【機動戦士ガンダムUC】登場人物の相関図は？キャラクターの関係とプロフィールは？

キャラクター・登場人物の相関図や関係性を見る前に、まずは「機動戦士ガンダムUC」の基本情報を紹介していきます。機動戦士ガンダムUCは「ガンダムエース」で連載されていた小説が原作で、OVAアニメ・地上波アニメが制作されています。キャラクターデザインは「カードキャプターさくら」「赤髪の白雪姫」「桜蘭高校ホスト部」などの作品に携わっている「高橋久美子」が担当しています。

機動戦士ガンダムUCは「宇宙世紀」が舞台の作品です。宇宙世紀0001年には「宇宙世紀への改暦を記念したセレモニー」が開催されており、カウントダウンが終了した瞬間にラプラスが爆発するという騒動が起きています。本編は宇宙世紀0096年が舞台になっており、機動戦士ガンダムUCの後には「機動戦士ガンダム/閃光のハサウェイ」「機動戦士ガンダムF91」が描かれています。

ここからは「機動戦士ガンダムUC」に登場したキャラクターの相関図と関係性をネタバレしながら紹介していきます。また機動戦士ガンダムUCの簡単なあらすじをまとめていきます。機動戦士ガンダムUCでは宇宙世紀0001年から始まる壮大な物語が描かれているようです。

上の画像は「機動戦士ガンダムUC」の相関図です。機動戦士ガンダムUCには「ラプラスの箱の関係者」「ネオ・ジオン」「ロンド・ベル」のキャラクターが登場しており、最終決戦では「バナージ・リンクス」「リディ・マーセナス」「フル・フロンタル」が戦っています。またネオ・ジオンの中でもフル・フロンタルとスベロア・ジンネマンは違う考えを持っています。

宇宙世紀0001年にはラプラスが爆発する騒動が起きており、この騒動はテロ事件として知られていますが、実は「政治的な暗殺事件」という真実が隠されていました。また真実が露呈すると戦争が勃発する可能性があったため、フル・フロンタルは「サイド共栄圏」を実現するためにラプラスの箱を求めています。主人公のバナージ・リンクスは物語冒頭にオードリー・バーンと出会っており、父親からユニコーンガンダムを託されています。

相関図や関係性を知った後は、「機動戦士ガンダムUC」のキャラクター・登場人物を一覧で紹介していきます。キャラクターのプロフィールや戦いで搭乗している機体の情報をまとめていきます。機動戦士ガンダムUCのキャラクターはそれぞれが正義を持っているため、魅力的なキャラクターの存在が作品が面白いと言われている理由のようです。

バナージ・リンクスは本作の主人公で、ユニコーンガンダムのパイロットです。登場当初はアナハイム・エレクトロニクス系列の専門学校に通う学生でしたが、オードリーと出会った事でラプラスの箱に深く関わっていきます。父親はビスト財団の当主の「カーディアス・ビスト」ですが、母親の希望でビスト財団からは遠ざかっており、本編が始まる10年前に母親は病気で亡くなっています。

バナージは父親と愛人の子供で、父親が才能に気付いた事で幼少期は特殊な訓練を受けていました。そのため日常生活で「ずれたような感覚」を感じており、ユニコーンガンダムのパイロットになった事でニュータイプに覚醒しています。最終決戦ではフル・フロンタルと戦っており、ネオジオングを破壊した後にサイコフレームが共振した事で戦いが終結しています。

オードリー・バーンは本作のヒロインで、バナージと同い年の少女です。エメラルド色の瞳と金髪が特徴的で、落ち着きのある理性と神秘的な高貴さを持っています。正体はドズル・ザビの娘の「ミネバ・ラオ・ザビ」で、オードリーの名前の由来は女優の「オードリー・ヘップバーン」です。ラプラスの箱の取引を阻止しようとしており、「インダストリアル7」に潜入した時にバナージと出会っています。

ミネバは「機動戦士ガンダム」から登場しているキャラクターで、ソロモンが陥落した時に脱出ポットで月のグラナダに避難しています。また「機動戦士Zガンダム」ではザビ家の正統後継者として登場していますが、その時はハマーン・カーンの傀儡になっていました。機動戦士ガンダムUCのラストでは「ラプラスの箱」の真実を明かしており、この放送が「ラプラス宣言」と呼ばれています。

