【進撃の巨人】ジャンの結婚相手はミカサ？最終回に登場した子供は誰の子？

ジャン・キルシュタインは『進撃の巨人』に登場するキャラクターの1人。主人公のエレン・イェーガーとは調査兵団に所属する仲間でありライバルという関係です。彼がエレンの幼なじみであるミカサに惚れているのはファンの間でも有名な事実だったのですが、ミカサはエレンを誰よりも大切にしており、ジャンのことは眼中にないだろうと考えられていました。

ところが、『進撃の巨人』最終回にてジャンとミカサが結婚し子供を儲けたのではないかと考えられるシーンが描かれ、多くのファンに衝撃を与えることになります。ここでは、ジャンの結婚相手はミカサなのか、ジャンの結婚相手がミカサだとすれば、彼女がジャンと結婚した理由は何なのか、などについての考察を見ていきます。考察を見ていく前に、まずは『進撃の巨人』の基本情報を押さえておきましょう。

『進撃の巨人』は2009年9月から2021年4月にかけて『別冊少年マガジン』で連載されていた漫画作品。作者は諫山創です。巨人の脅威に立ち向かう人類を描いたダーク・ファンタジー漫画で、全139話で完結しました。刊行されたコミックスは全34巻です。巨人が存在するという設定、シリアスな展開の数々が話題となり、日本のみならず海外でも高い評価を受けました。

2013年にテレビアニメ化され、2022年4月時点で第4期までが製作されています。2023年には第4期の完結編が放送予定となっています。その人気から、テレビアニメだけでなく実写映画化やゲーム化など、様々なメディアミックスが展開されました。原作の連載が終了した現在でも、多くのファンから注目され続けている作品です。

舞台となるのは、巨人の出現によって人類の生存が脅かされる世界。生き残った僅かな人類は、巨人も入れない巨大な3重の城壁を築き、その中で生きることで100年の間、仮初めの平和を謳歌していました。ところがある日、壁を超える巨体を持つ「超大型巨人」が出現。

壁の一部が破られ、巨人たちが壁内部に侵入してくるという事件が起こります。その事件で巨人に母親を喰われてしまった少年エレン・イェーガーは、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを決意。人類の存亡を懸けた戦いに身を投じていくことになります。

ジャン・キルシュタインは4月7日生まれで、年齢は15歳。身長は175センチで、体重は65キロ。ウォール・ローゼ南端トロスト区出身の人物です。12歳のときに、主人公エレン・イェーガーと同じ第104期訓練兵団に入団し、卒業時には総合6位の成績を修めました。性格は保守的で現実主義者。人類が巨人に勝つことはできないという考えから、当初は安全な内地が勤務先である憲兵団入りを目指していました。

とにかく巨人を駆逐したいと考え調査兵団への入団を希望していたエレンとは真逆の考え方をしており、そのためエレンとは度々衝突しています。後に、安全な内地勤務を目指すことをやめ、壁の外に出る調査兵団への入団を決意。エレンとは相変わらずぶつかりながらも彼を理解しようとする姿勢を見せるようになり、また死への恐怖を抱きながらも仲間をまとめて戦いに身を投じるなど、目覚ましい成長を見せるようになります。

マーレ編では19歳になっており、身長190センチ、体重89キロ。髪とひげが伸びており、顔つきがより精悍になっています。仲間をまとめて作戦を指揮できるリーダーシップは変わらぬまま。また、立体機動装置の扱いに長けているところも、15歳の頃から変わっていません。

『進撃の巨人』のジャンの結婚相手はミカサ？考察その1、ジャンはミカサのことが好きだった？『進撃の巨人』のヒロイン、ミカサ・アッカーマンは主人公エレンの幼なじみ。彼女はジャンとエレンと同じ第104期訓練兵団を首席で卒業しています。ジャンは出会った当初からミカサのことを気にしていました。

ジャンがエレンを目の敵にしていた理由は考え方の相違だけでなく、ミカサの存在があったからでもあるようです。重苦しい展開が続くため、はっきりとした恋愛描写が描かれたわけではありませんが、ジャンがミカサを気にかけていると捉えることができる描写は作中に何度か登場します。以上、『進撃の巨人』のジャンの結婚相手はミカサ？考察その1、ジャンはミカサのことが好きだった？でした。

