【ブルーピリオド】漫画の感想・評価まとめ!作品の魅力や心揺さぶる名言も紹介

漫画「ブルーピリオド」は絵を描くことの面白さを知った主人公が、東京藝術大学を目指す物語です。今回はそんな漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレ考察し、読者の感想や評価をみていきます。さらに、心揺さぶられるという感想をもたれる漫画「ブルーピリオド」の名言・名セリフを紹介し、タイトルの意味やピカソの「青の時代」との関係についても考察していきます。

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目次

  1. ブルーピリオドとは?
  2. ブルーピリオドの面白い魅力や見どころをネタバレ
  3. ブルーピリオドの漫画の心揺さぶる名言や名セリフ集
  4. ブルーピリオドのタイトルの意味とピカソの「青の時代」との関係
  5. ブルーピリオドに関する感想や評価
  6. ブルーピリオドの感想まとめ

ブルーピリオドとは?

ブルーピリオドの概要

漫画「ブルーピリオド」は講談社の漫画雑誌「月刊アフタヌーン」にて、2017年6月から連載中の美術をテーマにした青春群像劇です。原作者の山口つばさ先生は自身も東京藝術大学(藝大)を卒業しており、作中では藝大を目指す主人公たちの心の葛藤や成長が描かれています。また「ブルーピリオド」はテレビアニメ化も実現しており、2021年10月2日から毎日放送及びTBS系列で放送開始となります。

ブルーピリオドのあらすじ

要領が良く不良ながら成績優秀な男子高校生・矢口八虎。ある日、八虎は偶然美術室で1枚の絵と出会い、その魅力に引き込まれます。そして、その絵との出会いをきっかけに絵を描く楽しさを知った八虎は東京藝術大学(藝大)を目指すことを決意。美大受験のために予備校に通い始めた八虎は、そこで個性豊かな仲間たちと出会い、絵を描く楽しさも苦しみも共に経験しながら、藝大合格を目指していきます。

ブルーピリオドの面白い魅力や見どころをネタバレ

今回は「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレで考察し、心揺さぶる名言・名セリフをみていきます。さらに、タイトルの意味やピカソの「青の時代」との関係を考察し、漫画「ブルーピリオド」に関する評判もみていきます。まず、ここでは漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレ考察していきます。

見どころ①心の描写

漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレ考察、1つ目は心の描写です。「ブルーピリオド」では心の描写や人間模様が上手く表現されていると評価されています。そして、誰もが経験のある心の動きが的確に表現されており、地味すぎず強調しすぎず、程よい力加減でそっと読者の心に迫って来るとも言われています。

また、当初の八虎は高校の友達と一緒に過ごす時間が楽しくないわけではないもの、どこか違和感を感じおり、そういった誰もが経験のある葛藤を抱えていました。そして、絵を描く楽しさを知り、藝大を目指し始めてからも、八虎はあらゆる心の葛藤と戦い続けていきます。漫画「ブルーピリオド」では、そんな主人公の心の葛藤が絶妙に描かれていると絶賛されています。

そして、読者がまるで自分のことのように主人公と共に悩み、乗り越えていく感覚を経験できると読者から人気を集めているのです。さらに、漫画「ブルーピリオド」は好きなことを選ぶことで生じる、光と闇が色濃く描かれていると言われています。そして、才能があるということを手放しで称賛することなく、また好きなことすると選べば幸せになれるとも言わない、そんなリアルを描いたところがこの作品の魅力だと考えられています。

ここで、主人公の八虎はそもそも何でも要領よくこなす才能を持っていました。しかし、高橋世田介のような圧倒的な才能を持つ「絵の天才」では決してありません。それでも、八虎は芸術の世界も才能だけではやっていけず、絶え間ない努力も必要であることを少しずつ理解していきます。その結果、八虎は「好きだからこそ始めた絵」によって、何度も心の葛藤をしていくことになるのでした。

それを象徴しているのが、八虎の「好きなことをやるっていつでも楽しいって意味じゃないよ」というセリフです。何を描いたらいいのか自分の部屋で苦悩していた八虎。そんなとき「好きなことだから頑張れるんじゃない?」と電話で話す母親の声が聞こえてきました。このとき、八虎が心の中でつぶやいたのが「好きなことをやるって…」というセリフでした。

さらに、八虎は絵を描き始めたことで、母親の思いやりに気づきます。このシーンはファンの間でも屈指の感動シーンと言われています。八虎の母親は1話の頃から、将来が見通せる普通の大学に進学するようにと、八虎に圧力をかけていました。この時点ではどこにでもいる安定志向の母親という印象でしたが、ストーリーが進んでいく中で、八虎の父親が過去に事業で失敗していることが分かります。

