【紅の豚】アジトのモデルになった場所はナヴァイオビーチ!映画のロケ地をまとめて紹介

ネット上では『紅の豚』の主人公であるポルコが人間に戻ったシーンに注目されているのですが、実はそのシーンが描かれたアジトにはモデルになった場所があります。その場所というのが、ギリシャにあるザキントス島のナヴァイオビーチです。そこで、当記事では『紅の豚』のアジトのモデルとなったナヴァイオビーチについて解説していきます。また、映画のロケ地もまとめていくので併せてご覧ください。

【紅の豚】アジトのモデルになった場所はナヴァイオビーチ!映画のロケ地をまとめて紹介のイメージ

目次

  1. 紅の豚とは?
  2. 紅の豚のアジトのモデルになった場所
  3. 紅の豚の映画のロケ地一覧
  4. 紅の豚の名言や名セリフ
  5. 紅の豚のアジトに関する感想や評価
  6. 紅の豚のアジトまとめ

紅の豚とは?

『紅の豚』に登場するポルコのアジトは、フィオとの会話が繰り広げられた隠れ家的な場所であり、かつてイタリア空軍のエースとして英雄視されたポルコの素の姿を見ることができる場所でもありました。実はこのアジト、モデルになった場所が存在しています。そこで、ここからは『紅の豚』のアジトのモデルになった場所を紹介。それではまず、ポルコのアジトが登場する『紅の豚』の作品情報からご覧ください。

紅の豚の概要

  • 映画タイトル:紅の豚
  • 監督:宮崎駿
  • 脚本:宮崎駿
  • 原作:宮崎駿
  • 出演者:森山周一郎、加藤登紀子、大塚明夫、稲垣雅之、桂三枝、古本新之輔、岡村明美、上條恒彦、関弘子、

『紅の豚』とは、1992年にスタジオジブリで制作されたアニメ映画です。本作はスタジオジブリ映画における宮崎駿監督作品の一つで、原作は月刊モデルグラフィックスに連載されていた漫画『飛行艇時代』となっています。宮崎駿監督は演出覚書に「『疲れて脳細胞が豆腐になった中年男のための、マンガ映画』と記しており、若者ではなく中年を対象にしているようです。

紅の豚のあらすじ

ここでは『紅の豚』のあらすじを簡単にネタバレしていきます。舞台は世界大恐慌の時代のイタリア。ポルコ・ロッソはかつて人間の姿をしていたものの、戦争で多くの仲間たちを失ったことが原因で自ら魔法をかけて豚の姿をとっていました。そして今では深紅の飛行艇サボイアを操る豚として、空中海賊退治を請け負う賞金稼ぎを仕事にしています。しかしある日、米国製の飛行艇を操るアメリカ人カーチスと出会い…

紅の豚 - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI

紅の豚のアジトのモデルになった場所

『紅の豚』に登場するポルコ・ロッソは辺りが海に囲まれた、静かなプライベートビーチを思わせるビーチをアジトとして使っていました。実はこのアジト、実在しているのです。アジトのモデルとなった場所は『紅の豚』の舞台・イタリアにあります。では、映画『紅の豚』の雰囲気を堪能できる場所はイタリアのどこにあるのか?ここからは『紅の豚』のアジトのモデルとなった場所を紹介していきます。

アジトのモデルとなったのはザキントス島のナヴァイオビーチ

『紅の豚』のアジトのモデルとなった場所は、ギリシャにあるザキントス島の「ナヴァイオビーチ」です。ギリシャ西部のイオニア海には多くの島があり、その中でも代表的な7つの島をイオニア諸島といいます。そのイオニア諸島の一つがザキントス島で、島の北西に位置するイレーション村にある海岸がナヴァイオビーチです。

『紅の豚』のモデルとなったナヴァイオビーチはまさにアジトそのものと言っても過言ではなく、綺麗な海の色と砂浜や断崖といった光景が広がっています。また、断崖の突き出たところにある展望台を活用することで、ナヴァイオビーチ全体の様子を上から眺めることができます。スタジオジブリ公式では『紅の豚』の制作にあたり、年間数千人もの観光客が訪れるほどの人気スポット・アドリア海沿岸を参考にしていると記載されています。

そして、ナヴァイオビーチのあるザキントス島の沿岸線沿いには洞窟や断崖、そして座礁した船があります。特に座礁した船に関しては興味深い情報がありました。まず座礁した船の名前を「パナヨティス号」といいます。そしてパナヨティス号が座礁することとなった経緯としては、タバコに関する密輸の取引相手が支払いを拒んだことで立ち往生することとなった挙句、燃料切れののち嵐に見舞われて座礁したというものでした。