フル・フロンタルはネオ・ジオンの首領で、階級は大佐です。1年戦争で活躍したシャア・アズナブルに似ている事で「赤い彗星の再来」と呼ばれており、普段は仮面で素顔を隠しています。戦闘ではシナンジュというモビルスーツに搭乗しており、宇宙でもノーマルスーツを着用していません。またシャアの関係者であるオードリーは「お前のような空っぽの人間ではなかった」と言っています。

OVAアニメ・地上波アニメでフル・フロンタルの正体が明かされる事はありませんでしたが、小説版で「フル・フロンタルの正体はシャアに似せて造った強化人間」という記述があります。またアニメ版と小説版ではキャラクター設定が異なるようで、アニメ版の方が人格者というイメージが強くなっているようです。ちなみに「機動戦士ガンダムNT」のゾルタン・アッカネンは同じ強化人間ですが、「赤い彗星の失敗作」のようです。

アンジェロ・ザウパーはネオ・ジオンに所属しているパイロットで、年齢は19歳です。中性的な容姿をしており、心酔しているフル・フロンタルの親衛隊隊長を務めています。幼少期はサイド3に住んでいましたが、暴徒化した地球連邦に父親を殺されており、母親の再婚相手から酷い虐待を受けています。そのため自身を地獄から救ってくれたフル・フロンタルに心酔しています。

アンジェロ・ザウパーは「ローゼン・ズール」という機体に搭乗しています。作中ではユニコーンガンダムの攻撃で仲間を失っており、それからバナージに対して強い執着と復讐心を抱くようになります。物語終盤にはサイコフレームが共振した事でバナージと精神感応を起こしており、機体にクロ―アームを突き刺した事で戦闘不能に陥っています。

リディ・マーセナスは本作もう1人の主人公で、地球連邦軍に所属しているパイロットです。ラプラス事件で命を落とした連邦政府初代首相の「リカルド・マーセナス」は先祖で、名門一族に反発して地球連邦軍に入っています。オードリーに拒絶された事で狂気に堕ちており、物語終盤にバンシィ・ノルンでマリーダの命を奪っています。

マリーダ・クルスはネオ・ジオンに所属しているパイロットで、階級は中尉です。正体はプルシリーズの「プルトゥエルブ」で、第一次ネオ・ジオン抗争で地上に逃亡しており、本編が始まる前にジンネマンの養女になっています。戦闘ではクシャトリヤという機体に搭乗しており、プルトゥエルブの調整を受けた時には強制的にバンシィのパイロットにさせられています。

スベロア・ジンネマンはネオ・ジオンに所属している軍人で、ガランシェールという偽装貨物船の船長です。1年戦争の時から戦っており、部下からは「キャプテン」と呼ばれています。1年戦争が終結した時に地球連邦の捕虜になっており、妻子は地球連邦の復讐対象になった事で殺されています。そのためゲリラとして戦っており、その過程で娼館に売られていたマリーダと出会っています。

ブライト・ノアは地球連邦軍に所属している軍人で、ロンドベル隊の司令です。1年戦争の時にホワイトベースの艦長になっており、戦争を終結に導いたアムロ・レイとは戦友の関係です。機動戦士ガンダムUCでバナージの逃亡を手助けしており、物語終盤にはコロニーレーザー発射の命令を出したマーサ・ビスト・カーバインを拘束しています。

アルベルト・ビストはカーディアスの息子で、バナージとは異母兄弟の関係です。アナハイム・エレクトロニクス社で重役を務めており、ネオ・ジオンがラプラスの箱を譲渡されるのを阻止しようとしています。ユニコーンガンダムに強い執着を抱いているため、当初はバナージに殺意を見せていました。

マーサ・ビスト・カーバインはカーディアスの妹で、バナージの叔母にあたるキャラクターです。アナハイム・エレクトロニクスの創業者一族に嫁いでおり、月に拠点を置いている事で「月の女帝」と呼ばれています。ラプラスの箱の現状維持を望んでいましたが、物語終盤には実力行使でラプラスの箱を得ようとしています。また「機動戦士ガンダムNT」では連邦軍に幽閉されています。

