【スパイファミリー】表紙の椅子・キャラクター一覧！チェアの値段やデザイナーは？

『スパイファミリー』とは、漫画家・遠藤達哉によるアクション・ホームコメディ漫画です。週刊少年ジャンプ＋にて2019年3月25日より連載されたのち、2022年4月時点で9巻が刊行されています。閲覧数・コメント数・発行部数における最高記録を次々と更新するなど大ヒット作となった本作は、2022年4月9日からテレビアニメの第1クールが放送され、6月25日に完結しました。

ここでは『スパイファミリー』のあらすじを簡単にまとめていきます。主人公は「黄昏」という異名を持つスパイのロイド・フォージャーです。ある日、ロイドは所属組織から「仮初の家族」を築く必要性のある任務を命じられたことで、「いばら姫」という異名を持つ殺し屋のヨル・ブライアと超能力者のアーニャと共に「家族としての普通の日常」を送ることになります。

それでは早速、『スパイファミリー』の1巻～5巻の表紙に載っている椅子・キャラクターを一覧形式で見ていきましょう。一覧では椅子の値段や発表期間、生産国、デザイナーを紹介。椅子のストーリーと椅子に座っているキャラクターにはどのような共通点があるのでしょうか？

• チェアの名前：LC2(Le Corbusier)
• チェアの値段：約10万円
• 発表期間：1928年
• 生産国：イタリア
• デザイナー：ル・コルビュジエ
• 正規品取扱：カッシーナ

『スパイファミリー』の1巻表紙に載っている椅子は、1928年に発表されたLC2(Le Corbusier)という椅子です。値段は約10万円(正規品取扱:カッシーナ)。シンプルかつ重厚なフォルムはモダンなインテリアによく馴染むため、発表された1928年から100年近く経った今でも世界中で愛用されているようです。

そんな椅子をデザインしたのは、20世紀を代表する建築家でもあるデザイナーのル・コルビュジエで、幾何学形態や黄金比率に特化し、極限まで装飾を排したデザインを得意としています。椅子に座っているキャラクターは西国一のスパイであるロイド・フォージャー。LC2は冷静で無駄のないの仕事ぶりをこなすロイドにピッタリの椅子です。

• チェアの名前：マシュマロチェア
• チェアの値段：約100万円～
• 発表期間：1956年
• 生産国：アメリカ
• デザイナー：ジョージ・ネルソン
• 正規品取扱：ハーマンミラー

『スパイファミリー』の2巻表紙に載っている椅子は、1956年に発表されたマシュマロチェアという椅子です。値段は約100万円～(正規取扱店:ハーマンミラー)。まるで空中でマシュマロが宙に浮かんでいるかのようなデザインですが、もともとはデザインのためではなく、コストダウンのために考案されたデザインの形です。のちにこのデザインが話題となり、ミッドセンチュリーを代表する名作椅子になっています。

そんな椅子をデザインしたのは、壁掛け時計のデザインで有名なデザイナーのジョージ・ネルソンで、1960年代のポップアートスタイルの先駆者です。椅子に座っているキャラクターは、ロイドの養子としてフォージャー家に一員になったアーニャ・フォージャー。マシュマロチェアは超能力で相手の心が読めるゆえに固定観念にとらわれず、好奇心旺盛なアーニャにピッタリの椅子です。

• チェアの名前：ラシェーズ
• チェアの値段：50万円～
• 発表期間：1948年
• 生産国：アメリカ
• デザイナー：チャールズ＆レイ・イームズ 
• 正規品取扱：ヴィトラ

『スパイファミリー』の3巻表紙に載っている椅子は、1948年に発表されたラシェーズという椅子です。値段は50万円～(正規取扱店:ヴィトラ)。複雑で優美な曲面を持っているラシェーズは、どんなインテリアにも自然と溶け込むようなデザインとなっています。

そんな椅子をデザインしたのは、多くの名作チェアを生み出したデザイナーのチャールズ＆レイ・イームズで、ラシェーズの制作は彫刻家ガストン・ラシェーズの「フローティング・フィギュア」から影響を受けているようです。椅子に座っているキャラクターはヨル・フォージャー/ヨル・ブライア。ラシェーズは殺し屋としての残酷な一面がある一方で、ロイドを支え、アーニャを守る家族思いなヨルにピッタリの椅子です。

