【ワンピース】コブラ王は死亡した？サボ犯人説や生きてる可能性・ビビの失踪を考察

『ワンピース』のネフェルタリ・コブラは、アラバスタ王国の国王であり、ルフィたちと共にクロコダイルと戦ったビビの父親でもあります。アラバスタ編では名君として活躍していたコブラ王ですが、『ワンピース』の1054話にてサボに殺害されたことがニュース紙に掲載されました。そこで、ここからはサボ犯人説やコブラ王が生きてる可能性・ビビの失踪を考察していきます。それではまず『ワンピース』の作品情報からご覧ください。

『ワンピース』は尾田栄一郎によるファンタジー・バトル漫画です。単行本は2022年8月時点で第103巻まで刊行されており、掲載誌である週刊少年ジャンプの歴代作品の中では、1976年から2016年にかけて連載されていた漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に次ぐ長期連載作品となっています。全世界累計発行部数は5億1656万6000部、国内累計発行部数は4億1656万6000部を突破するなど非常に高い人気を誇ります。

当記事で紹介するコブラ王は『ワンピース』のアラバスタ編にて初登場しました。コブラ王はバロックワークスの陰謀によって、市民たちから国の雨を奪った疑惑をかけられてしまいます。それによって反乱軍が立ち上がりますが、コブラ王は国王軍を動かそうとせず、反乱軍との対立を抑制していました。そんな中、娘・ビビからの告発を記した手紙を受け取ったコブラ王は、影で糸を引いていたサー・クロコダイルの討伐を即決します。

• 名前：ネフェルタリ・コブラ
• 誕生日：2月13日
• 年齢：48歳→50歳
• 血液型：F型
• 出身地：偉大なる航路(グランドライン) サンディ島 アラバスタ王国
• 所属：アラバスタ王国

『ワンピース』に登場するコブラ王は、本名を「ネフェルタリ・コブラ」といいます。妻はネフェルタリ・ティティ(故人)、娘はネフェルタリ・ビビです。ネフェルタリ家第12代アラバスタ王国国王であり、王としての厳格さや果断さを持ち合わせています。「国とは国民がいるからこそ成り立つのだ」という考えのもと政治をおこなっており、常に国民の幸福を考えて行動していました。

コブラ王は病に冒されてしまったせいか白髪混じりになり、車椅子を使うなど身体が弱ってしまっている様子でした。その様子が描写されたのが、『ワンピース』の新世界編です。そして『ワンピース』のワノ国編(1054話)において、コブラ王の動向に動きがありました。どうやら、コブラ王は死亡したと噂されているようです。そこで、ここからはコブラ王の死亡説と生きてる可能性を考察していきます。

コブラ王の死亡説が浮上したのは『ワンピース』の原作1054話にて、コブラ王が殺害されたという内容がニュースに報じられたことがきっかけとなっています。そしてコブラ王を殺害したと報じられたのが、ルフィの義兄弟であり、革命軍のNo.2であるサボです。

サボについては以前から彼の身に何かがあったということで、死亡説なども囁かれていました。ただ、革命軍のリーダーであるドラゴンがサボの行動を知って動揺しているため、革命軍の計画にはなかった出来事だと考えられます。またコブラ王が本当に死亡したのか？未だコブラ王が死亡した姿が描写されていないため、真偽は明らかではありません。

革命軍の計画にはなかった事件であったことから、サボが本当にコブラ王を殺害したのかと疑問が生じます。そもそもサボが所属している革命軍は世界会議に潜り込んで同胞のバーソロミュ・くまを救出しようとしていました。

そしてコブラ王は革命軍のターゲットとなる世界貴族の関係者とはいえ、名君として知られているため、革命軍からターゲットとなる可能性が低く、さらにサボの義に厚いキャラクター性にも反しています。そのため、サボはコブラ王の殺害、もしくはコブラ王が生きてる場合、殺害未遂の濡れ衣を着せられた可能性が高いです。

