2018年08月21日公開
2018年08月21日更新
猫の恩返しの猫の男爵バロンがかっこいい!本名やハルとのその後は?
猫の恩返しに登場する男爵バロンは、ジブリ作品シリーズのキャラクターの中でも、かっこいいと評判の人気者です。猫の姿をしていながら、スマートな身のこなし方やセリフ、本名までもかっこいいと人気なのです。猫の恩返しはジブリ作品でも評価の高い名作ですが、男爵バロンにも注目です。主人公のハルとのその後の気になる関係も考察します。ここでは、猫の恩返しに登場する男爵バロンの本名や種類など、様々な情報をまとめてみました。
目次
猫の恩返しの猫の男爵・バロンとは?本名やかっこいい魅力にも迫る!
猫の恩返しに登場する人物の中で、メインの重要な役どころを担っているのが男爵バロンです。猫の恩返しは主人公の女子高校生ハルが猫の世界に入りこんでしまうストーリーです。そのため、主人公ハル以外の登場人物の多くは猫の姿をしています。男爵バロンもその中の一人で、猫の姿をしている男爵です。顔は猫の姿をしているのに、声やしぐさ紳士的な振る舞いがかっこいいと人気です。
猫の恩返しの男爵バロンの魅力はたくさんあります。また、男爵バロンの本名やエンディングのその後のハルとの関係など、気になる情報についてまとめてみました。ジブリ作品の中でも人気のある猫の恩返しに登場する、魅力的な男爵バロンの秘密に迫ります。
猫の恩返しとは?
猫の恩返しは2002年に公開されたジブリ作品で、監督は森田宏幸さんが務めています。実は猫の恩返しはジブリ作品「耳をすませば」の主人公雫が描いた小説であるという位置づけであり、「耳をすませば」のスピンオフ作品になります。そのため、男爵バロンとムーンは「耳をすませば」と「猫の恩返し」双方に登場しているのです。
宮崎駿監督が柊あおいに依頼し、書き下ろされた「バロン・猫の男爵」というコミックを原作としています。直接「耳をすませば」の物語の続きというわけではありませんが、続編を制作しない方針のスタジオジブリで、唯一続編的な作品となっています。キャッチコピーは「猫になっても、いいんじゃないッ?」です。
主人公のハルはちょっとドジなところのある女子高生です。ある日車に撥ねられそうになっている猫を助けます。助けた猫は実は猫の国の王子であり、ハルにお礼を言って立ち去りました。その後ハルの元に猫の国から使者がやってきて、王子の妃に迎えると言います。猫の国に連れて行かれると知ったハルは、「猫の事務所を探して」と囁く声を頼りにバロンの元にたどり着きます。
猫の国に連れていかれてしまったハルですが、猫の男爵バロンと仲間のムタ、トトのおかげで救出され元の生活へと戻ることが出来ます。猫の国でのハルの大冒険を描いた猫の恩返しですが、一緒に冒険するバロンがかっこいいと話題になっています。猫の姿をしているけど、紳士的で主人公をカッコよく助けてくれるシーンは、女性ならば誰しもときめいてしまうでしょう。
猫の恩返しのバロンとは?本名や種類に迫る!
猫の事務所の所長
猫の恩返しに登場するバロンは、猫の事務所の所長をしています。この猫の事務所には地球屋という名前がついています。猫の国の王子を助けたことから、彼の妃として迎えられようとしている主人公ハルは、「猫の事務所を探して」という囁き声に導かれ、バロンと出会うことになります。仲間の大猫ムタと、心もを持つガーゴイルトトと一緒にハルを助けてくれます。
仲間のムタ曰く性格は「キザ」で、紅茶を嗜む客にスペシャルブレンドをご馳走するが、味は毎回変わるとのこと。茶色がかった黄色い毛並みで、洗練された白いタキシードとシルクハットを身に着けています。二足歩行で身長は30㎝程度で、ステッキを持っている姿はまさに男爵そのものです。剣術にも秀でており、スマートな身のこなしがかっこいいと人気のキャラクターです。
バロンの本名は?
