【紅の豚】登場人物の声優キャスト一覧！過去に演じたキャラクターや出演作品は？

「紅の豚」は、1992年7月18日に公開された宮崎駿監督のジブリ映画です。主題歌は、登場人物・ジーナ役の加藤登紀子が歌う「さくらんぼの実る頃」です。製作は鈴木敏夫、音楽は久石譲が担当しています。興行収入は54億円を記録し、第47回毎日映画コンクールアニメーション映画賞、文化庁優秀映画作品賞、第5回石原裕次郎賞など、数多くのセレモニーで賞を獲得しました。

1930年頃のイタリア。豚人間のポルコ・ロッソは、真っ赤な飛行艇サボイアを乗り回し、空賊を退治する賞金稼ぎとして生計を立てていました。以前はイタリア空軍でエースとして活躍していましたが、軍に戻ることを拒み豚になる魔法を自分へとかけたのでした。空賊連合から護衛として雇われたカーチスは、ポルコの飛行艇を襲い墜落させます。ポルコは、飛行艇を昔馴染みが経営する工房ピッコロ社へと修理に出します。

アニメ「紅の豚」登場人物の声優キャストまとめ一覧1人目に紹介するのは、ポルコ・ロッソ役の森山周一郎です。森山周一郎は、愛知県出身1934年7月26日生まれ、事務所はオフィス森山に所属していました。2021年2月8日に、86歳で亡くなります。1954年3月に公演された舞台「長女」で俳優デビューを果たします。その後、「夢見る白鳥」で初めてテレビドラマに出演しました。

独特の渋い声が特徴であり、声優としての仕事も多くあります。吹き替えの担当俳優にジャン・ギャバンやチャールズ・ブロンソンなどがいます。代表的な出演作に、大河ドラマ「峠の群像」庄田下総守役、大河ドラマ「徳川慶喜」九条尚忠役、ドラマ「夜明けの刑事」杉村刑事役、ドラマ「サーティーン・ボーイ」中西卓也役、「はみだし刑事情熱系 PART8」宮村宣彦役、映画「サラリーマン金太郎」大島源造役などがあります。

「紅の豚」のアニメ声優キャストまとめ一覧2人目に紹介するのは、マダム・ジーナ役の加藤登紀子です。加藤登紀子は、1943年12月27日生まれ、「おときさん」などの愛称で呼ばれています。娘に、歌手として活躍するYaeがいます。1965年に第2回「日本アマチュアシャンソンコンクール」で優勝し、1966年5月5日にリリースされた楽曲「誰も誰も知らない」で歌手デビューを果たします。

1966年8月5日にリリースした「赤い風船」で第8回日本レコード大賞新人賞を獲得しました。1971年には、NHK紅白歌合戦にへ初出場をしました。シンガーソングライターの他にも、作曲家、作詞家や女優など幅広く活躍しています。代表的な出演作に、ドラマ「お多江さん」町田昌子役、映画「ハチ公物語」たみ子役、映画「OPEN HOUSE」トキコ役、映画「木曜組曲」綾部えい子役、「深夜にようこそ」篤子役などがあります。

「紅の豚」のアニメ声優キャストまとめ一覧3人目に紹介するのは、フィオ・ピッコロ役の岡村明美です。岡村明美は、東京都出身1969年3月12日生まれ、「明美姉さん」の愛称で呼ばれており、事務所はマウスプロモーションに所属しています。特技に書道をあげており、書道師範の免状を持つほどの腕前です。1992年から活動しており、「紅の豚」がデビュー作でした。少年役から大人の女性まで幅広く演じています。

1999年に、人気アニメ「ONE PIECE」ナミ役に抜擢され、知名度をあげます。代表的な出演作に、「今、そこにいる僕」シュウ役、「ふたりはプリキュア Splash Star」フープ役、「CLAMP学園探偵団」妹之山残役、「風まかせ月影蘭」猫鉄拳のミャオ役、「ガンパレード・マーチ 〜新たなる行軍歌〜」芝村舞役、「レジェンズ 甦る竜王伝説」シュウゾウ・マツタニ役、「ラブ★コン」小泉リサ役などがあります。

