2020年07月12日公開
2020年07月12日更新
SPY×FAMILY(スパイファミリー)が面白いと話題!人気の理由を考察
少年ジャンプ+では『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』という漫画が連載されています。『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は少年ジャンプ+の人気ランキングで1位を獲得するほど面白いと人気です。なぜ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』がここまで面白いと人気なのか、この記事ではその理由を紹介します。また、物語のあらすじや感想などもまとめています。
目次
SPY×FAMILY(スパイファミリー)とは?
SPY×FAMILY(スパイファミリー)の概要
出典: https://note.com
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』とは、遠藤達哉によって少年ジャンプ+で連載されている漫画です。2019年から連載されており、隔週月曜日に更新されています。ジャンプ+では面白いと評判で、それまで人気ランキング1位だった『地獄楽』を抑えてトップに躍り出ました。コミックス1〜4巻の累計発行部数は400万部を突破しています。
SPY×FAMILY(スパイファミリー)の原作者
遠藤達哉は2000年にデビューした漫画家です。漫画家としてデビューしてから2007年までは読み切り作品を赤マルジャンプや週刊少年ジャンプで掲載しており、2007年にはジャンプSQで『TISTA』の連載が決定しました。
『TISTA』の連載終了後は『青の祓魔師』のアシスタントを経て、2010年には再びジャンプSQで『月華美刃』が2012年まで連載されました。『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は遠藤達哉にとって3作目の連載作品です。
スパイファミリーが面白い!人気の理由は?
人気の理由①スパイを題材にした漫画
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の人気の理由はスパイを題材にした漫画だからです。ただのスパイ・アクション漫画ではなく、コメディ要素があるので笑えるシーンがたくさんあって面白いと人気です。また、スパイ漫画なのに幼い少女が登場したり、ほのぼのするストーリーがあるところもギャップがあって面白いという感想もありました。
人気の理由②テンポが良いストーリー
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』が人気の理由は、ストーリーのテンポが良いことです。よく漫画の感想や評価ではストーリーのテンポについて指摘されることがありますが、『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は中だるみしておらずテンポが良いと高評価されています。
漫画のストーリーはだいたい1話から2話で完結します。長くても5話程度です。そして毎回コメディ要素や感動シーンなどが描かれているので、内容が充実しているところも人気の理由の一つです。
人気の理由③感動するエピソードが多い
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』が人気の理由は、面白い話だけでなく感動ストーリーもあるからです。例えば1話でロイドとアーニャが出会う物語も感動シーンがあります。1話のあらすじを簡単に紹介すると、ロイドとアーニャの出会いが描かれています。
ロイドはアーニャの扱い方に悩んでいましたが、アーニャが拉致されて泣いている姿を見て昔の自分を思い出しました。そして昔の自分のように子どもが泣かない世界を作りたくてスパイになったことを思い出します。その心の声を聞いたアーニャはロイドのことを信用するようになりました。そして最後にロイドと一緒におうちに帰りたいと泣きながら言います。
このシーンは感動する名シーンの一つでもあります。『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の感動シーンは悲しくて泣けるような感動ではなくほっこり癒やされるような感動が多いのも特徴的です。実際に『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』を読んだ方の感想でも、疲れている時に読むと感動して癒やされたという声がたくさんありました。
人気の理由④画力が高い
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』が人気なのは画力が高いところも理由の一つです。漫画に登場するキャラクターをしっかりと描き分けているので、キャラクターが見分けやすいといわれています。また、アクションシーンも画力が高くて迫力があると評価されています。
