2022年07月20日公開
2022年07月20日更新
【アーヤと魔女】テレビ版(NHK)と映画の違いを調査!劇場版はテレビ放送の続き?
2021年公開のジブリ映画「アーヤと魔女」は、劇場版の公開を前にテレビ放送が実施されており、テレビ版と映画のストーリーに違いはないか、なぜ、テレビでの先行放送が行われたのか気になるでしょう。本文では、ジブリ映画「アーヤと魔女」から、テレビ版と映画版の違いや劇場版での追加シーン、なぜNHKで放送されたのか、テレビ版や映画版の続きや続編はあるのか、あらすじネタバレ紹介します。
目次
アーヤと魔女とは?
ジブリ作品の初の試みに賛否両論が巻き起こった「アーヤと魔女」でしたが、実は映画館での上映前に、テレビ版の放送が実施されており、なぜ、先行してテレビ放送が行われたのか、劇場版の続きや続編にあたるのか、様々な憶測が飛び交いました。以下では、ジブリ映画「アーヤと魔女」から、テレビ版(NHK)と映画の違いや追加シーン、なぜ、日テレではなくNHKで放送されたのか、その真相や、ジブリ映画「アーヤと魔女」の続きや続編の可能性などを、あらすじネタバレを交えながら紹介します。
アーヤと魔女の概要
待ってジブリ最新作が今日NHKで夜7時半から放送されるって何で誰も教えてくれなかったん?
— しんのすけ | 映画感想TikToker (@S_hand_S) December 30, 2020
『アーヤと魔女』というCGアニメーション。
絶対観ます。 pic.twitter.com/uHfCId2SQm
ジブリ初の3DCGによるアニメショーン映画「アーヤと魔女」は、宮崎吾郎監督・スタジオジブリ制作の作品で、2020年にNHK総合テレビでの簡易版の放送を経て、2021年8月27日に劇場版が公開されました。「アーヤと魔女」は、「ハウルの動く城」の原作者であるダイアナ・ウィン・ジョーンズの同名小説を原作とし、ジブリ映画版では、オリジナル要素を加えたストーリー展開となっています。
アーヤと魔女のあらすじ
『劇場版 アーヤと魔女』鑑賞。アーヤの悪ガキ感がすごく可愛くて、ベラとの掛け合いが良かった。3DCGも別に悪くなくて普通に面白かった。心残りなのは、エンドロールの物語のその後みたいなイラストも映像化してくれたら完璧だった。続編か短編アニメでも良いから制作して欲しい。 pic.twitter.com/VAnw5seQyi
— Sシュウ☆ (@0522s1995) September 10, 2021
孤児院に暮らすアーヤは、自分の思い通りにできる生活に楽しさを覚えていたものの、魔女のベラに引き取られたことでアーヤの暮らしは一変します。魔法の使い方を教えてもらうべく、家の仕事を率先してこなすアーヤでしたが、ベラは一向に魔法を教える気はなく、アーヤをこき使います。しかし、アーヤも黙ってはいられず、黒猫のトーマスの力を借りて、ベラに一泡吹かせようと企みます。
アーヤと魔女のテレビ版(NHK)と映画版の違い
ジブリ映画「アーヤと魔女」は、劇場版公開前に、NHKで先行放送が実施され、なぜ、テレビで先に披露されたのか疑問視された一方で、テレビ版の続編が映画で披露されるのではと、あらゆる憶測が飛び交い、テレビ・映画版に違いが生じるとも予想されました。以下では、「アーヤと魔女」のテレビ版と映画版の違いや、なぜ、NHKで先行放送されたのか、あらすじネタバレを交えながら紹介します。
アーヤと魔女の映画・劇場版はテレビ版(NHK)の続き?