• チェアの名前：ボールチェア
• チェアの値段：90万円～
• 発表期間：1963年
• 生産国：フィンランド
• デザイナー：エーロ・アールニオ
• 正規品取扱：アデルタ

『スパイファミリー』の4巻表紙に載っている椅子は、1963年に発表されたボールチェアという椅子です。値段は90万円～(正規取扱店:アデルタ)。宇宙的・近未来的なシルエットをしたボールチェアは、包み込まれるような自分だけの居心地の良い空間を作り出してくれる独創的なデザインとなっています。

そんな椅子をデザインしたのは、フィンランドのデザイナーであるエーロ・アールニオで、ボール状の小さな部屋に小宇宙を誕生させたことでアールニオの名を世界中に知らしめました。椅子に座っているキャラクターは、フォージャー家のペットであるボンド・フォージャーです。ボールチェアは未来予知ができ、さまざまな世界線を見ることができるボンドにピッタリの椅子です。

• チェアの名前：バルセロナチェア
• チェアの値段：100万円～
• 発表期間：1929年
• 生産国：ドイツ
• デザイナー：ミース・ファン・デル・ローエ
• 正規品取扱：ノル

『スパイファミリー』の5巻表紙に載っている椅子は、1929年に発表されたバルセロナチェアという椅子です。値段は100万円～(正規取扱店:ノル)。モダンなオフィスやホテルでの定番家具として愛用されている椅子であり、1929年のバルセロナ万博の際に王族が休憩するための椅子としてデザインされたことで別名「王の椅子」とも呼ばれています。

そんな椅子をデザインしたのは、ドイツ出身の建築家兼デザイナーのミース・ファン・デル・ローエで、「Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)」をテーマにしているようです。椅子に座っているキャラクターはヨルの弟であり国家保安局少尉であるユーリ・ブライア。バルセロナチェアは秘密警察に勤める身として、常に合理性を求めるユーリにピッタリの椅子です。

ここでも前述の一覧と同じく、値段や発表期間、生産国、デザイナーを交えながら、『スパイファミリー』の6巻～9巻の表紙の椅子・キャラクターを一覧形式で見ていきましょう。

• チェアの名前：ハートコーンチェア
• チェアの値段：約40万円
• 発表期間：1958年
• 生産国：デンマーク
• デザイナー：ヴァーナー・パントン
• 正規品取扱：ヴィトラ

『スパイファミリー』の6巻表紙に載っている椅子は、1958年に発表されたハートコーンチェアという椅子です。値段は約40万円(正規取扱店:ヴィトラ)。ハートコーンチェアという名前の通り、巨大なハートの形をした斬新なシルエットの椅子です。脚部が一点に集中しているため、遠目から見るとハートが宙に浮いているような印象を受けます。

そんな椅子をデザインしたのは、デンマーク出身のデザイナーであるヴァーナー・パントンで、20世紀のデンマーク家具において最も影響力のある人物として知られています。椅子に座っているキャラクターは、WISEの女性諜報員であるフィオナ・フロスト。ハートコーンチェアは、かつて直接指導を受けていた頃からロイドに熱烈な恋心を抱いているフィオナにピッタリの椅子です。

• チェアの名前：ウィローチェア
• チェアの値段：約50万円
• 発表期間：1904年
• 生産国：スコットランド
• デザイナー：チャールズ・レニー・マッキントッシュ
• 正規品取扱：カッシーナ

『スパイファミリー』の7巻表紙に載っている椅子は、1904年に発表されたウィローチェアという椅子です。値段は約50万円(正規取扱店:カッシーナ)。グラスゴーの喫茶店の空間を分割するためにデザインされたウィローチェアは、気品溢れる静謐な佇まいによって圧倒的な存在感を放っています。