人気の理由⑤キャラの個性
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』が人気の理由は、キャラクターの個性がしっかりと立っているからです。もちろん画力によっても描き分けられているのですが、キャラクターの設定や性格も魅力的です。『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の主要人物であるロイド・アーニャ・ヨルの3人はそれぞれ個性が強いのですが、絶妙なバランスが取れているところも評価されています。
人気の理由⑥アクションシーン
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』が人気の理由は、迫力のあるアクションシーンがあるからです。アクションシーンのコマ割りや構成は少しアメコミのようなポップさがあるのが特徴的です。普段のほのぼのシーンとはギャップがあるので、読者の感想では特にロイドとヨルのアクションシーンはかっこいいと人気でした。
人気の理由⑦家族の絆
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』が人気の理由は、戦闘シーンばかりではなく家族の絆が描かれているからです。それぞれ血の繋がりがなくロイドの任務によって寄せ集められたメンバーなのですが、次第に家族としての絆を深めていくところも見どころです。読者の間では夫婦のフリをしているロイドとヨルのカップリングも人気です。
スパイファミリーの登場人物
登場人物①ロイド・フォージャー
ロイド・フォージャーは「黄昏」という異名を持つスパイで、百の顔を使い分けているといわれています。主に戦争やテロを阻止するために潜入して手回ししています。ある任務で、結婚して子どもを作れといわれたことでアーニャを引き取りました。子育ての経験がないロイドは苦労しますが、次第にアーニャと信頼関係を築きます。
ヨルとはアーニャの入学のために必要だった母親役を探していた時に出会いました。ヨルのことは未婚女性を探している時に、情報屋のフランキーの協力を得て身元を一通り調査しました。また、弟が国家保安局であると知った時も、本当にヨルには裏がないのか盗聴器をつけてまで自ら調査しましたが、殺し屋であることは見抜くことができませんでした。
ヨルの弟のユーリに関しては、初めて会った時の会話の中で国家保安局だと気づきます。ちなみにアーニャが心を読めることは知りません。
登場人物②ヨル
ヨルは公務員の27歳の女性です。表向きは公務員ですが、実は幼い頃から戦闘訓練を受けた殺し屋です。「いばら姫」というコードネームで活動しています。弟のユーリがいますが、ユーリは外務省に勤務していると思っており国家保安局であることは知りません。恋人がいない女性は保安局からスパイだと怪しまれるので、ヨルは27歳になっても恋人が出来ないことに悩んでいたところ、たまたまロイド出会います。
その後ロイドとの利害が一致したので1年前に結婚したことにしました。偽装結婚ですがアーニャの母親役を務めるために努力しており、苦手な料理にもよくチャレンジしています。しかしヨルの作る料理は美味しくないのでアーニャからは辛辣な評価をされることもしばしばあります。ロイドの任務に巻き込まれてよく人前で戦うことがありますが、怪しまれないように弟から護身術を習っていると嘘をついています。
登場人物③アーニャ
アーニャはロイドによって引き取られた女の子です。元々はとある実験施設にいた被検体で、詳しくはまだ明かされていませんが平和のための実験をされていました。その実験によって人の心が聞こえるようになりました。しかしアーニャはその施設から脱走し、身を隠して孤児院に入ります。何度か引き取られたものの孤児院に戻され、さらには孤児院も転々としていたことから問題児だったようです。
年齢は4〜5歳ほどですが、ロイドに引き取ってもらうために6歳だと嘘をつきました。そしてロイドの心を読んで賢いフリをして引き取られることになります。入学試験をなんとか突破したものの、周りとは1歳ほど年齢が違うのでつたない言葉を話したり学力が追いつかず苦労します。心を読めばテストは簡単にクリアできるのですが苦手ながらも勉強して実力で勝負し、赤点を回避するなど健気に頑張ることもあります。
ちなみに心の声が聞こえるので、ロイドとヨルの正体を唯一知っている人物でもあります。ただスパイアニメが好きで、その影響からスパイや殺し屋だと分かってもかっこいいと思っており、怖がっている様子はありません。学校ではベッキーと親友で、任務の対象であるダミアンと仲良くするつもりが犬猿の仲のようになってしまっています。
登場人物④ヘンリー・ヘンダーソン
ヘンリー・ヘンダーソンはイーデン校の寮長で、アーニャのクラスの担任の先生です。エレガントな性格をしており、イーデン校で教師を勤めていることに誇りを持っている人物です。入学面接の時には建物内からフォージャー家を監視しており、最初はアラ探しをしていましたが最終的にはフォージャー家のエレガントな行動を認めました。