そして、母親は父親のようになってほしくないという思いから、八虎に「失敗」しない人生を歩んでほしい、と望んでいたことが徐々に明らかになっていきました。そんな母親の気持ちを八虎が理解できたことが最も分かるシーンは、進路のことで意見が対立していた2人が、八虎の「絵」をきっかけに和解するシーンです。

絵を描くためにあらゆるものをしっかりと観察するようになった八虎。母親を説得するために彼は母親の絵を描くことに決めます。そうして、母親をじっくりと観察した八虎は、洗い物をする母の手が荒れていること。買い物で重い荷物を持つため、意外と腕に筋肉があること。食事は1日おきに肉と魚が交互に巡り、1番盛り付けの悪いものを母が自分で食べていることなどに気づきます。

そして、母の愛情を痛感した八虎は、絵を見せると共に母親の願いを叶えてあげられない親不孝を謝ります。このように、主人公の心の葛藤だけでなく、絵を描くことを通して親の愛情を知るシーンなどもしっかりと描かれています。そんな「絵」を描くことで心も成長していく主人公・八虎の姿も、漫画「ブルーピリオド」の魅力の1つとされています。

見どころ②場面ごとの空間描写

漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレ考察、2つ目は場面ごとの空間描写です。読者の間では、原作者・山口つばさ先生の物事を客観的に捉える能力が素晴らしいと称賛の声があがっています。そして、その能力によって、普通の人なら見逃してしまう人間の細かな動きが、作中で丁寧に表現されており、そんな場面ごとの丁寧な空間描写も見どころの1つだと言われています。

見どころ③コマ割り

漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレ考察、3つ目はコマ割りです。原作者・山口つばさ先生はドラマを意識したコマ割りを使っていると言われています。そして、単調になりがちなコマ割りに途中で変化をつける工夫を施しており、キャラの視線の先や行動の1つ1つ、全体の雰囲気などを丁寧に読者に伝えようとしていることが伝わる描き方をしているそうです。

このように、漫画「ブルーピリオド」ではストーリーだけでなく、主人公の心の描写や場面ごとの丁寧な空間描写、コマ割りなども魅力の1つとされています。

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ブルーピリオドの漫画の心揺さぶる名言や名セリフ集

ここまで、漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレでみてきました。次に、漫画「ブルーピリオド」には心揺さぶられる名言・名セリフが数多く登場すると評判です。そして、セリフの1つ1つに深みと説得力があり、読んだ後も心に残るセリフが多いと言われています。ここでは、そんな漫画「ブルーピリオド」作中に登場する、心揺さぶられる名言・名セリフについてみていきます。

名言①「頑張れない子は…」

漫画「ブルーピリオド」の名言、1つ目は「頑張れない子は…」です。絵を描く楽しさに目覚めるも、現実主義の八虎はなかなか一歩踏み出すことができません。そんな彼に美術部顧問の佐伯先生は以下の言葉を投げかけました。さらに、佐伯先生は八虎に「好きなことをする努力家は最高」とも言います。一歩踏み出したいときに背中を押してくれるような佐伯先生の素敵な名言だと言われています。

「好きなことは趣味でいい」
それは大人の発想だと思いますよ。
誰に教わったのか知りませんが...
頑張れない子は
好きなことがない子でしたよ。
好きなことに
人生の一番大きなウェイトを置くのって
普通のことじゃないでしょうか?

名言②「悔しいと思えるなら…」

漫画「ブルーピリオド」の名言、2つ目は「悔しいと思えるなら…」です。初めて行った美大予備校で、八虎は世田介の絵の上手さに衝撃を受けます。天才の世田介相手に悔しがる八虎に対し、ユカ(鮎川龍二)が言ったのが以下のセリフです。どれだけ相手が凄くても、その相手に憧れを抱いてしまえば、勝負できません。そのことを教えてくれるユカの名言として知られています。

「人は神と自分を比べることはできないから。----悔しいと思うなら、まだ戦えるね!」

名言③「天才と見分けがつかなくなるまで…」

漫画「ブルーピリオド」の名言、3つ目は「天才と見分けがつかなくなるまで…」です。天才と勝負するにはとにかく努力し続けなければならない、と分かった八虎の名言となっています。

多分コイツは天才だ。そして俺は、やっぱりただの人だ。特別じゃない。天才にはなれない。やった分だけしか上手くならない。だったら、天才と見分けがつかなくなるまでやればいい。それだけだ

名言④「努力は運の幅を…」

漫画「ブルーピリオド」の名言、4つ目は「努力は運の幅を…」です。頑張っても入れるかどうかは運次第だと言われる藝大入試に関して、予備校の大場先生は以下のセリフを言いました。努力した先に運があると言い切り、努力を全肯定してくれる大場先生の素敵な名言だと言われています。

 努力は運の幅を広げてくれるじゃないの先生たちが生徒の努力認めなくてどうすんですか!

