【トモダチゲーム】美笠天智は裏切り者の犯人？目的や父親の死亡理由も紹介

「トモダチゲーム」の三笠天智は、ある目的から修学旅行費を盗み出し、友一たちをトモダチゲームに巻き込んだ裏切り者の犯人とされたものの、裏切りの発覚以降は、友一の良きパートナーとして、チームのゲームクリアに貢献していきます。以下では、「トモダチゲーム」の三笠天智の裏切りの理由や目的や、天智の父親の死亡理由や心木ゆとりとの関連などを、あらすじネタバレ紹介します。

漫画「トモダチゲーム」は、山口ミコト原作・佐藤友生作画によるサスペンス作品で、2014年から「別冊少年マガジン」にて連載されています。「トモダチゲーム」は、2017年にテレビドラマ、及び実写映画版が2本公開され、2022年4月からは、待望のアニメ放送が開始されました。

作品のタイトルでもある「トモダチゲーム」とは、友情さえあればクリアできると謳う謎多きゲーム運営組織です。ゲームへの参加するには、申込者が一定の金額以上の借金を抱えていることや、借金の10分の1の参加費用を支払うことが条件となっています。また、トモダチゲームには、より多くの賞金を獲得できる「大人のトモダチゲーム」も存在し、時には命の奪い合いに発展しかねない、危険なゲームが繰り広げられています。

「金より友達」を信条する高校生・片切友一は、三笠天智・四部誠・沢良宜志法・心木ゆとりと共に楽しい学校生活を送っていたが、ある出来事をきっかけにトモダチゲームに強制参加させられてしまいます。友情さえあればゲームクリアは簡単にも関わらず、悪質なルールや5人の中の裏切り者の暗躍により、友一たちは次第に疑心暗鬼に陥り、ゲームをクリアできない苛立ちや恐怖から本性を見せ始めます。

片切友一の友人で、成績優秀、かつコミュニケーション能力にも優れたグループの調停役です。過去にトモダチゲームに参加した経緯を持ち、ある目的のために友一たちを巻き込んで2回目のトモダチゲームに挑みました。また、高校では友一と同学年であるものの、実際は天智の方が1歳年上であり、以前は別の高校に通っていたことが判明しています。

友一たちのクラスで、修学旅行費200万円が盗まれる事件が起き、その直後、友一たち5人は、裏切り者の犯人によってトモダチゲームに強制参加させられてしまいます。友一の推理により、200万円を盗んだ犯人及びグループの裏切り者は三笠天智と発覚し、天智の知られざる過去が明かされました。以下では、トモダチゲームの三笠天智が裏切り者の犯人と言われる理由や、天智の目的を考察しました。

とある理由から、友一のクラスでは修学旅行費・200万円を現金で集めることになったものの、集金を担っていた学級委員・沢良宜志法がクラスを離れた間に、200万円が盗まれる事件が起きます。現金は、鍵付きのロッカーで厳重に保管されていたものの、犯人はスペアキーでロッカーを開けて犯行に及んだと推測されました。

犯人像が一向に掴めない中、友一たちは何者かに拉致されて、トモダチゲームに強制参加させられてしまいます。友一は、200万円を盗んだ犯人と裏切り者が、このゲームに巻き込まれた4人の中にいると推測し、第二ゲーム・陰口すごろくにて、犯人が天智であることを突き止めます。

トモダチゲーム・第二ゲームは、200万円を盗んだ犯人の特定と共に、天智と志法の関係も暴露され、2人は過去に付き合っていたことが明らかとなります。天智と志法は、父親が大学時代の同級生で、かつ警察関係の同僚という関係から家族ぐるみの付き合いがあり、双方の父親の意向により、2人は付き合うことになりました。しかし、実際は両親の前で付き合っているふりをしていたことが事の真相でした。

友一のクラスだけ修学旅行費を現金で集金していた理由は、友一に想いを寄せるゆとりのある発言がきっかけでした。新聞配達などで生計を立てながら高校に通う友一は、経済的に厳しい状況にあり、修学旅行費を銀行振込にすれば、手数料もばかにはなりません。また、友一だけ現金で集めることは、悪い意味で友一が目立ってしまうデメリットがありました。