相関図やキャラクターの関係性を知った後は、「機動戦士ガンダムUC」に出演している声優を一覧で紹介していきます。声優のプロフィール・経歴や、過去に出演した作品を一覧でまとめていきます。機動戦士ガンダムUCは声優が豪華と言われているようです。

機動戦士ガンダムUCでバナージ・リンクスの声を演じたのは声優の内山昂輝です。内山昂輝は埼玉県出身で、2001年から声優活動を行っている人物です。元々は劇団の子役でデビューしており、声優では「神さまのいない日曜日」「彼方のアストラ」「ダンス・ダンス・ダンスール」などの作品で登場人物の声を演じています。高校卒業後は早稲田大学に進学しており、2011年の声優アワードで新人男優賞を受賞しています。

機動戦士ガンダムUCでオードリー・バーンの声を演じたのは声優の藤村歩です。藤村歩は東京都出身で、2004年から声優活動を行っていましたが、2019年に無期限休業を発表しています。幼少期からアニメが好きだった事が声優になったきっかけで、これまでに「ハヤテのごとく！」「会長はメイド様！」「まじっく快斗」などの作品で登場人物の声を演じています。ファンからは「ねえさま」という愛称で呼ばれています。

機動戦士ガンダムUCでフル・フロンタルの声を演じたのは声優の池田秀一です。池田秀一は東京都出身で、1970年代から声優活動を行っている人物です。元々は子役でキャリアをスタートさせており、声優では「名探偵コナン」「オルタンシア・サーガ」「それでも世界は美しい」などの作品で登場人物の声を演じています。シャアを演じた「機動戦士ガンダム」ではアムロ・レイのオーデションを受けていたようです。

機動戦士ガンダムUCでアンジェロ・ザウパーの声を演じたのは声優の柿原徹也です。柿原徹也は西ドイツ出身で、2002年から声優活動を行っている人物です。高校生時代の社会実習が声優に興味を抱いたきっかけで、これまでに「弱虫ペダル」「あんさんぶるスターズ！」などの作品で登場人物の声を演じています。2007年の声優アワードで新人男優賞を受賞しており、ファンからは「カッキー」という愛称で呼ばれています。

機動戦士ガンダムUCでリディ・マーセナスの声を演じたのは声優の浪川大輔です。浪川大輔は東京都出身で、1985年から声優活動を行っている人物です。小学生時代から劇団に所属しており、声優では「ルパン三世」「メジャー」「BLEACH」などの作品で登場人物の声を演じています。2014年に所属事務所を離れて自身の事務所を立ち上げています。

機動戦士ガンダムUCでマリーダ・クルスの声を演じたのは声優の甲斐田裕子です。甲斐田裕子は神奈川県出身で、2000年から声優活動を行っている人物です。中学生時代の演劇部が声優になったきっかけで、これまでに「一騎当千」「とらドラ！」「銀魂」などの作品で登場人物の声を演じています。2022年8月時点では「賢プロダクション」に所属しています。

機動戦士ガンダムUCでスベロア・ジンネマンの声を演じたのは声優の手塚秀彰です。手塚秀彰は栃木県出身で、1994年から声優活動を行っている人物です。大学を卒業した後に劇団入りしており、これまでに「名探偵コナン」「僕だけがいない街」「進撃の巨人」などの作品で登場人物の声を演じています。

機動戦士ガンダムUCでブライト・ノアの声を演じたのは声優の成田剣です。成田剣は埼玉県出身で、1985年から声優活動を行っている人物です。学生時代の文化祭のバンド演奏が演技の道に進んだきっかけで、これまでに「犬夜叉」「コードギアス反逆のルルーシュ」「ガンダムビルドファイターズ」などの作品で登場人物の声を演じています。

