魔女の宅急便の最後・ラストシーンは？キキとトンボのその後もネタバレ解説

最後・ラストシーン・その後を考察する前に、まずは「魔女の宅急便」の基本情報を紹介していきます。魔女の宅急便は1989年に公開されたアニメ映画で、興行収入は43億円を記録しています。ファンの間では「魔女宅」という略称で呼ばれており、主題歌には「荒井由実」の「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」が使用されています。

アニメ映画「魔女の宅急便」の主人公はキキです。キキは黒いワンピースと赤いリボンが特徴的で、13歳になった時に魔女として独り立ちする事になります。そのためキキは「よその街で1年間の修行を行う」というしきたりに従って黒猫のジジと旅立っています。そして海の美しさに魅了されたキキは「コリコの街」に住む事を決めています。

ここからはアニメ映画「魔女の宅急便」の最後・ラストシーンをネタバレしながら考察していきます。またキキの両親宛ての手紙や、ジジと白猫の関係をネタバレしながらまとめていきます。

魔女の宅急便の終盤では海岸の飛行船が突風に煽られて暴走しており、トンボが飛行船のロープにしがみついた状態で上空にさらされています。キキは老婦人の自宅のテレビでそれを知りましたが、この時のキキはスランプで魔力が弱っている状態でした。

キキの唯一の取り柄は「空を飛ぶ事」だったため、スランプで飛べなくなった事に深く傷ついていました。ですがトンボの窮地を知ったキキは居ても立っても居られなくなり、掃除夫からデッキブラシを借り、必死の想いで魔力を復活させています。そしてキキはトンボを救う事に成功し、その様子を見ていた群衆からヒーローのような扱いを受けています。

キキはスランプに陥っていた時に酷く落ち込んでいましたが、トンボを助けた事でスランプから脱しています。また魔力が戻った事で自信も戻り、街の人と打ち解けた事で宅急便の仕事を続けているようです。生活が軌道に乗って安心したキキは両親に手紙を送っており、物語のラストに父親のオキノがキキの手紙を読み上げていました。

アニメ映画「魔女の宅急便」のキャッチコピーは「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」です。この言葉は最後の手紙で書かれていた文章のため、キャッチコピーは物語の全てとキキの成長を表現していたようです。

魔女の宅急便のジジはキキの相棒の黒猫で、年齢はキキと同じ13歳です。生意気な性格をしており、魔法でキキと会話しています。物語途中にジジはリリーという白猫と出会っており、リリーは「気取っている」という理由でジジを嫌っていましたが、打ち解けた後に4匹の子猫が誕生した事が分かっています。

ジジは魔法でキキと会話していましたが、物語途中にキキとの会話ができなくなっています。この事について宮崎駿は「得る物があれば失う物がある」と話しており、会話ができなくなった事もキキの成長の1つと予想されています。また原作では会話ができなくなるというシーンは描かれていないようです。

最後・ラストシーン・手紙について知った後は、「魔女の宅急便」のその後をネタバレしながら考察していきます。魔女の宅急便のその後が描かれている原作の内容をネタバレしながらまとめていきます。

アニメ映画「魔女の宅急便」は「成長したキキが宅急便の仕事を続ける」というラストになっていますが、原作ではその後の物語も描かれているようです。その後の世界でキキとトンボは遠距離恋愛になっており、大人になった時に結婚した事が分かっています。またトンボの恋敵になる男性キャラクターが登場しているようです。

アニメ映画「魔女の宅急便」では原作の1巻・2巻が使用されており、原作は6巻で完結しています。ジブリ映画は原作とは違うオリジナルストーリーを描く事も多いため、アニメ映画と原作の世界観は違う可能性があります。そのためアニメ映画のその後の世界でキキとトンボが結婚していない可能性があるようです。

原作4巻でキキは宅急便の仕事を続けていましたが、トンボが遠くの学校に行く事が決まって離れ離れになっています。そのため2人は文通を始めましたが、会えない寂しさを抑えられなくなったキキはトンボに会いに行っています。この時にキキはトンボに対する恋心に気付いたようで、トンボのハッキリしない態度にモヤモヤしています。

原作の5巻でキキは19歳になっており、6巻では13年後の世界が描かれています。6巻では結婚したキキとトンボの間に2人の子供が誕生しているため、キキは20歳～25歳ぐらいで結婚したと予想されています。魔女の血を受け継いでいる姉のニニは魔女に興味がなく、魔女になれない弟のトトは魔女に強い興味を抱いています。そのためまったく考え方が違う姉弟をキキが優しく見守るという物語になっているようです。

アニメ映画「魔女の宅急便」のラストでジジとリリーの間には4匹の子供が誕生していますが、原作では2匹の間に18匹の子供が誕生しているようです。リリーが一度に出産した可能性は低いため、その後の世界でも子供が誕生したと予想されています。またその後の世界でもキキとジジの友情が続いているようです。

魔女の宅急便の世界では「魔女の家に女の子が産まれると、同じ月日に産まれた猫を探し出してパートナーにする」という風習があるようです。そのため同い年のジジがキキのパートナーになっており、キキの子供のニニとトトにはブブ・ベベというパートナーができています。またキキの唯一の取り柄は空を飛ぶ事でしたが、15歳の時に母親に習って薬も作れるようになったようです。

2022年7月時点で「魔女の宅急便」の続編映画は制作されていません。また30年以上前に制作された作品のため、正統続編が制作される可能性は低いと予想されています。魔女の宅急便のラストではトンボを助けたキキがヒーローのような扱いを受けているため、キキが暮らしているパン屋が有名になったかもしれません。