今では座礁した船の場所に砂浜が広がっているのですが、船が座礁した1980年頃はもともと砂浜がなかったようです。つまり、パナヨティス号が座礁したことが原因で砂がとどまり、その結果ビーチが出来上がったというわけです。この難破船がビーチの由来となっており、その名も「ナヴァイオ」といいます。ナヴァイオはギリシャ語で難破船を意味しているため、ナヴァイオビーチを和訳すると「難破船ビーチ」となります。

ザキントス島のナヴァイオビーチに行く方法

『紅の豚』のモデルとなったナヴァイオビーチは、アテネから空路でザキントス空港へ向かった後、ビーチか展望台かのどちらに行くかでルートが分かれています。まずビーチに行く場合、船が座礁しているナヴァイオビーチに上陸するために船(大型船やボートなど)に搭乗する必要があります。次に展望台に行く場合は陸からのルートとなります。

ナヴァイオビーチがモデルになった紅の豚のシーン

ナヴァイオビーチをモデルにしたアジトですが、そもそも『紅の豚』にて登場したアジトではどのようなことが繰り広げられているのか?アジトでの印象的なシーンが気になるところ。そこで、ここからはアジトで繰り広げられた印象的なシーンを見ていきましょう。

まず、その印象的なシーンは3つあります。1つ目のシーンは空賊連合に取り囲まれながらもどっしりと構えているポルコ、2つ目のシーンはポルコを守るために空賊連合を相手に説教しているフィオ、3つ目のシーンはフィオがポルコに「何かお話して」とリクエストしたといった3つのシーンです。

この3つのシーンの中でも特に3つ目のシーンが印象的。なぜなら、ポルコが豚から人間の姿に戻っているからです。また、フィオのポルコに対する気持ちも3つ目のシーンで完全に心奪われている点も見どころとなっています。

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紅の豚の映画のロケ地一覧

ここまで映画の雰囲気を堪能できるような美しいナヴァイオビーチを紹介しましたが、『紅の豚』にはモデルになったナヴァイオビーチだけでなく、映画のロケ地になった場所も注目ポイントとなっています。そこで、ここからは『紅の豚』の映画のロケ地を一覧形式で見ていきましょう。

ロケ地①アドリア海沿岸

1つ目に紹介する映画『紅の豚』のロケ地は、地中海の北部、イタリア半島とバルカン半島に挟まれた海であり、古来から重要な海上交易路でもあるアドリア海沿岸です。アドリア海沿岸のイタリア側にはヴェネツィアなどの港、クロアチア側にはドゥブロヴニクなどの保養地があります。

ロケ地②ドゥブロヴニク

2つ目に紹介する映画『紅の豚』のロケ地は、別名「アドリア海の真珠」と称えられるほどの町並みが広がる保養地・ドゥブロヴニクです。1979年には世界遺産に登録されています。素敵な街並みが広がっているため、観光者は映画『紅の豚』とそっくりの雰囲気を楽しむことができるかもしれません。ちなみに、劇中の飛行機が上空を旋回するシーンやオレンジ色の屋根の街が映るシーンはドゥブロヴニクがモデルとなっています。

ロケ地③ムリェト島

3つ目に紹介する映画『紅の豚』のロケ地は、アドリア海に浮かぶ小島・ムリェト島です。ムリェト島をモデルにしたのは、『紅の豚』に登場するジーナのホテル・アドリアーノとその奥に庭があるだけの島で、さらにムリェト島にあるマリア修道院の外観と雰囲気が、ジーナのホテル・アドリアーノとそっくりでした。

ロケ地④イタリア・ミラノのナヴィリオ運河

4つ目に紹介する映画『紅の豚』のロケ地は、ミラノの繁栄を支えた運河のひとつ、イタリア・ミラノのナヴィリオ運河です。イタリア・ミラノのナヴィリオ運河をモデルにしているのは、映画『紅の豚』に登場するピッコロ工房のすぐ近くの運河です。

そして、そのモデルとなった場所は当時生活物資や石材を街の中心部に運び込む際に大活躍していましたが、時代と共に運河の大半が埋め立てられるようになっています。なぜなら、生活物資や石材を運ぶための移動手段(列車や飛行機など)が増えたからです。

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紅の豚の名言や名セリフ

『紅の豚』の主人公・ポルコは豚の姿をしているとは到底思えないような渋い声をしており、その声で数多くの名言や名セリフを放っていました。ポルコが放った数多くの名言の中でも、ポルコの「飛ばねぇ豚はただの豚だ」というセリフを聞いた方もきっといらっしゃることでしょう。また、ポルコ以外のキャラクターが放った名言にも注目したいところ。そこで、ここからは『紅の豚』の名言や名セリフを見ていきましょう。