しかし面接の時に先代校長の息子の嫌がらせのような質問内容に怒り、殴り飛ばしたことで1年生の担当へと降格しました。生徒にも親にも厳しい教師ですが、行動に筋が通っていれば反則してもある程度譲歩してくれることもあります。
登場人物⑤フランキー
フランキーはロイドに情報を渡している情報屋です。もちろんフランキーはロイドが「黄昏」であることを知っており、任務に巻き込まれることも多々あります。イーデン校の面接試験で母役が必要になった時は、フランキーが下手な女装をさせられて母役を押し付けられそうになりました。アーニャとも仲が良く、ロイドとヨルがデートをする時は預かったりよく一緒に遊んでいます。
登場人物⑥ユーリ・ブライア
ユーリ・ブライアは国家保安局に勤める20歳の青年です。元々外務省に勤務していましたが1年ほどで国家保安局に引き抜かれた優秀な人物です。姉のヨルのことは慕っていますがブラコン気味なところがあります。姉の事となると見境がなくなり、国家保安局に勤めていることも心配させないように内緒にしています。ヨルが1年前に結婚していたことを知った時は、その日の夜にフォージャー家を訪問しました。
ヨルはユーリに結婚の報告を忘れていただけだと普通なら納得できないような理由を説明しましたが、ブラコンのユーリは姉のことになると理性を失うのでヨルの言うことを信じました。ロイドのことは欠点のない夫だと思っていますが、結婚については認めていません。
登場人物⑦ダミアン・デズモンド
ダミアン・デズモンドはイーデン校に通う6歳の男の子です。ロイドのターゲットであるデズモンドの息子で、アーニャとは同じクラスです。ダミアンは一見傲慢な性格をしているように見えますが、意外と男気がある性格をしています。アーニャには学校生活1日目からちょっかいを出して殴られてしまったのですが、次の日に泣きながら謝罪されたことをきっかけにアーニャに対して好意を寄せるようになりました。
しかしダミアンはアーニャが好きなことを素直に認めようとしておらず、アーニャからは苦手意識を持たれています。ダミアンの周りには二人の取り巻きがいますが、二人ともダミアンの地位にあやかりたいという訳ではなく対等な友人関係を築いています。
登場人物⑧ベッキー・ブラックベル
ベッキー・ブラックベルはイーデン校に通う6歳の女の子です。アーニャとは自分の使いっぱしりとして仲良くなろうと思いましたが、アーニャがベッキーのためにダミアンを殴ったことをきっかけに親友になります。ベッキーの両親は大手軍事企業ブラックベルCEOで、毎日使用人に送り迎えをしてもらっているほどのお金持ちです。
スパイファミリーの漫画あらすじや設定ネタバレ
スパイファミリーのあらすじネタバレ
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』はスパイを題材にしていますが、コミカルで面白いと評価されている人気漫画です。ここでは『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』がどのようなストーリーなのかあらすじを紹介します。
1話~10話までのあらすじネタバレ
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の1話から10話は単行本の1巻から2巻に収録されています。1話から10話の漫画のあらすじは、主にロイドがアーニャやヨルと出会うストーリーが描かれています。ロイドは元々西国のスパイで、東国の戦争の企てを止めるために潜入していました。
その任務のために7日で結婚して子どもを作るようにという指令を受けます。ロイドは足のつきにくい孤児院でアーニャを引き取りました。ロイドはアーニャをイーデン校に通わせ、デズモンドの息子・ダミアンと仲良くさせることでデズモンドに近づこうとしていました。アーニャはイーデン校の筆記試験に合格したものの、面接では母親も同行しなければならないことが発覚します。
そこでたまたま弟を安心させるために結婚相手を探していたヨルと出会い、利害の一致によってヨルとロイドは結婚します。こうして血の繋がりが一切ない家族は一緒に暮らしていくことになります。
11話~20話までのあらすじネタバレ
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の11話から20話は単行本の2巻から4巻に収録されています。11話から20話までの漫画のあらすじは、主にヨルの弟・ユーリの登場やボンドという未来を見ることができる犬との出会いが描かれています。パーティでヨルと会った同僚の情報によって、1年前に姉が結婚していたことを知ったユーリはすぐにヨルに連絡しました。
ヨルはアーニャの試験に気を取られてユーリに結婚したことや引越したことを伝えるのをすっかり忘れていました。ロイドとヨルはなんとか仲がいい夫婦を装い、ユーリの目を欺くことに成功します。一方でアーニャはこれといって得意科目がなく、ロイドは困っていました。そこで病院のボランティアに参加させることにします。
