【鬼滅の刃】鬼舞辻無惨の生い立ちとは？鬼になった過程や産屋敷家との関係は？

「鬼滅の刃」に登場する鬼舞辻無惨とは、竈門炭治郎の宿敵で「全ての鬼の始祖」と言われています。そんな鬼舞辻無惨について今回は、鬼舞辻無惨の生い立ちが何巻・何話に描かれており、どのような過去があるのか、さらには鬼殺隊を束ねる「産屋敷家」との関係などについても詳しくご紹介していきます。

鬼舞辻無惨が登場する「鬼滅の刃」は、「週刊少年ジャンプ」で2016年から2020年にかけて連載されました、原作者は吾峠呼世晴先生で、2013年頃から漫画家として活動されていました。そんな吾峠呼世晴先生にとって初の連載作品である「鬼滅の刃」は、過去の読み切り作品「過狩り狩り」のモチーフを利用しており、「過狩り狩り」には「大正時代」「吸血鬼」などの「鬼滅の刃」に通じるテーマが盛り込まれていました。

鬼舞辻無惨が登場する「鬼滅の刃」のあらすじをご紹介していきます。竈門炭治郎は炭焼きの一家に生まれ、長男として父親亡き後働いていました。そんな炭治郎の家族がある日突然鬼に惨殺され、生き残った妹・禰󠄀豆子も鬼へと変えられてしまいました。炭治郎は鬼になった禰󠄀豆子を人間に戻す事を誓い、鬼に詳しく討伐を目的としている「鬼殺隊」への入隊を志願しました。こうして炭治郎と鬼との戦いは始まっていきました。

「鬼滅の刃」に登場する鬼舞辻無惨のプロフィールをご紹介していきます。鬼舞辻無惨（きぶつじむざん）は、年齢は明かされておらず、179cmで75kgという長身の体型をしています。そんな鬼舞辻無惨は平安時代に妻を5人娶りましたが、その5人共が鬼舞辻無惨の酷い毒舌によって自殺に追い込まれたそうです。人間であった時代から冷酷な性格だった鬼舞辻無惨は、輸入された品物や外国の言葉などに興味を強く示していたようです。

「鬼滅の刃」に登場する鬼舞辻無惨は、鬼の始祖とも言われ全ての鬼を作った張本人です。人間として生まれた鬼舞辻無惨ですがある理由から鬼へと変化し、その後は自身の血を分け与える事で人間を鬼へと変えてきました。その為、鬼舞辻無惨は他の鬼とは違い、別格の能力を持っており、鬼の弱点と言われている首を切り落としても鬼舞辻無惨は死ぬ事はありません。そんな最強の鬼・鬼舞辻無惨が唯一弱点とするのが日光でした。

そんな鬼の中でも特別な存在の鬼舞辻無惨は一体何歳なのでしょうか？鬼舞辻無惨は平安時代に生まれており、大正時代の作中ではすでに1000年以上生きていました。その為鬼舞辻無惨の年齢は1000歳から1100歳程度と考えられています。そして、作中で鬼舞辻無惨を倒そうと画策した珠世と胡蝶しのぶが作った薬によって9000年老化させられている鬼舞辻無惨の寿命は、いつ0になってもおかしくはないと推測されていました。

「鬼滅の刃」に登場する鬼舞辻無惨について寿命や年齢、プロフィールなどをご紹介してきました。そんな鬼舞辻無惨の生い立ちはどのような過去なのでしょうか？そこで次は鬼舞辻無惨の生い立ちが何巻の何話で描かれているのかをご紹介していきます。さらに鬼舞辻無惨の生い立ちが何巻の何話で描かれたのかを紹介するのに合わせ鬼舞辻無惨の生い立ちや過去のエピソードを産屋敷家との関係を含めてご紹介していきます。

鬼舞辻無惨の生い立ちが何巻の何話で描かれているのかをご紹介していきます。鬼舞辻無惨の生い立ちが何巻の何話で描かれているのかという事ですが、まず何巻で生い立ちが描かれたのかをご紹介していきます。何巻という事ですが、15巻での事でした。そして鬼舞辻無惨の生い立ちが描かれたのが、何話という事ですが、127話での事でした。つまり生い立ちが何巻の何話という事では、「15巻の127話」である事が分かっています。

鬼舞辻無惨の生い立ちが単行本で収録されているのは何巻の何話という事ですが、「15巻の127話」である事が判明していました。そこで次は、何巻の何話という事で判明した「15巻の127話」で実際に描かれた鬼舞辻無惨の生い立ちや過去を詳しくご紹介していきます。さらに産屋敷家との関係が分かるエピソードが何巻の何話で描かれていたのかについても合わせてご紹介していきます。

