【アオアシ】福田達也監督のモデルとなった人物は？選手時代や名言もまとめて紹介

「アオアシ」の福田達也監督とは、優秀な選手が多い「東京シティ・エスペリオンFC」でユースチーム監督をしています。そんな福田達也監督には名言がたくさんあり、人気キャラクターの1人となっています。この記事では福田達也監督の名言のほかに、モデルとなったサッカー選手・監督について紹介します。

「アオアシ」は小林有吾さんが作者の漫画作品で、「ビッグコミックスピリッツ」に2015年6月から連載されています。高校生年代のJリーグユースチームを題材としていますが、それは当時のスピリッツ副編集長が「Jユース年代を本格的に取り扱った作品がない」ということに注目して企画されたそうです。そんな「アオアシ」は2017年マンガ大賞第4位、2020年第65回小学館漫画賞一般部門を受賞しています。

「アオアシ」は2022年2月現在で26巻まで発行されているほか、青井葦人の兄である青井瞬を描いたスピンオフ「アオアシ ブラザーフット」が連載されていて1巻まで発行されています。「アオアシ」の累計発行部数は900万部を突破、そして2022年4月からアニメ化されることが決定しました。

愛媛県の弱小中学校サッカー部員の青井葦人は、個人技はまだまだですが抜群の嗅覚やサッカーセンス、情熱の強さを買われて「東京シティ・エスペリオンFC」ユースチーム監督の福田達也に誘われてセレクションを受けました。最終試験では劣勢のチームの一員として戦い、1点を取り返す活躍を見せます。そしてユースに合格した青井葦人ですが、まだまだ困難が待ち受けます。

「アオアシ」の福田達也監督は「東京シティ・エスペリオンFC」ユースチーム監督で、本作がはじまった時点での年齢は32歳、出身地は愛媛県で、本作の主人公の青井葦人と同じです。無精ひげを生やしていて、ぱっと見はさえない雰囲気ですが、監督としての腕は一流です。そして、有能な選手がそろう「東京シティ・エスペリオンFC」ユースチームで選手から信頼されています。

また、今は監督として活動している福田達也監督ですが、選手時代は日本だけではなく海外のクラブでも活躍していました。

ここからは「アオアシ」の福田達也監督のモデルとなった人物を考察します。モデルになったと思われる人物は複数いて、その1人目が福田健二さんです。福田健二さんは現役時代のポジションはフォワードで、1996年に名古屋グランパスエイトに加入してデビュー戦で得点を取る活躍を見せます。その後、国内ではFC東京、ベガルタ仙台へ移籍しました。

ベガルタ仙台を退団したあとはパラグアイ、メキシコ、スペイン、ギリシャといった海外のクラブでプレイをし、2009年に故郷の愛媛FCと契約しました。そして福田健二さんの最後の所属クラブとなったのは香港のクラブで、2015‐2016年シーズンを最後に引退します。「アオアシ」の福田達也監督は選手時代に海外のクラブでプレイをしている、愛媛県出身という共通点があります。

また、福田達也監督も福田健二さんもともに母子家庭出身です。ちなみに「アオアシ」の主人公の青井葦人も福田健二さんの影響を受けたキャラクターだとされています。そもそも福田達也監督の名字が福田健二さんと一緒という点からも影響されたことがうかがえます。

続いて紹介する福田達也監督のモデルとなった人物は、吉田達磨さんです。吉田達磨さんは選手時代のポジションはミッドフィルダーで、1994年に柏レイソルに入団しました。選手としてはその後京都パープルサンガ、モンテディオ山形でプレイをし、最後はシンガポールのジュロンFCで引退します。指導者として柏レイソル、アルビレックス新潟、ヴァンフォーレ甲府といったクラブを率います。

そして2019年からはシンガポール代表監督になりました。作者の小林有吾さんのブログによると、福田達也監督の育成理念は、指導者としての吉田達磨さんの影響を受けているそうです。選手としてのモデルが福田健二さん、そして指導者としてのモデルの1人が吉田達磨さんというわけです。

福田達也監督のモデルとなった人物として、吉田順さんが挙げられます。中村順さんは高校、大学とサッカーをしていたことから天理大学卒業後にドイツ体育大学ケルンへ留学しサッカーの指導者として学んだそうです。中村順さんはJリーグで選手の経験はありませんが、ガンバ大阪やブランメル仙台(現在のベガルタ仙台)などでコーチを歴任します。さらに2013年になでしこジャパンのコーチに就任しました。

この中村順さんが福田達也監督のモデルとなったのではないかと言われる理由が、監修の上野直彦さんが取材していたこと、そして作者の小林有吾さんのブログにモデルになったと記載されていることからです。

「アオアシ」の福田達也監督の選手時代のポジションなどを紹介します。福田達也監督は選手時代のポジションはミッドフィルダーで、得点シーンが描かれていたりモデルとなった福田健二さんがフォワードという点数を取るポジションだったことから、攻撃的なミッドフィルダーではないかとされています。福田健二さんはいま監督をしている「東京シティ・エスペリオン」のトップチームに入団しました。

福田達也監督の選手時代のシーンはあまり描かれていませんが、各年代で代表チームに選ばれるほどの有望選手だったようです。そして、23歳のときにスペインリーグに移籍して1部に昇格したばかりのFCサバデルを残留させる貢献を果たします。しかし、そのあとケガによりメキシコやパラグアイの2部リーグのチームに移籍し、若くして現役生活から引退することになりました。

