【呪術廻戦】呪術総監部とは何？仕組み・メンバーや通達の内容を考察

渋谷事変にて夏油との壮絶な戦いを経て、新たに新章に突入した『呪術廻戦』。新章では「呪術総監部からの通達」が登場しているのですが、その通達内容と呪術総監部に関する描写を見ていくと、どうやら新章の黒幕ではないかと考えさせられるところがあります。では、呪術総監部とは何か？ここからは呪術総監部の仕組みやメンバー情報、黒幕説をまとめていきます。それではまず『呪術廻戦』の作品情報から見ていきましょう。

• 漫画タイトル：呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)
• ジャンル：少年漫画、ダーク・ファンタジー、呪術・バトル
• 作者：芥見下々
• 掲載誌：週刊少年ジャンプ(集英社)
• 発表期間：2018年3月5日～
• 巻数：既刊19巻(2022年4月時点)
• タイトル(アニメ)：呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)
• 放送局(アニメ)：毎日放送・TBS系列ほか
• 放送期間(アニメ)：2020年10月3日～2021年3月27日(第1期)、2023年～(第2期)

『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』は芥見下々による呪術・バトル漫画です。2018年3月5日より週刊少年ジャンプにて連載中の作品で、作中では人間の負の感情から生まれる呪霊とそれを退治する呪術師との闘いが描かれています。2020年10月3日からはTBS系列ほかにてアニメ1期が放送され、2021年3月27日に放送終了を迎えました。また2023年にはアニメ2期の放送が予定されています。

ここでは『呪術廻戦』のあらすじを簡単にまとめていきます。両親がいなかったために幼い頃から祖父に育てられてきた主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、祖父が逝去した夜に学校に眠る「呪物」の封印が解かれたことによって、呪霊騒ぎに巻き込まれてしまいます。そこで、虎杖は呪物を回収にし学校を訪れていた呪術師の伏黒と協力して呪霊を退治することに。しかし、虎杖と伏黒は呪霊との戦いで窮地に陥ってしまいます。

すると虎杖は力を得るために自ら呪物「宿儺の指」を食べてしまいました。こうして虎杖は窮地を脱したものの、特級呪物を復活させてしまったため、宿儺の器として呪術師に捕らえられてしまいます。さらに死刑を宣告された虎杖。しかし五条悟の提案により、虎杖は全ての宿儺の指を食してから死ぬという猶予が与えられることになります。そして虎杖は都立呪術高専に通い、呪術師としての人生をスタートさせることになりました。

『呪術廻戦』は夏油傑との壮絶な戦いを終えて新章を迎えることになったのですが、新章では夏油との戦いで弱りきった呪術高専のメンバーや虎杖の息の根を絶とうとしている呪術総監部が登場しました。呪術総監部は『呪術廻戦』の渋谷事変が起きる前はまだ登場していないため、真の目的や仕組みなどが謎に包まれたままです。では、呪術総監部とは何なのか？ここからは呪術総監部の仕組みを考察していきます。

呪術総監部とは何か？その結論から言うと、呪術総監部が一体どのような組織なのか、実はまだ明確には分かっていません。ただ、呪術総監部が呪術界の上層部とつながりの深い組織であることは間違いありません。呪術総監部が登場する以前から五条悟や虎杖の邪魔ばかりをしてきた呪術界の上層部は、五条に「腐ったミカンのバーゲンセール」と言われているため、呪術高専に危害を加える可能性の高い組織だと言えます。

そんな上層部とつながりの深い呪術総監部もまた、壊滅的な状態に追い込まれた呪術高専をさらに追い込もうと陰謀を企んでいる可能性が高いです。では、呪術総監部の組織はどのような仕組みで成り立っているのでしょうか？ここからはつながりのある呪術界の上層部との関係性をもとに、呪術総監部の仕組みを考察していきます。