名言⑤「事実だから…」

漫画「ブルーピリオド」の名言、5つ目は「事実だから…」です。八虎は予備校で出会った天才・世田介に圧倒されます。そんな世田介が言ったのが以下のセリフであり、まさに天才と言える世田介の名言として知られています。

自信なんかないよ、事実だから。俺が絵が上手いのは

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ブルーピリオドのタイトルの意味とピカソの「青の時代」との関係

ここまで、漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレで考察し、作中に登場する心揺さぶられる名言・名セリフについてみてきました。次に、漫画「ブルーピリオド」のタイトルの意味とピカソの「青の時代」との関係について考察していきます。

考察①ピカソの「青の時代」との関係

漫画「ブルーピリオド」のタイトルの意味について、原作者の山口つばさ先生はインタビューで以下のように答えています。そして、初期の頃の画家パブロ・ピカソの画風は「青の時代(blue period)」と呼ばれ、深く暗い青色を基調として貧しい人々や母子を中心に描かれています。

ピカソの青の時代ってあるじゃないですか。それが一番わかりやすいかなと思って採ったのと、青春時代の意味と、あと1話が渋谷が青いみたいな話だったので、それを掛けている感じです。

さらに、漫画「ブルーピリオド」のコミック1巻では、上の画像のようにピカソの青の時代をテーマにした展覧会のポスターの前でタバコを吸う八虎も描かれました。このように、漫画「ブルーピリオド」のタイトルはピカソの青の時代がモチーフとなっていることは明白です。さらに、その青の時代の「ブルー」に「ピリオド」をつけて「青春時代に終止符」という意味も込められているのではないかと考えられています。

実際、主人公は「絵で食べていきたい」という気持ちを抑えられず、高校の友達と遊ぶ時間を減らし、安定した職に就いてほしい親の期待を裏切って美大を受験する決意をします。そのため、漫画「ブルーピリオド」では、これまで何気なく過ごしていた主人公の青春時代が終わりつつあることが、描かれているのだろうと言われています。

考察②渋谷の青さ

絵を描く面白さに目覚めた八虎は、サッカーのサムライブルーよりも、自分で見つけた渋谷の青さに心惹かれます。サッカー日本代表の試合中継を観て、友達と大騒ぎする八虎。しかし、ふと「これは俺の感動ではない」と気づきます。その後、八虎は友だちに理解してもらえなかった「早朝の渋谷は青く見える」という話を美術部の森先輩にします。

そして、森先輩から「あなたが青く見えるなら、りんごもうさぎも青くていいだよ」と言われた八虎は、美術の授業で青い渋谷を描きました。こうして「青」と絡めて主人公の心の変化が描かれているところが、象徴的だと言われています。

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ブルーピリオドに関する感想や評価

ここまで、漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力や見どころをネタバレで考察し、作中に登場する心揺さぶられる名言・名セリフについてみてきました。さらに、漫画「ブルーピリオド」のタイトルの意味とピカソの「青の時代」との関係について考察してきました。次に「ブルーピリオド」に関する感想や評価をみていきます。

こちらは「ブルーピリオド」に関する感想や評価です。「ブルーピリオド」が面白いと評価されており、共感できるという感想となっています。

こちらも「ブルーピリオド」に関する感想や評価です。「ブルーピリオド」が良い漫画だと評価されており、好きなセリフが非常に多いという感想となっています。

こちらも「ブルーピリオド」に関する感想や評価です。「ブルーピリオド」は美術に詳しくなくても、心に刺さるものがとても多いと評価されており、子どもにも大人にもおすすめなのだそうです。

ブルーピリオドの感想まとめ

いかがでしたか?漫画「ブルーピリオド」の面白い魅力をネタバレで考察し、心の描写や場面ごとの丁寧な空間描写、コマ割りなどが見どころとなっていることが分かりました。さらに、漫画「ブルーピリオド」の読者の心揺さぶる名言・名セリフを紹介し、タイトルの意味やピカソの「青の時代」との関係をみてきました。

そして「ブルーピリオド」のタイトルはピカソの「青の時代」が由来となっていることが分かりました。さらに「ブルーピリオド」に関する感想を紹介し、物語自体とても面白くて、心に残る名言が多いと評価されていることなどが分かりました。皆さんもぜひ「ブルーピリオド」の漫画やテレビアニメをお楽しみください!

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