名言①「さらばアドリア海の…」

「さらばアドリア海の自由と放埓の日々よ」ってわけだ

『紅の豚』に登場する名言や名セリフの一つに「さらばアドリア海の…」に続く一言があります。ポルコが立ち寄った居酒屋のおやじさんが放った「俺たちも自由の国アメリカに行かなきゃなんねぇな」というセリフに対して返したセリフです。厳しい時代背景と自分たちでコントロールできない状況をユーモアを交えて笑い飛ばす二人の心意気が伝わる名言となっています。

名言②「金と名声を運んでくる…」

名声と金を運んでくる幸運のガラガラヘビさ」

『紅の豚』に登場する名言や名セリフの一つに「金と名声を運んでくる…」に続く一言があります。この名言はポルコとの会話中にカーチスが放ったセリフです。彼自身の愛艇を指したセリフで、凄腕の飛行艇乗りとして金と名声を手に入れたという実績をもとにしています。飛行艇への愛情が伝わってくるオシャレでユーモアに富んだ名セリフです。

名言③「飛ばねぇ豚は…」

飛ばねぇ豚はただの豚だ

『紅の豚』に登場する名言や名セリフの一つに「飛ばねぇ豚は…」に続く一言があります。この名言はポルコがジーナに電話をかけるシーンにて放ったセリフです。名言では「飛ばねえ」とありますが、これは飛ぶことを諦めただの豚だという意味になります。つまり、ポルコは「飛ぶことしか能がないからこそ、飛ぶことをやめない」と言いたいわけです。一方、この言葉を聞いたジーナは「バカ!」と言って諦めています。

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紅の豚のアジトに関する感想や評価

ここまで『紅の豚』のアジトのモデルになったザキントス島の「ナヴァイオビーチ」や映画のロケ地、名言や名セリフを紹介してきました。では、『紅の豚』のアジトに関してネット上ではどのような声があがっているのでしょうか?ここからは、『紅の豚』のアジトに関して寄せられたネット上の感想や評価を紹介するのでぜひ最後までご覧ください。

『紅の豚』に登場するアジトのモデルになったナヴァイオビーチに関する声があがっています。どうやら、この方は『紅の豚』を見ると劇中に登場するアジトのモデルとなったナヴァイオビーチに行きたくなるようです。

投稿された画像には『紅の豚』のアジトとナヴァイオビーチが写っているのですが、その二つを見比べてみると景色が非常に似ています。そのため他の感想ではナヴァイオビーチがアジトのモデルになったということで注目されていました。

『紅の豚』の映画のロケ地・ドゥブロヴニクに関する声があがっています。こちらでは「アドリア海の真珠」であり、『紅の豚』の映画のロケ地でもあるということでドゥブロヴニクに注目されているようです。

「死ぬ前に行きたいところ」と言われているのですが、これはやはり景色の美しさと『紅の豚』のロケ地、この二つの要素に魅力を感じているからなのでしょうか?ドゥブロヴニクは「真珠」と言われるほどの場所なので、興味のある方はドゥブロヴニクについてチェックしてみると良いかもしれません。

『紅の豚』に登場するアジトのモデルになったナヴァイオビーチに関する声があがっています。どうやら、この方は鹿児島県南大隅町、雄川の滝が『紅の豚』に登場するアジトの景色に似ていると感じているようです。確かに雄川の滝の砂浜と断崖、二つの景色が『紅の豚』のアジトに似ています。アジトのモデルになったナヴァイオビーチの場所が遠く時間がないという方は、雄川の滝に行ってみるのも良いかもしれません。

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紅の豚のアジトまとめ

『紅の豚』に登場するアジトのモデルになったナヴァイオビーチや映画のロケ地をまとめて紹介してきましたがいかがでしたか?『紅の豚』の主人公・ポルコのアジトでは、ポルコが空賊連合に取り囲まれながらもどっしりと構えているシーンやフィオが空賊連合を相手に説教しているシーン、そして一瞬だけ人間に戻ったポルコが移るシーンと多くの印象深いシーンを見ることができます。

また、アジトの魅力となっている辺りが海に囲まれた静かなプレイベートビーチを思わせる環境にも注目。実はアジトのモデルとなったのは、ギリシャにあるザキントス島の「ナヴァイオビーチ」です。ネット上では「『紅の豚』を見るといつも行きたくなる場所」と好評なので、興味のある方はナヴァイオビーチについてチェックしてみてください。

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