【スパイファミリー】ジョージ・グルーマンはダミアン退学を企む御曹司！父親は誰？

閲覧数・コメント数・発行部数における『少年ジャンプ＋』の最高記録を次々と更新したシュール・コメディ漫画『スパイファミリー』。本作では早とちりでお調子者の性格をしたジョージ・グルーマンが登場しています。ここからはジョージの活躍シーンや父親を紹介していくのでぜひご覧ください。それではまず、ジョージが登場する『スパイファミリー』の作品情報から見ていきましょう。

『スパイファミリー』とは、少年ジャンプ＋(集英社)にて連載中のホームコメディ漫画です。2019年3月25日から連載がスタートし、2022年4月時点で9巻が刊行されています。作者は遠藤達哉。少年ジャンプ＋史上初の大ヒット作となった本作は、2022年4月よりテレビアニメの第1クールが放送され、2022年10月からは第2クールの放送が予定されています。

ここでは『スパイファミリー』のあらすじを簡単にまとめていきます。本作の主人公は凄腕スパイ・黄昏(たそがれ)です。彼はある日、所属している西国の政府機関「西国情報局 対東課〈WISE〉」から、東国と西国の間にできた仮初の平和を脅かす政治家ドノバン・デズモンドと接触し、その動向を探るという任務を命じられました。そこで、黄昏は任務を進めるべく精神科医のロイド・フォージャーとして偽装家族を作ることに…

• 名前：ジョージ・グルーマン
• 立場：イーデン校初等級3組の生徒
• 初登場話：28話

『スパイファミリー』に登場するジョージ・グルーマンは、イーデン校に通うアーニャのクラスメイトです。エレガントであることを重視するヘンリー・ヘンダーソンが受け持つ3組に所属しています。デズモンドグループによる買収騒動の際の自分勝手な行動によって、クラスメイトたちから冷ややかな態度を取られるようになり、今ではクラスメイトたちから離れてボッチ生活を送っています。

『スパイファミリー』のジョージ・グルーマンの性格は、早とちりなお調子者です。物事をネガティブに考えがちでもあるため、聞きかじった情報から全体を想像した挙句、被害者意識を持ったのちに激しい行動を取る傾向にあります。

『スパイファミリー』の主な舞台となるのは、アーニャが通う超名門イーデン校です。この学校には上流階級の子息子女が集まっており、入学後は社会で活躍する優秀な人材になるための教育を受けることになります。アーニャのクラスメイトとして登場したジョージもその一人でした。ただジョージはボッチ体質で、早とちりでお調子者の性格ゆえに学校での立場が悪くなっています。そこで、ここからはジョージの活躍を見ていきましょう。

ジョージ・グルーマンは父親が経営する会社がデズモンドグループに潰されると勘違いしていました。そこで、デズモンドグループの運営者ドノバン・デズモンドの息子ダミアン・デズモンドを退学へと追い込むことでデズモンドグループが混乱し、父親の会社の倒産もうやむやになるのではないかと考えました。

そしてダミアンを退学へと追い込むにはどうするのがよいか？と考えたジョージは、ダミアンの成績を赤点にすることでダミアンの退学を目論みます。次に考えたのはダミアンのテスト用紙を赤点にする方法です。ジョージが考え付いたその方法というのが、自らのお小遣いで雇ったスパイ東雲にダミアンとその兄デミトリスのテスト用紙の点数を下げてもらうというものでした。

ジョージ・グルーマンは父親の会社が倒産すると同時に学校を退学になると思い込んでいました。ジョージはそれを阻止するためにダミアンを退学へと追い込もうとするのですが、結局裏で動いていたロイドが東雲の任務を妨害したことで、デズモンド兄弟のテスト用紙の点数を下げることができませんでした。

それによってダミアンを退学させることに失敗したジョージは、次にダミアンに暴行疑惑を持たせて退学させる作戦を敢行します。しかし、それもまたアーニャによって阻止されてしまったため、遂にダミアンを退学させることを諦めたジョージは、自分の事情をクラスメイトたちに打ち明けました。

ジョージから事情を打ち明けられたクラスメイトたちは彼に同情の目を向けました。するとジョージは最後だからとわがままを爆発させます。ジョージは最後の思い出ということで、クラスメイトたちから学食のジュースや最高級キャビア丼、筆記用具、合唱などあらゆるプレゼントをもらいます。こうしてジョージは良い雰囲気のまま学校を去るのですが、次の日、彼は当たり前のように学校に登校しました。

実はジョージの父親の会社は倒産するのではなく、デズモンドグループが経営難に陥ったジョージの父親の会社をかなりの好条件で買収しただけでした。当然そのことがクラスメイトたちに知られてしまった挙句、その後もイーデン校に通うことになったジョージはかなり気まずい思いをしてしまいます。

『スパイファミリー』のイーデン校懇親会編では、イーデン校の七不思議の一つである「知恵の甘味」が発売されることになっていました。ジョージはその最後の一つをワンセット単位で購入。しかしアーニャ、ベッキー、ダミアンたちに捕まり、5個セットのうち4個をみんなに分けることになります。この時、ジョージは例の一件の出来事を持ち出されていました。

ここまでジョージの東雲を雇ってダミアンの退学を目論んだり、クラスメイトたちに対して好き放題したりするなどさまざまな活躍シーンを紹介してきましたが、その中でジョージはいくつか名言を放っていました。そこで、ここからはジョージの名言を2つ紹介していきます。

『スパイファミリー』のジョージ・グルーマンが放った名言の一つに、「ありがとうボクがんばるよ…」に続く一言があります。クラスメイトたちからさまざまなプレゼントをもらったジョージ。

