【はじめの一歩】一歩と宮田の関係は？試合実現の可能性となぜこじれたのかを考察

一歩と宮田はライバル関係にあり、二人の関係性はプロボクサーになる前から始まっていました。作中でもトップクラスの人気を誇る二人であり、『再戦の約束』というものがいつ実現するのかは多くのファンに注目されています。ここでは一歩と宮田の関係性の考察や土下座、戦わないのかどうかなどを見ていく前に、まず『はじめの一歩』や一歩と宮田の基本的な情報をまとめていきましょう。

『はじめの一歩』は圧倒的な人気を獲得するボクシング漫画であり、ボクシングをテーマにした作品としては『あしたのジョー』と並んで二大ボクシング漫画と評されています。『週刊少年マガジン』の看板漫画として130巻を超えるコミックスが刊行されていて、長期連載作品として長年愛され続けています。ここでは『はじめの一歩』の概要を簡単にまとめます。

『はじめの一歩』は累計発行部数は9600万部を突破しているメガヒット漫画であり、『週刊少年マガジン』で1989年から連載されています。1991年には『第15回講談社漫画賞少年部門』を受賞していて、テレビアニメも三度にわたって制作されている大ヒットコンテンツとなっています。気弱な少年・幕ノ内一歩がボクサーとして成長していく物語が描かれ、プロボクサーにも多くのファンがいます。

幕ノ内一歩は釣り船屋の息子であり、学生時代はいじめられて育ちました。そんな一歩はある日、プロボクサーである鷹村守に出会ったことでボクシングの魅力を知り、プロボクサーとしてデビューすることになりました。ひたむきにボクシングと向き合う姿勢を貫き、幕ノ内一歩はフェザー級において一躍注目の選手として活躍していくのでした。

一歩のプロフィールを見ていきましょう。幕ノ内一歩は鴨川ボクシングジム所属のプロボクサーであり、元日本フェザー級チャンピオンとなっています。一歩は全日本新人王、A級トーナメント制覇、フェザー級日本タイトル保持者という輝かしい経歴を持っています。現在は世界挑戦を目指していましたが二連敗しパンチドランカー疑惑で引退状態で鴨川ジムでトレーナーをしています。

宮田のプロフィールを見ていきましょう。宮田一郎は川原ボクシングジム所属のプロボクサーであり、幕之内一歩の最大のライバルとなっています。東日本新人王では間柴の蛮行により敗北してしまい、海外で世界ランクを上げ続けて、東洋太平洋フェザー級チャンピオンになりました。さらにWBC同級5位であり、世界に最も近い男という噂も上がるほどの天才ボクサーとなっています。

ここでは『はじめの一歩』の一歩と宮田の関係やなぜこじれたのかをネタバレ紹介してきましょう。一歩と宮田の関係は『はじめの一歩』の見どころの一つとなっていて、宮田と一歩の試合は作品の初期から注目されてふたりの『再戦の約束』こそが長年のファンの悲願でもありました。ふたりのライバル関係は二人が練習生のころから続き、互いにタイトルを取った後にもその戦いはなぜかこじれていき運命に翻弄されていきます。

一歩と宮田の関係をネタバレ①は『宮田に憧れていた一歩』です。一歩が初めてジムでプロを目指す宣言した日に会長が出した条件が宮田一郎とのスパーリングでした。二人は高校生同士ですが、一歩は完全な素人で宮田は天才ボクサーですでにプロでも通用すると言われるほどの強さと才能を持っていました。二人のスパーは宮田の圧勝でしたが、一歩は根性で立ち上がり続けて会長は入会を認めました。

一歩はその後数か月間会長の直接指導を受けて、宮田一郎と再戦を果たします。そのスパーリングは一歩のKO勝ちという結果で、一勝一敗と宮田と一歩は引き分けたことになります。この頃から一歩にとっては宮田は憧れであり、目標でもありました。二人はプロのリングで決着をつけようと約束し、新人王戦の決勝で会おうと約束して別れます。本来であればその願いはすぐに叶うはずでした。

