耳をすませばと猫の恩返しの繋がりと関係は?共通点やどっちが先なのかも解説

スタジオジブリの人気作「耳をすませば」とスピンオフ「猫の恩返し」は、ジブリ初の試みとなった作品であり、両作品の繋がりや共通点の多さが見どころである一方、どっちが先に公開されたのかも気になるでしょう。本文では、「耳をすませば」と「猫の恩返し」はどっちが先なのか、両作品の繋がりや関係・共通点、両作品に登場するバロン・ムタの謎などを、あらすじや考察を交えながらネタバレ解説します。

耳をすませばと猫の恩返しの繋がりと関係は?共通点やどっちが先なのかも解説のイメージ

目次

  1. 耳をすませばと猫の恩返しとは?
  2. 耳をすませばと猫の恩返しはどっちが先?関係や繋がり・共通点を考察
  3. 猫の恩返しの謎を考察
  4. 猫の恩返しのムタとバロンは耳をすませばに登場している?
  5. 猫の恩返しの制作秘話と聖地
  6. 耳をすませばと猫の恩返しに関する感想や評価
  7. 耳をすませばと猫の恩返しの関係まとめ

耳をすませばと猫の恩返しとは?

耳をすませばと猫の恩返しのつながりや関係を考察・イメージ画像

金曜ロードショーでの二週連続放送のリクエストが寄せられる「耳をすませば」と「猫の恩返し」は、ジブリで唯一のスピンオフが制作された作品で、同時視聴するにあたり、どっちが先なのか知っておきたいでしょう。以下では、「耳をすませば」「猫の恩返し」から、観る順番はどっちが先なのか、両作品の繋がりや関係、共通点、バロン・ムタの謎などを、あらすじや考察を交えながらネタバレ解説します。 

耳をすませばの作品情報

アニメーション映画「耳をすませば」は、近藤喜文監督・宮崎駿脚本によるスタジオジブリ作品で、1995年に公開されました。原作は、1989年に「りぼん」で連載されていた柊あおい先生の同名作品です。

耳をすませばの概要

ジブリ作品の中でも根強い人気を誇る「耳をすませば」は、2020年に清野菜名さん・松坂桃李さんのW主演による実写映画の製作が発表されました。内容は、原作を再現した主人公たちの中学時代・あの頃と、原作から10年後が舞台のオリジナルストーリーで構成され、2022年10月4日に実写映画の公開が予定されています。

耳をすませばのあらすじ

読書が大好きな中学3年生・月島雫は、ある日、図書館から借りてきた本の図書カードに「天沢聖司」の名があることに気が付き、どのような人物なのか想像を膨らませていきます。後に、天沢聖司本人と知り合った雫は、彼がバイオリン職人になるという夢に向かって突き進んでいることを知ります。将来やりたいことがないと劣等感に苛まれる雫でしたが、いつか書きたいと思っていた物語の創作で、自分の実力を試そうと奮起します。

猫の恩返しの作品情報

アニメーション映画「猫の恩返し」は、2002年に公開されたスタジオジブリ作品で、原作は、柊あおい先生の漫画「バロン 猫の男爵」です。また、「猫の恩返し」は、百瀬義行監督の短編アニメショーン「ギブリーズ episode2」と同時上映されました。

猫の恩返しの概要

2002年の国内興行収入・邦画1位を記録した「猫の恩返し」は、1997年公開の「耳のすませば」の公式スピンオフ作品に位置づけられ、これまで続編は作らないスタンスのスタジオジブリにて、初の試みとなりました。

猫の恩返しのあらすじ

学校の放課後、車に轢かれそうになった猫を助けた女子高生・吉岡はるは、猫を助けたお礼に猫の国への招待と王子との結婚を言い渡されます。思わぬ事態に混乱するはるでしたが、突然聞こえた声を頼りに、駅前で白い猫・ムタを探し出し、猫の事務所のバロンに相談を持ちかけます。猫に関する事象に解決の兆しが見えたと思われた矢先、猫王国の一行に居場所を特定され、はるとムタは猫の国へ連れ去られてしまいます。

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耳をすませばと猫の恩返しはどっちが先?関係や繋がり・共通点を考察

耳をすませばと猫の恩返しの繋がりや共通点を考察・イメージ画像

続編を作らないスタジオジブリにて、唯一、公式スピンオフとされる「猫の恩返し」は、「耳をすませば」の主人公・月島雫が書いた小説の内容と言われており、劇中では両作品の繋がりや関係を示す伏線や共通点が見られます。以下では、「耳をすませば」と「猫の恩返し」はどっちが先なのか、両作品の関係や繋がり、共通点などを、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

考察①耳をすませばと猫の恩返しはどっちが先?