『進撃の巨人』のジャンの結婚相手はミカサ？考察その2、ミカサは子供とジャンのような人物と一緒にいる。『進撃の巨人』最終巻には、雑誌掲載時には描かれていなかったシーンを追加した真の最終回が収録され話題となりました。加筆シーンで読者に大きな衝撃を与えたのは、ミカサらしき女性が子供を抱き、その傍らにはジャンのような男性が寄り添っているというものです。

3人の視線の先にあるのは、エレンの墓標。ミカサはエレンが巻いてくれたマフラーをずっと大切にしていました。子供を抱く女性の首にはマフラーが確認できるため、彼女がミカサであることはほぼ間違いないと考えられています。

女性がミカサであり、もし彼女が結婚したならば、その相手はミカサのエレンへの想いを知っており、その上でずっと彼女を気にかけ続けてきたジャンである。多くの読者がそう考えるのは当然のことでしょう。以上、『進撃の巨人』のジャンの結婚相手はミカサ？考察その2、ミカサは子供とジャンのような人物と一緒にいる、でした。

『進撃の巨人』のジャンの結婚相手はミカサ？考察その3、ジャンの将来の妄想の奥さんはミカサに似ている？作中、ジャンは自分の幸せな未来を妄想したことがあります。ジャンが理想とするのは、安全な土地で妻子と共に裕福な生活を送ることでした。このジャンの妄想に登場した妻はミカサと同じ黒髪で、さらに頬にはミカサと同じ傷がついていることが確認できます。

このことから、ジャンは変わらずにミカサのことを想っており、ミカサとの未来を理想として夢見ていることが想像できます。エレンを亡くし悲しむミカサを支え続けた結果、ジャンは妄想を現実のものにしたのかもしれない。そう考察されています。以上、『進撃の巨人』のジャンの結婚相手はミカサ？考察その3、ジャンの将来の妄想の奥さんはミカサに似ている？でした。

『進撃の巨人』の最終回に登場した子供は誰の子？考察その1、最終回に登場した子供はジャンとミカサの子孫？最終回では、エレンの墓標があるパラディ島が空爆を受けているシーンが描かれました。ビルが立ち並んでいる描写から、パラディ島が空爆を受けたのはミカサたちの時代からかなり後のことだと推察されます。やはり人間たちは、戦いをやめてはいなかったのです。

しかし激しい空爆を受けても、エレンが眠る場所にある木は無事でした。どれだけ時が経ったのか、巨木の前に1人の子供が現れます。その子供は首にマフラーを巻いており、ジャンとミカサの子孫ではないかと言われています。以上、『進撃の巨人』の最終回に登場した子供は誰の子？考察その1、最終回に登場した子供はジャンとミカサの子孫？でした。

『進撃の巨人』の最終回に登場した子供は誰の子？考察その2、ミカサが子供を作った理由。ミカサはずっとエレンのことを強く想っていました。そんな彼女がエレン以外の人間と結ばれたと捉えられる描写は、ファンの間で賛否両論を巻き起こしています。もし本当にミカサがジャンと結婚し子供を作ったのなら、その理由は何だったのでしょうか。

エレンもミカサのことが好きで、2人は両想いでした。エレンは自分がいなくなったあとも10年くらいはミカサに自分のことを引きずってほしい、と思っていました。しかし、幸せにならないでほしいとは言っていません。ミカサを不幸にすることは、エレンの本意ではないはずです。ミカサもエレンの気持ちをわかっており、だからこそ家族に囲まれて幸せになった自分をエレンに見せようと思った。

それがミカサが子供を作った理由の1つとして考察されています。ミカサは子供を作ったようですが、エレンの望み通り、一生エレンを想っていました。それは最終回に描かれたシーンから推察することができます。以上、『進撃の巨人』の最終回に登場した子供は誰の子？考察その2、ミカサが子供を作った理由、でした。

『進撃の巨人』の最終回に登場した子供は誰の子？考察その3、進撃の巨人の世界の未来はどうなっていく？先述の通り、『進撃の巨人』最終回ではパラディ島が空襲を受ける様子が描かれていました。人類は争いをやめません。空襲によって壊滅したパラディ島には草木が生い茂り、やがてエレンの亡骸が埋められた巨木の前に子供がやってきました。