死亡事実が報じられたコブラ王ですが、それと同時に娘のビビも失踪しています。ビビがなぜ失踪したのか？またどこへ行ってしまったのか？ビビが失踪した情報は未だ明かされていません。ただ、ビビは『ワンピース』の世界会議編にて、世界政府の最高権力者である五老星に跪かれている謎の存在「イム様」に狙われているようなシーンが描かれているため、それがビビの失踪事件に関係している可能性があります。

またサボはルフィの義兄弟であり、一方のビビはルフィの仲間であるため、ルフィという共通の相手がいるということでサボとビビが繋がったのち、何者かに狙われているビビを守るためにサボが彼女を連れて逃げた可能性も考えられます。であればビビの行方は、革命軍の本部あるいは支部ということになります。

コブラ王が本当に死亡していた場合、考えられる可能性として何者かに狙われていたビビを庇って死んだということが挙げられます。そしてビビを狙った人物は、やはりイム様の関係者である可能性が高いです。サボがコブラ王の殺害もしくは殺害未遂の容疑者として報じられたのは、コブラ王がビビを庇って死んだ状況で現場に居合わせ、モルガンの関係者にその現場を見られたことが原因となっているのではないでしょうか？

コブラ王の死亡事実はニュースで報じられただけであって、実際に誰かがコブラの死を見たのではなく、ましてや作中でコブラの遺体が描写されているわけではありません。そのためコブラ王が生きてる可能性も十分に考えられます。もしコブラ王が生きている可能性があるとすれば、やはり殺人あるいは殺人未遂の容疑者として報じられたサボがコブラ王を殺害したフリをして匿ったと考えられます。

『ワンピース』1054話にて、コブラ王がサボに殺害されたという展開は、ワンピースのキャラも読者も驚きの内容となっています。そのため、ネット上では本当にサボがコブラ王を殺害したのか？コブラ王は生きてるのではないか？と話題になっています。では、そんな今話題のコブラ王をアニメ版『ワンピース』にて演じた声優情報をチェックしてみましょう。どうやら、コブラ王を演じたアニメ声優は3人いるようです。

• 名前：家弓家正(かゆみいえまさ)
• 生年月日：1933年10月31日
• 没年月日：2014年9月30日(80歳没)
• 出身地：東京都
• 職業：声優、俳優
• 所属事務所：81プロデュース

『ワンピース』にて生きてる・死んだと噂されるコブラ王(初代)の声を担当したのは、声優事務所「81プロデュース」所属の声優・家弓家正(かゆみいえまさ)さんです。声優の他に俳優としても活動している家弓家正さんは、1956年にNHKのラジオドラマに声優として初出演しています。主なアニメ出演作には『鉄腕アトム(スカンク草井 役)』、『ルパン三世(魔毛狂介 役)』、『名探偵コナン(ジェイムズ・ブラック 役)』などがあります。

• 名前：上田敏也(うえだとしや)
• 生年月日：1933年2月24日
• 没年月日：2022年2月8日(88歳没)
• 出生地：北海道札幌市
• 職業：声優、俳優
• 所属事務所：81プロデュース

『ワンピース』にて生きてる・死んだと噂されるコブラ王(代役)の声を担当したのは、声優事務所「81プロデュース」に所属していた声優・上田敏也(うえだとしや)さんです。

声優の他に俳優としても活動している上田敏也さんは、1950年代から俳優活動をスタートし、その後1960年代から声優として吹き替え・アニメ・特撮などのジャンルを中心に活動していました。主なアニメ出演作には『くまのプーさん(オウル 役)』、『チップとデールの大作戦(ニムナル教授 役)』、『機動戦士Ζガンダム(メラニー・ヒュー・カーバインなどがあります。

• 名前：郷田ほづみ(ごうだほづみ)
• 生年月日：1957年8月22日(64歳)
• 出身地：東京都
• 職業：声優、俳優、音響監督
• 所属事務所：尾木プロ THE NEXT

