機動戦士ガンダムUC（ユニコーン）のあらすじをネタバレ！登場人物や主題歌情報も

あらすじや登場人物の情報をわかりやすく解説する前に、まずは「機動戦士ガンダムUC/ユニコーン」の基本情報を紹介していきます。機動戦士ガンダムUCは2007年から2009年まで「ガンダムエース」に掲載されていた小説が原作で、2010年から2014年までOVAアニメが制作されています。OVAアニメの脚本は「ローリング☆ガールズ」「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」などの作品に携わっている「むとうやすゆき」が担当しています。

ガンダムシリーズは「機動戦士ガンダム」からスタートしています。機動戦士ガンダムの舞台は「宇宙世紀」で、「ラプラス事変」が描かれた「機動戦士ガンダムUC」は「逆襲のシャア」の次の物語です。また「ラプラス事件」は宇宙世紀0001年に起きた事件のため、機動戦士ガンダムUCは機動戦士ガンダムよりも先にスタートしている物語のようです。

ここからは「機動戦士ガンダムUC/ユニコーン」のあらすじをネタバレしながらわかりやすく解説していきます。バナージ・リンクスがユニコーンガンダムのパイロットになった理由や、作中で描かれた戦いをわかりやすく解説していきます。

機動戦士ガンダムUCのepisode1をわかりやすく解説していきます。主人公のバナージ・リンクスは「インダストリアル7」の工業専門学校に通っている学生で、何者かに追われている「オードリー・バーン」という少女と出会っています。このオードリーの正体はザビ家の遺児の「ミネバ・ラオ・ザビ」で、バナージは追手を撒きながら目的地を目指しています。

ラプラスの箱は「機密が露呈すると戦争が起こる」と言われている代物で、オードリーの目的地では「ラプラスの箱」の取引が行われていました。そのためバナージはラプラスの箱を巡る騒動に巻き込まれており、ラプラスの箱と深い関りを持つ父親からユニコーンガンダムを託されています。またバナージは父親の記憶を封印していたため、ユニコーンガンダムを託された時に父親である事を思い出しています。

機動戦士ガンダムUCのepisode2をわかりやすく解説していきます。このエピソードではバナージとマリーダ・クルスが戦っており、バナージはマリーダが操る「クシャトリヤ」に苦戦に強いられていました。そんな中、ユニコーンガンダムが「NT-Dシステム」を発動しており、驚異的な強さを発揮した事でクシャトリヤを退けています。そしてバナージは戦いの衝撃で気を失っており、その間にネェル・アーガマに捕まってしまいます。

バナージと同様にオードリーもネェル・アーガマに捕まっていました。そんな中、フル・フロンタルが指揮する「袖付き」がユニコーンガンダムを狙って攻撃を開始したため、バナージはネェル・アーガマを守るために戦う事を決意しています。ですが戦いに敗れたバナージは袖付きに捕まってしまい、貧しい生活を送っている袖付きの人々を見た事で、正義がどちらにあるのかが分からなくなってしまいます。

機動戦士ガンダムUCのepisode3をわかりやすく解説していきます。バナージは本当の正義が分からなくなっていましたが、戦いを止めるために再びユニコーンガンダムでクシャトリヤと戦っています。この戦いはバナージが制しており、バナージはマリーダと共にネェル・アーガマに帰還しています。そんな中、オードリーは「自分の責任」を果たすために地球に降下していました。

ラプラスシステムは「箱の鍵」と呼ばれている物です。ユニコーンガンダムにはラプラスシステムが搭載されており、バナージはラプラスシステムが指し示す座標へ向かう事になりました。そんな中、捕虜になっていたマリーダの奪還を目指す袖付きがネェル・アーガマを襲撃しており、バナージはフル・フロンタルとの戦いの果てに地球に落下してしまいます。

機動戦士ガンダムUCのepisode4をわかりやすく解説していきます。前回のエピソードでバナージは地球に落下していますが、袖付きのガランシェールにしがみついていた事で難を逃れていました。またバナージは再び正義の在り方が分からなくなっており、敵であるガランシェールと行動を共にする事を決めています。そんな中、オードリーは正体を明かして地球連邦議員との会談を希望しています。