バロンの本名は実はフンベルト・フォン・ジッキンゲンと言います。「バロン」という名前のわけではないのです。バロンとは男爵という意味で貴族の称号です。正式にはバロンは、フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵という事になります。バロンの出で立ちは男爵という名前に相応しく貴族スタイルで、英国紳士風のスーツを身に着けていますが本名はドイツ風です。
バロンの本名がなぜドイツ風なのか不思議ではありますが、ちゃんとした理由があります。バロンの登場する猫の恩返しは耳をすませばの月島雫が描いた物語という位置づけです。耳をすませばに登場する猫男爵バロンの人形が、猫の恩返しに登場するバロンと関係しているのです。この耳をすませばのバロン人形が実はドイツの物なのです。本名がドイツ風なのも納得できるのではないでしょうか。
猫の恩返しバロンの種類とは
出典: http://psnews.jp
猫の恩返しのバロンの種類ですが、公式の設定ではっきり決まっているわけではありません。しかし、アビシニアンという種類ではないかと考察されています。単純に見た目が似ているからなのですが、アビシニアンといいう種類の猫はイケメンな猫が多くて有名なので、バロンの種類としてはふさわしいでしょう。
出典: http://psnews.jp
アビシニアンは綺麗な三角形の顔立ちと、切れ長の大きな目、しなやかな身体が特徴のカッコいい種類です。鳴き声がとても可愛いことでも人気のポイントです。アビシニアンはとても高貴な見た目をしており、バロンのモデルとして相応しいのですが、性格はとても人懐っこく飼いやすく人気です。
猫の恩返しのバロンがかっこいい!その魅力とは?
外見がかっこいい!
バロンの魅力はたくさんありますが、やはり一番かっこいいポイントは外見ではないでしょうか?猫の顔をしているのですが、大きく輝く瞳にキリっとした鼻と口、髭まで素敵に見えてくるかっこよさです。猫の恩返しにはたくさんの猫が登場していますが、愛くるしい可愛いキャラクターが多い中で、バロンは別格のかっこいいビジュアルをしていると人気です。
猫の恩返しにはたくさん猫のキャラクターが登場しますが、あくまでも猫を擬人化しているため、洋服などはほとんど身につけず、アクセサリー程度の装飾しかされていません。バロンは足先から頭まで、ばっちりタキシードで決めていて格好良いと話題になっています。これはバロンが猫の擬人化というより、耳をすませばに登場する人形に魂が宿っている状態であるためと考察されています。
猫の恩返しに出てくる猫たちは、「ゆ」の音が発音できません。どうしても「にゃ」と猫語になってしまう可愛い設定が話題となったのですが、バロンは「ゆ」を発音することが出来ます。そのため、キリっとしたかっこいい所作が可能なのです。立ち振る舞いからも滲み出す紳士的な人格が、表情やルックスをよりかっこよく見せているのです。
仕草がかっこいい!
猫の恩返しのバロンは仕草や行動までかっこいいと人気です。紳士的な話し方で一人称は「私」ですし、ハルがピンチになったときに颯爽と助けにやってくる姿は、全ての女性が惚れ惚れするでしょう。城の祝宴の席にハルを助けに登場したシーンでは、仮面の貴公子に扮して名前を名乗り、見事な剣さばきを披露しています。女子なら一度は憧れてしまう素敵な救出劇です。
ハルを助けて猫の国を脱出するシーンでは、塔の階段を中々上がれないハルを軽々とお姫様抱っこし、警戒に塔を駆け上がっていきます。このシーンでは思わずハルも顔を赤らめて目をそらしていました。普通にすればキザすぎるような行動や仕草も、バロンがすれば絵になってしまいます。猫の男爵なのに、ハルが思わず恋に落ちそうになるのも頷けます。
女の子をお姫様抱っこして走るというキザな行動ですが、バロンがすると様になっています。抱っこされているハルはドキドキしてしまいますが、バロンはキリっと涼しい表情でハルと目を合わせることもありません。こういうところもバロンがかっこいいと評価されているポイントでしょう。さりげない紳士的な動作と大胆で勇敢な姿を併せ持っているバロンならではの行動です。
セリフがかっこいい!