まず作中では呪術総監部の仕組みについてはまだ明かされていません。ただ、呪術界の上層部と深くつながっていることから、政府に関わる組織あるいは政府と密接な関係を持っている権力組織である可能性が高いです。また五条の評価から自分たちの保身しか考えない腐りきった組織であり、目的を果たすためならあらゆる手段を用いる組織である可能性も考えられます。

呪術総監部とは何か？その詳細がまだ明かされていませんが、新章では「呪術総監部からの通達」が出てきたため、そこから呪術総監部についてさまざまなことが読み取れるのではないかと考えられます。また呪術総監部のメンバーには誰がいるのかも気になるところです。そこで、ここからは呪術総監部のメンバー情報を交え、「呪術総監部からの通達」の内容を考察していきます。

まず呪術総監部の正式メンバーはまだ登場していません。しかし、呪術総監部のメンバーに関して「呪術高専に内通者が2人いる」、「呪術高専にいる2人の内通者のうちの1人が『メカ丸』与幸吉」、「呪術総監部から乙骨憂太が派遣されている」といった情報が判明しています。

そして、渋谷事変の後に呪術総監部が「獄門疆」に封印された五条悟を解放することを禁止していたり、五条悟と虎杖悠仁を囲っていた呪術高専東京校の学長「夜蛾正道」に死刑を言い渡していたりしていることから、呪術総監部のメンバーが呪術高専学長よりも立場が上であることが窺えます。

また五条と虎杖、夜蛾はみな呪術高専東京校に関係者であるため、呪術界VS呪術高専東京校の構図になっているのかもしれません。これらのことを踏まえ、御三家の禪院家「禪院直毘人」と加茂家、そして呪術高専京都校の学長「楽巌寺嘉伸」が関係している可能性があります。そして新たに登場した老人は、乙骨憂太に虎杖を殺すように指示を出しているため、呪術総監部のメンバーである可能性が非常に高いと言えるでしょう。

呪術総監部のメンバーには誰がいるのかを考察したところで、次に「呪術総監部からの通達」の内容を見ていきましょう。呪術総監部からの通達の内容は以下のとおりです。

1. 夏油傑生存の事実を確認。同人に対し再度の死刑を宣告する
2. 五条悟を渋谷事変共同正犯とし、呪術界から永久追放。かつ封印を解く行為も罪と決定する
3. 夜蛾正道を五条悟と夏油傑を唆し、渋谷事変を起こしたとして死罪を決定する
4. 虎杖悠仁の死刑執行猶予を取り消し、速やかな孔死刑の執行を決定する
5. 虎杖悠仁の死刑執行役として、特級術師乙骨憂太を任命する

『呪術廻戦』に関して寄せられたネット上の感想では、呪術総監部とは一体何なのか？呪術総監部と上層部は何が違うのか？などといった疑問の声がありました。やはり、呪術総監部の五条悟と夜蛾に対する対応の仕方を見る限り黒幕説が浮上しても不思議ではありません。では、呪術総監部は黒幕なのか？ここからはその疑問に答えるべく、夜蛾が殺された理由や呪術総監部の目的などの情報を交えて考察していきます。

『呪術廻戦』の147話では呪術高専東京学長の夜蛾正道が呪術高専京都校学長の楽巌寺嘉伸によって殺されています。夜蛾正道は呪術総監部の内通者の一人である可能性が高い人物の一人だったのですが、一体なぜそんな彼が殺されてしまったのか？その理由には呪術総監部の真の狙いが関係していました。

ストーリーの中では夜蛾正道が五条と夏油を唆して渋谷事変を起こしたと言われていましたが、実はそれは呪術総監部が真の狙いを隠すための理由付けだったのではないかと考えられます。その真の狙いというのが「自立型の呪骸を持っている夜蛾という危険因子の排除」です。ではなぜ自立型の呪骸が危険視されるのか？というと、自立型の呪骸は呪力を自分の力だけで補うことができるため、軍隊を生み出そうと思えば簡単にできてしまうからです。