「紅の豚」のアニメ声優キャストまとめ一覧4人目に紹介するのは、ピッコロのおやじ役の桂三枝です。2011年まで「桂三枝」名義で活動していましたが、2012年に桂文枝を襲名します。大阪府出身1943年7月16日生まれ、落語家やタレントとして活躍しています。1971年1月31日から2022年3月27日にかけて、新婚の夫婦を招いてトークをする視聴者参加型番組「新婚さんいらっしゃい!」の司会も務めました。

劇場アニメは、他にも「じゃりン子チエ」花井渉役を演じています。代表的な出演番組に、視聴者参加型のバラエティ番組「さかさまショー」、歌謡番組「歌謡ヒットプラザ」、ワイドショー「モーニングアップル」、特別番組「しあわせニュース」、バラエティ番組「今夜は見せまっせ」、バラエティ番組「三枝とナニワ三姉妹!」、紀行番組「自然がいちばん!地球塾」などがあります。

「紅の豚」のアニメ声優キャストまとめ一覧5人目に紹介するのは、マンマユート・ボス役の上條恒彦です。上條恒彦は、長野県出身1940年3月7日生まれ、事務所はケイセブン中村屋に所属しています。1970年1月に、音楽番組「ステージ101」の準レギュラーとなります。1972年に、第23回NHK紅白歌合戦に初出場を果たします。さらに、同年にリリースされた楽曲「だれかが風の中で」が約23万枚を売り上げる大ヒットを記録します。

ジブリ映画では、他にも「もののけ姫」ゴンザ役、「千と千尋の神隠し」父役などで出演しています。俳優としての代表的な出演作に、「3年B組金八先生」服部肇役、大河ドラマ「徳川家康」鳥居強右衛門役、大河ドラマ「軍師官兵衛」大友宗麟役、大河ドラマ「武田信玄」村上義清役、「宇宙刑事シャリバン」伊賀電一郎役、「大魔神カノン」ブジンサマ役、「やすらぎの郷」白鳥洋介役、「かぐらめ」相原重雄役などがあります。

「紅の豚」のアニメ声優キャストまとめ一覧6人目に紹介するのは、ドナルド・カーチス役の大塚明夫です。大塚明夫は、東京都出身1959年11月24日生まれ、事務所はマウスプロモーションに所属しています。声優の他に、俳優としても活躍しています。1988年から活動しており、トーベ・ヤンソン原作のアニメ「楽しいムーミン一家」で主要キャラクターの1人であるムーミンパパ役を演じ注目を集めます。

代表的な出演作に、「メタルギアソリッドシリーズ」ソリッド・スネーク役、「ルパン三世」次元大介役、「BLEACH」京楽春水役、「キミとフィットボクシング」ベルナルド役、「ゲゲゲの鬼太郎」ぬらりひょん役、「どろろ」寿海役、「バキ」範馬勇次郎役、「アリスと蔵六」樫村蔵六役、「忍たま乱太郎」山田伝蔵役、「血界戦線」ブリッツ・T・エイブラムス役、「ジョジョの奇妙な冒険」ワムウ役などがあります。

「紅の豚」のアニメ声優キャストまとめ一覧7人目に紹介するのは、フェラーリン役の稲垣雅之役です。稲垣雅之は、1955年4月16日生まれ、事務所はAIアクターズに所属しています。EXPG東京校のインストラクターとしても活躍しています。代表的な出演作に、2012年に公開された映画「劇場版 SPEC〜天〜」、2012年に公開された映画「エイトレンジャー」、2003年に放送されたドラマ「50億を相続する女」などがあります。

アニメ「紅の豚」登場人物の声優キャストまとめ一覧8人目に紹介するのは、バアちゃん役の関弘子です。関弘子は、東京都出身1929年7月30日生まれ、本名は観世弘子です。2008年5月11日に、78歳で亡くなります。ジブリ作品は、他にも「魔女の宅急便」バーサ役で出演しています。特技に、日本舞踊や能、朗読などをあげています。声優の他に、女優としても活動していました。

代表的な出演作に、1988年10月3日から12月30日に放送されたフジテレビ系列のドラマ「再婚します。」、1967年4月8日から9月29日にかけて放送されたドラマ「白い巨塔」、1964年10月27日から1965年1月19日に放送されたドラマ「第7の男」、1956年5月17日に公開された映画「太陽の季節」、1986年8月9日に公開された映画「BE FREE!」、1992年5月16日に公開された映画「ミンボーの女」などがあります。