巨木と、それを見上げる人間。この構図は、かつて始祖ユミルが巨人化能力を手に入れたときと同じ構図です。巨人化能力は再び継承されていく。そんな印象を読者に与えるラストでした。以上、『進撃の巨人』の最終回に登場した子供は誰の子？考察その3、進撃の巨人の世界の未来はどうなっていく？でした。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその1、1巻。訓練兵団を卒業することになったエレンたち第104期訓練兵団。卒業した兵士たちの進路は、3つに分かれます。成績上位者のみがなれる王の近衛兵・憲兵団。守備兵力である駐屯兵団。そして危険な壁外調査を担当する調査兵団です。ジャンは安全な内地で働ける憲兵団入りを志望しており、一方でエレンは調査兵団入りを希望していました。

考え方の相違から、ジャンとエレンは殴り合いの喧嘩を始めるのですが、それを仲裁したのがミカサでした。ジャンはミカサがいつもエレンと一緒にいて彼の味方をしていることが気に入らないらしく、エレンに「またそうやってミカサにおんぶに抱っこだ」「調査兵団にもミカサを巻き込むつもりだろう」と吐き捨てています。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその2、2巻。超大型巨人が出現し、訓練兵たちが戦意喪失していたときのことです。エレンが死んだことをアルミンから教えられたミカサは、絶望していた兵士たちを奮起させるために口下手ながら演説を行い、1人で巨人に立ち向かっていきます。そんなミカサの姿を見て、ジャンは仲間たちに発破をかけ、彼らを立ち上がらせました。

その後、ジャンは姿の見えないミカサを気にするのですが、仲間からミカサの立体機動装置はとっくにガス切れを起こしているはずなので喰われている、という旨の言葉を聞き、ショックを受けます。しかしミカサは奇跡的に生きており、無事だった彼女を見てジャンはほっとした表情を見せていました。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその3、4巻。訓練兵団の入団式の日のことです。ミカサと出会ったジャンは咄嗟に彼女に声をかけ、ミカサの黒髪を褒めました。ジャンはミカサに一目惚れしたのでしょう。

ジャンはミカサの美しい髪に特に惹かれたようですが、ミカサはエレンの提案で髪をあっさりと切ってしまいました。自分が褒めた髪をエレンの一言であっさりと切ってしまったミカサにジャンはショックを受け、以降、嫉妬心からかジャンのエレンに対する当たりはより強くなります。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその4、5巻。ミカサの頬には傷がありますが、これは巨人化能力を完全に制御できていなかったエレンが暴走し、近くにいたミカサに殴りかかった事件がきっかけでできたものです。ジャンはその頬の傷を見て、誰もがミカサのようにエレンのために死ねるわけではないことを指摘しました。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその5、8巻。女型の巨人との戦いのあと、地下で眠りについたエレン。その傍にはミカサとアルミン、そしてジャンの姿がありました。やがてアルミンが会議のために地上へ戻ることになり、それを見ていたジャンも「上に行こうかな」「地下室にいたら滅入るから皆出たほうがいいと思う」と言い出します。

その視線はミカサのほうに向けられており、ミカサに対しての言葉であることは明白でした。しかし、エレンの身を案じるミカサがそこから動くことはなく、ジャンは哀愁漂う背中を見せながら地下室を後にすることになります。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその6、12巻。ライナーとベルトルトに連れ去られてしまったエレンを奪還するべく動いていた調査兵団の面々。特にミカサはエレンを取り戻そうと必死でした。エレンを捕まえているライナーとベルトルトの周囲には巨人が大量に群がっていたのですが、にも関わらずミカサはそれを相手の隙と捉えて飛び込もうとします。それを制止したのはジャンでした。

その後、エレン奪還のために調査兵団は巨人の群れの中に突撃していきます。その際、エレンを早く助けようと焦っていたのか、ミカサが巨人に捕まってしまいました。それをジャンが、巨人の目に刃を突き立てることで救います。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその7、13巻。エレン奪還後、調査兵団は山小屋で過ごしていました。ミカサは重症を負っていたのですが、安静にせず、薪割りをしたり腹筋したりしています。

エレンはミカサが大人しくせず腹筋をしていたことを知っており、ジャンはミカサの様子を見ていたらしいエレンに「何覗いてんだ」とご立腹でした。また同じく13巻では、ミカサが銃で撃たれそうになったのをサシャが矢を放って阻止するのですが、それに対して「ミカサに当たったらどうする」と怒るジャンの姿も描かれています。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその8、14巻。調査兵団は憲兵団から命を狙われるようになりました。これまで調査兵団は巨人と戦ってきましたが、ここにきて同じ人間が敵になったのです。