オードリーは和平のための会談を希望していましたが、交渉が決裂した事で地球連邦に捕まってしまいます。またリディ・マーセナスの先祖はラプラス事件で死亡した連邦政府初代首相のため、リディは真実を知った事で強いショックを受けています。そしてダカールでは袖付きが民間人の虐殺を行っており、虐殺を止めた時にバナージは「黒いユニコーンガンダム」と遭遇しています。

機動戦士ガンダムUCのepisode5をわかりやすく解説していきます。地球連邦に捕まったオードリーはビスト財団に引き渡されており、それを知ったバナージがオードリーを奪還しようとしています。またガランシェールも同じ目的を持っていたため、両者が協力した事で無事にオードリーの奪還に成功しています。そしてブライト・ノアが指揮するネェル・アーガマが救援に来ましたが、土壇場で同じ地球連邦から攻撃を受けてしまいます。

episode5ではリディがオードリーに救いの手を差し伸べていますが、それを拒否したオードリーは空を飛んでいる艦から飛び降りています。その時に心の中でバナージの名前を呼び、バナージがそれに気付いた事でオードリーを救出しています。またオードリーに拒絶された事でリディは闇落ちしており、エピソードの最後ではフル・フロンタルがネェル・アーガマの救援に現れています。

機動戦士ガンダムUCのepisode6をわかりやすく解説していきます。袖付きの救援でネェル・アーガマは難を逃れていますが、違う目的を持つ事で一触即発の空気が流れていました。またフル・フロンタルは「サイド共栄圏」を実現するために座標を求めており、騒動を治めるためにオードリーが座標を教えてしまいます。そして座標は「インダストリアル7」を示している事が分かっています。

座標を知ったフル・フロンタルはバナージに「自分と一緒に来い」と迫っており、マリーダがアンジェロ・ザウパーの機体を抑えつける様子が描かれています。またオードリーはフル・フロンタルと決別する事を決め、混乱の中でバナージはユニコーンガンダムに乗り込んでいます。そしてフルアーマー・ユニコーンが艦を飛び立ち、リディが搭乗するバンシィ・ノルンと対峙した所でこのエピソードは幕を降ろしています。

機動戦士ガンダムUCのepisode7をわかりやすく解説していきます。狂気に堕ちたリディはバナージを殺そうとしており、修理中のクシャトリヤに搭乗したマリーダがバナージを庇っています。この時にマリーダは命を落としており、思念体になって語りかけた事でリディが正気に戻っています。そしてフル・フロンタルの「ネオジオング」が姿を現した事で最終決戦が始まっています。

バナージはリディと共にネオジオングを攻撃していましたが、ネオジオングの圧倒的な火力と装甲に苦戦を強いられていました。そんな中、覚醒したユニコーンガンダムがネオジオングの装甲を破壊し、2つの機体のサイコフレームが共振した事で戦いが終結しています。そしてバナージとリディは用意されていたコロニーレーザーも防ぎ、バナージがオードリーの元に帰るシーンで物語は幕を降ろしています。

あらすじをわかりやすく解説した後は、「機動戦士ガンダムUC/ユニコーン」の登場人物を一覧で紹介していきます。登場人物のプロフィールや機体・活躍をネタバレしながらまとめていきます。機動戦士ガンダムUCはかっこいい登場人物が多いと言われているようです。

バナージ・リンクスは本作の主人公で、ユニコーンガンダムのパイロットです。本編が始まる10年前に母親を亡くしており、学業の傍らでスペースデブリ回収のアルバイトをしています。最終決戦では意識を失ってユニコーンガンダムが結晶化していますが、オードリーの言葉を思い出して仲間の元に帰っています。

オードリー・バーンは本作のヒロインで、1年戦争で活躍したドズル・ザビの娘です。ソロモンが陥落した時に月のグラナダに脱出しており、「機動戦士ガンダムZZ」ではハマーン・カーンの傀儡になっています。機動戦士ガンダムUCでは「ラプラスの箱」の取引を阻止しようとしています。

