【紅の豚】フェラーリンはポルコをよく知る戦友！実在した人物がモデル？

ジブリ映画『紅の豚』のフェラーリンはイケメンキャラクターであり、主人公であるポルコとの関係性やモデルなども注目されている人気キャラクターとなっています。ここではまずフェラーリンについて詳しく見ていく前に、ジブリ作品『紅の豚』とフェラーリンの基本的な情報をまとめます。

『紅の豚』はジブリ映画としては知る人ぞ知る名作であり、そのいぶし銀な作風や名言の多さなどで大人のファンが多い作品として知られています。ここでは『紅の豚』の概要とあらすじを簡単に紹介していきましょう。

『紅の豚(くれないのぶた)』は1992年にスタジオジブリが制作したアニメ映画です。監督は宮崎駿が担当し『魔女の宅急便』に続いて当時の劇場用アニメ映画の興行収入を塗り替えたメガヒット作品です。興行収入は54億円と公表されていて、原作となっているのは月刊モデルグラフィックスに掲載した漫画「飛行艇時代」であり、宮崎駿の戦闘機好きの一面を前面に押し出した作風が絶賛されています。

大戦間期のイタリアで飛行艇はすでに冒険家のモノではなく、国家の戦略の一つになっていました。そんな中で深紅の飛行艇サボイアに乗る豚のポルコ・ロッソは賞金稼ぎとして空中海賊（空賊）を捕まえて生計を立てていました。ポルコは人間だったころには空軍のエースパイロットと称されるほどの腕前でしたが、いまは飛行艇への情熱を失いつつありました。

フェラーリンのプロフィールを見ていきます。フェラーリンはポルコ・ロッソの古い友人として登場して、今でも元戦友として様々な情報を流してくれています。イタリア空軍に在籍していたときには命を預け合った仲間同士でジーナとも顔なじみであることも明かされています。フェラーリンはいまでもイタリア空軍に所属していて、少佐をしています。実在した人物がモデルとなっていることでも知られています。

フェラーリンの性格は優秀な空軍の少佐であり、皮肉屋で慎重な性格をしています。ポルコとは古くからの仲で、彼に助言することもしばしばありますがその際にも当局にばれないように接触してくるなどかなり慎重に行動をしています。『豚に真珠』とポルコに面と向かって言えるほどの仲となっています。

フェラーリンの過去はポルコとも無関係ではありません。現在はイタリアの空軍で少佐にまで昇格していますが、ポルコが出世したと語っていることからポルコと同僚であったときには階級はまだ低かったと考えられています。ポルコが退役した後にも活躍を続けて、現在に至っていると言われています。

フェラーリンの愛機として登場しているのは1926年のシュナイダーカップで優勝したとされている『マッキM.39』です。そのエンジンは改造後のサボイアと同じフォルゴーレを搭載していて、ポルコの乗る機体とは全く違う最新の機体に乗っていました。ポルコは旧型、フェラーリンは新型の同じ種類の機体に乗っていることになりました。

ここでは『紅の豚』のフェラーリンについてポルコとの関係性などを見ていきましょう。ポルコをよく知る戦友として登場し、作中では関係や功績なども気にされています。ポルコはフェラーリンの助けがなければかなり厳しいことになっていたと考えられています。

ここではフェラーリンとポルコの関係を紹介します。二人は古くからの友人であり、ポルコが追われてしまう立場になってからもこっそりと情報をくれています。フェラーリンとポルコは反目しながらも、裏では強い絆があることでも知られています。

フェラーリンとポルコの関係①は『マルコが空軍に在籍していたときからの友人』です。フェラーリンはポルコがマルコという人間だったころ空軍に在籍していたときからの友人であり、『豚に真珠』とポルコに皮肉を言えるほどの仲となっています。ポルコは途中で退役してしまいましたが、フェラーリンはそのまま軍に残り出世していました。

フェラーリンとポルコの関係②は『軍の機密情報を部外者であるポルコに話した？』です。軍の機密情報を部外者であるポルコに話して、ポルコの窮地を救っています。ポルコと関わっていることがバレると罰せられてもおかしくないのでかなり危険な橋を渡っていたことになります。

フェラーリンはジーナとも知り合いであることでも知られています。ジーナとも交友関係が分かるシーンはイタリア空軍からの通信で発覚します。カーチスとポルコが決闘することになり、その現場に向かったことを無線でジーナに伝えます。フェラーリンのコードネームはFで、ジーナとの通信でもこうしたコードネームが使用されていました。

フェラーリンの功績はかなり大きいと言えます。フェラーリンがポルコやジーナに協力していることで空軍はポルコのことを捕らえられないということから、ポルコが無事に生きていられるのもフェラーリンの功績とも言えます。フェラーリンは陰ながらにポルコのこと助け、軍のことを裏切っていることになっています。

ここでは『紅の豚』のフェラーリンのモデルは実在する人物であるということを見ていきましょう。フェラーリンのモデルとなっているのは世界的にも有名であったアルトゥーロ・フェラーリンであり、そのモデルにも注目が集まっています。実在したモデルがいることはあまり知られておらず、日本とも無関係ではないこともファンには注目されています。

モデルとなっているのは実在した冒険家であるアルトゥーロ・フェラーリンです。1895年に生まれのパイロットであり、第一次世界大戦で戦闘機パイロットとして活躍した人物です。戦後には冒険家として知られていて、このアルトゥーロ・フェラーリンが『紅の豚』のフェラーリンと同一人物とは明確には明かされていません。しかし、名前が共通していて、経歴も似ているのでモデルになっていることは確定的となっています。

