が手を伸ばす様子が描かれており、裏表紙ではヒナが手を伸ばしています。もちろん確定ではありませんが、この裏表紙でのヒナはタイムリープしているように見えなくもありません。しかし、ヒナは現代で何度も殺されている事から黒幕ではないと考えられます。

なかなかもう1人のタイムリーパーが誰なのかが確定しない『東京リベンジャーズ』ですが、もしかするといないのではないかという路線で考えてみます。また、いたとしてももしかすると黒幕とは違う人物なのではないでしょうか？多くの伏線がちりばめられている『東京リベンジャーズ』は様々な可能性を考える事が出来る為、もう1人のタイムリーパーや黒幕はいないというラストだとしても面白い結果です。

もう1人のタイムリーパー・黒幕が誰なのかは未だ確定していませんが、もしかするともう1人のタイムリーパーと黒幕が同じ人物だという考えが間違いなのかもしれません。もう1人のタイムリーパーが作中で確定し、その人物が黒幕だったらつまらない終わり方だとも言えます。もう1人のタイムリーパーが現れて、その人物を利用していた人物こそ黒幕だったら面白い展開と言えるのではないでしょうか？

マイキーがもう1人のタイムリーパーだという有力説は前述しましたが、だとするとマイキーのタイムリープ能力を分かったうえで誰かが利用している事が考えられます。カリスマの中のカリスマであるマイキーですが、関東卍會や梵天の時点ではもはや操り人形のような状態となっています。その為、マイキーがタイムリーパーで、梵天の中の誰かがマイキーを利用していると考えると辻褄が合ってきます。

マイキーのタイムリープ能力やカリスマ性を利用して、黒い衝動の事も分かったうえで梵天の誰かが成功を掴んでいるのかもしれません。また、黒幕は誰もいないという考えも出来ます。黒幕は誰もいないが、利害関係が一致している複数人がもう1人のタイムリーパーを利用しているという考察をしてみても面白いです。もう1人のタイムリーパーの存在は稀咲と春千代のセリフから確定していると言えますが、黒幕はいないかもしれません。

2022年9月現在『週刊少年マガジン』で連載中の『東京リベンジャーズ』では二代目東京卍會と関東卍會による最終決戦が行われています。確定ではありませんが『東京リベンジャーズ』はこの最終決戦が物語のクライマックスだと考えられる為、もう1人のタイムリーパーが出てくるとしたらこの戦いの中でしょう。黒幕なら戦いが終わってから登場するという事も考えられますが、もう1人のタイムリーパーはここで出てくると盛り上がります。

また、現在は幹部たちの戦いが終わり、武道とマイキーの一騎打ちが始まって非常に盛り上がっている状況です。ここでもう1人のタイムリーパーが誰か明かされてもさらに盛り上がる事が予想されますが、終わったから誰なのか分かっても盛り上がるでしょう。つまり、もう1人のタイムリーパーが誰なのかはもうすぐ明かされると考えられます。黒幕はいないかもしれませんが、もう1人のタイムリーパーはきっともうすぐ現れます。

黒幕については誰なのか未だ分からず、もしかするといないという可能性もある『東京リベンジャーズ』ですが、ここでは武道の最初のタイムリープについてネタバレしながら考察していきます。全ての始まりとなった武道の最初のタイムリープは謎の残る部分があり、多くのファンによって考察されてきました。物語が進むにつれて分かってきた部分もある為、ネタバレを含みながら徹底考察です。

『東京リベンジャーズ』を見ていないという方にはネタバレになりますが、武道は電車を待っている時に誰かに線路に突き落とされた事で死を覚悟し、その瞬間12年前にタイムリープしました。これが武道にとって初めてのタイムリープとなっており、過去に戻った武道も自分がタイムリープしたのだという事にすぐに気付きます。その後に不良にボコボコにされるなどの出来事を経て、ヒナの弟であるナオトと出会います。

武道はナオトに12年後に姉であるヒナと共に東京卍會の抗争に巻き込まれて死ぬという事を告げ、それを阻止するようにアドバイスをしました。約束の証として武道がナオトに握手をすると、武道はそれから12年後の現代に戻っており、刑事となったナオトが訪ねてきます。12年前の当時、オカルト好きだったナオトは武道の言った事を信じて姉を守る為に刑事になっていたのでした。