本日9月21日は #平澤宏々路 ちゃんの誕生日です🎂HAPPY BIRTHDAY🎉
— 109シネマズ木場 (@109_kiba) September 20, 2021
宏々路ちゃんが主人公・アーヤのCVを務める劇場版『#アーヤと魔女』は好評上映中📽️
したたかだけど賢くて誰も不幸にしないヒロイン・アーヤから、どんな深刻な状況も笑いに変える力というものが学べます☺️ pic.twitter.com/mLMzZJhR9O
ジブリ作品と言えば、劇場での公開後、日テレ系の金曜ロードショーでテレビ放送されるパターンがお決まりでしたが、「アーヤと魔女」に関しては、映画館での劇場版公開を待たずにNHKで放送されるという、異例のお披露目となりました。続きや続編を期待させるラストから、劇場版のストーリーはテレビ版の続きではと予想されるも、劇場版では追加シーンが何本が入ったのみで、テレビ版と変わらないことが判明しています。
アーヤと魔女のテレビ版と映画版の違いはあまりない?
公開中のスタジオジブリ最新作『アーヤと魔女』について書きました。宮崎吾朗監督作を、宮崎駿が「大したもんですよ」と評価!江戸川乱歩「幽霊塔」を思わせる表現、宮崎駿の愛車2CVの登場など、その背景にも触れながら、作品自体の価値を率直に批評していきます。https://t.co/ROzkrBerIm pic.twitter.com/1ZKTnlTBkK
— 小野寺系 / Kei Onodera (@kmovie) September 14, 2021
劇場版の公開を前に、テレビでの先行放送や、日テレ系ではなくNHKでの披露など、ジブリ作品にとって前代未聞が続いた「アーヤと魔女」ですが、テレビ(NHK)版の方が先に披露されたことから、テレビ版と映画版の内容が違うとも予想されました。しかし、「アーヤと魔女」は、テレビ版・劇場版ともに同じ内容であり、目立った違いはみられません。
アーヤと魔女のテレビ版で追加されたシーン
#ジブリ #ジブリファン #新作 #長編アニメーション#アーヤと魔女 #NHK #12月30日 #ジブリ放送 #コロナ対策 #外出せずに楽しめる
— チンチラ&スコティッシュ (@tororotoromiko) November 29, 2020
令和二年の締めくくりは12月30日19時半から放送の「アーヤと魔女」がオススメ(о´∀`о)ノ映画館じゃなく、NHKで見られます❤️ pic.twitter.com/owYR2ZBg4L
NHK版・劇場版共にストーリー上の大きな違いはないものの、映画版ではアーヤの心情をより分かりやすく伝えるために、いくつかのシーンの追加・編集が行われました。以下では、ジブリ映画「アーヤ」と魔女から、劇場版の公開にあたり追加されたシーンについて、あらすじネタバレを交えながら紹介します。
追加されたシーン①Aパート
ジブリ映画「アーヤと魔女」1つ目の追加シーン・Aパートは、ベラの家に引き取られてからの初めて過ごす夜のシーンです。孤児院の生活から一変し、自分の思い通りにならないことに苛立ちを覚えるアーヤは反発するも、ベラの魔法には敵わず、玄関の扉を隠されてしまったことで、家に閉じ込められてしまいます。その日は観念してベッドに入り、「EARWIG」のテープを眺めます。
テレビ版ではここで一旦終了ですが、映画版ではこのシーンの続きが追加され、はじめて過ごす1人ぼっちの夜に心細さを覚える、10歳の少女らしい一面が描かれました。
追加されたシーン②Bパート
『アーヤと魔女』に登場したバンド「EARWIG」のテープが完成しました。
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) December 23, 2021
明日12:00- ジブリ美術館の公式Twitterで、素敵な発表があるそうです。 pic.twitter.com/QSdFeVEz3U
ジブリ映画「アーヤと魔女」2つ目の追加シーン・パートBは、デーモン達に身の回りの世話をさせるマンドレークの姿をみて、羨ましがるアーヤのシーンです。テレビ版では、マンドレークの知られざる一面を知った後、ラジカセに電池を入れるシーンまでが描かれるも、映画版では、マンドレークの姿にかつての自分を重ね、カスタードに会いたいという気持ちを吐露しています。
追加されたシーン③Cパート
ジブリ映画「アーヤと魔女」3つ目の追加シーン・Cパートは、ベラに歯向かうアーヤのシーンであり、テレビ場では、自分はベラの奴隷じゃないと反発するアーヤの姿までが描かれました。一方、映画版では、ベラの怒りを恐れて後ずさりを始めたアーヤに対し、ベラが平手打ちを繰り出し、それらを目の当たりにしたトーマスがビックリするシーンが追加されました。
また、Cパートの追加はもう1つあり、ベラが自分に魔法を教える気がないと悟り、ベラの部屋を出ていったその後のアーヤに関するシーンが追加されました。不機嫌な表情を浮かべながら台所へ向かうアーヤや、日差しが作業部屋に入っていく様子が描かれ、これまでのシリアスな雰囲気を吹き飛ばすような演出となっています。
アーヤと魔女のテレビ版が放送された理由はなぜ?続編はある?