リディ・マーセナスは本作のもう1人の主人公で、ロンド・ベルに所属しているパイロットです。父親に反発して地球連邦に入っており、アニメ版ではニュータイプの覚醒が示唆されています。最終決戦ではバンシィ・ノルンに搭乗しています。

マリーダ・クルスは袖付きのパイロットで、正体はプルシリーズの「プルトゥエルブ」です。第一次ネオ・ジオン抗争が勃発した時に脱出ポットで地上に降りており、スベロア・ジンネマンに保護された時に養女になっています。

フル・フロンタルはネオ・ジオンの首領で、戦闘ではシナンジュ・ネオジオングに搭乗しています。シャア・アズナブルに似ている事で「赤い彗星の再来」と呼ばれていますが、正体は「外見をシャア・アズナブルに似せた強化人間」です。

スベロア・ジンネマンはガランシェールの船長で、階級は大尉です。1年戦争の時からジオン軍に所属しており、部下からは「キャプテン」と呼ばれています。1年戦争の終盤はアフリカ戦線で戦っており、ジオン軍が敗れた事で捕虜になっています。

あらすじや登場人物をわかりやすく解説した後は、「機動戦士ガンダムUC/ユニコーン」の主題歌を一覧で紹介していきます。

機動戦士ガンダムUCでは「Unicorn」という挿入歌が使用されています。静かな始まりから徐々に盛り上がっていく曲で、「甲鉄上のカバネリ」「七つの大罪」「進撃の巨人」などの作品に携わっている「澤野弘之」が作曲しています。またバラエティー番組でも頻繁に使用されているようです。

機動戦士ガンダムUCのepisode3では「CHEMISTRY」の「merry-go-round」が主題歌になっています。CHEMISTRYは2001年から活動しているボーカルユニットで、これまでに「西洋骨董洋菓子店〜アンティーク〜」「戦場のヴァルキュリア」などの作品ともタイアップしています。

機動戦士ガンダムUCのepisode7では「Aimer」の「StarRingChild」が主題歌になっています。Aimerは2011年から活動している女性歌手で、これまでに「鬼滅の刃」「夏目友人帳」「BLEACH」などの作品ともタイアップしています。ベーシストだった父親の影響で音楽が好きになったようです。

あらすじや登場人物をわかりやすく解説した後は、「機動戦士ガンダムUC/ユニコーン」の用語をネタバレしながら紹介していきます。物語の鍵を握る「ラプラスの箱」の詳細や、ユニコーンガンダムに搭載されている「NT-Dシステム」の特徴をネタバレしながらまとめていきます。

モビルスーツはガンダムシリーズの架空の兵器で、スーツの正式名称は「戦術汎用宇宙機器」です。宇宙世紀0065年にジオン公国で「ミノフスキー粒子の特殊効果」が発見されており、0071年に兵器開発がスタートしています。機動戦士ガンダムUCでは「ユニコーンガンダム」「バンシィ」「シナンジュ」などのモビルスーツが登場しており、ネオジオングはモビルアーマーと呼ばれています。

ニュータイプは超人的な直感力・洞察力を持つ存在で、時空を超えた非言語的コミュニケーションを行う事ができます。機動戦士ガンダムに登場したアムロ・レイがニュータイプの始まりと言われており、機動戦士ガンダムUCではバナージ・リディがニュータイプと言われています。またマリーダは肉体強化を受けているデザイナーベビーです。

宇宙世紀元年に首相官邸・ラプラスが爆破される「ラプラス事件」が起きています。この事件はテロ事件として知られていますが、本当は政治的な暗殺のため、ビスト財団と地球連邦が真実を闇に葬っています。またサイアム・ビストがテロ行為を行った時に「宇宙世紀憲章のオリジナルの石碑」を手に入れており、それが「ラプラスの箱」と呼ばれています。

ラプラスシステムはユニコーンガンダムに搭載されている「ラプラスの箱の座標を示す機能」です。またラプラスシステムにバナージのバイオメトリクスが登録されており、その時からユニコーンガンダムはバナージ以外操縦できないようになっています。

