【ブルーピリオド】タイトルの意味を調査!由来・元ネタはピカソの「青の時代」?

『ブルーピリオド』のタイトルの意味を徹底調査しています。タイトルの由来や元ネタが、ピカソの「青青の時代」と話題になっているため、掘り下げて解説していきます。『ブルーピリオド』に登場する個性的なキャラクターも紹介!タイトルの意味が理解できる作品の見どころも必見です。美大の受験や美術の練習法、画法についても説明しているため、興味のある人はぜひチェックしてみてください。

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目次

  1. ブルーピリオドとは?
  2. ブルーピリオドのタイトルの意味や由来・モデル
  3. ブルーピリオドの登場人物一覧
  4. ブルーピリオドの見どころ
  5. ブルーピリオドの美大の受験勉強や画法
  6. ブルーピリオドに関する感想や評価
  7. ブルーピリオドのタイトルの意味まとめ

ブルーピリオドとは?

『ブルーピリオド』は、美大を目指す受験生たちの青春ストーリーです。物語の内容も評判が良いですが、実は『ブルーピリオド』というタイトルにも、非常に注目されています。なぜなら、『ブルーピリオド』のタイトルの意味は、ピカソに由来しているためです。しかも、ピカソの「青の時代」が元ネタとされています。本記事では、『ブルーピリオド』のタイトルの意味、元ネタや由来について解説していきます。

ブルーピリオドの概要

『ブルーピリオド』は、美大を目指す受験生たちの苦悩や葛藤を描いた青春群像の漫画です。原作者は山口つばささんで、東京藝大を卒業した女性漫画家になります。『ブルーピリオド』は、2017年より講談社の月刊アフタヌーンで、連載スタートしました。

原作が大ヒットしたことにより、2021年にはテレビアニメ版が全12話で放映されました。また、2022年3~4月には岡宮来夢主演の舞台版が上演され、同年10月に舞台版のブルーレイが発売予定です。2022年6~9月には、東京でブルーピリオド展が開催されています。

ブルーピリオドのあらすじ

『ブルーピリオド』の主人公である矢口八虎は、成績がトップクラスでありがなら、酒やタバコも嗜む不良優等生です。八虎は特に不満はないものの、何となく空虚な焦燥感に駆られながら過ごしていました。そんなある日、八虎は美術室で1枚の油絵に出会い、美術の世界へと没頭していきます。八虎は美大を目指すために、予備校へ通いました。若者たちが美術をテーマに、さまざまな葛藤や困難を経験していく青春ストーリーです。

ブルーピリオドのアニメは原作何巻まで?

『ブルーピリオド』のアニメが放映されたのは、原作の何巻までなのか気になる人も多いでしょう。アニメ最終回の時点で、原作第6巻25筆目までとなります。アニメの続きを知りたい場合は、原作第7巻から読み始めると良いです。ちなみに、「ブルーピリオド」の原作は2022年7月現在で、第12巻まで販売されています。

ブルーピリオド|アフタヌーン公式サイト - 講談社の青年漫画誌

ブルーピリオドのタイトルの意味や由来・モデル

ここでは、『ブルーピリオド』のタイトルの意味や由来、元ネタについて紹介します。タイトルに関して、「ピカソ」や「青の時代」というワードも出てくるようです。また、『ブルーピリオド』は実話という説もあるため、その点についても検証していきます。

ブルーピリオドのタイトルの意味

まずは『ブルーピリオド』のタイトルの意味を、解説していきます。『ブルーピリオド』のタイトルの由来は、画家のパブロ・ピカソが関係しています。パブロ・ピカソといえば、美術に興味がある人なら誰もが知る、スペインの有名な画家です。

作者の山口つばささんは、『ブルーピリオド』のタイトルの「ブルー」は、3つの意味があることをインタビューで述べています。3つの意味とは、ピカソの青の時代の「青」、青春時代の「青」、主人公がイメージする渋谷の「青」です。

ブルーピリオドのタイトルの由来はピカソの「青の時代」?

『ブルーピリオド』のタイトルの由来は、パブロ・ピカソの「青の時代」です。青の時代とは、どのような意味なのでしょうか?パブロ・ピカソは、青や青緑のモノクローム絵画を、頻繁に描いている時期がありました。その時代のことを、ピカソの青の時代といいます。調査したところ、青の時代は1901~1904年の間で、ピカソがおよそ19~22歳の頃です。この期間のピカソの作品は、青の時代の作品といわれています。

ブルーピリオドは実話?