一歩と宮田の関係をネタバレ②は『試合スケジュールがすれ違う一歩と宮田』です。一歩は約束通り、東日本新人王戦の決勝に進みました。しかし、宮田は間柴の反則行為によって敗北して、決勝にたどり着くことができませんでした。その後は一歩は全日本新人王になり、A級トーナメントを制覇と輝かしい経歴を積み上げていきます。しかし、宮田は海外へと出ていき、一歩とは別のルートでタイトルを目指します。

そして、一歩と宮田の道は離れていってしまいました。一歩はその間デンプシーロールを修得し、二度目の挑戦で日本チャンピオンになります。宮田はその間にアジアで試合を続けて東洋太平洋チャンピオンになりました。二人はタイトルホルダー同士でそのスケジュールがかみ合うことはありませんでした。さらに一歩にとっては宮田は天敵という事もあり、二人は共に防衛戦を重ねていきました。

一歩と宮田の関係をネタバレ③は『宮田の土下座』です。宮田の土下座は二人の運命を大きく変えるモノでした。ある日、宮田が一歩の前に姿を現します。それは『もう戦わない』ということを一歩に伝えるためのモノでした。その場で土下座して謝る宮田に対して一歩はなぜなのか理由を聞きますが、宮田がなぜ戦えなくなったのか語ることはありませんでした。しかし、次の防衛戦の相手を見てなぜかは判明します。

その相手とは宮田の父親を東洋太平洋タイトルで下した相手の息子であり、その戦いは宮田にとっては原点と言えるものだったのです。宮田は一歩との再戦をあきらめてでもこの相手『ランディー・ボーイ・Jr.』との防衛戦を望みました。そのために二人の運命は再び大きく狂ってしまい、宮田の防衛が成功した後にも一歩と宮田の試合が決まることはありませんでした。そして二人にとって決定的な出来事が起きてしまいます。

一歩と宮田の関係をネタバレ④は『パンチドランカーを発症し引退する一歩』です。一歩は順調に世界ランクを上げていき、世界ランク2位のアルフレド・ゴンザレスとの試合が決まりました。しかし、その前から一歩にはなぜか距離感が掴めないという異変が起きていました。ゴンザレスにKO負けしてしまい、その後からパンチドランカー症状が顕著になっていきます。そして一歩は再起戦にも敗北しある大きな決断をすることになります。

一歩はパンチドランカー症状をこれ以上悪化させないために引退することを決意します。そして、この決断によって宮田との試合は完全に消滅してしまいます。宮田は一歩のパンチドランカー症状を信じておらず、一時的な症状である可能性を指摘しています。一歩は宮田との関りに悩みますが、釣り船屋を続けるためには体を壊すわけにはいかないと引退を撤回することはありませんでした。

一歩と宮田の関係をネタバレ⑤は『セコンドになる一歩』です。一歩はプロボクサーを引退しましたが、その後は鴨川ジムでトレーナーとして働き、板垣たちのセコンドにもついています。そこで一歩はボクシングというモノを外の世界から見ることで新たな視点を手に入れました。鷹村との試合では世界最高峰の試合を目にして、ボクサーとしての感覚をこれまでとは違った形で磨いています。

一方の宮田は防衛戦で苦戦を強いられつつも、フェザー級に留まり続けます。そして一歩に『誰が(パンチドランカーだと)診断した？』と問います。実はパンチドランカーは医学的には診断することが難しく、一時的なものでしばらくボクシングから離れると回復する例もあります。一歩もこの状態の可能性が高く、セコンドとしての経験を復帰後に見せてくれると宮田は信じているような言動を見せるのでした。

ここでは『はじめの一歩』の一歩と宮田はもう戦わないという事や試合実現の可能性を考察していきましょう。一歩と宮田はもう戦わないと言われてしまっているのは一歩の現状ではプロボクサーとして戦うことがほぼ不可能だからです。さらに試合実現の可能性もファンには注目されていて、もう戦わないという可能性が出ているのも関わらずファンには二人の戦いが気にされています。