『ワンピース』にて生きてる・死んだと噂されるコブラ王の声を担当したのは、声優事務所「尾木プロ THE NEXT」所属の声優・郷田ほづみ(ごうだほづみ)さんです。

声優の他に俳優、音響監督としても活動している郷田ほづみさんは、1982年からアニメ・ゲーム・吹き替えを中心に活動しています。主なアニメ出演作には『装甲騎兵ボトムズ(キリコ・キュービィー 役)』、『HUNTER×HUNTER(レオリオ 役)』、『金色のガッシュベル!!(カフカ・サンビーム 役)』などがあります。

ここまで『ワンピース』に登場するコブラ王が生きてる可能性やサボ犯人説、ビビの失踪を考察してきましたが、そもそもコブラ王はアラバスタ編にて重要な役割を担うような人物でした。ビビの父親でもあるため、ニュース紙に殺害されたと掲載され死亡するような人物ではないと言えるでしょう。では実際にコブラ王はどのような活躍を見せたのか？ここではコブラ王の活躍をネタバレしていきます。

コブラ王は『ワンピース』のアラバスタ編で初登場しています。コブラ王はバロックワークスのリーダーであるクロコダイルがアラバスタを乗っ取るつもりだとは知らず、彼を全面的に信頼していました。そしてクロコダイルの陰謀により、コブラ王は貴重な国の雨を奪った疑惑をかけられることになってしまいます。

その後、コブラ王は娘ビビの活躍によって反乱軍による内乱の黒幕がクロコダイルだと知ると、クロコダイル討伐を決意しました。しかし、バロックワークスのMr.4とミス・メリークリスマスにより拉致されてしまい、その間にMr.2ボン・クレーの「マネマネの実」による偽装工作によって国民軍と反乱軍の全面衝突が始まってしまいます。

その頃、拉致されたコブラ王は国民たちを人質に取られ、アラバスタ王家が代々守ってきたとされている古代兵器プラトンの有りかを言うように強要されていました。しかし、コブラ王は古代兵器プラトンの兵器の有りかを教えるために神殿へと道案内するフリをしつつ、神殿の仕掛けを発動しクロコダイルもろとも自決しようとします。

ところがちょうどクロコダイルを追っていたルフィが神殿に辿り着きます。そしてルフィによってクロコダイルが倒されたことにより、コブラ王は救出されることとなりました。最後はクロコダイルに踊らされていた王国軍と反乱軍に演説をおこない、事態を収束させることに成功します。

次にコブラ王が登場したのは、アラバスタ編から2年後が描かれた『ワンピース』の新世界編です。2年の間に体を悪くしていたコブラ王は、ビビと共に麦わらの一味の復活の記事を見ていました。コブラ王はアラバスタ編にてニコ・ロビンに会った日から歴史の本文のことや、ネフェルタリ家が空白の100年に世界に対して何をしたのかを知りたいと考えていたため、それを世界会議に問うべく聖地マリージョアへと向かうことにしています。

しかし、世界会議終了後にニュースで革命軍のサボに殺害されたと報じられ、安否不明になってしまいました。本当に死亡したのか、生きてる可能性はあるのか、今後のコブラ王の動向が気になるところです。

『ワンピース』の単行本24巻・218話にて、コブラ王が「ならばなぜ我々は」というセリフを放っているのですが、果たしてこのセリフの意味は一体何でしょうか？コブラ王が歴史の本文(ポーネグリフ)を解読できるロビンに向けて、クロコダイルになぜ嘘を付いたのかと問いかけた結果、自分の求めた真の歴史が書かれたものではなかったからというロビンの返答に対し、コブラ王が「ならばなぜ我々は」と言い放っています。

このセリフにおいて重要なのは「我々」が何を示すのか？ということです。ネフェルタリ家は代々アラバスタにあった古代兵器プラトンの有りかを示す歴史の本文を守る使命がありました。これを踏まえて考えれば、「我々」が示すのはネフェルタリ家ということになります。ただ、なぜネフェルタリ家が過去の歴史が書かれたポーネグリフを守る必要があったのか？という疑問が生じます。

もしかすればコブラ王も同じ疑問を抱いたのかもしれません。そしてこのセリフの「我々」が現在の歴史を作り上げた世界貴族の末裔だとすれば、コブラ王は世界の秘密を知る者の一人であり、自分が守ってきたものに疑念を抱くような事実に至った可能性があります。現段階ではその事実とは一体何なのかは分かりません。