『ブルーピリオド』のストーリーは、誰もが経験するようなリアリティや元ネタもあるため、実話ではないかといわれています。しかし、結論からいうと、タイトルの元ネタはありますが、内容はフィクションです。ただ、作中で登場する絵画は、実際の藝大出身者が描いたものなどが使用されています。

本格的な絵画や美術の技法が取り入れられているため、実話と感じる人も多いのでしょう。また、登場するキャラクターが葛藤や悩みを抱えながらも、希望を持ち続ける姿は、読者に勇気を与え共感を得ています。

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ブルーピリオドの登場人物一覧

ピカソの青の時代が元ネタの『ブルーピリオド』には、どのような人物が登場するのでしょうか?タイトルの由来でもある青の時代のピカソのように、葛藤や困難を抱えた若者もいます。個性的なキャラが揃っているため、ぜひチェックしてみてください。

登場人物①矢口八虎

『ブルーピリオド』の主人公で、物語が始まった当初は高校2年生です。遊びも勉強もそつなくこなしていましたが、日々の生活に手ごたえを感じていませんでした。ある日、1枚の油絵に出会ったことがきっかけで、美術の世界へのめり込んでいきます。高校3年生のときには志望校を東京藝大に決めて、美大専門の予備校へ通い始めます。美術に対する想いは非常に熱く、苦悩しながらも徐々に成長していきます。

登場人物②鮎川龍二

八虎と同級生の美術部員で、東京藝大の日本画科を目指しています。ロングヘアにスカート姿で登校しており、「男性だが心は乙女」という女装男子です。「ユカちゃん」という愛称で呼ばれており、美形の顔立ちで女子からも男子からも人気があります。

また、八虎とは言い争うときもありますが、彼を勇気づける存在でもあります。八虎が絵の世界に魅せられたことを知って、美術部への入部のきっかけを作ったのもユカちゃんでした。

登場人物③佐伯先生

佐伯先生の本名は、佐伯昌(さえき まさこ)で、美術部の講師をしています。穏やかな性格ですが、笑顔でスバっと核心をついてくるため、油断できないタイプです。美大受験の厳しさを伝えるとともに、苦悩する八虎が奮闘できるように導いています。ミステリアスな雰囲気を放っており、生徒たちからは、つかみどころのない人物として捉えられています。

登場人物④森先輩

森先輩の本名は森まるで、学校では油絵を専攻しており、八虎が尊敬している人物です。小柄で胸が大きいキャラの森先輩は、普段は控えめな雰囲気を持っています。しかし、描く絵画は非常にダイナミックで集中力も素晴らしく、八虎が圧倒されるくらいです。美術部で部長を務めていた時代は、部で最も絵が上手な人として、注目を集めていました。

登場人物⑤高橋世田介

八虎とは、美大の予備校の冬期講習で出会いました。美術において天才的な技術と能力があり、八虎を奮闘させるライバル的な存在です。黒髪の童顔で背が低く、見た目も少年のようで、両目の下にホクロがあります。人とのコミュニケーションが苦手で、友達が少ないキャラになっています。八虎の実力は認めているものの、自身と対照的である前向きな性格を羨んで、毛嫌いをしていました。

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ブルーピリオドの見どころ

見どころ①八虎がかっこいい

青の時代が元ネタの『ブルーピリオド』は、主人公の八虎がかっこいいことも、見どころの一つになります。八虎が絵に向かうときは、どのようなシーンでもかっこいいのです。八虎は、森先輩が描いた油絵を見て心を動かされ、美術の世界へと没頭していきます。

授業で「私の好きな風景」の課題が出た際、八虎は「渋谷の青い風景」を描きました。その描写を友人たちに共感してもらえたとき、八虎は絵を通してしっかり人と会話できたことを実感します。そして、内から出る感情がこみ上げ、涙を流しました。八虎の人生が美術によって色づいていき、成長していく姿から目が離せません。

見どころ②美大を目指す高校生たちのドラマ

『ブルーピリオド』は、若い頃のピカソが苦悩や葛藤を抱いた「青の時代」に由来しています。元ネタにしているだけあり、作中でも主人公の八虎をはじめ、受験生たちのさまざまなドラマが描かれています。八虎と世田介の関係や、ユカちゃんの苦しみ、姉を意識しすぎるマキの心情など、見どころが満載です。

見どころ③ブルーピリオドに登場する絵

ピカソが由来に関わり「青の時代」が元ネタということもあり、ストーリーに登場する絵画や美術の技法は本格的です。美術を目指す人にとっては、特に見どころになっています。また、絵を描くことは才能や技術だけではなく、練習法も大切であることを伝えていました。スキルアップするためには、どのような視点で練習していくのかリアルに描かれており、見ごたえのあるシーンも多いです。

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ブルーピリオドの美大の受験勉強や画法

『ブルーピリオド』の意味はピカソに由来し、美術がテーマとなった物語です。ここでは、美術にスポットを当てて、美大の受験勉強や画法についても、詳しく解説していきます。「青の時代」が元ネタになっているため、美術に関する内容が豊富に出てきます。

解説①美大とは?