2014年には「魔女の宅急便」の実写映画が放映されています。実写映画はアニメ映画と同様に原作1巻・2巻をベースにしていますが、スタジオジブリは制作に関わっていないようです。主人公のキキは女優の小芝風花が演じています。

ラストシーン・手紙・その後を知った後は、「魔女の宅急便」の原作をネタバレしながら紹介していきます。アニメ映画と原作の共通点・違いや、原作者のプロフィールをまとめていきます。また「原作者がアニメ映画に激怒した」と言われている理由を考察していきます。

魔女の宅急便のアニメ映画と原作はキキのキャラクター設定が同じです。また相棒の黒猫はジジで、キキはコリコという街のパン屋に居候しているため、大筋の設定は共通している事が分かります。そのためアニメ映画のその後のストーリーも原作と同じかもしれません。

アニメ映画のキキはボブカットですが、原作は魔女らしいロングヘアーのようです。またアニメ映画ではキキとジジが喋れなくなっていますが、原作ではそのような描写はないようです。そのためキキとジジの関係に大きな違いがあるようです。

アニメ映画のトンボは明るい性格をしていますが、原作では気弱な性格のキャラクターのようです。またアニメ映画は終盤の飛行船事故が見どころになっていますが、原作ではそのようなエピソードは描かれていないようです。そのためアニメ映画は1巻・2巻でクライマックスを迎える演出がされているようです。

魔女の宅急便の原作者は童話作家・絵本作家の「角野栄子」です。角野栄子は東京都出身で、1970年から活動を行っている人物です。大学を卒業して紀伊国屋書店の出版部に勤務しており、結婚後はブラジルに2年ほど滞在していたようです。その頃にノンフィクション作家でデビューしており、これまでに「アッチコッチソッチのちいさなおばけ」「ぼくキッパー」などの作品を発表しています。

インターネット上では「魔女の宅急便の原作者・角野栄子が激怒した」という噂が浮上していますが、アニメ映画の内容で少し揉めただけで激怒はしていないようです。角野栄子は「キキが旅立つ時に故郷の木の鈴を鳴らしてほしい」と考えていたようで、その要望を宮崎駿と話し合っていたと言われています。また「映画を見て原作を読む方が増えて良かった」というコメントを出しているようです。

ラストシーン・手紙・その後を知った後は、「魔女の宅急便」の名言・名セリフをネタバレしながら紹介していきます。また宮崎駿が「魔女の宅急便」を通して伝えたい事やメッセージを考察していきます。ジブリ映画はメッセージ性が強い作品のため、魔女の宅急便にもメッセージが隠されていると予想されています。

アニメ映画「魔女の宅急便」のキャッチコピーは「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」のため、「辛い事があっても一生懸命に生きよう」というメッセージがあるのかもしれません。作中ではスランプに陥ったキキが酷く落ち込んでいましたが、それでも前を向いて進んでいるため、魔女の宅急便は前を向く事の大切さを教えてくれる作品になっているようです。

魔女の宅急便の原作ではキキが母親になっているため、アニメ映画よりも原作の方が家族愛が強い作品になっているのかもしれません。また飛行船事故のような描写はないため、アニメ映画と原作ではメッセージが違う可能性があります。

魔女の宅急便のキャッチコピーで一番有名な名言です。両親に送った手紙には「仕事もなんとか軌道に乗って、少し自信がついたみたい」と綴られていたため、最終的にキキは独り立ちできた事が分かります。また魔女の宅急便は「キキの成長物語」のため、この名言に感動したという意見が挙がっているようです。

物語序盤に誕生したキキの名言です。好奇心旺盛なキキは「すぐに出発したい」と思って荷造りをしていましたが、キキを見ていたジジは「旅立ちはもっと慎重に」と言って心配していました。そんなジジに対してキキがこの名言で返答しています。

手紙・その後・メッセージを知った後は、「魔女の宅急便」に関する感想をまとめていきます。本記事で紹介した魔女の宅急便の最後や手紙に関する感想を紹介していきます。魔女の宅急便はファンが多い作品のため、ファンから様々な感想が挙がっているようです。

魔女の宅急便のラストでは必死の思いで魔力を奮い起こしたキキがトンボを救っています。その時のキキの活躍がかっこいいという感想や、ヒーローのように扱われるキキがかっこいいという感想が挙がっているようです。また原作は恋愛寄りの物語になっているため、アニメ映画の方がキキのカッコよさが際立っているようです。

本記事で紹介したように、物語の最後にはキキが両親に手紙を送っています。この手紙に魔女の宅急便の名言・キャッチコピーが綴られていたため、手紙の内容に感動したという感想が挙がっているようです。またキャッチコピーで大切な言葉をネタバレしている事が凄いという感想も挙がっているようです。

原作ストック的には魔女の宅急便の続編は制作できる状況のため、アニメ映画の続きを制作して欲しいという感想が挙がっているようです。またその後の世界で結婚したキキとトンボの姿を見たいという感想も挙がっているようです。

本記事では「魔女の宅急便」の最後・ラストシーン・手紙をネタバレしながら解説していきましたがいかがだったでしょうか？魔女の宅急便では主人公・キキの成長物語が描かれているため、キキが成長したラストに感動したという感想が挙がっているようです。そんな魔女の宅急便を見た事がない方も、本記事のネタバレ情報を参考にしながら是非ご覧下さい。