コブラ王の名言や名セリフのひとつに、「ネフェルタリ家第12代国王…」に続く一言があります。この名言はコブラ王がアラバスタ王国を乗っ取ろうとするクロコダイルに向けて放ったセリフです。フィクションに登場する国王はいざという時に決断できず、挙句には逃げ出してしまうような情けない醜態を晒すことが多いですが、コブラ王の場合は地下祭殿を崩落させ、クロコダイルを道連れにしようとする勇敢さを見せました。

続いてコブラ王の名言や名セリフのひとつに、「いいのだ…」に続く一言があります。この名言は人の上に立つのであれば非情さが必要だと考えているイガラムが、優しすぎるビビの性格に否定的な意見を述べていたのに対してコブラ王が放ったセリフです。コブラ王は民から慕われる名君であり、前述の名言のように自分を犠牲にしてでも国と民を守ろうとする人格者でした。そんな彼がなぜ民から慕われているのかが理解できる名シーンです。

続いてコブラ王の名言や名セリフのひとつに、「裸の王などいるものか…」に続く一言があります。この名言はアラバスタでの戦いが終わった後、コブラ王がルフィたちと風呂場で語り合っていた時に放ったセリフです。この時、コブラ王は国王でありながらも海賊に頭を下げてお礼を言いました。

イガラムがその場で指摘したように国王としては問題のある発言ですが、やはり娘と国を救ってくれたルフィたちに何としてもお礼を言いたかったのでしょう。お礼を受け取ったルフィも満面の笑みを返しており、温かみを感じられるシーンとなっています。

こちらでは『ワンピース』に登場するコブラ王を殺害した人物について考察されています。どうやら、この方はサボがコブラ王を殺害したのではないと考えているようです。というのも、サボとコブラ王が接触したタイミングで、コブラ王の病状が悪化してそのまま死に至ったからだと考えられています。

確かにコブラ王は白髪混じりで、車椅子を使うなど身体が弱ってしまっている様子だったため、この方の考察内容も十分にあり得る話だと言えるのではないでしょうか？少なくともサボがコブラ王を殺害したとはとても考えられません。

こちらでは『ワンピース』に登場するコブラ王が生きてると予想されています。生きてると考えられる理由として、ワンピースの作者である尾田先生が登場人物の死因をしっかりと描くからだと考えているようです。

確かに、『ワンピース』は作中で敵味方共に滅多に死者が発生しない不殺主義の漫画として知られており、この方が言われているように死亡するキャラクターの多くは、命尽きる一瞬まで信念を貫いていることが多いです。そのため、コブラの場合も死亡する場合はしっかりと死因が描かれているはずなので、生きてる可能性は十分に考えらます。

こちらでも『ワンピース』に登場するコブラ王が生きてると予想されています。どうやら、ネット上ではコブラ王が生きてると考えている方が多いようです。やはり多くの方に生きてると考えられるのは、前述の感想の方が言っていた理由が関係しているのかもしれません。またビビがサボと一緒ではないかと予想されているのですが、もしコブラ王が生きてる場合はビビと同じくサボと一緒にいる可能性があります。

今回は『ワンピース』のコブラ王は死亡した？という疑問を解消すべく、サボ犯人説や生きてる可能性・ビビの失踪を考察してきました。サボに殺害されたことがニュースに報じられたコブラ王ですが、ネット上では多くの方が生きてると考えられているようです。やはりルフィの義兄弟であり、義に厚い性格をしているサボがコブラ王を殺害したとはとても考えられません。

であればサボは殺害もしくは殺害未遂の濡れ衣を着せられた可能性が高いです。そしてワンピースは不殺主義の漫画として知られており、たとえキャラクターが死亡しても信念を貫いて笑顔を浮かべたまま死亡するケースが多いため、コブラ王が生きてる可能性も十分に考えられます。今後もコブラ王の動向に注目しておきましょう。