以下では、ジブリ映画「アーヤと魔女」が、劇場での公開を待たずにテレビ版が放送された理由はなぜか、テレビ版や映画版の続編の可能性などを考察しました。
アーヤと魔女のテレビ版が放送された理由
ジブリ作品では、異例続きとなった「アーヤと魔女」と言えば、なぜ、テレビ版が先に放送されたのか、なぜ、日テレではなくNHKだったのか、疑問に感じた方も多いでしょう。実は、「アーヤと魔女」は、スタジオジブリとNHKの共同作品であり、それらがテレビ(NHK)版での放送に至った理由とされています。
アーヤと魔女のテレビ版・映画版の続編はある?
『アーヤと魔女』#読了
— モモ (@0324books) June 28, 2022
身よりのない子どもの家で育ったアーヤ。
ある日、魔女の家に引き取られることになったが家にとじこめられ、毎日こきを使われ…。
気が強くてへこたれないアーヤが好き。
映画はまだ見てないので見たくなりました。
カラーの挿絵が素敵です。 pic.twitter.com/j3mdTfnoJz
「アーヤと魔女」は、テレビ版・映画版共に続きを予感させる結末ラストや、未回収伏線と思われる箇所の多さから、一部では続編や続きがあるのではと期待されています。また、テレビ版を先に視聴したファンからも、劇場版ではテレビ版の続きではと予想されましたが、テレビ版・映画版共にストーリーはほぼ同じであり、どちらも続編がありそうな結末を迎えています。
そのような結末ラストに至った経緯は、「アーヤと魔女」がシリーズとして完成されなかったことが原因だと考えられます。「アーヤと魔女」の原作小説は、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが亡くなる直前に、完成させた最後の作品と言われ、シリーズ化を目的に執筆されたと言われています。
残念ながら、原作者の逝去により、「アーヤと魔女」の原作小説のシリーズは未完に終わり、映画版で描かれた続きを示唆するような結末は、長編ものを想定して執筆された原作の名残りと解釈できるでしょう。一方、ジブリファンからは、続きを期待させる結末から、「アーヤと魔女」の続編を望む声も寄せられています。
アーヤと魔女のキャラ一覧
以下では、個性豊かなキャラクターの登場が目を引く「アーヤと魔女」のキャラ一覧を、あらすじネタバレ紹介します。
キャラ一覧①アヤ・ツール
先日NHKで放映された「アーヤと魔女」を観た!
— クロドン (@donakira9696ww) January 5, 2021
スタジオジブリ初全編3DCGの作品~♪
ジブリっぽさが感じられ、楽しく幸せだったね~♪
最後の絵コンテ的なのがとてもよかった!