2年前の武道がナオトに助言をするという行動を起こした事で初めて現代が書き換わった瞬間です。刑事となったナオトは姉を守る為にあらゆる手段を尽くしましたが、守る事が出来ずにヒナは死んでしまっていました。そしてこれによって武道とナオトは協力関係となり、タイムリープを繰り返しながらヒナを助ける為に奮闘していく事になっていきます。

武道が誰かに突き落とされて線路の上でタイムリープしたという事は前述でネタバレしましたが、これには不可解な点があります。武道はナオトをトリガーとしてタイムリープを繰り返し、最終決戦の前には現代のマイキーをトリガーとして過去に戻っていました。つまり、タイムリープする為にはトリガーとなる人物が必要なのです。しかし、武道の最初のタイムリープでは誰とも握手をしておらず、トリガーを必要としていません。

トリガーが誰もいないのにも関わらず武道がタイムリープしたのはなぜかという考察は多くのファンによってされてきましたが、現在のところ未だ理由については作中で言及されておらず、確定していません。『ホームに落ちた衝撃でタイムリープした』という考察もありますが、少しご都合主義が強いと言えます。その中でも『武道は元々タイムリープ能力を持っていた』という考察が可能性が高いとされています。

武道がタイムリープ能力を元々持っていたとすると、トリガーは最初から必要なかったという事になりますが、これまで散々トリガーを必要としてきたため、もちろん確定とは言えません。また、これもネタバレになりますが、武道を線路に突き落としたのは親友のアッくんです。握手ではありませんが、武道は押された背中からアッくんの強い願いによって過去にタイムリープを果たしたのではないでしょうか？

アッくんが武道を線路に突き落とした犯人だという事は前述でネタバレしましたが、これは稀咲による命令です。この事実は武道が2回目のタイムリープ後にアッくんを訪問して本人の口から聞いた事で確定となりました。アッくんは稀咲がひたすら怖いと発言しており、家族を人質に取られていた事から逆らう事が出来なかったのです。ではなぜ稀咲は武道を殺そうとしたのでしょうか？

これもネタバレになりますが、稀咲は小学校の頃から地味で暗い自分と普通に接してくれるヒナに惚れていました。しかし、ヒナをいじめから救って心を奪った武道をヒーローとしてみるようになります。ヒナは武道と別れてからも武道の事を好きでい続けており、自分に振り向いてくれない事から稀咲は武道を殺そうとしたと考えられます。

もう1人のタイムリーパーが気になってしょうがないというファンの感想があります。もう1人のタイムリーパーは『東京リベンジャーズ』の最大の謎と言っても過言では無く、多くのファンが考察をしてきました。誰なのかは確定していないもう1人のタイムリーパーですが、『東京リベンジャーズ』は最終決戦に突入している事からもう少しで判明すると考えられます。

『東京リベンジャーズ』の『ズ』とは武道ともう1人のタイムリーパーを表しているのではないかというファンの考察があります。非常に面白い考えで、可能性があると言えます。だとすると、もう1人のタイムリーパーも何かにリベンジしているという事になり、その説明や伏線回収も含めてこれからの展開が期待できるものになっていきます。

もう1人のタイムリーパーはヒナであると考察しているファンがいます。前述でもネタバレしましたが、稀咲はヒナと武道の2人を殺そうとしていました。もしもヒナがタイムリーパーだとしたら、武道とヒナはお互いの命を助け合っていたという事になります。『東京リベンジャーズ』の1話で死んでしまったヒナですが、もしかしたら武道を助けるために死んでしまったのかもしれません。

『東京リベンジャーズ』のもう1人のタイムリーパーについてネタバレを含みながら考察してきましたが、佐野万次郎と半間修二の2人が有力候補であるという事が分かりました。黒幕についてはもしかするといないかもしれないという事で、利害関係の合う複数人がタイムリーパーを利用している可能性もあるという今回の考察結果です。