【アオアシ】栗林晴久のモデル選手は？作者が語ったJリーガーやその他の候補を考察

「アオアシ」の栗林晴久は東京エスペリオンユースの中心選手です。そんな栗林晴久には比嘉選手・久保選手・ジダン選手といったモデル選手候補がいます。この記事では栗林晴久のモデル選手の考察、モデル選手候補の比嘉選手・久保選手・ジダン選手などの情報を紹介します。

「ビッグコミックスピリッツ」に2015年6月から連載されている「アオアシ」は愛媛県出身の漫画家小林有吾さんの漫画作品です。当時のスピリッツ副編集長が「Jユース年代を本格的に取り扱った作品がない」ということに注目して企画され、2017年マンガ大賞第4位、2020年第65回小学館漫画賞一般部門を受賞している人気作品です。

青井葦人は愛媛県出身で、母子家庭で育ちました。地元の中学校サッカー部でプレイする青井葦人は、フォワードとしてチームを引っ張る活躍をします。その姿を、東京エスペリオンユースの監督である福田達也監督に見いだされ、東京エスペリオンユースのセレクションを受けるようにと誘われました。そして、青井葦人は見事に東京エスペリオンユースのセレクションに合格します。

「アオアシ」に登場する栗林晴久は、東京エスペリオンユースの2年生です。ポジションはミッドフィルダーで、比嘉選手・久保選手・ジダン選手などがモデルとされている天才的なプレイヤーです。16歳にしてトップチームに抜擢されているだけではなく、U-20日本代表にも選ばれています。本来はU-18の年代ですが、能力の高さからU-20に飛び級したためです。

そんな栗林晴久の身長は178cm、体重は66kg、誕生日は6月13日です。エスペリオンユースの最高傑作と評される栗林晴久は、ユースチームでは背番号10を背負っています。

「アオアシ」の栗林晴久は、サッカーにおいて天才的なプレイを見せるキャラクターです。そんな栗林晴久は、サッカーだけではなく日常生活においても天才的な面を見せてくれます。その天才っぷりは、日常生活をすべてサッカーに捧げているためとされています。例えば、青井葦人が食事をしているとき栗林晴久が現れ「サイドバックでコンプリートしている選手は世界的にもいない。お前ならできるよな」と言います。

青井葦人にとって「サイドバックでコンプリート」という言葉の意味が分からず、栗林晴久に「なんすか、コンプリートって？」と聞き返しました。しかし、栗林晴久は自分が伝えたことで満足してしまい青井葦人の質問は無視してしまいます。このほかにも、日常生活で「思考を言葉にするんのが追いつかない奴」とチームメイトに評されることがあります。

ここからは「アオアシ」の栗林晴久のモデル選手について紹介します。栗林晴久のモデル選手については、作者の小林有吾さんは栗林晴久のモデル選手について「これ、という選手をモデルにして描いているわけでなく、たくさんの選手やそれ以外の方の要素を組み合わせてキャラクターを作っている」と語っています。そんな栗林晴久のモデル選手として考えられる1人は比嘉厚平選手です。

比嘉厚平選手はわずか26歳で引退し、「ガラスの天才」と言われた選手です。1990年4月30日生まれの比嘉厚平選手は、2000年に柏レイソルU-12に入団し、その後各年代別の代表に選出される有望な選手でした。そんな比嘉厚平選手は2007年12月に柏レイソルのトップチームへ2種登録され、順調にキャリアアップしていきました。しかし、比嘉厚平選手はここからケガで苦しむようになります。

比嘉厚平選手は2008年1月にカタールU-19国際親善トーナメント準決勝対中国戦で左膝前十字靱帯損傷、左膝半月板損傷、右膝半月板損傷の重傷を負い、全治7か月と診断されました。そのため、2008年シーズンは試合出場なし、柏レイソルに2012年まで在籍しますが公式戦出場はわずか1試合にとどまりました。その後、2011年にブラウブリッツ秋田へレンタル移籍、2012年にモンテディオ山形にレンタル移籍。