そんな椅子をデザインしたのは、スコットランド出身のデザイナーであるチャールズ・レニー・マッキントッシュで、アーツ・アンド・クラフツ運動(美術工芸運動)の推進者として知られています。椅子に座っているキャラクターは、国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの次男であるダミアン・デズモンド。ウィローチェアは将来ドノバンのような政治家になり、国のトップとして働くことを目指しているダミアンにピッタリの椅子です。

• チェアの名前：イームズラウンジチェア
• チェアの値段：約100万円
• 発表期間：1956年
• 生産国：アメリカ
• デザイナー：チャールズ&レイ・イームズ
• 正規品取扱：ハーマンミラー

『スパイファミリー』の8巻表紙に載っている椅子は、1956年に発表されたイームズラウンジチェアという椅子です。値段は約100万円(正規取扱店:ハーマンミラー)。今では一般的なデザインとして知られているプライウッドとレザーの組み合わせですが、発表された当時は誰も見たことが無い斬新な椅子であり、発表後は20世紀のデザインを象徴する作品となりました。

そんな椅子をデザインしたのは、ラシェーズのデザインを手掛けていたデザイナーのチャールズ&レイ・イームズで、1940年代初頭より椅子の材料を成型する技術を発見後、15年もの間研究しラウンジチェアを完成させたようです。椅子に座っているキャラクターは、情報屋として情報収集や書類偽造でロイドをサポートするフランキー・フランクリン。イームズラウンジチェアは開発が得意なフランキーにピッタリの椅子です。

• チェアの名前：ココナッツチェア
• チェアの値段：約85万円
• 発表期間：1955年
• 生産国：アメリカ
• デザイナー：ジョージ・ネルソン
• 正規品取扱：ハーマンミラー

『スパイファミリー』の9巻表紙に載っている椅子は、1955年に発表されたココナッツチェアという椅子です。値段は約85万円(正規取扱店:ハーマンミラー)。ココナッツのひと欠片を連想させるシンプルなデザインのココナッツチェアは、どんな姿勢でもくつろぐことができるようなデザインになっています。

そんな椅子をデザインしたのは、マシュマロチェアを手掛けていたデザイナーのジョージ・ネルソンで、この椅子はココナッツを8つに割った内の一つに形が似ていることにちなんで「ココナッツチェア」と名付けたようです。椅子に座っているキャラクターは、大手軍事企業ブラックベルのCEOの父親を持つベッキー・ブラックベル。ココナッツチェアは常に自分らしく自由に振舞うベッキーにピッタリな椅子です。

ここまで値段や発表期間、生産国、デザイナーを交えながら『スパイファミリー』の1巻から9巻の表紙の椅子・キャラクターを一覧形式で紹介してきましたが、果たして『スパイファミリー』の10巻の表紙の椅子は何でしょうか？ここからは、『スパイファミリー』の10巻の表紙の椅子を予想してみます。

『スパイファミリー』の10巻表紙に載ると予想される椅子は、長く使うことで深みが増すヴィンテージ感のあるオーククラブチェアという椅子です。値段は14万円(正規取扱店:ベイクルーズ)。

上流階級の社交場「ジェントルマンクラブ」が名前の由来となっており、発祥地はフランスです。ただ、アメリカでもさまざまなシーンで使われおり「パパの椅子」の代名詞を呼ばれています。座ると予想されるキャラクターはイーデン校のヘンリー先生です。常にエレガンスを追求する彼にお似合いの椅子だと言えるのではないでしょうか？

続いて『スパイファミリー』の10巻表紙に載ると予想される椅子は、1967年に世界で初めて作られたプラスチックによる一体成形型キャンチレバーのパントン チェア クラシックという椅子です。値段は18万円(正規品取扱:ヴィトラ)プラスチックを素材として使用する前は木製家具が主流だったため、革新的なアイディアとしてデザインされています。

表面の光沢が美しく、バネのようなしなりを持っている優美な曲線は見る者を引き付けることでしょう。座ると予想されるキャラクターは「鋼鉄の淑女」という異名を持つWISEの女性管理官(ハンドラー)のシルヴィアです。その強さを持ちながらも、戦争を激しく嫌悪しているために平和を守りたいという強い願いを抱く優しい彼女にピッタリの椅子だと言えるのではないでしょうか？