「耳をすませば」と「猫の恩返し」をより深く楽しむには、作品を見る順番にもこだわりたいところであり、どっちが先なのかも知っておきたいでしょう。両作品のうち、どっちが先に上映されたのか、各作品の概要欄の通り、1995年公開の「耳をすませば」が先に公開され、「猫の恩返し」はそれから7年後の2002年に公開されています。

考察②猫の恩返しは耳をすませばの主人公が書いた小説?

「猫の恩返し」は、「耳をすませば」の主人公・月島雫が大人になって書いた小説の内容といわれており、スタジオジブリの公式設定として発表されています。「耳をすませば」の実質的続編・スピンオフに位置づけられている「猫の恩返し」は、雫が中学時代に初めて書いた小説を、大人になって書き直して完成させた作品の内容と言われており、両作品の共通点の多さや関係を示しているでしょう。

考察③耳をすませばと猫の恩返しの原作者は同じ?

「耳をすませば」と「猫の恩返し」の原作者は、両作品共に漫画家・柊あおい先生であり、両作品の関係や繋がり、共通点が多いことも納得がいくでしょう。また、猫の恩返しの原作漫画「バロン 猫の男爵」は、宮崎駿監督から柊先生に原作執筆を依頼されたことを受け、月島雫が書いた小説という設定で原作が描かれたことが語られています。

考察④猫の恩返しの主題歌の「風になる」の歌詞

猫の恩返しの主題歌の歌詞を考察・イメージ画像

「猫の恩返し」と言えば、主題歌「風になる」も欠かせない要素であり、つじあやのさんの歌声とウクレレの軽快なリズムが心地よい一曲です。つじあやのさんの6枚目のシングル「風になる」の歌詞にも、「耳をすませば」との繋がり・関係がみえ、例えば「陽のあたる坂道を 自転車で駆けのぼる」というサビ部分は、雫を自転車の後ろに乗せてこぐ聖司のシーンを彷彿させます。

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猫の恩返しの謎を考察

猫の恩返しの謎を考察・イメージ画像

「耳をすませば」との繋がりや関係・共通点や、どっちが先に公開されたのか気になる中、「猫の恩返し」では、ファンタジー作品らしい謎めいた要素も多く、猫の国での時間などについて様々な考察が飛び交っています。以下では、「猫の恩返し」に登場する、猫の事務所や猫の国の実態、バロン・ムタ・トトの時間、映画タイトルの意味などを、あらすじネタバレを交えながら考察しました。

考察①猫の事務所

「猫の恩返し」に登場する猫の事務所は、猫男爵・バロンが営む事務所で、猫の国に連れて行かれることになったハルが頼ったところです。宮崎駿監督は、当初、バロンを主人公にした探偵ものを想定したものの、実際は女子高生と猫の国の話となり、初期の構想からはかけ離れた作風となりました。しかし、猫の事務所という設定からは、バロンの探偵としての活動を想像させ、宮崎監督の想定が取り入れられたでしょう。

考察②猫の国の設定

ハルが連れて行かれた猫の国は、上空からは肉球のような形が特徴の猫が暮らす国で、上空からは肉球のくぼみに水たまりができたように見えます。猫の国は、過去にその場所に行ったことがあるムタによると、自分の時間を生きられない猫が行きつく所とされるも、実態はあまり分かっておらず、猫事務所を営むバロンも、猫の国は名前を聞いたことがある程度でした。