機動戦士ガンダムUCでアルベルト・ビストの声を演じたのは声優の高木渉です。高木渉は千葉県出身で、1987年から声優活動を行っている人物です。元々は舞台俳優を志望しており、これまでに「名探偵コナン」「機動新世紀ガンダムX」「はじめの一歩」などの作品で登場人物の声を演じています。2022年8月時点では「アーツビジョン」に所属しています。

機動戦士ガンダムUCでマーサ・ビスト・カーバインの声を演じたのは声優の塩田朋子です。塩田朋子は福岡県出身で、1990年代から声優活動を行っている人物です。元々は女優でキャリアをスタートさせており、声優では「この世界の片隅に」「名探偵コナン」「ドラゴンクエストダイの大冒険」などの作品で登場人物の声を演じています。

相関図やキャラクターの関係性を見た後は、「機動戦士ガンダムUC」の主題歌を一覧で紹介していきます。機動戦士ガンダムUCは2010年と2016年にOVAアニメ・地上波アニメが制作されており、両作品では違う主題歌が使用されているようです。歌手のプロフィールやタイアップ作品を一覧でまとめていきます。

機動戦士ガンダムUCの地上波アニメのオープニング主題歌は「Tielle」の「Into the Sky」です。Tielleは2010年代から活動している歌手で、澤野弘之のヴォーカルオーデションで実力を見い出されています。第18話ではOVAアニメで流れた「RE:I AM」がオープニング主題歌になっています。

機動戦士ガンダムUCの地上波アニメのエンディング主題歌は「ななみ」の「Next 2 U -eUC-」です。ななみは大分県出身で、2014年から活動している歌手です。ヤマハ音楽振興会のオーデションでグランプリを獲得しており、「愛が叫んでる」という楽曲でデビューしています。不登校時代に音楽から希望を貰っていた事が音楽関係の道に進んだ理由のようです。

機動戦士ガンダムUCのOVAアニメでは「流星のナミダ」「Everlasting」「StarRingChild」などの楽曲がエンディング主題歌になっています。エピソード6・7で主題歌を担当した「Aimer」は2011年から活動している歌手で、これまでに「鬼滅の刃」「残響のテロル」「あなたの番です」などの作品でも主題歌を担当しています。

機動戦士ガンダムUCでは「LICHT MEER」「A LETTER」「ビギニング」などの楽曲が挿入曲として使用されています。音楽を担当している「澤野弘之」は2000年代から活動している作曲家・作詞家で、これまでに「甲鉄上のカバネリ」「進撃の巨人」「銀河英雄伝説」などの作品にも楽曲を提供しています。17歳の時に作曲家の坪井伸親に師事しており、専門学校を卒業した後に音楽関係の仕事を開始しています。

相関図やキャラクターの関係性を見た後は、「機動戦士ガンダムUC」に関する感想を一覧でまとめていきます。機動戦士ガンダムUCは人気作品のため、視聴者から様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介したキャラクター・登場人物・声優に関する感想を一覧でまとめていきます。

機動戦士ガンダムUCのアニメ視聴者からは「バナージがかっこいい」という感想が挙がっているようです。登場当初のバナージは世間知らずの少年でしたが、戦いを経て大きく成長しており、終盤には強い意志を持って敵と戦っています。またその後の世界のバナージとオードリーの関係が気になるという感想も挙がっているようです。

本記事で紹介したように、アンジェロは幼少期に地獄のような出来事を経験しているため、アニメ視聴者から「アンジェロは可哀想なキャラクター」という感想が挙がっているようです。またマリーダも不遇な人生を送っているため、機動戦士ガンダムUCはキャラクター設定が切ないという感想も挙がっているようです。

機動戦士ガンダムUCには内山昂輝・浪川大輔・池田秀一・高木渉という人気声優が出演しているため、アニメ視聴者から「声優が豪華」という感想が挙がっているようです。また内山昂輝はバナージがハマリ役と言われているようです。

本記事では「機動戦士ガンダムUC」のキャラクター・登場人物を一覧で紹介していきましたがいかがだったでしょうか？機動戦士ガンダムUCではフル・フロンタルが敵になっていますが、フル・フロンタルも正当性がある正義を持っているようです。そんなキャラクターが登場した本作を見た事がない方も、本記事を参考にしながら是非ご覧ください。