そこで志法は、担任教師と相談し、友一が気を悪くしないようにとの配慮から、自分のクラス分の修学旅行費は、現金で集金することに決めました。しかし、この配慮が、天智に大金を盗まれる隙を作ってしまい、志法が教師を空けている間に、天智の犯行が決行されました。

天智が修学旅行費として集金された200万円を盗んだ目的は、トモダチゲームの参加費に充てるためであり、そのような事情を知らない友一・誠・志法・ゆとりの4人は、ゲーム運営側に拉致される形で、ゲーム会場に連れ去られました。

200万円を盗んだ犯人と見抜かれた天智は、自分は過去にトモダチゲームに参加しており、友一たちの参加で2回目であることを明かします。天智がトモダチゲームの2回目に踏み切った理由は、彼の中学時代にまでさかのぼります。

中学時代、天智には成績トップを競う仲の良い親友・2人がおり、何をするにも常に一緒で、3人でやれば何でも出来るという自信から、中学校では好き放題に振る舞っていました。ある日、3人は18歳までに起業することを目指し、天智が幼い時から貯金を続けてきた200万円を元手に資産運用を始めます。

最初は順調な滑り出しだったものの、天智の幼馴染・志法が3人の通う中学校へ入学したことで、天智たちの歯車は大きく狂い始めます。その後、同じ高校に進学した3人は、ある日、志法への告白をかけて、誰が投資で一番稼げるかを勝負します。志法に惚れていた親友・2人の奮闘もあり、天智たちの資産運用は急成長を遂げるも、親友の1人が投資に失敗し、1000万円の借金を抱えてしまいます。

そして、借金返済のあてとして、天智はトモダチゲームに強制参加させられるも、先にゲームを抜け出した親友2人に裏切られ、結果、2000万円の借金を背負うことになりました。

天智が2回目のトモダチゲームに挑んだ理由は、借金の返済はもちろん、運命の歯車を狂わせた志法に対する復讐であり、トモダチゲームでも志法を窮地に追い込み、彼女の本性を暴こうとしていました。しかし、第1ゲーム時点で裏切り者の存在を察知していた友一は、第2ゲーム・陰口スゴロクにて、天智が志法を最初にゴールさせようと操作していることを見抜き、裏切り者が天智であることを見抜きます。

天智が、トモダチゲームに友一たちを参加させた目的は、借金2000万円の返済だけでなく、自分の運命を狂わせた志法への復讐でした。1回目のトモダチゲームにて、借金を背負わされた天智は、その事実を検察官である父親に相談し、志法の父親で話を聞くことにしました。しかし、天智の父親は変わり果てた姿で帰ってきて、刑事である志法の父親は、死因は自殺だと言います。

一方、父親の死に疑問を覚えた天智は、父親は自殺ではなく、何者かに殺されたとみており、事件が沢良宜家で起きたことから、志法も何かしら知っていると推測します。一時は、志法へのストーキングから、事件の真相を探ろうと試みるも、トモダチゲームの運営側に危険視されたことを受け、やむを得ず断念しました。

しかし、修学旅行費の集金が現金で行われることや、集金金額の200万円が、トモダチゲームの参加費と同じことに目をつけた天智は、ゲームで志法を窮地に陥れ、父親の死について語らせようと試みました。

友一の推理により、裏切り者と見破られた天智でしたが、実は、本当の裏切り者は、天智・友一以外の3人に潜んでおり、天智は自分は裏切り者でないことや、お互いの信頼関係を証明するべく、友一の後を追って第3ゲームに挑みました。時には命の危機に瀕しながらも、友一を信じ続けた天智の奮闘は功を奏し、以降も友一や仲間のサポート役として活動していきます。

「トモダチゲーム」は、死亡者を出しかねないゲームも存在し、第3ゲーム「友情かくれんぼ」では、過酷すぎるゲームゆえに、天智の死亡もささやかれました。以下では、「トモダチゲーム」から、三笠天智の死亡や、天智の父親の死亡理由について考察しました。