鬼舞辻無惨の生い立ちネタバレ1つ目は「産屋敷一族に生まれる」です。鬼舞辻無惨は平安時代の貴族として生まれました。この生まれた血筋が産屋敷一族と判明したのは何巻の何話でしょうか？この鬼舞辻無惨の生まれが産屋敷家の血筋である事が描かれたのが何巻の何話という事ですが、産屋敷家の血筋である事は「16巻137話」である事が分かっています。そして産屋敷家は鬼舞辻無惨が鬼となった事で呪われてしまいました。

産屋敷家は病弱な家系と言われています。これは前述した鬼舞辻無惨の呪いで、産屋敷家はこの呪いによって一族が絶えてしまう危機に陥りました。そこで神主から助言を受けた産屋敷家の者達は、「鬼舞辻無惨を倒す為に尽力すれば一族は絶えない」という言葉を信じ、鬼殺隊を結成し鬼を退治していく道を選びました。このような産屋敷家のエピソードが描かれたのが何巻の何話という事で、前述した通り「16巻の137話」でした。

そんな産屋敷家の血筋で生まれた鬼舞辻無惨は、貴族として身分の高い存在でしたが、その体は非常に病弱でした。生まれる前から何度も心臓が止まり、生まれた時も仮死状態でした。その後火葬される前に「生きたい」と鬼舞辻無惨本人が強く願った事で産声を上げ、九死に一生を得ました。そんな鬼舞辻無惨は20歳まで生きられないと言われていましたが、とある方法によって前述したように1000年以上生きる事になりました。

鬼舞辻無惨の生い立ちネタバレ2つ目は「鬼になった理由は医療ミスだった？」です。産屋敷家と鬼舞辻無惨との関係や過去について明かされたのが何巻の何話かをご紹介してきましたが、次は鬼舞辻無惨が鬼になった理由をご紹介していきます。鬼舞辻無惨が鬼になった理由が描かれたのは何巻の何話なのでしょうか？これも、前述と同じように鬼舞辻無惨の生い立ちや過去を描いた「15巻の127話」で明かされています。

平安時代に生まれた鬼舞辻無惨は、生まれながらに病弱な体質である事をご紹介しました。そんな鬼舞辻無惨は20歳になるまでに死んでしまうと余命宣告も受けていました。そこで鬼舞辻無惨の主治医は自作の新薬を鬼舞辻無惨に投与しました。この薬で鬼舞辻無惨を少しでも長生きさせようと試みたようです。しかし一向に症状が良くならず、痺れを切らした鬼舞辻無惨は主治医を自らの手で殺してしまいました。

主治医を殺した事で当然鬼舞辻無惨への新薬の投薬は終了しました。しかしここで鬼舞辻無惨に異変が起こりました。体が軽快し調子が良くなっていきました。そして同時に鬼舞辻無惨の体は鬼へと変化していました。虚弱だった体質は健康で強靭となりました。しかし一方で弊害もあり、鬼舞辻無惨は鬼になった事で日光の元へ出る事ができなくなった他、人間の肉を食べないと生きていけない体になってしまいました。

このように鬼の始祖である鬼舞辻無惨が鬼へ変化したのは、鬼舞辻無惨の主治医が「鬼舞辻無惨が長生きできるように」と「青い彼岸花」を使用した新薬を開発し、それを鬼舞辻無惨に投与したからだと判明しています。この主治医の行為が単なる医療ミスなのか、それとも故意に行なったのかは明かされていませんが、鬼殺隊を苦しめる「鬼」という存在が医者によって作られた事に驚きの声も多く寄せられていました。

産屋敷家に生まれた人間の鬼舞辻無惨が、いかにして鬼へ変化したのかについてご紹介してきました。そしてこの過去のエピソードが何巻の何話に収録されているのかも詳細をご紹介しています。そして次はそんな鬼舞辻無惨の生い立ちネタバレ3つ目「鬼になる前の性格」についてご紹介していきます。前述したように鬼舞辻無惨は人間として平安時代に生まれ、貴族として生きていました。

その頃の鬼舞辻無惨はどんな人物だったのでしょうか？鬼舞辻無惨の人間だった頃の性格は前述したように5人の妻を自殺に追い込む程の冷酷なものだったようです。そんな鬼舞辻無惨の性格について作者は、「他者の負の心理を読む事に長けていた」事から「惨たらしい程の毒舌」だったと明かしています。これらの事から、鬼になった後部下に「パワハラ」を働く鬼舞辻無惨の性格は、人間だった頃と変わりないと言われています。

鬼舞辻無惨が平安時代に生まれ主治医の作った新薬によって鬼へ変化してしまった過去をご紹介してきました。そこで次は鬼舞辻無惨が人間から鬼へ変化してしまった後のエピソードをネタバレ紹介していきます。