「紅の豚」の登場人物・キャラクターまとめ一覧1人目に紹介するのは、ポルコ・ロッソです。年齢は36歳、黒い口髭があり、服はいつもトレンチコートを着用しています。ポルコ・ロッソ（Porco Rosso）は、イタリア語で「紅の豚」という意味であり、本名はマルコ・パゴットです。

イタリア空軍に所属していた時は、第一次世界大戦で活躍したエースでした。しかし、たくさんの戦友を失い、生き残った罪悪感などから自分に魔法をかけ豚人間になりました。軍を抜けて以来、空賊を撃退して賞金を稼ぎながら生活しています。ジーナとは幼馴染みであり、彼女が経営するホテルによく顔を出しています。

「紅の豚」の登場人物・キャラクターまとめ一覧2人目に紹介するのは、マダム・ジーナです。ジーナは、ポルコの幼馴染であり、ホテル・アドリアーノを経営しています。今までに3回飛行機乗りと結婚しましたが、全員亡くなっています。

絶世の美女であり、アドリア海の飛行艇乗りは、例外なく一度は彼女に恋をすると言われています。作中で、カーチスからプロポーズを受けていますが、断っています。ポルコに恋をしており、昼間に私庭へ会いにきてくれたら、愛すると決めています。

「紅の豚」の登場人物・キャラクターまとめ一覧3人目に紹介するのは、フィオ・ピッコロです。フィオ・ピッコロは、17歳の飛行機設計技師です。茶髪にポニーテール、耳にはピアスをつけています。ピッコロ社を経営するピッコロのおやじは、祖父にあたります。父親は、ポルコと同じ部隊にいた元空軍のパイロットです。

アメリカで飛行機設計技師として修行を積んでおり、ピッコロのおやじからもその才能を認められています。ポルコのサボイアの再設計を担当しました。聡明で明るく、度胸のある美少女であり、カーチスから一目惚れされています。一度だけ、人間のポルコの姿を目にしました。

「紅の豚」の登場人物・キャラクターまとめ一覧4人目に紹介するのは、ピッコロのおやじです。ピッコロのおやじは、フィオの祖父であり、飛行艇製造会社・ピッコロ社を経営する人物です。小柄で、分厚いメガネが特徴のキャラクターです。息子が3人いますが、出稼ぎに出ているため家にはいません。工場は、親戚の女性を集めて運営しています。孫娘のフィオの才能を認めており、機体全般を任せています。

「紅の豚」の登場人物・キャラクターまとめ一覧5人目に紹介するのは、マンマユート・ボスです。マンマユート・ボスは、空賊マンマユート団のボスです。大柄で、大きな赤い鼻に黒いひげが特徴のキャラクターです。空賊相手に賞金稼ぎをしているポルコとは、敵対する仲です。美人に弱く、フィオとジーナに惚れています。ジーナに迷惑をかけないため、彼女が経営するホテルの近辺で揉め事は起こさないようにしています。

「紅の豚」の登場人物・キャラクターまとめ一覧6人目に紹介するのは、ドナルド・カーチスです。ドナルド・カーチスは、空賊連合が護衛として雇ったアメリカ人のパイロットです。ポルコのライバルであり、パイロットとしての腕は確かです。美人が好きで、フィオとジーナそれぞれに告白しています。ポルコとの決闘が終わってからは、アメリカに帰国し俳優となったようです。

「紅の豚」の登場人物・キャラクターまとめ一覧7人目に紹介するのは、フェラーリンです。フェラーリンは、ポルコの戦友であり、イタリア空軍で少佐を務めています。モデルとなったのは、イタリアのパイロットであるアルトゥーロ・フェラーリンとされています。

「紅の豚」の登場人物・キャラクターまとめ一覧8人目に紹介するのは、バアちゃんです。バアちゃんは、ポルコの昔馴染みの女性です。ポルコのことは、親しみをこめて「ブタちゃん」という意味の「ポルチェリーノ」と呼んでいます。サボイアの改修を手伝いにやってきて、ポルコと再会しました。

「紅の豚」クライマックスでは、ポルコとカーチスの決闘があります。決闘は、ポルコの勝利で終わります。別れ際にフィオは、ポルコにキスをします。その直後、ポルコの顔を見たカーチスは驚いた声をあげており、豚から人間に戻ったと推測されます。しかし、宮崎駿監督は、インタビューで「すぐにまた豚に戻る」と発言しています。