呪術総監部には五条が上の連中(呪術界の上層部)と言っている保守派が絡んでいると考えられますが、もともと保守派の人たちは虎杖を殺そうとしていました。そして保守派の人たちは五条の存在を面白くないと思っているのですが、この保守派の人たちの行動や考え方は呪術総監部の目的と一致していると考えられます。

その目的というのが、呪霊の殲滅と呪術高専において虎杖(両面宿儺)を保護しようとする者の排除です。呪術界を統率してその身に危険を及ぼす者を容赦なく排除する組織らしい目的ですが、「呪術総監部からの通達」には矛盾している部分があるため、呪術総監部には真の目的がある可能性もあります。

『呪術廻戦』の新章は偽夏油に放たれた1000万の呪霊と呪術師たちのバトルロワイヤルとなっているのですが、この戦いには「呪術総監部からの通達」の内容も関係しています。そして新章の黒幕ですが、一人は1000万の呪霊を放った偽夏油、もう一人の黒幕として挙げられるのが呪術総監部です。黒幕である可能性の高い呪術総監部が、何を守ろうとしているのかがカギになってくると考えられます。

ここまで『呪術廻戦』に登場する呪術総監部について、呪術総監部とは何なのかを仕組みやメンバー情報から明らかにしつつ、新章に出てきた「呪術総監部からの通達」の内容や呪術総監部の目的と黒幕説などといった情報を交えて考察してきました。では、そんな呪術総監部に関してネット上ではどのような声があがっているのか？ここからは呪術総監部に関して寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

『呪術廻戦』に登場する呪術総監部と上層部の違いに関する声があがっています。どうやら、この方はそれぞれ呪術総監部と上層部にどのような違いがあるのか気になっているようです。そもそも呪術総監部とはどのような組織なのか詳細が不明なので、上層部との違いを把握するのはまだ難しいと言えるかもしれません。また感想の通り呪術界の組織構造についても分かっていない部分があります。

『呪術廻戦』に登場する呪術総監部と呪術界の関係性に関する声があがっています。感想では呪術総監部が堕ちたら呪術界の秩序があってないようなものだと言われているのですが、この内容から呪術総監部が呪術界の秩序を保つための必要な組織であると考えられているのが窺えます。またその場合、呪術総監部の組織規模は大きいと認識されているのでしょうか？

『呪術廻戦』に登場する呪術総監部と五条悟の関係性に関する声があがっています。感想では呪術総監部と五条悟の関係性について言及されているのですが、これは呪術総監部が「獄門疆」に封印された五条を解放することを禁止した行為を示しているのでしょう。確かに五条がいれば「呪霊の発生を東京に限定する」で集めた呪霊を一掃できそうです。

そして呪術総監部も五条が呪霊を一掃できる存在であることは知っているはず。しかし、それをしなかったということはよほど呪術総監部にとって五条の存在は邪魔だったのでしょう。五条の存在がどのようにして邪魔になるのか？これをチェックすることで呪術界層患部とは一体何か、という疑問が解けるかもしれません。

今回は『呪術廻戦』の呪術界の上層部と深い繋がりがあると予想される呪術総監部について、仕組み・メンバーや新章の黒幕説、通達の内容を考察してきました。夏油との戦いで弱り切った呪術高専のメンバーや虎杖の息の根を絶つべく本格的な動きを見せ始めた呪術総監部。呪術総監部とは何？ということですが、結論を言うとどのような組織なのか明確にはまだ分かっていません。

しかし五条が「腐ったミカンのバーゲンセール」と言っている呪術界の上層部と深い繋がりのある組織であることから、少なくとも『呪術廻戦』の主人公・虎杖の敵であることは間違いありません。そして新章では「呪術総監部からの通達」が出てきています。ネット上では呪術総監部とはどんな組織なのか？気になっている方が多いようなので、これを機に呪術総監部からの通達の内容や呪術界の上層部との関係性に注目してみてはいかがでしょうか？