素晴らしく、さすがジブリですね(*´ω`*) pic.twitter.com/E3pFdBSNX0
ジブリ映画「アーヤと魔女」の主人公で、赤ん坊の時に孤児院に預けられ、10歳で魔女のベラの元へ引き取られました。本名は「アヤツル」で、アーヤを保護したブリッグズ園長が、名前から操るという意味を連想し、アーヤ・ツールという名で出生届を出したことが判明します。
成長後は、名前の通り、周囲の人々を自分の思い通りに動かそうとする賢さ・強かさを持つ少女となり、孤児院での生活を満喫していたものの、ベラに引き取られたことで人生が一変し、自分にとって居心地が良い環境を作るべく、ベラと対立します。
キャラ一覧②ベラ・ヤーガ
そしたらまた仰向けになり始めいびきが始まってきた🙉🙉🙉
— ao (@a88o8) April 3, 2021
もう、ベラヤーガみたいに「裏拳が行くよ!!!」って言いつけたい🙉#アーヤと魔女 #ベラヤーガの場合はミミズ🪱 pic.twitter.com/5R6gyVoPw9
人手が欲しいとの理由からアーヤを引き取った魔女で、呪文を作って売りながら生計を立てています。アーヤに家事の一切をおしつけるなど自己中心的な性格であり、アーヤから反発されても、魔法でお仕置きを繰り出すなど、厳しい一面を見せています。しかし、アーヤの仕返しによってマンドレークから大目玉を食らい、以降は、アーヤに対する接し方を変えています。
年齢は50歳くらいで、ふくよかな体格が特徴であるものの、若い頃はマンドレーク・アーヤの母親と共にバンドを組み、EARWIGのドラマーとして活躍しました。
キャラ一覧③マンドレーク
アーヤ面白かったぁ
— 紅 (@beniooooooooooo) December 30, 2020
ジブリっぽくないけどジブリっぽい
やっぱジブリはすごい。改めて実感しました。
ちなみに私はマンドレーク推し♡(笑)
カスタードも可愛すぎて私が引き取りたい#アーヤと魔女 #アーヤ #マンドレーク #カスタード #ジブリ pic.twitter.com/PUXZ4EyW4c
ベラの同居人の小説家で、デーモンに身の回りの世話をさせています。アーヤに対して面倒見の良い一面を見せるものの、一度怒り出すと歯止めが効かなくなることが玉にキズで、ベラもマンドレークに対しては非常に気を遣っています。また、EARWIGではキーボードを演奏しており、現在も自室で曲を披露しています。
キャラ一覧④トーマス
ジブリ作品で黒猫っていうと、どうしてもジジを連想しちゃうし、このトーマスは見た目も可愛いし、だけど喋ったら予想よりも全然可愛くない声を出して外してきた、そこが良かったですね。笑#アーヤと魔女 pic.twitter.com/vDqFfs04RK
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) December 30, 2020
ベラの使い魔の黒猫で、ベラの呪文の際に駆り出されています。人語を話すことができ、ベラのまじないから逃げようとするなど、臆病な性格であるものの、ベラを打ち負かそうとするアーヤには協力的な姿勢をみせ、ベラに一泡吹かせることに成功します。
キャラ一覧⑤アーヤの母親
ただし、全くのダメダメ作品という訳でもない。実は『アーヤと魔女』の本当の主人公はアーヤの母親でロックバンドのリードボーカルという設定があり、かつ昔のバンド仲間がアーヤの里親になっているのだ。#アーヤの母親 pic.twitter.com/aijVNCyPfo
— セカゾンビ (@sekazombi) September 14, 2021
アーヤの母親で、本名はテレビ・映画版共に明かされていません。ストーリー序盤にて、12人の魔女に追われており、娘の安全の確保するため孤児院にアーヤを預けました。かつてEARWIGのメンバーで、ボーカル兼ギターを担うも、ベラとの関係悪化を理由にバンドを解散した経緯が明かされています。また、映画ラストのクリスマスパーティにて、アーヤと対面を果たしました。
キャラ一覧⑥カスタード
アーヤの顔が…全然違うwww
— てれびつ子 (@tamaki_tv_net) December 30, 2020
カスタードくんカワイイ♡
『アーヤと魔女』ネタバレ!原作本の登場人物・あらすじから結末まで https://t.co/7nMd4vT2Fq #アーヤと魔女 pic.twitter.com/53fYrXMI5C
アーヤの孤児院時代の友達で、何かとアーヤの思うように動かされることあるも、アーヤにとってかけがえのない存在であり、ベラの家に引き取られてからも、カスタードのことを思い出していました。アーヤのクリスマスパーティーに招待されるも、引き取られた先が魔女の家と聞いて恐怖を覚えるも、アーヤの母親に声をかけられ、一緒にアーヤとの再会を果たしました。
アーヤと魔女の謎を考察
ファンタジー小説を原作とする「アーヤと魔女」は、原作・映画版でのストーリーの違いこそあるものの、映画版では未回収伏線も指摘され、様々な考察が飛び交っています。以下では、ジブリ映画「アーヤと魔女」の謎を考察しました。
考察①12人の魔女が登場しなかった理由
アーヤと魔女
— 萍水相逢 (@gokugoku_coffee) December 30, 2020
おもしろいじゃないの〜!