アルトゥーロは世界初のローマと東京間飛行を成功させたことでも知られています。日本にも来日していてこれらの功績から瑞宝章を受勲しています。世界で初めて欧亜連絡飛行を成功させた人物として知られていて、その功績はいまでも語り継がれていました。

アルトゥーロは飛行機事故で亡くなっています。冒険家として知名度が上がった後にはテストパイロットや曲芸飛行家として活動していました。しかし、1941年に新型の飛行機の試運転中に墜落事故を起こして死亡してしまっています。彼が46歳の時のことであり、操縦に不備があったのか、機体に不具合があったのかの詳細は分かっていません。

ここでは『紅の豚』の『豚に真珠』などのフェラーリンの名言や名セリフなどを見ていきましょう。『豚に真珠』などのフェラーリンの名言や名セリフは作中でも絶賛されていて、彼のかっこよさが分かる名言、名セリフを数多く生み出しています。

フェラーリンの名言①はパイロット時代とは打って変わって映画を見ながら爆笑するポルコに対して言った名言です。フェラーリンはイタリアの空軍として飛行機に乗っています。そしてポルコは空軍には所属していないことで逮捕状が出ているので、飛行機に乗るという考え方が時代によって変化しています。自由に飛ぶことはできないという現実を知っているために、ポルコを説得するためにこの名言を残しています。

フェラーリンの名言②は『冒険飛行家の時代は終わっちまったんだ』という時代の移り変わりを表した名言となっています。ポルコとフェラーリンが空軍であった時には自由に飛び回っていました。しかし、戦争が始まって冒険飛行家の時代は終わったという事実をポルコにしっかりと伝えた『紅の豚』の裏テーマにもなっている名言となっています。

フェラーリンの名言③はポルコとの関係性が分かる名言となっています。軍に目をつけられてしまっているポルコでしたが、その深刻さを重く受け止めていないポルコに厳しく突っ込むフェラーリンの名セリフとして知られています。

フェラーリンの名言④は『豚に真珠』という辛辣なセリフをポルコたいして言い放った名シーンでのセリフです。『豚に真珠』というのは豚はもちろんポルコのことであり、真珠というのはフィオのことを指しています。『豚に真珠』というセリフをポルコ相手に言えるのはフェラーリンだけともいわれていて、二人の良き友人関係が分かる名言として知られていました。

ここでは『紅の豚』のフェラーリンのアニメ声優を紹介していきましょう。フェラーリンのアニメ声優は声もかっこいいとファンに絶賛されていて、そのアニメ声優にも注目が集まっているキャラクターです。

稲垣雅之(いながきまさゆき)は1955年4月16日生まれの俳優であり、声優としても活動しています。身長は170センチ、体重は70キロ、現在は『AIアクターズ』の所属し、『EXPG 東京校』のACTインストラクターもしています。俳優としては『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』や『視覚探偵 日暮旅人 金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画』などの出演作品があります。

稲垣雅之の主なアニメ出演作品を見ていきましょう。1980年に『宇宙戦艦ヤマトIII』や『タイムパトロール隊オタスケマン』でデビューを果たすと、1994年にはOVA作品『銀河英雄伝説』のコンラート・リンザーを演じます。声優としての代表作品に『ケンタウロスの伝説』や『紅の豚』のフェラーリン少佐などがあります。

ここでは『紅の豚』のフェラーリンに関するネット上の感想や評価などを見ていきましょう。『紅の豚』のフェラーリンはイケメンキャラクターとして知られていて、ジブリファンの中でもイケメンとしてお馴染みのキャラクターです。声優やモデルになった人物も話題になるなどネット上でも人気を博しています。そのため『紅の豚』のフェラーリンに関する感想や評価はネット上でも数多く集まっています。

フェラーリンはイケメンという事で多くの女性ファンを獲得しています。ネット上には『フェラーリンがただただ純粋にイケメンで爽やかにかっこいい漢で毎回驚くところが好き』という声や『紅の豚の一番好きなキャラクターはフェラーリンなんですよ！やること話すことすべてイケメン』という声、『フェラーリンはやっぱりイケメン』という声が挙がっています。

フェラーリンの声優にも注目の声が集まっています。ネット上には『フェラーリンの声優の稲垣雅之がなんもかっこいい声してる』という声や『.稲垣雅之氏の演技がまたかっこいいんですよ』という声、『紅の豚を見ました。なんだこれかっこよすぎる。超素敵。あとフェラーリンの声優の人の名前が稲垣雅之らしい』という声が挙がっています。

フェラーリンのモデルも話題になっています。ネット上には『ジブリ美術館の展示で知ったのですが、ポルコの元戦友でイタリア空軍少佐のフェラーリンは、アルトゥーロ・フェラーリンという実在の人物がモデルなんだそう』という声や『ポルコの戦友フェラーリンには実在のモデルがいる』という声、『フェラーリンさん。 この人のモデルになった方って、戦前に来日してるんですよね』という声が挙がっています。

今回は『紅の豚』のフェラーリンの基本的な情報や関係、功績、実在モデル、『豚に真珠』などの名言や名セリフ、アニメ声優、ネット上の感想や評価などを紹介していきましょう。フェラーリンはポルコのことを憎からず思っていて、様々な助言を与えて軍から逃がしていました。イケメンキャラクターのフェラーリンの『豚に真珠』などの名言や実在したモデルにも注目して、ジブリ作品『紅の豚』をお楽しみください。