猫の恩返しに登場するバロンのセリフで、かっこいいと人気の物はたくさんあります。キザな紳士であるバロンがサラッというからこそ、かっこよく素敵に感じるセリフ回しです。最も有名で猫の恩返しの物語に深みを持たせているセリフが、「ダメだハル、自分を見失うんじゃない。君は君の時間を生きるんだ」というセリフでしょう。
猫の国に連れ去られてしまったハルは、至れり尽くせりの歓迎に心が動かされそうになってしまいます。失恋してしまった事などもあり、思わず「猫もいいかも」と思ってしまうのですが、そんなハルに猫の髭が生え、耳まで生えてどんどん猫化してしまいます。そんなハルにかけたバロンのセリフです。この言葉のおかげで、ハルは無事元の世界に帰ってくることが出来たのです。
猫の恩返しの中で、ムタは猫の国を「自分の時間を生きられないやつが行く場所」と称していました。青春に悩むハルにとって、自分の時間を生きることは一つの課題です。バロンのこのセリフは、そんな猫の恩返しのテーマともいえる「自分の時間を生きる」という事の大切さを伝えているのです。
また、バロンのかっこいいセリフには、猫の国にハルを迎えに来た時に言った「わたしはフンベルト・フォン・ジッキンゲン!ハルを迎えに来た!」というセリフもあります。仮面をかぶって正体を隠して城に潜入してきたバロンですが、颯爽と正体を明かしてハルを救出します。このシーンとセリフでバロンの本名も判明するのです。
猫の恩返しのバロンとハルのその後を考察!
ラストでハルはバロンに告白
ハルが猫の国に連れ去られそうになり、猫の事務所を訪れて出会った二人ですが、物語のその後の関係が気になります。猫の国に連れ去られ、自分ではどうにもできないハルの前に、颯爽とバロンが現れます。ピンチの時に駆け付けてくれるヒーローともいえるバロンに、ハルは次第に心惹かれていきます。一緒に大冒険を繰り広げ、物語のラストでは告白もしていました。
ラストで「好きになっちゃったかも」とバロンに告白したハルでしたが、バロンは「私もだ」と答えながら、サラッとかわしてしまいます。猫の世界ではハルも猫サイズになっているため、ドレスを着せられたハルとタキシード姿のバロンは良く似合っており、王子様とお姫様のようにも見えました。しかし、ラストシーンではハルは人間に戻っており、バロンとの大きさの差は歴然です。
ハルも猫のバロンとは結ばれないことは分かっていて告白をしました。バロンのカッコよさに思わず恋に落ちてしまったという事でしょう。バロンも人間のハルの好意を受け止めながら、その後二人は別れてそれぞれの日常に帰っていきます。
猫の恩返しファンとしては、主人公のハルがその後バロンとどうなったのか気になります。バロンは物語のラストでハルと別れるシーンで、意味深なセリフを残しています。「もし、ハルが本当に私たちを必要としたのなら、きっとまた猫の事務所の扉は開くだろう」そして、「その時までしばしの別れ!」と言っています。
バロンとハルのその後は?
ハルは猫の国での冒険のその後、吹っ切れたように髪の毛をバッサリショートカットにし、想い人への恋心も断ち切れたようです。冒険のその後成長を見せたハルですが、別れ際のバロンのセリフにあるように、またピンチに陥ったとき、バロンが颯爽と現れて助けてくれるのでしょう。お別れのシーンでの、その後また再開できるようなセリフが期待を持たせてくれます。
ハルとの冒険のその後、バロンはまた不思議な街の猫の事務所に戻ったのでしょう。そして女子高生としての生活に帰って行ったハルは、一回り成長して自分の道を進んでいく事になります。ハルとバロンの関係のその後ですが、はっきりと描かれているわけではありません。ファンとしては色々と想像して楽しむのもまた良いでしょう。
猫の恩返しのバロンの声優を務めたのは?
バロンの声優は袴田吉彦さん
ジブリ作品では声優をプロの声優さんではなく、俳優や女優など声優を生業にしていない人をキャスティングすることで有名です。猫の恩返しのバロンの声優を務めたのも、俳優の袴田吉彦さんです。実力派イケメン俳優の袴田吉彦さんですが、バロンの演技はキザでカッコよく高評価を得ました。
耳をすませばでバロンの声優を務めていたのが露口茂さんです。露口さんの声は渋めの声でしたが、袴田吉彦さん版のバロンは声が少し若く警戒で、キザな紳士のバロンのイメージによくマッチしています。猫の恩返しではバロンの登場シーンはかなり多く、主要の登場人物です。ハルを助ける王子様的ポジションでもあるため、若い袴田吉彦さんの声がぴったりだと話題になりました。
猫の恩返しのバロンについてまとめてみた
人気ジブリ作品の猫の恩返しですが、作中に登場する猫の男爵バロンが人気を集めています。謎多き素敵な紳士バロンですが、その本名や種類、かっこいい魅力などをまとめてみました。物語が終わったその後のハルとの関係など、気になる部分も考察しました。猫なのに不思議とカッコいいバロンの数々の魅力や秘密を解説しましたので、是非猫の恩返しもチェックしてみましょう。