そして、比嘉厚平選手は2013年にモンテディオ山形に完全移籍し、2016年末に引退を発表しました。比嘉厚平選手プロ入りしてからのキャリアは特筆すべきものはありませんが、それは2008年の大怪我が原因だとされています。ユース年代のころの比嘉厚平選手は「比嘉にボールを集めたら何とかしてくれる」存在と言われていて、「アオアシ」の栗林晴久と同じように絶対的な信頼を寄せられていました。

また、比嘉厚平選手と同年代に齋藤学選手や酒井宏樹といった選手がいます。斎藤学選手は「比嘉は、俺らの代で1番の選手」と語っているほか、酒井宏樹選手は「FWだった自分のポジションが変わっていったのは同じFWに比嘉がいたから」と語るなど、同世代の選手たちからも認められる選手でした。

「アオアシ」の栗林晴久のモデル選手として、久保建英選手が挙げられます。久保建英選手は現在も日本代表で活躍していて、これからの活躍にも期待されています。久保建英選手は、2001年6月4日生まれで、2009年に行われたFCバルセロナキャンプでMVPを獲得し、それからFCバルセロナスクール選抜としてベルギーで開催されたソデクソ・ヨーロピアン・ルーサスカップに参加しました。

その後、2011年にはFCバルセロナの下部組織カンテラの入団テストに合格しスペインへ渡り、10歳・11歳の選手で構成されるアレビンCに所属しました。それからスペインを拠点に活動しますが、2014-15シーズンにFCバルセロナがFIFAから18歳未満の外国人選手獲得・登録違反による制裁措置を受けてしまいます。その結果、久保建英選手はスペインでプレイできなくなり日本へ帰国します。

日本に帰国後、FC東京U-23のメンバーとしてJ3のAC長野パルセイロ戦に後半開始から出場、これがJリーグ史上最年少記録でした。さらに2017年4月15日、J3第5節のセレッソ大阪U-23戦で15歳10カ月11日でJリーグ最年少得点を記録しました。このように、最年少記録を塗り替え続けた久保建英選手は、同じ年代で活躍している栗林晴久のモデル選手らしいといえます。

また、久保建英選手は日本代表としても活躍しています。2016年にU-16日本代表としてAFC U-16選手権に参加、その後も各年代別の日本代表として選出されました。そして、久保建英選手は2019年にキリンチャレンジカップの日本代表選手に選出され、それが21世紀生まれの選手として初のA代表入りとして大きな話題になります。2022年のワールドカップカタール大会、正式メンバーの発表はまだですが久保建英選手は有力候補です。

そして、久保建英選手は現在スペインを中心に活躍しています。もともとスペインの強豪であるバルセロナの下部組織出身の久保建英選手でしたが、2019年6月14日にバルセロナのライバルであるレアルマドリッドへの移籍が発表されました。世界最高峰のクラブから同じく世界最高峰のライバルチームへの移籍ということで話題になった久保建英選手。

その後はマジョルカ・ヘタフェ・ビジャレアルといったスペインリーグのチームへレンタル移籍をして活動しています。そんな久保建英選手の特徴は、ドリブル・パス・判断力などがトップクラスだとされています。

「アオアシ」の栗林晴久のモデル選手として、ジネディーヌ・ジダン選手が挙げられます。ジネディーヌ・ジダン選手は元フランス代表で、1990年代から2000年代前半まで活躍したレジェンドとしていまなお人気があります。ジネディーヌ・ジダン選手は1972年6月23日生まれで、アルジェリアの少数民族カビール人の両親のもとに生まれ、両親がフランス移民だったためフランス国籍がありフランス代表となりました。

ジネディーヌ・ジダン選手は9歳のときに地元クラブのASフォレスタに加入すると、すぐに才能を認められキャプテンに抜擢されました。ここまでモデルとして紹介してきた比嘉厚平選手や久保建英選手と同様に、幼いころから才能を開花させた天才選手といえます。そんなジネディーヌ・ジダン選手がプロ契約をしたのは1988年で、ASカンヌに入団。このときジネディーヌ・ジダン選手は16歳でした。