ブロック経済は「宗主国と支配地域が同一通貨圏で圏内の経済を保護する」というものです。サイド共栄圏は「地球を除外し、月やスペースコロニーで経済を回す」というもので、フル・フロンタルがサイド共栄圏の樹立を目指しています。ですが地球はエネルギー・食料を宇宙に依存しているため、地球連邦がフル・フロンタルの目的を阻止しようとしています。

NT-Dシステムはユニコーンガンダムとバンシィに搭載されている機器管制システムです。正式名称は「ニュータイプ・デストロイヤー」で、発動時にはサイコミュ兵器を支配下に置く事ができます。また「ニュータイプの殲滅」を目的にして作られたシステムのため、パイロットの精神状態で暴走が起きる事もあります。

サイコフレームは特殊な脳波・サイコミュのコンピューターチップをモビルスーツに装着したものです。機体の駆動系にパイロットの意思を直接伝える事が可能で、ビーム・バリアーを形成する事もできます。またサイコフレーム同士は共振するという特徴があります。

あらすじ・登場人物・用語をわかりやすく解説した後は、「機動戦士ガンダムUC/ユニコーン」で誕生した名言を一覧で紹介していきます。名言が誕生したエピソードや登場人物の情報をネタバレしながらまとめていきます。機動戦士ガンダムUCでは深い意味を持つ名言が誕生しているようです。

機動戦士ガンダムUCのepisode1で誕生したカーディアス・ビストの名言です。カーディアス・ビストは祖父のサイアム・ビストと「ラプラスの箱」を解放する計画を立てており、100年近く生きてきたサイアム・ビストは多くの罪を重ねていました。そのためサイアム・ビストが「私を赦すか？」と問いかけ、その問いに対してカーディアスがこの名言で返答しています。

機動戦士ガンダムUCのepisode2で誕生したフル・フロンタルの名言です。フル・フロンタルは自身の正義を持って活動していましたが、袖付きは地球連邦にとってテロリストと同じ存在です。そのため物語のラストにはネオジオングによる武力行使が行われています。

機動戦士ガンダムUCのepisode2で誕生したバナージの名言です。作中では袖付きと地球連邦が戦っており、地球連邦は捕虜にしたオードリーを使って戦闘の停止を求めています。またバナージにとってオードリーは同年代の普通の少女だったため、政治に利用する大人たちに怒りを見せています。

あらすじ・登場人物・用語をわかりやすく解説した後は、「機動戦士ガンダムUC/ユニコーン」に関する感想をまとめていきます。機動戦士ガンダムUCはシリーズの中でも特に人気があるため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。本記事で紹介したストーリー・登場人物に関する感想をまとめていきます。

作中ではフル・フロンタルが敵として描かれていますが、フル・フロンタルにも「貧しい民を救う」という正義があったため、機動戦士ガンダムUCは両者に正義があって面白いという感想が挙がっているようです。また魅力的な登場人物が大勢存在している事も面白さに繋がっているという意見が挙がっているようです。

機動戦士ガンダムUCでは登場人物の主張がぶつかり合っており、マリーダが自らの命を引き換えにして分かち合いを求めています。そんなマリーダの死亡シーンが泣けるという感想や、マリーダが本作のメインヒロインという感想が挙がっているようです。またジンネマンとマリーダの親子の会話が泣けるという感想も挙がっているようです。

2018年には機動戦士ガンダムUCの続編の「機動戦士ガンダムNT」が公開されています。この作品にはバナージが登場しているため、機動戦士ガンダムUCの登場人物のその後が気になるという感想が挙がっているようです。また真の平和が訪れた訳ではないため、続編を制作してほしいという感想も挙がっているようです。

本記事では「機動戦士ガンダムUC」のあらすじ・登場人物・用語をネタバレしながら解説していきましたがいかがだったでしょうか？機動戦士ガンダムUCは難解な部分がありますが、何度も繰り返し見る事で理解が深まって面白くなるという意見が挙がっているようです。そんな本作を見た事がない方も、本記事のあらすじ・登場人物の情報を参考にしながら是非ご覧ください。