一歩引退後の宮田一郎をネタバレ紹介していきましょう。一歩が引退してしまった以上、宮田一郎がフェザー級に留まる必要はありません。しかし、宮田はフェザー級の東洋太平洋チャンピオンとして防衛を続けていました。その行動の真意は誰にも明かされていませんが、宮田一郎だけは一歩が引退を撤回して戻ってくることを信じていることが彼の言動からわかっています。

一歩引退後の宮田一郎をネタバレ①は『一歩が引退した後の宮田一郎』です。一歩が引退しても減量がきついフェザー級に残り続けています。それはいつの日か一歩と戦う日に備えているとも言われていますが、それにしても一歩が引退している以上、戻ってくる確証はありません。一歩にはパンチドランカー疑惑が出ているので、本当にパンチドランカーになっていたら戻ってくることはほぼ不可能です。

それでもフェザー級の東洋太平洋チャンピオンとして防衛戦を続けていて、その理由は『一歩と戦えなかったことへの未練』と『一歩と戦った者たちへの嫉妬』でした。そうした思いをかけて精彩を欠きながらも防衛を続ける姿を一歩も試合会場で見ていました。

一歩引退後の宮田一郎をネタバレ②は『宮田の一歩へ対する執着心』です。宮田の一歩への執着心は誰にも理解されません。一歩にしか理解できないことで、宮田はそのために体格が限界を迎えているフェザー級にこだわり続けました。千堂にもそうしたことを指摘されていましたが、千堂は一歩と戦いました。ヴォルグも間柴も戦っていて、一歩との対戦を誰よりも熱望して戦えなかった宮田の気持ちは誰にも理解できませんでした。
 

一歩引退後の宮田一郎をネタバレ③は『宮田一郎をあしたのジョーの矢吹丈に寄せている？』です。宮田一郎を『あしたのジョー』の矢吹丈に寄せていたキャラクターになっていると考えられていて、見た目や減量苦に苦しんでいることなどがそういわれる要因です。『あしたのジョー』は作者・森川ジョージにとっては目標としている作品で、『あしたのジョー』の作者ちばてつやを尊敬していることを公言しています。

なぜ戦わないのかという答えはこの作品にあります。宮田と一歩の試合は『あしたのジョー』でいえば矢吹丈と力石の戦いであり、森川ジョージはこの二人の伝説の一戦を超えられないと考えたからではないかとファンには考察されています。そのため森川ジョージは『あしたのジョー』を尊敬するあまり、一歩と宮田が戦わないという選択肢を取っているとされています。

『はじめの一歩』の最終回は一歩と宮田の試合になると考えられています。このまま一歩が復帰すれば、世界タイトルを狙うことは確実でその標的はリカルド・マルチネスという事になります。しかし、宮田とはノンタイトル戦でも戦うと互いに公言しているので、どんな形でもいいというのであれば実現の可能性はかなり高くなっています。その際には二人とも世界トップクラスのボクサーとして戦うことをファンは願っています。

ここでは長年高い人気を誇っている『はじめの一歩』の宮田が登場するはじめの一歩の打ち切り疑惑を見てきましょう。近年、『はじめの一歩』は漫画ファンが困惑する展開が続いていると言われていて、『はじめの一歩』の打ち切り疑惑が出ています。それは主人公の幕ノ内一歩の動向に関することが原因となっていて、長年のファンでも理解できない展開が数年間続いています。

宮田が登場するはじめの一歩の打ち切り疑惑①は『迷走するストーリーに批判殺到』です。迷走するストーリーというのは『一歩の引退』です。一歩は世界前哨戦で敗北し、その後パンチドランカー症状の疑いが出始めます。そして一歩は二連敗し引退して、連載は終了すると考えられていました。しかし、その後トレーナーに転向し、ライバルたちの試合を見ていたりする展開が数年間描かれていまだに連載中となっています。

宮田が登場するはじめの一歩の打ち切り疑惑②は『編集部とのトラブル』です。こうした展開から編集部とのトラブルがあったのではないかとも言われるようになりました。実際に電子書籍化などで意見の相違があるともいわれていて、それが原因で打ち切りの流れにあるのではないかとも言われていました。現在では電子書籍もされていて、物語も安定してきていると言われています。