第三ゲーム・友情かくれんぼにて、隠れ役に徹するあまり飢餓状態に陥った天智でしたが、寸前のところで友一が助けに来てくれたことで、一命を取り留めました。以降のゲームでは、命の危機にさらされるような状況には遭遇しておらず、単行本・19巻時点まで、天智の存命が確認できます。

三笠天智の父親は、息子を通じてトモダチゲームの秘密を知ってしまい、偶然、相談に向かった沢良宜家で死亡したことが判明しています。死因は自殺と断定されるも、刑事である志法の父親の不可解な発言等から、父親は何者かに殺害されたと推測します。後に天智の読みは的中し、大人のトモダチゲーム・トモダチ殺し合いゲームの参加者の中に、天智の父親を殺害した人物が紛れ込んでいたことが判明します。

その人物は、トモダチ殺し合いゲームにて、心木ゆとりの護衛の1人として活動しており、彼らが三笠天智の父親、三笠優高を死に追いやった犯人であり、同時にゆとりの裏切りも発覚しました。一方、天智が目星を付けていた沢良宜父子は、事件に巻き込まれた当事者だったことが判明し、ゆとり側の人間に口止めされたために、天智の父親の死について事実を語ることが出来なかったと推測されます。

これまで実写作品が制作されてきた「トモダチゲーム」でしたが、2022年4月からは待望のアニメシリーズが開始され、原作ファンからも注目を集めています。以下では、トモダチゲーム・三笠天智のアニメ声優・濱野大輝さんのプロフィールや、主な出演作品と演じたキャラを紹介します。

三笠天智のアニメ声優・濱野大輝さんは、1989年生まれ、東京都出身の声優です。声優養成所を経て、2013年に活動を開始し、海外作品の吹き替えを中心に出演しています。

声優・濱野大輝さんの主な出演作品は、アニメ「SSSS.DYNAZENON」ガウマ役、「遊戯王VRAINS」鬼塚豪役、「ブラッククローバー」ヴァルトス役、「ヴァ二タスの手記」ジャン＝ジャック役等です。海外作品では、映画「アクアマン」ブラックマンタ役、「アンチグラフビティ」ヴィクトル役、「ユダヤ人を救った動物園」ヤン・ジャビンスキ役、韓国ドラマ「華政」ホン･ジュウォン役等です。

以下では、トモダチゲームの真の裏切り者の発覚と、父親の死の真相が明かされた天智の動向が注目される、「トモダチゲーム」の三笠天智に関する感想や評価を紹介します。

緊迫した展開や先の読めないストーリー展開で人気急上昇のアニメ「トモダチゲーム」は、原作漫画ファンからも多くの注目を集めており、ネタバレを知るファンからは、天智の裏切りの目的などを語って欲しいとの声が見られます。「トモダチゲーム」の序盤では、悪の雰囲気をまとっていた天智でしたが、本当の裏切り者は別におり、天智は本当は良いキャラであることを知ってほしいとの思いが寄せられています。

「トモダチゲーム」のアニメ6話は、天智が裏切りを働いた真相や以外な事実が明かされ、次のゲームへは友一と共に、天智も参加することが決定しました。ファンからは、誠・志法・ゆとりの未参加を嘆く声が見られる一方、視聴者を驚愕させた衝撃の展開を見せつけた天智・友一が、第3ゲームでどのような活躍を見せるのか、2人の関係と共に期待が高まっています。

「トモダチゲーム」の裏切り者は、志法への復讐を目論み、友一たちをトモダチゲームに巻き込んだ三笠天智ではと推測されていました。しかし、ストーリーを追うごとに天智の裏切り者説は否定され、大人のトモダチゲーム編突入にて、心木ゆとりが怪しさを醸しています。また、ゆとりは、天智の父親の殺害に関与した人物と接点があり、事実を突き止めた天智とゆとりの関係の変化も注目されています。

「トモダチゲーム」の三笠天智の裏切りの真相や目的、沢良宜志法との関係や父親の死亡理由などを、あらすじネタバレを交えながら紹介しました。ストーリー序盤にて裏切り者として浮上した三笠天智でしたが、以降は友一たちと行動を共にしながらチームの勝利に貢献しています。大人のトモダチゲームにて、天智の父親の死亡理由が判明し、父親の死に関係する心木ゆとりとの関係が注目されています。