『ブルーピリオド』に登場する受験生のほとんどが、美大を目指しています。また、ストーリーに登場する美大は、東京藝大に限らず全て実名です。美大の学科は学校によって違いますが、油画科、日本画科、デザイン科、彫刻科など多種多様です。学校や学科で試験内容もかなり違います。

作中でも、森先輩やユカちゃんが、美大はどんなところか八虎にレクチャーするシーンもあります。そのため、美大や美術に詳しくなくても、楽しむことができるでしょう。

解説②美大専門の予備校がある?

森先輩は学校の美術部で、最も上手だといわれていました。しかし、美大の予備校の講評では、森先輩ですら下から5番目なのです。それを知った八虎は愕然として、美大専門の予備校の存在を意識し始めます。ちょうどその頃、八虎は東京美術学院の冬期講習を、佐伯先生に勧められました。3年に進級したときに、親の承諾をようやく得られて、本格的に東京美術学院の油絵科夜間部に通い始めることができます。

解説③東京藝大の入試

東京藝大の入試をざっくりと説明すると、1月にセンター試験(外国語・国語・1教科)があります。2月には1次試験のデッサンがあり、3月は2次試験の油彩とスケッチブックです。これらの試験の結果で、合否が出されます。およそ1000人の志望者から、合格するのはたった55人ほどです。

東京藝大の入試試験内容は、奇想天外な課題が多いことでも知られています。年によって課題内容が違うため、自分の得意分野が出るかどうかは運です。

解説④遠近法とは?

ピカソの青の時代が元ネタの『ブルーピリオド』では、予備校の講義のシーンで、本格的な技法を見ることができます。具体的に解説してくれるため、美術が好きな人には興味深いでしょう。特に遠近法については、さまざまな手法があります。遠近法とは、見た目と同じような距離感を、絵画で表現する方法です。空気遠近法や上下遠近法、色彩遠近法など、多くの種類があります。

解説⑤デッサンとは?

デッサンとは、一般的に線的特質が顕著で、ほぼ彩色を施さない絵画表現のことをいいます。素描という意味合いもあり、形や空間、質感を把握して、観察力と技術力を向上させる修練法です。デッサンの修練法は、誰にでもできて上達も早いと、佐伯先生は言っていました。何を描きたいか分からない人は、デッサンの修練法がおすすめのようです。

解説⑥油画の画材とは?

美術の世界を知らない者にとっては、水彩画はもちろんのこと、油絵はさらに馴染みのないものです。藝大の油画科を目指している八虎を見ていると、油画の画材についても知ることができます。主な画材は、油絵の具 、 絵筆 、揮発性油 、 乾性油などがあります。油絵は絵の具を盛り上げたり薄く重ねたり、多彩な表現ができることも魅力です。

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ブルーピリオドに関する感想や評価

『ブルーピリオド』の意味はピカソに由来しており、元ネタは「青の時代」です。視聴者からも、まさにピカソの「青の時代」を思い起こされるという声が上がっていました。また、元ネタの青の時代は、苦悩や葛藤などの負のイメージが大きいです。しかし、本作はそれを正の感情で描いており、脚本も良いという評価がありました。 

『ブルーピリオド』のタイトルの意味は、「青の時代」の青を「青春」と訳しているのだろうと、考える声もあります。受験でキュビズム風の絵を描くことが、たまらないという感想もありました。ストーリーだけでなく、美術的な側面も楽しんでいる感想が多いです。

『ブルーピリオド』のタイトルだけで興味や関心を持ち、「読んでみたい」という感想が上がっています。タイトルの意味に、ピカソの「青の時代」が関わっていることは、読む前から作品へ対する期待が大きいようです。

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ブルーピリオドのタイトルの意味まとめ

『ブルーピリオド』のタイトルの意味はピカソが由来しており、元ネタは「青の時代」となっています。美大を目指す受験生の奮闘ぶりや成長する姿が、魅力的な作品です。美術に関しても本格的に描写しており、見ごたえもあります。八虎や個性的なキャラクターを通して、『ブルーピリオド』の面白さを堪能してください。

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