「アオアシ」の福田達也監督には大きな野望があります。それは「俺の作り上げたクラブで世界を掌中に収める」ということです。世界を掌中に収めるということは、バルセロナやレアルマドリードといった超一流のクラブを、自分が作り上げたチームで叩き潰すというほどの大きな野望です。さらに漫画「アオアシ」ではその野望より先の野望があると語っています。それについてはこれから詳細に語られるのではないかとされています。

ここからは福田達也監督の名言を紹介します。最初に紹介する名言は「自分でつかんだ答えなら…」です。これはユースの教え子である冨樫に言った名言で、すべてを教えるのではなく自分で答えをつかんでこそ成長できるという福田達也監督の理念が現れているとされています。

続いて紹介する「アオアシ」の福田達也監督の名言は「正解をさっさと伝えるなんて…」です。この名言は望コーチと青井葦人について話しているときの名言です。望コーチはもっと具体的にアドバイスをしたほうがいいと指摘しますが、「正解をさっさと伝えるなんて…」と自分の考えを述べました。先ほどの名言と同じく、自分で答えをつかむことが大切だという理念が伝わってくるとされています。

続いて紹介する「アオアシ」の福田達也監督の名言は「選手達は未熟だ…」です。これもまた望むコーチに向けていった名言です。強豪である武蔵野ユースの試合で不利な状況で前半が終わりました。チームの雰囲気が悪い中で、望コーチは具体的な指示を出さないスタンスの福田達也監督に「チームを立て直せるのはお前だけだ」と指摘します。このときに名言の選手達は未熟だ…」を言いました。

これは福田達也監督自身も未熟であるということを伝え、望コーチに自分の思った通りやっていいという意味を込めてのものでした。この言葉をきっかけに望コーチは選手たちに具体的な指示を出し、その結果後半はチーム状況がよくなりました。

続いて紹介する「アオアシ」の福田達也監督の名言は「想像を超えてこい…」です。これは、福田達也監督が選手たちに自分の想像を超えて成長してほしいという思いを伝えた名言。この名言は「高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019」のキャッチコピーにも使用されました。

続いて紹介する「アオアシ」の福田達也監督の名言は「自分のレベルに合わせてもらって…」です。この名言は「東京シティ・エスペリオンFC」のメンバーである桐木に向けられたものです。この試合で主力メンバーがいない中、桐木は普段のスタメンであれば最高のパスを出し続けます。しかし控えのメンバーはそれに追いつけずにチャンスが作れません。

コーチは福田達也監督に「味方が追い付けないパスでは意味がないのでは」と指摘しますが、そこで「自分のレベルに合わせてもらって…」という名言が登場しました。レベルの低いパスを出しても桐木のためにならないだけではなく、チームのためにもならないという気持ちが込められています。

続いて紹介する「アオアシ」の福田達也監督の名言は「世界へ…」です。これは主人公の青井葦人を誘ったときのもので、まだ粗削りの青井葦人にかける期待の大きさがうかがえます。

ここからは「アオアシ」の福田達也監督のカリスマ性がわかるエピソードを紹介します。まずはなんといっても、「アオアシ」の主人公の青井葦人を発見したことです。どうやって彼を発見したのかは詳しく語られていませんが、愛媛の無名のサッカー部所属の選手を見出したのは大きな功績と言えます。

福田達也監督は11人対21人のミニゲームを行います。単純に考えると21人のチームの方が優勢になりそうですが、適切なポジションを取れないとうまくいかないことが分かります。ポジションを考え、しっかりサッカーを理解させる練習だとされています。

DFラインのアシト、冨樫、竹島、朝利が上達できずに苦しんでいるとき、夜に自主練をしようとします。そこに現れた福田達也監督は、ロープを使って守備練習するように提案しました。これは、DFラインのメンバーの距離感を感覚でつかめるようになるものとされています。

サッカーは両サイドとセンターの3レーンで作戦を考えることが一般的ですが、サイドと中央の間にレーンを作り5レーンで作戦を立てることを考えたのが「アオアシ」の世界では福田達也監督です。この難しい理論をユース世代のチームでやろうとすることがすごいという感想があります。ちなみに、現実世界ではドイツのバイエルンのグアルディオラ監督が考え出した戦術です。

福田達也監督は有能で、チームを勝利に導いています。しかし、監督の采配のおかげで勝てたという試合はまだないようです。この先、福田達也監督のベストゲームと言える試合が描かれるのでしょうか?

アニメ「アオアシ」で福田達也監督役を演じる声優は小林親弘さんです。小林親弘さんは演劇集団所属の俳優で、声優として「ゴールデンカムイ」の杉元佐一役や、吹き替えなどで活躍されています。

• ムシブギョー 白榊夢久
• ゴールデンカムイ 杉元佐一
• 転生したらスライムだった件 ランガ
• BEASTARS レゴシ

「アオアシ」の福田達也監督は、同じくサッカー漫画として人気がある「ジャイアントキリング」の達海監督と似ているという感想がありました。

アニメ「アオアシ」で福田達也監督を小林親弘さんが演じるのがよかったという感想がたくさんありました。

「アオアシ」には魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、その中でも福田監督が一番好きという方がいました。

「アオアシ」に登場する福田達也監督のポジションなどについて紹介しました。監督として有能なだけではなく、選手たちに信頼されるカリスマ性あふれるキャラクターです。もちろん、アニメ「アオアシ」にも登場するので、アニメの福田達也監督にも注目しましょう。