ここからは『はじめの一歩』の一歩と宮田のアニメ声優を見ていきます。一歩と宮田のアニメ声優は圧倒的な人気を獲得していて、二人の演技力でライバル関係はよりいいものになっていると絶賛されています。アニメ『はじめの一歩』は三度のアニメ化がされているので、アニメで『はじめの一歩』を知ったという人も多く、二人のアニメ声優は注目されています。ここでは二人の声優の基本的な情報をまとめます。

一歩のアニメ声優は喜安浩平です。喜安浩平は1975年2月19日は日本の男性俳優であり、声優や演出家、脚本家などその活動は多岐にわたっています。愛媛県伊予郡松前町出身で、『はじめの一歩』の一歩役が声優としてのデビュー作となっています。『テニスの王子様』の海堂薫でも知られ、大ヒット映画『桐島、部活やめるってよ』では脚本家として高い評価を得たことでも知られています。

宮田のアニメ声優は関智一です。関智一は1972年9月8日生まれの声優であり、舞台俳優や歌手などとしても活躍しています。東京都江東区深川出身、アトミックモンキーの名誉会長をしています。近年活躍がめざましい声優の一人であり、『PSYCHO-PASS サイコパス』の狡噛慎也や『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のハドラー、『呪術廻戦』のパンダなどの作品で知られています。

ここでは『はじめの一歩』の一歩と宮田に関するネット上の感想や評価を見ていきましょう。一歩と宮田はライバル関係であり、ふたりのどちらが強いのかはファンが最も気にしている事柄となっています。一歩と宮田という二人の関係性は作品の見どころの一つなので、『はじめの一歩』の一歩と宮田に関する感想や評価はネット上でも数多く集まっています。

一歩と宮田の試合が見たいというファンも数多くいて、二人の試合はファンにも待望されています。ネット上には『作中のキャラだけじゃなくてはじめの一歩ファンが一番待ち望んでたのが、まさにこの宮田VS一歩でしたよね』という声や『宮田が負けるのも展開的にありそうだけど、宮田と一歩の戦いが見たい』という声、『どうしても一歩と宮田の試合が見たい』という声が挙がっています。

宮田と一歩はどっちが強いのかも注目されていて、ライバル関係の二人の強さはファンの間でも議論になっています。ネット上には『一歩と宮田どっちが強いかで不毛に盛り上がった 俺は宮田派』という声や『今現在の一歩と宮田ってどっちが強いのか。俺が思うに多分宮田』という声、『宮田くんと一歩はどっちが強いの？』という声が挙がっています。

宮田と一歩の関係性は話題になっていて、二人の仲は多くのファンに絶賛されていることでも知られています。ネット上には『一歩と宮田の関係性めっっちゃエモくてやばい』という声や『一歩と宮田くんの関係性がたまらんのだが』という声、『これを機に全人類はじめの一歩みてくれ。宮田くんと一歩の関係性がめちゃくちゃ良いから』という声が挙がっています。

宮田の土下座のシーンはファンにも衝撃を与えていて、土下座からの怒涛の展開も注目されました。ネット上には『宮田土下座事件はかなり衝撃だったな。土下座の後の展開も衝撃だったし』という声や『本当これね。土下座は宮田の衝撃シーンのひとつです。土下座はびっくりしたわ。』という声、『土下座以降も宮田君に関しては衝撃シーンいっぱいありますよ』という声が挙がっています。

今回は大ヒットボクシング漫画『はじめの一歩』について一歩と宮田の基本的な情報や再戦や土下座などの一歩と宮田の関係をネタバレ、一歩と宮田はなぜ戦わないという事や試合実現の可能性、はじめの一歩の打ち切り疑惑、一歩と宮田のアニメ声優、ネット上の感想や評価などを紹介してきました。一歩と宮田の試合はファンにも熱望されていて、もう戦わない可能性も指摘されています。

なぜかといえば一歩が引退状態にあるためです。戦わないのかというよりも戦えない状況にあり、宮田と戦わないかどうかはファンにも議論になっています。一歩と宮田は作中の中でも最も熱望されているライバルなのでふたりの関係性やなぜ戦わないのかにも注目して、『はじめの一歩』をお楽しみください。