この名言はその直後、クラスメイトたちから「違う学校に行っても元気でやれよ！」「私たちセシル寮はいつでも一緒よ！」といった激励の言葉に対する返答です。しかし、結局学校を去ることにならなかったジョージは、クラスメイトたちに言ったような「苦難に満ちた人生」を歩むことになりました。そんなオチも含めてジョージの個性が際立つシーンだと言えるでしょう。

続いて『スパイファミリー』のジョージ・グルーマンが放った名言の一つに、「ウソはほどほどに…」に続く一言があります。この名言は豪華客船に乗った際に過ごした嘘交じりのエピソードを、クラスメイトたちに話していたアーニャに向けて放ったジョージのセリフです。ジョージはクラスメイトに「嘘は良くない」と窘められて反省していたアーニャに近寄り、ぼそっと語り掛けるようにこのセリフを放っていました。

『スパイファミリー』のジョージは超名門イーデン校に入学していることに加え、父親が会社を経営していることから、クラスメイトと同じく上流階級の子息であることが分かります。しかし、イーデン校が上流階級の子息子女ばかり集っているという認識がジョージの激しい思い込みに繋がっていると言えます。そこで、その思い込みの原因となった父親の会社と、その会社を買収したデズモンドグループについて具体的に見ていきましょう。

まず初めにジョージの父親はグルーマン製薬の社長です。そしてジョージがデズモンドグループによってグルーマン製薬を潰されてしまうと勘違いしたタイミングは、グルーマン製薬が経営難に陥っていた時でした。デズモンドグループとの何らかの契約を締結するという内容の話を耳にしたジョージは、「来月はきっと、人身売買で西国に売られ、奴隷のような日々を送ることになるんだ」と勘違いします。

父親の会社がデズモンドグループに潰されたのち、グルーマン一家は路頭に迷うと考えたジョージ。しかし実際はデズモンドグループが経営難にあったグルーマン製薬を買収しただけであって、グルーマン製薬という会社そのものが倒産するわけではありませんでした。さらに、ジョージの父親は社名と社長という肩書を失うだけです。デズモンドグループはグルーマン製薬を救った立場にありました。

ジョージの勘違いが原因で起きた出来事だったため、結果的に彼が雇っていた東雲が任務を失敗させたのが自体を悪化させるのを防いだと言えるのかもしれません。実はジョージが雇っていた東雲もまたジョージと同じような個性的なキャラでした。では、東雲とはどのような人物なのか？ここからは東雲のプロフィールと黄昏との関係性を紹介していきます。

『スパイファミリー』に登場する東雲は、ジョージがデズモンド兄弟の試験改ざんのために雇った自称スパイです。東雲という名前は暗号名で、凄腕スパイとして知られている黄昏に対抗して自分で命名しているのですが、これには彼の「目立ちたがり屋」な性格が関係しています。黄昏が本物のスパイではないかと疑うほどの身体能力を持っているものの、技術や知識がお粗末で慎重さにも欠けていました。

黄昏に対抗して暗号名を命名した東雲ですが、彼は黄昏に対して憧れてもいました。ただ、自身過剰というスパイにあるまじき性格をしており、作中では改ざんしたデズモンド兄弟の答案用紙に「エージェント“東雲”」と記入しようとしていました。結果的にはロイドにツッコミを入れられたことで記入することはなかったものの、ロイドがツッコミを入れなければ記入していたことでしょう。

ここまで『スパイファミリー』に登場するジョージについて、東雲を雇ってダミアンの退学を目論んだり、退学するのをいいことにクラスメイトたちに対して好き放題したりするなどのさまざまな活躍シーンや名言、ジョージの父親やジョージが雇っていた東雲といった情報を交えて紹介してきました。

では、『スパイファミリー』のジョージに関して、ネット上ではどのような声があがっているのか？ここからはジョージについて寄せられたネット上の感想や評価を見ていきましょう。

『スパイファミリー』に登場するジョージ・グルーマンの活躍シーンに関する声があがっています。こちらでは「ジョージそれ超恥ずかしいやつ」と言われているのですが、これは一人で気持ちが盛り上がったものの、それが実は勘違いだったというよくある恥ずかしいエピソードに照らし合わせた感想に近い内容と言えかもしれません。

『スパイファミリー』に登場するジョージ・グルーマンのキャラ性に関する声があがっています。どうやら、この方はジョージのキャラ性に魅力を感じているようです。感想では「キャラが良すぎて」と言われているのですが、ジョージのどういった要素に魅力を感じているのか気になるところです。これを機にジョージの魅力に焦点を当ててみるとよいかもしれません。

『スパイファミリー』に登場するジョージ・グルーマンの活躍シーンに関する声があがっています。どうやら、この方はジョージの退学詐欺のシーンを、アニメ版『スパイファミリー』で見たいと思っているようです。アニメでも見たいということは、それほどジョージの活躍シーンに魅力を感じているということでしょうか？

今回は『スパイファミリー』のダミアン退学を企む御曹司ジョージ・グルーマンについて、東雲との関係や父親などの情報を交えて紹介してきました。ジョージ・グルーマンは早とちりなお調子者キャラで、自分の勘違いによってダミアンを陥れようとするなど性格の悪さを印象付けていますが、どこか憎めないキャラでした。

ネット上ではそんなジョージの活躍シーンをアニメ版『スパイファミリー』でも見たいという声があがっていたり、キャラ性に魅力を感じられていたりとジョージの人物像が高く評価されています。これを機に『スパイファミリー』をご覧になった際は当記事を参考にしていただけると幸いです。