(゚ο゚人) pic.twitter.com/5dtNNp0IhS
12人の魔女は、原作には登場しないジブリ映画オリジナル要素であり、アーヤの母親を追う謎の存在と描かれるも、12人の魔女が直接登場することはなく、アーヤの母親の手紙で言及されるのみでした。その理由について、宮崎吾郎監督は、原作のストーリーがシンプルだったことから、映画では派手な要素が欲しいとの要望があり、そこで生まれたのがアーヤの母親や彼女を追う12人の魔女でした。
しかし、映画オリジナル設定を取り入れることは、主人公・アーヤの魅力を描くという目的から外れてしまいそうだったことから、最終的に12人の魔女の登場を見送ったことが明かされています。
考察②アーヤの母親がバイクに乗る理由
◎本日、8月19日は「#バイクの日」です。
— ジブリのせかい【非公式ファンサイト】 (@ghibli_world) August 19, 2021
ジブリ作品でバイクといったら『アーヤと魔女』の冒頭で、アーヤの母が乗っていたバイクのシーンが印象的でしたね。
『ルパン三世』の峰不二子のようでした🏍️ pic.twitter.com/kpY1mdfA2B
アーヤの母親も、原作には登場しないジブリ映画オリジナル設定であり、アーヤの母親は、映画序盤のアーヤを孤児院に預けるシーンと、結末ラストのクリスマスパーティーのシーンで登場しました。アーヤを描くうえで、彼女のルーツである母親は欠かせない要素であり、12人の魔女に追われる設定から、母親も普通の魔女の枠にはまらない破天荒な人物だったろうと構想を膨らませた結果、バイクに乗る姿が生まれました。
魔女と言えば、ほうきで空で空を飛ぶイメージがありますが、それではあまりにも普通過ぎる、そこで、バイクを運転したり、仲間の魔女とロックバンドを組んでいた過去を描くことで、アーヤの母親の破天荒さを強調させているでしょう。
考察③アーヤだけにマンドレークの角が見えた理由
昨日、ジブリの新作アニメ「アーヤと魔女」を見たのですが、マンドレークというおじさんがとても素敵で…
— じゅってぃー (@watawata0408) December 31, 2020
もしかして、井上陽水さんがモデルかなーと思ったり…
ちなみに、陽水さんの旧芸名はアンドレ・カンドレっていうのですww#アーヤと魔女 pic.twitter.com/XBCaKy6WVd
マンドレークの角は、原作では怒った時に出現するマンドレークの現象として描かれるも、映画版では怒っていない時でも角が生えているものの、孤児院の子供たちにはみえず、アーヤだけに見える不可解なシーンとして描かれています。ベラの家に引き取られた後、アーヤはマンドレークの角について聞こうとするも、ベラからは教えてもらえず、原作・映画共に謎とされています。
一方で、マンドレークの角がアーヤにだけ見えた理由は、彼女に魔女の素質があることを示す伏線と考えられます。魔法そのものは使えないものの、母親が魔女なので、アーヤも修行すれば魔法が使えるようになるでしょう。
考察④ベラ・ヤーガとマンドレークの関係
マンドレークは原作読んだときのイメージだとガラガラ声かな〜とか思ってたけど、ジブリ版は豊川悦司さんが声優やってるからイケボだ…!#アーヤと魔女 pic.twitter.com/5H5vrFypKm
— 𝘺𝘰𝘭𝘪𝘤𝘦 (@yolice_221B) December 30, 2020
アーヤの前ではかなり自己中心的に振舞うベラですが、気難しいマンドレークに対しては非常に恐れており、彼を怒らせてはいけないと気を遣っています。ベラとマンドレークは夫婦ではありませんが、2人の関係性はかつての封建的な家父長制を彷彿させ、ベラが夫に従属する女性を表し、マンドレークに従属することで、自身の安定化を図っているようにも見えるでしょう。