猫の国は、温かい日差しが降り注ぐのどかな風景が広がり、様々な猫たちがここで暮らしています。猫の国の猫たちは、宮廷で働く猫のように人語を理解できる一方、宮廷から離れた場所でつつましい生活をする猫たちは、人語ではなく鳴き声でコミュニケーションを取るなど、猫によって人語を話せる・離せない個体がいる模様です。

考察③猫の国での時間の進み方

猫の国は、自分の時間を生きられない猫が来るところと言われており、実際、猫の国の時間の流れは、現実世界と比べて非常にゆっくりしており、いつまで経っても日が暮れる気配が見えないことから、猫の国では昼間の時間帯がとても長く、時間という概念がないためと考えられます。また、自分の時間を生きられないというセリフから、猫の国の正体は猫たちの死後の国とも考察され、ジブリの都市伝説として語られています。

考察④ムタ・バロン・トトの時間

猫の国の時間の進み方が現実世界と違うとなれば、ムタ・バロン・トトの時間も、猫の国とは違うと考えられるでしょう。バロンやトトの場合は、日暮れと同時に本来の姿に戻ったことから、夜明けがタイムリミットだと推測される一方、朝を迎えても彼らは普通に動けるため、猫の事務所に依頼が舞い込むなどの条件を満たすことで動くことができ、問題を解決したタイミングで再び時間が止まるとも考えられるでしょう。

一方、ムタは、現実世界を生きる猫でありながら猫の国にも行ったことのある猫であり、かつ人語も理解できます。現実世界とは異空間と考えられる猫の国へ行き、元の世界に戻って来れたという異色の経歴は、ムタもハルとは異なる時間を生きていることを示しているでしょう。

考察⑤白猫のユキ

「猫の恩返し」のキーパーソンである猫のユキは、猫の国に連れて行かれそうになり、思い詰めるハルへ猫の事務所の存在を教えた天の声の正体であり、ハル一行が現実世界に戻れるように手引きした白猫です。実は、ハルとは子猫の頃に出会っており、おさかなクッキーを分け与えられました。その当時のユキは、当然、現実世界を生きる猫であり、どのような経緯で猫の国に行くことになったのかは不明です。

また、ユキとハルの繋がりを示す伏線は劇中にも見られ、ルーン王子がユキにプレゼントした思い出のクッキーや、箱の形がハルが持っていたクッキーの箱と似ていること、ユキの首輪と箱のリボンが同じものである点が挙げられます。

考察⑥ハルの成長

映画序盤のハルは、目覚ましが鳴ってもなかなか起き上がれず、寝坊により学校を遅刻し、彼女がいる片思いの男子に未練があるなど、未熟な面が目立っていましたが、猫の国での出来事がハルを精神的に成長させる転機となりました。休日にも関わらず、母親より早く起きて朝食も用意したハルは、髪を短く切った大人びた姿となり、失恋からも吹っ切れ、今を大切に生きるハルの表情からは、清々しさが感じられると言われています。

考察⑦猫の恩返しのタイトルの意味

映画のタイトルの通り、猫を助けたハルが、猫の国から恩返しを受けるストーリーですが、猫たちの恩返しは一方的なもので、ハルには迷惑なものでした。しかし、猫たちの最大級の恩返しは悪いことばかりではなく、ハルに命を救われたユキ・ルーン王子との再会や2人の結婚報告、そして、様々な困難を乗り越えたハル自身を大きく成長させるきかっけを与えました。

「猫の恩返し」の恩返しとは、いわゆる目に見える形での恩返しと捉えがちですが、恩返しは必ずしも目に見えるものだけでなく、目に見えない形の恩返しも含まれているでしょう。猫たちによる目に見えない恩返しとは、今を精一杯生きることの大切さを気づかせることであり、ハルにとって人生の大きな転機となりました。

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猫の恩返しのムタとバロンは耳をすませばに登場している?

ムタとバロンの「耳をすませば」での登場シーンを紹介・イメージ画像

「猫の恩返し」のメインキャラクター・ムタとバロンは、「耳をすませば」にも登場しており、両作品の繋がりや関係を示唆する共通点となっています。以下では、「猫の恩返し」のムタとバロンから、「耳をすませば」との繋がりや、劇中での活躍をあらすじネタバレを交えながら紹介します。

猫の恩返しのムタは耳をすませばに登場している?