当記事では『スパイファミリー』の1巻～9巻の表紙に載っている椅子・キャラクターを一覧形式で紹介し、『スパイファミリー』の10巻表紙に載るであろう椅子・キャラクターを予想してきました。どの椅子も素敵でしたが、値段が張ったり、家に置くには奇抜過ぎたりと購入を躊躇ってしまう方はきっと多いことでしょう。

そんな方におすすめなのが株式会社トイズキャビンがおこなっているガチャ企画。実は『スパイファミリー』の表紙で登場した椅子がミニチュアサイズ化されており、椅子のガチャとして第一弾と第二弾に分けて開催されています。では、ガチャの第一弾・第二弾にはどのような椅子があるのか？ここからは第一弾と第二弾、それぞれのミニチュア化された椅子を見ていきます。

ガチャ第一弾では『スパイファミリー』の第1巻・第2巻・第4巻の表紙で登場した椅子がミニチュアサイズ化しています。ミニチュアサイズ化された椅子の情報は以下の通りです。

• 第1巻：LC2(Le Corbusier) BLACK
• 第1巻：LC2(Le Corbusier) WHITE
• 第2巻：マシュマロチェア WHITE×BLACK
• 第2巻：マシュマロチェア COLORFUL
• 第4巻：ボールチェア RED
• 第4巻：ボールチェア BLACK

ガチャ第二弾では『スパイファミリー』の第3巻・第5巻・第6巻の表紙で登場した椅子がミニチュアサイズ化しています。ミニチュアサイズ化された椅子の情報は以下の通りです。

• 第3巻：ラシェーズ PINK
• 第5巻：バルセロナチェア GREEN
• 第5巻：バルセロナチェア BLACK
• 第6巻：ハートコーンチェア RED
• 第6巻：ハートコーンチェア BLUE

一覧で紹介した『スパイファミリー』の表紙の椅子・キャラクターに関する声があがっています。どうやら、この方は『スパイファミリー』の表紙に載っている椅子とキャラクターの特性が合っていると感じているようです。また、ロイドの座っている椅子・LC2(Le Corbusier)がマンションのロビーにあることに誇りを感じているようなので、興味のある方は表紙に載っている椅子を購入してみてはいかがでしょうか？

一覧で紹介した『スパイファミリー』の表紙の椅子とムサビ美術館に関する声があがっています。どうやら、ムサビ美術館には『スパイファミリー』の表紙に載っている椅子が展示されているようです。『スパイファミリー』の表紙に載っている椅子に興味がある方は、ムサビ美術館の展示品をご覧になってみてはいかがでしょうか？

こちらでは株式会社トイズキャビンがおこなっている、『スパイファミリー』の表紙の椅子をテーマにしたガチャ企画に関する声があがっています。どうやら、この方は『スパイファミリー』の表紙に載っている椅子がミニチュアサイズ化したガチャを引いたようです。そしてミニチュアサイズの椅子が単行本と共に飾られています。スパイファミリーファンや椅子シリーズに興味のある方におすすめの楽しみ方と言えます。

『スパイファミリー』の表紙の椅子・キャラクターを一覧化し、チェアの値段やデザイナーをまとめてきましたがいかがでしたか？今回、一覧で紹介した椅子とキャラクターは以下の通りです。

• ロイド・フォージャーが座っている椅子：LC2(Le Corbusier)
• アーニャ・フォージャーが座っている椅子：マシュマロチェア
• ヨル・フォージャーが座っている椅子：ラシェーズ
• ボンド・フォージャーが座っている椅子：ボールチェア
• ユーリ・ブライアが座っている椅子：バルセロナチェア
• フィオナ・フロストが座っている椅子：ハートコーンチェア
• ドノバン・デズモンドが座っている椅子：ウィローチェア
• フランキー・フランクリンが座っている椅子：イームズラウンジチェア
• ベッキー・ブラックベルが座っている椅子：ココナッツチェア

『スパイファミリー』の第1巻～9巻までの表紙に載っている椅子は、作者のこわだりや椅子に込められた思い、そしてキャラクター性が表現されていました。これを機に『スパイファミリー』のストーリーだけでなく家具にも目を向けてみると良いかもしれません