アーニャはそこで人命救助をして、優秀な生徒にだけ送られるステラが授与されました。そのご褒美としてアーニャは犬が欲しいとロイドにねだりました。そこでフォージャー家はペットショップへと向かいます。
20話以降のあらすじネタバレ
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の漫画の20話以降はまだ単行本に収録されていません。20話以降のあらすじは、ダミアンの家庭状況が少しずつ明らかになっていきます。ダミアンは父から関心を持たれていませんでした。
だからダミアンはイーデン校で活躍して父に認めてもらえるようになりたいと思っていました。そんなダミアンはスパイによってテストの点数を改変させられそうになったり、デズモンド家によって会社を潰されたと思い込んだ生徒から嫌がらせを受けるようになります。
スパイファミリーの設定ネタバレ
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』は架空の国が登場するファンタジーです。ここでは先程のあらすじでは紹介しきれなかった物語の設定をまとめています。
時代背景
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』には西国と東国の2つの国が登場します。この2つの国はいつ戦争が起きてもおかしくないほどの緊張状態にありました。1話の冒頭のあらすじではロイドがスパイとして東国に潜入していましたが、その理由は戦争を止めるためです。西国は東国に訪れていた外交官が暗殺されたことで東国が戦争を企んでいると推測し、西国は戦争を阻止するためにロイドを東国に送りました。
梟(ストリクス)
「梟(ストリスク)」とは西国情報局によってロイドに与えられた作戦のことです。あらすじでも簡単に説明しましたが、この作戦内容は戦争を企てているデズモンドに接触するために、偽装家族を作ってデズモンドの次男・ダミアンが通うイーデン校に子どもを入学させるという作戦です。ロイドはこの作戦でデズモンドとの接触を狙い、戦争についての情報を得ようとしています。
イーデン校へ
イーデン校は東国の中でもトップクラスの学校です。6歳から19歳までの男女が通っており、全生徒2500人います。成績優秀者や社会奉仕活動で活躍したものにはステラという星のバッチが与えられます。このステラを8つ獲得することで「皇帝の学徒」という特待生になることができます。逆に不良行為や暴力行為をするとトニトという罰点が与えられ、これを8つ受けると退学になります。
スパイファミリーに関する感想や評価
スパイファミリーも結構最初だけ読んだけど面白いかも
— 鈴露零 (@suzuya0024) July 5, 2020
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』の感想では第1話から面白いという声がたくさんありました。基本的にほのぼのしたストーリーなのに、キャラクターのかっこいい戦闘シーンもあって好きという感想もありました。キャラクターとストーリーのどちらも高評価の感想ばかりでした。
スパイファミリー、キャラクターが全員魅力的だし絵も綺麗だし、なんか気が抜けた話なのに最後きっちり決める話が多くて心に響く、でも全然気張らず読めるから超面白い
— ゆうさん🐖 (@you_oshonpo) July 6, 2020
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』のキャラクターが魅力的だという感想もありました。また、短いストーリーでも毎回しっかりとしたオチがあるところも面白いと評判です。スパイを題材としているのに難しいストーリーではないので、気軽に読めるという声もあります。子供でも読みやすいので親子で楽しんでいるという感想もありました。
やっとスパイファミリーの4巻読めたけどアーニャのこの顔最高。 pic.twitter.com/SmCru1xHrI
— ありさ (@Raku_a34) July 4, 2020
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』のキャラクターの中でも特に人気なのがアーニャです。アーニャはロイドのために頑張ろうとする姿が健気でかわいいと人気です。また感想の中には、劇中で見せる変顔がいつものかわいい姿とギャップがあって面白いという感想もありました。
ちなみに少年ジャンプ+では、「みんなで選ぶアーニャのベスト表情投票」が開催され、「よゆうのえみ!」という目を細めた変顔が1位になりました。
スパイファミリーが面白い理由まとめ
『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』はのあらすじはスパイを題材とした仮初の家族の物語です。殺伐とした雰囲気ではなく、心温まるストーリーが多いのでコミカルで面白いと人気です。
感想ではアーニャの人気が高く、アーニャの表情やストーリーに癒やされているという感想がたくさんありました。気になっているけどまだ『SPY×FAMILY(スパイファミリー)』を読んだことがないという方はぜひ読んでみてください。