「猫の恩返し」にて、ハルを猫の事務所へ案内した白い大きな猫・ムタは、口が悪くやや乱暴な性格であるものの、いざという時には頼りになる愛されキャラクターです。ムタは、「耳をすませば」にも登場しており、ここでは灰色っぽい毛並みと切れ長の目が特徴で、名前もムーン、またはお玉・ムタとも呼ばれています。

ムーンは、雫が市立図書館に向かう電車で出会った猫であり、彼女を時計屋に導いたキーパーソンとして登場しています。劇中では、やや不愛想であるものの、聖司の自転車の荷台に乗ったり、雫から可愛がられるなど、聖司・雫の距離を縮めるきっかけにもなりました。

猫の恩返しのバロンは耳をすませばに登場している?

ムタと同様にバロンも「耳をすませば」に登場しており、ここでは時計屋のおじいさんが所有する、燕尾服を来た猫の人形という設定です。バロン人形は、おじいさんがドイツ留学中に出会い、ルイーゼと名乗る女性が修理に出ている白猫の貴婦人の人形を買い取り、バロンと引き合わせることを条件に人形を譲ってもらったこと、しかし、戦争によってルイーゼとの約束を果たせなかったことが語られました。

また、バロンと白猫の貴婦人・ルイーゼは、雫が初めて書いた小説に登場しており、偶然にもおじいさんの昔話と重なっていたことが判明します。また、「猫の恩返し」では、バロンはメインキャラとして再登場を果たし、前作にて行方知れずとなった白猫の貴婦人の人形は、猫の事務所に肖像画として飾られています。

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猫の恩返しの制作秘話と聖地

猫の恩返しの制作秘話と聖地の紹介・イメージ画像

スタジオジブリ唯一のスピンオフ作品である「猫の恩返し」は、他のジブリ作品とは異なる雰囲気があるとも指摘され、その理由は映画の制作過程にありました。以下では、あまり知られていない「猫の恩返し」の制作秘話や、コロナの終息後に訪れたい「猫の恩返し」の聖地を紹介します。

猫の恩返しの制作秘話

「猫の恩返し」の誕生は、「猫を登場させた20分程度のアニメーション作品を作ってほしい」という、某テーマパークの依頼がきっかけでした。製作にあたり、宮崎駿監督は作品の原作を柊あおい先生に依頼し、書き上げられた作品が「バロン 猫の男爵」でした。想定以上のボリュームとなった原作を受け、宮崎監督はこの作品でジブリ映画を作ろうと企画し、「猫の恩返し」の製作が始まりました。

監督には、「となりの山田くん」で知られるアニメーター・森田宏幸さんを抜擢したものの、当時のスタジオジブリでは、「千と千尋の神隠し」の制作にかかりっきりで、新しいアニメ映画の制作まで手が回りませんでした。スタッフ不足を解消するため、外部から若手クリエーターを募り、「猫の恩返し」が完成しました。

猫の恩返しの舞台や聖地

「猫の恩返し」は、神奈川県横浜市や東京都内が舞台となっており、ハルとムタが出会った十字街商店街は、横浜市にあるJR根岸線・石川町駅にある元町商店街をモデルにしています。また、「十字街」というネーミングは、北海道・函館市にある十字街停車場と推測され、函館市は柊あおい先生の出身地です。

また、ハルの通学路やルーン王子を助けたシーンは、東京都の表参道や阿佐ヶ谷駅南口の中杉通りを舞台とし、ルーン王子が出てきたケーキ屋さんは、高円寺駅周辺にあるお店がモデルと言われています。

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耳をすませばと猫の恩返しに関する感想や評価

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ジブリ映画を視聴するにあたり、作品としての繋がりのある「耳をすませば」「猫の恩返し」は、観る順番にもこだわりたい作品であり、どっちが先なのかも覚えておきたいポイントでしょう。以下では、どっちが先に公開されたのか、両作品の関係や共通点の多さも人気に拍車をかける、耳をすませばと猫の恩返しに関する感想や評価を、あらすじネタバレを交えながら紹介します。