ASカンヌに加入した年はまだ若いジネディーヌ・ジダン選手の出場機会はありませんでしたが、その後活躍しボルドーへ移籍、そして1996年7月にイタリアのビッククラブであるユヴェントスへ移籍しました。ユヴェントスでも輝かしい活躍をしたジネディーヌ・ジダン選手、2000年にレアルマドリッドへ移籍します。当時のレアルマドリッドはジネディーヌ・ジダン選手以外にもさまざまな名選手が所属していました。

この当時のレアルマドリッドは「銀河系軍団」と言われていて、そのメンバーはジネディーヌ・ジダン選手のほかに、ロベルト・カルロス選手・ルイス・フィーゴ選手・イケル・カシージャス選手をはじめ、世界最高峰の選手たちが集まっていました。そんな中でジネディーヌ・ジダン選手はゲームを作る中心選手として活躍。優秀な選手が集まるエスペリオンユースの中心である栗林晴久と同様です。

また、ジネディーヌ・ジダン選手はパス・ドリブル・司令塔としてのインテリジェンスだけではなく、強烈なキャプテンシーをもっていました。しかし、ワールドカップでイタリア代表のマテラッツィ選手に頭突きをして一発退場するなど、熱くなりやすいという一面があったようです。ちなみに、栗林晴久のボールタッチは、ジネディーヌ・ジダン選手をモデルにしているとされています。

「アオアシ」の栗林晴久のモデルには実在の選手以外にいるとされています。それは、名作バスケット漫画「スラムダンク」に登場する綾南高校の仙道彰です。そもそも、「アオアシ」にはさまざまな場面で「スラムダンク」のオマージュシーンがあるとファンの間で言われています。それでは、「アオアシ」の栗林晴久が「スラムダンク」の仙道をモデルにしているという点を考察していきます。

栗林晴久と仙道の共通点として挙げられるのは、髪型です。どちらのキャラクターも髪の毛が逆立ってツンツンしている、似たようなヘアスタイルをしています。また、キャラクター全体の雰囲気もまた、栗林晴久と仙道が似ているというファンの感想が少なくありません。そして、栗林晴久と仙道の最大の共通点は、どちらのキャラクターも天才肌という点です。

さらに、性格面においても、2人とも穏やかなタイプな点が共通しています。これらのことから、栗林晴久のというキャラクターは「スラムダンク」の仙道の影響を受けているとされています。

ここからは「アオアシ」に登場する栗林晴久の能力について紹介します。栗林晴久は「アオアシ」に登場した時点で高校2年生、つまり16歳とされています。そのため、栗林晴久は日本代表のU-18に選出されるのが一般的です。実際に、エスペリオンユースのメンバーのうち4名が日本代表のU-18に選出され、世界大会に出場、活躍しています。

16歳でU-18ではなくU-20に選出されるということは、それだけ世代の中でも突出した能力をもっているだけではなく、一つ上のカテゴリーに入っても十分活躍できるポテンシャルがあることがうかがえます。現実世界では、栗林晴久のモデルとなった久保建英選手が15歳のときにU-20のワールドカップに出場した経験があります。

「アオアシ」に登場する栗林晴久の能力として、16歳にしてJリーグで通用するテクニックがあることが挙げられます。16歳の栗林晴久はすでに、東京シティ・エスペリオンのトップチームへ昇格しています。さらに、J1の舞台で早くも活躍しているシーンが描かれています。ユース年代ではパス・ドリブル・判断力など総合的に能力を発揮している栗林晴久。

J1の試合に出場した栗林晴久は、ユースでの試合と同じように高いテクニックで活躍をします。ドリブルでは、J1の選手たちを簡単に抜き去り、針の糸を通すような精密なパスでチャンスメイクをします。また、後ろから来たボールであってもピタッとトラップする技術はJ1でも屈指のものとされています。

「アオアシ」に登場する栗林晴久の能力として、正答となる4つの選択肢を持ち1つを選ぶことが挙げられます。栗林晴久は、作中のインタビューのシーンで「僕はいかなる局面でも、どれを選んでも正答となる4つの選択肢を持ち、1つを選ぶ」と答えています。どんな場面でも4つの選択肢を持つ、それもすべて正当となるとかなりの視野やサッカーIQがあることがうかがえます。