巨人を倒すのではなく、同じ人間を殺さなくてはならなくなった状況に、ジャンは動揺します。一方、ミカサは同じ人間でも敵であれば殺すという覚悟をしていました。そんなミカサに、ジャンは何とも言えぬ視線を向けています。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその9、22巻。調査兵団の団長エルヴィンと、エレンの幼なじみであるアルミンが瀕死の状態でリヴァイ兵長のもとへ運ばれました。どちらか1人は巨人化の力で生き返ることができ、結果としてアルミンが生き返ります。

しかし、アルミンではなくエルヴィンを生き返らせるべきだったと考える者もいました。アルミンを生き返らせたことを納得していないフロックは、一度アルミンの生を諦めたミカサは大人だと口にします。ミカサの心を抉る言葉を口にしたフロックを止めたのはジャンでした。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその10、27巻。エレンの命の終わりが近づき、進撃の巨人の継承者を決める必要性が出てきました。ミカサは自分が引き継ぐと言うのですが、ジャンはミカサがアッカーマン家と東洋人の血族であるため巨人化できるかわからないという理由で、それを止めています。

『進撃の巨人』のジャンがミカサを気にするシーンその11、29巻。ミカサとアルミンに対してひどいことを言い、2人の心を傷つけたエレン。特にミカサはエレンの言葉で大きなショックを受けていました。ジャンはエレンがミカサをどう傷つけたのか、詳しく訊こうとします。

アニメ『進撃の巨人』でジャン・キルシュタインの声を担当したのは、声優・歌手の谷山紀章です。谷山紀章は1975年8月11日生まれで、血液型はB型。山口県出身で、所属事務所は賢プロダクションです。アニメ映画『AKIRA』を観たことをきっかけに声優を志すようになり、1996年から声優活動を始めました。

2004年に歌ったキャラクターソングをきっかけに歌声が注目されるようになり、2005年2月に歌手デビュー。同年9月には自身がボーカルを務める音楽ユニット「GRANRODEO」を結成しました。『うたの☆プリンスさまっ♪』の音楽ユニット「ST☆RISH」の一員としても知られており、第6回声優アワードでは「ST☆RISH」として歌唱賞を受賞しています。

ジャン・キルシュタインの声を担当した声優・谷山紀章の主な出演作品は『君が望む永遠』（鳴海孝之）、『DearS』（幾原武哉）、『美鳥の日々』（沢村正治）、『ゾイドジェネシス』（ロン・マンガン）、『金色のコルダシリーズ』（月森蓮、東金千秋）、『武装錬金』（早坂秋水）、『おおきく振りかぶって』（花井梓）、『Over Drive』（大和武）、『天元突破グレンラガン』（キタン）など。

また、『S・A〜スペシャル・エー〜』（雑賀八尋）、『とある魔術の禁書目録』（ステイル＝マグヌス）、『鋼殻のレギオス』（シャーニッド・エリプトン）、『うたの☆プリンスさまっ♪』（四ノ宮那月）、『AMNESIA』（イッキ）、『黒子のバスケ』（氷室辰也）、『SHOW BY ROCK!!』（クロウ）、『文豪ストレイドッグス』（中原中也）などにも出演しています。

ジャンは『進撃の巨人』の登場人物の中でも特に人気の高いキャラクター。その理由は、彼が良くも悪くも普通で人間味に溢れているからです。そんな彼が様々な出来事を乗り越えて成長していく様子に、多くの人が共感していました。

ジャンの人気の理由は彼が持つ人間臭さですが、アニメでジャンの声優を谷山紀章が担当したことも、彼の人気の理由の1つとなっているようです。谷山紀章の演技によって、ジャンはより魅力的なキャラクターになっていました。

『進撃の巨人』の主人公はエレンなのですが、実はジャンはエレンよりも主人公らしいキャラクターです。人間臭い葛藤を抱え、数々の戦いの中でそれを乗り越えて成長していくところが、ジャンの人気の理由の1つでしょう。

『進撃の巨人』に登場するジャンの結婚相手はミカサだったのか、ミカサがジャンとの間に子供を作った理由は何だったのかなどをまとめて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。ジャンの結婚相手がミカサである、とはっきり作中で明言されたわけではありません。しかし作中の状況や描写から見て、2人が結ばれた可能性はかなり高いようです。

気になった人はぜひ『進撃の巨人』を見て、ジャンとミカサの結婚説について自分なりの考察をしてみてください。また新たな発見があるかもしれません。以上、『進撃の巨人』ジャンの結婚相手はミカサ？最終回に登場した子供は誰の子？でした。