考察⑤アーヤと魔女の舞台
ジブリ映画「アーヤと魔女」の舞台は、1990年代のイギリスであり、劇中では、コーニッシュパイやローストビーフなどのイギリス料理が登場しています。また、アーヤの母親やベラ・マンドレークがロックバンドを組んでいたという設定も、映画の舞台・時代設定から生まれ、アーヤの母親たちの若かりし頃・1970年代の流行からロックバンドの過去が誕生しました。
アーヤと魔女のテレビ版と映画版に関する感想や評価
以下では、テレビで放送された理由はなぜと、多くの疑問点が生じた「アーヤと魔女」のテレビ版と映画版に関する感想や評価を紹介します。
感想1:劇場版では追加シーンがあった気がする
劇場版『アーヤと魔女』観ました。TV版にはなかったカットや場面があったような気がする。マンドレークおじさんのデレシーンはぜったい追加されてたような気がします。破壊力がヤバイ
— いすず (@isuzu_tkm) September 15, 2021
アーヤがDWJ原作どおりの姿で生き生きと動いていて素晴らしく、宮崎吾朗サンキュー……大好きだよ…って思いました。
「アーヤと魔女」のテレビ視聴をきっかけに劇場版を見たものの、多くの方がテレビ版の続編を期待していただけに、劇場版も同じ内容だったことにがっかりしたとの声が寄せられた一方、劇場版では追加シーンがあったとの指摘も見られます。スタジオジブリの新たな試みとなった「アーヤと魔女」は、好みが最も分かれやすい作品ですが、アーヤの活発な姿は観る者へ元気を与え、続編制作の期待も高まっています。
感想2:テレビ版を見て続きが気になる
アーヤと魔女、この前NHKでやってた続きやるのかな?🤔
— ♚はむむ🐹🏵 (@ebooodominic2) April 2, 2021
あの後気になるけど、#金曜ロードショー
原作小説が未完に終わったことから、ジブリ映画でも未回収伏線を残しながら結末ラストを迎えた「アーヤと魔女」について、テレビ版の視聴者からは、劇場版ではテレビ版の続きが描かれるのではと予想されていました。劇場版・テレビ版共に同じ内容だったことを受け、がっかりしたとの声が寄せられた一方、純粋に物語の続きが気になる、続編を作って欲しいとの前向きな感想も見られました。
感想3:NHKの人形劇として見れば違和感がない
アーヤと魔女を見たのだけど、ジブリ作品として見ると違和感ありありだったんだけど、NHKの人形劇だとして見ると違和感なく観れた。
— くまごろ ฅ(๑´(오)`๑)ฅガオー(児童書系イラストレーター) (@KUMAGORO_KUN) December 31, 2021
そして楽しかったていうね。
ジブリ映画「アーヤと魔女」の評価が低い理由の1つとして、スタジオジブリ初の試みとなった3DCG制作が挙げられ、ジブリとはかけ離れた作画がファンに受け入れ難いものだったと推測されます。一方で、テレビ版の視聴者からは、NHKの人形劇として見れば違和感なく観られたとの感想も寄せており、ジブリという先入観から離れてみることで、「アーヤと魔女」の面白さに気づけるでしょう。
アーヤと魔女のテレビと映画の違いまとめ
ジブリ映画「アーヤと魔女」のテレビと映画の違いや、NHKで放送された理由ななぜか、映画の謎や続編の可能性などを、あらすじネタバレ紹介しました。テレビでの先行放送により、映画版はそれらの続編ではと考えられたものの、実際は両作品ともに大きな違いはありませんでした。しかし、映画版では追加シーンが入るなど、テレビ版との若干の違いもあり、アーヤの心情をより深堀した作風に仕上がっています。