ジーナは、自身の庭でカーチスから一緒にアメリカにきてほしいとプロポーズされますが、断ります。そこで、ある賭けの内容を話して聞かせます。ポルコは、ジーナが働くホテル・アドリアーノへ夜のみ会いにやってきていました。ジーナは、昼の時間帯に庭へポルコが会いにきてくれたら愛そうと決めていました。

「紅の豚」ラストでは、ジーナのこの賭けがどうなったのか、はっきりとわからないナレーションで終わります。しかし、ポルコの飛行艇が明るい時間帯にジーナのいる島に向かっている描写や、昼間ジーナが庭にいないカットなどから、賭けに勝ったと考察されます。

カーチスとの決闘が終わった後、ポルコはフィオをジーナに預け、自分から遠ざけます。フィオはその後、祖父のピッコロのおやじが経営するピッコロ社の跡を継いだようです。ジーナとは親交が続いており、彼女が経営するホテル・アドリアーノへ遊びに行くこともあるようです。「紅の豚」の時代設定は1930年頃のため、仕事で戦争で使う戦闘機を設計した可能性もあります。

こちらは、「紅の豚」の主人公・ポルコの代表的なセリフです。行方不明となっていたポルコは、ジーナに自身の無事を伝えるため、電話をかけます。飛行艇乗りを続けるポルコの身を案じていたジーナに、このセリフを言います。何を言われようと、今後も飛行艇乗りを続けていくという意志を示した名シーンでした。

ポルコは、ジーナが経営するホテル・アドリアーノに、夜だけ会いにやってきます。ジーナは、昼の時間に庭へポルコが会いにきてくれたら愛すという賭けをしていました。「紅の豚」ラストは、フィオのこのセリフで締め括られます。受け手の想像に任せるという終わり方ですが、最後のカットからジーナは賭けに勝ったことがうかがえます。

こちらは、ジーナの名言です。ポルコが行方不明になり、心配していたジーナの元に、当の本人から無事を知らせる電話がかかってきます。ジーナは、過去に3回も飛行艇乗りと結婚していましたが、いずれも死別しています。旧友であるポルコにも、同じ目にあってほしくないと願うジーナの気持ちが表れた名言でした。

こちらは、マンマユート・ボスの名言です。児童を誘拐する際、15人もいるけど全員連れて行くのかと部下から聞かれた時にこちらのセリフを口にします。悪党ですが、憎みきれない優しい性格がわかります。

ポルコは、「紅の豚」の主人公です。空軍時代はエースパイロットとして活躍していましたが、軍から抜けて賞金稼ぎとして生計を立てています。映画「紅の豚」主人公のポルコ役の声優キャストは、森山周一郎です。森山周一郎は、独特の渋い声に定評がある声優でした。声優の他にも、俳優やナレーターとして活躍していました。ポルコ役の声優キャスト・森山周一郎の声が心地よいという感想もあります。

フィオ・ピッコロは、ピッコロ社を経営するピッコロのおやじの孫にあたるキャラクターです。明るく聡明で、度胸もある性格です。映画「紅の豚」フィオ・ピッコロ役の声優キャストは、「ONE PIECE」のナミ役や「ロミオの青い空」ビアンカ役などで知られる岡村明美です。「紅の豚」が声優デビュー作となりました。声優・岡村明美が演じる気が強そうな女の子キャラが良いという感想もあります。

ドナルド・カーチスは、ポルコと決闘したアメリカ人のパイロットです。ドナルド・カーチス役を演じた声優キャストは、大塚明夫でした。声優・大塚明夫は、「ルパン三世 」次元大介役や「バキ」範馬勇次郎役などで知られています。映画「紅の豚」が公開されたのは、1992年7月18日であり30年近く前になります。若い頃の大塚明夫のボイスが好きという感想もあります。

「紅の豚」の登場人物・キャラクター一覧、声優キャスト一覧を紹介してきました。声優キャストには、マダム・ジーナ役の声優・加藤登紀子やドナルド・カーチス役の声優・大塚明夫、ピッコロおやじ役の声優・桂三枝など、有名人が多数起用されています。