しかも、その選択肢の中からもっともいいと思われるプレイを選択しているとされています。わずか16歳でこれほどのプレイができるという点で、栗林晴久がエスペリオンユースの最高傑作と言われることが事実だとわかります。

「アオアシ」の主人公の青井葦人(アシト)は、愛媛県出身です。「アオアシ」開始時点では中学3年生で、地元の中学校のサッカー部でフォワードをしていました。チーム内では圧倒的にサッカーが上手く、チームのエースとして活躍。そして中学時代のプレイを見ていたエスペリオンユースの福田達也監督に誘われてユースのセレクションに参加して合格しました。

東京エスペリオンユースに入ったアシトは、フォワードとしてではなくコンバートされたサイドバックとして覚醒します。持ち前の俯瞰の能力を活かして、司令塔型サイドバックとして活躍していきます。そんなアシトは、すぐ熱くなる性格ですが、家族・仲間思いという一面があります。

「アオアシ」の栗林晴久とアシトの出会いは、エスペリオンユースのメンバーがよく利用する日の丸食堂でした。Aチームとの練習試合で実力差を見せつけられたあと、食事をしているときにはじめて出会います。アシトは栗林の存在感に驚き、栗林はアシトにサイドバックを「コンプリート」している選手は世界でもいない、そして「お前には期待している」と伝えました。

「アオアシ」の栗林晴久はアシトの能力を高く評価しています。それは、エスペリオンBチームvs成京高校の試合を栗林が見ていたときのことです。まだ技術的には未熟だったアシトでしたが、そのプレイを見て栗林は「本人に能力の自覚がないことが面白い」という感想を抱きました。また、アシトがフォワードよりサイドバックに向いていることを見抜いています。

「アオアシ」の栗林晴久とアシトは、プレミアリーグの柏大商業戦で一緒のピッチに立ちました。アシトは後半開始から投入され、栗林は後半途中から投入されます。アシトは栗林へパスを出し、そして栗林は阿久津へパスを出しこれがゴールへつながりました。天才プレイヤーの栗林とアシトが同じイメージを持っている選手であることが証明されました。

「アオアシ」の栗林晴久とアシトは船橋学院高校戦でも一緒にプレイをしました。この試合は、栗林の存在感が一際輝いていた試合としてファンの間で人気です。エスペリオンユースは前半からペースを握り、後半も優勢に進めますがなかなかうまくいきません。そして、船橋学院のトリポネにリズムを狂わされてしまい、アシトがファールを犯してレッドカード、退場させられました。

この時点で負けているエスペリオンユース、さらに人数も1人減っているためチームが暗くなっています。そこで栗林は「闘争心残ってるやつはいるか？」と言い、チームを鼓舞しました。

「アオアシ」の栗林晴久はアシトに「攻守コンプリートしたサイドバック」になることを期待しています。攻守コンプリートしたサイドバックとは、攻撃・守備どちらもこなすだけではなく、司令塔としての役割も果たすという完ぺきな存在です。栗林は、アシトにはそれができると感じていて期待しているようです。

「アオアシ」の栗林晴久役を演じる声優は、梅原裕一郎さんです。梅原裕一郎さんは2013年に声優デビューを果たし、2014年に「オレん家のフロ事情」で初のレギュラー役を演じます。そして。2016年に第10回声優アワードで新人男優賞を受賞しました。

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「アオアシ」の栗林晴久は、船橋学院戦で不利な状況の中チームを鼓舞しました。そのシーンの栗林がかっこいいという感想がたくさんありました。

「アオアシ」には魅力的なキャラクターがたくさんいます。その中でも栗林晴久が好きというファンの方が少なくありませんでした。

アニメ化している「アオアシ」で、栗林晴久やエスペリオンユースで活躍する義経などが登場するのが待ち遠しいというファンの方がいました。

「アオアシ」に登場する天才プレイヤーの栗林晴久について紹介しました。作中でもトップクラスの天才プレイヤーである栗林晴久、アシトの能力をいち早く見抜いたキャラクターの1人です。アニメかもされている「アオアシ」、栗林晴久に注目してチェックしてみてください。