感想1:雫のひたむきさが良い

ジブリ作品の中では珍しい、日本の女子中学生を主人公にした「耳をすませば」は、受験生として勉学に励みながら、自分の進路に悩み・葛藤する主人公の姿は多くの共感を呼び、根強い人気を誇っています。夢に向かってひたむきに頑張る雫の姿や、創作活動を経て勉強も大事であることを知るなど、雫の学びが自分の学びにもなったとの声も見られ、人生に必要な教訓を教えてくれる作品としても支持されています。

感想2:歳を重ねるごとに好きになっていく作品

ジブリ作品と言えば、何度も見返したくなるストーリーの面白さや、様々なことを考えらさせられる奥深い世界観も特徴に挙げられ、子供の頃に初めて観た時と大人になって見返した時に感じる、作品に対する印象の違いも、ジブリならではの面白い魅力でしょう。「耳をすませば」の感想の中にも、若い頃はあまり好きではなかったものの、歳を重ねるごとに好きになったとの声も寄せられ、新たなファンを獲得し続けています。

感想3:公開された順番に観るのが良い

「耳をすませば」と「猫の恩返し」は、それぞれ別作品として視聴しても面白いですが、2本続けて観ることで、両作品の繋がりや関係・共通点をなどをより深く知ることができ、作品を楽しめるでしょう。両作品のうちどっちが先なのかも作品をより楽しむ上で欠かせない要素ですが、やはり「耳をすませば」を見てから「猫の恩返し」を見ることがおすすめであり、「猫の恩返し」が更に面白く感じられるでしょう。

感想4:「猫の恩返し」のバロンが好き

「耳をすませば」と「猫の恩返し」に登場するバロンは、燕尾服が特徴の人気キャラで、月島雫の物語にも登場する両作品の重要なキャラクターです。「耳をすませば」では、目に宝石をはめ込んだ異国情緒あふれる人形として登場するも、「猫の恩返し」では、猫の国に連れて行かれたハルの救出に駆けつけるなど、強さとスマートさを兼ね備えた紳士的な魅力が光る、ジブリのかっこいいキャラクターとして人気を集めています。

感想5:バロンよりムタが好き

「猫の恩返し」と言えば、バロンを思い浮かべる方も多いでしょうが、ムタさんことムタもバロンに劣らず、高い人気を誇っています。「耳をすませば」では、雫を時計屋に導いた猫として描かれるも、「猫の恩返し」では、ハルを猫の事務所に案内する役目を担いました。普段は口は悪く、ぶっきらぼうな性格であるものの、いざという時には本気を見せるなど、頼りがいのある一面も、ムタさんの人気に拍車をかけています。

感想6:作品を通じて雫が夢を叶えたと感じさせる

「猫の恩返し」と「耳をすませば」を見たことはあるけれど、小説家になった月島雫が書いた物語という設定は以外と知られておらず、両作品の共通点の多さから何か関係があるとみて調べた結果、両作品のつながりを知ったとの声も見られます。「猫の恩返し」に関する感想の中には、作品を通じて雫が小説家になる夢を叶えたことが伝わったとの声も見られ、公式設定を知った上で作品を見返すと、新たな魅力を発見できるでしょう。

感想7:大好きなアニメ映画

子供から大人まで幅広い世代に愛されるスタジオジブリは、見返すごとに新たな魅力を発見できたり、歳を重ねるごとに作品の見方が変わっていくなど、奥深い世界観も人気に拍車をかけています。ジブリと言えば、アニメ映画では不動の人気を誇るジャンルでもあり、今回取り上げた「猫の恩返し」も、ストーリーは勿論、声優キャストから主題歌まで全てが素敵で、好きなアニメ映画の1つに上げる感想が寄せられています。

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耳をすませばと猫の恩返しの関係まとめ

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「耳をすませば」と「猫の恩返し」のどっちが先なのか、両作品の繋がりや関係、共通点、「猫の恩返し」の謎や制作秘話などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。幅広い世代に愛されるジブリ作品の中で、唯一、作品同士の繋がりがある「耳をすませば」と「猫の恩返し」は、映画公開はどっちが先なのか、両作品の繋がりや共通点を知ることでより楽しめるでしょう。

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