鬼舞辻無惨は20歳までに死んでしまうと言われた病弱な体質から、医者の作った新薬によって不死身で強靭な肉体を手に入れました。しかし一方で「日光に当たると死んでしまう」という決定的な弱点を背負う事になってしまいました。そこで鬼舞辻無惨は「日光を克服する」事を最優先事項として考えました。結果鬼舞辻無惨が思いついたのが、「青い彼岸花を探す」という方法でした。

「青い彼岸花」とは、鬼舞辻無惨の主治医が新薬の原料としていたもので、この新薬によって鬼舞辻無惨を鬼へと導いた不思議な力を持つものでした。そんな「青い彼岸花」はとても貴重なもののようで、鬼舞辻無惨の主治医しかその生息場所を知りませんでした。その為、鬼舞辻無惨は「日光を克服する」にあたって重要なアイテムと考えた「青い彼岸花」を情報なしの状態から探し出さなければなりませんでした。

鬼舞辻無惨は「日光を克服する」為に、「青い彼岸花」を探す事にしました。そして「青い彼岸花」を探す為に人間社会に溶け込んで生活していた鬼舞辻無惨は、「青い彼岸花」が昼間の限られた数分間しか咲かない貴重な花である事を突き止めます。そこで鬼舞辻無惨は、「青い彼岸花」を探す人手を確保する為、「血を分け与える事で鬼へ変化させる」という特殊な能力を使用して手下の鬼を量産していきました。

鬼舞辻無惨は「青い彼岸花」を部下の鬼達に探させながら、もう1つの可能性を試していました。その可能性と言うのが、「太陽を克服できる鬼を作る」と言うものでした。鬼舞辻無惨は鬼を量産し、強い鬼を作っていく事で、自身最大の弱点である「太陽を克服」できる鬼を探していました。鬼舞辻無惨は「太陽を克服した鬼」を食べれば、自分もその能力を得られると考えていた為です。

「鬼滅の刃」に登場する鬼舞辻無惨について、過去や生い立ちが何巻の何話に描かれているのかを詳しくご紹介してきました。それと共に鬼になる前の鬼舞辻無惨の性格などにも触れました。そこで鬼舞辻無惨の冷酷で酷い性格は明るみに出ましたが、次はそんな鬼舞辻無惨の「パワハラ気質」について詳しくご紹介していきます。

鬼舞辻無惨のパワハラ気質として有名なエピソードが、「パワハラ会議」と呼ばれているエピソードでした。これは、下弦の鬼の1人・累が鬼殺隊に倒された事に激怒した鬼舞辻無惨が、「下弦の鬼はいらない」と全て殺してしまったエピソードを指しています。鬼舞辻無惨に怯える下弦の鬼達を次々と殺してしまう鬼舞辻無惨の様子があまりに理不尽で、まさにパワーハラスメントと称されるに相応しいエピソードとなっていました。

鬼舞辻無惨のパワハラ気質を表すエピソード2つ目は猗窩座への対応です。猗窩座は上弦の参で、無限列車に乗車し魘夢を倒した鬼殺隊と対峙しました。そしてそこで炎柱・煉獄杏寿郎を倒しています。猗窩座は鬼舞辻無惨の命令通り「柱を倒す」事を果たしていましたが、鬼舞辻無惨は猗窩座が日の出が近いという理由で逃げ帰ってきた事を咎め、憤怒しました。このように柱を倒した猗窩座にさえも理不尽に怒りを振りかざしていました。

鬼舞辻無惨のパワハラ気質を表すエピソード3つ目は玉壺への仕打ちでした。玉壺と言えば、上弦の伍で壺から首が生えた姿をしています。そんな玉壺は鬼舞辻無惨の命令通り有益な情報を手に入れ、意気揚々と鬼舞辻無惨に報告しました。しかしそんな玉壺の様子に鬼舞辻無惨は「確定していない情報を報告するな」と理不尽に怒り、終いには玉壺の首を壺から取ってしまいました。

玉壺はその程度では死なないキャラクターではありますが、情報を持ち帰った部下に対し理不尽に怒り首をもぎ取ると言う乱暴な行いに、ファンからは「パワハラ」と言う声が寄せられていました。しかし玉壺は鬼舞辻無惨に心酔している為、鬼舞辻無惨から与えられる仕打ち全てが喜びとなってしまうので、理不尽な振る舞いに驚いてはいるものの、「そこがいい…」と悦に浸る様子が描かれていました。

鬼舞辻無惨の過去や生い立ちだけでなく、鬼舞辻無惨自身のパワハラ気質などを詳しくご紹介してきました。そんな鬼舞辻無惨には因縁の相手がいる事をご存知でしょうか？それは鬼舞辻無惨が竈門炭治郎を目の敵にする原因となった人物でもありました。そこで次はそんな鬼舞辻無惨の因縁の相手・継国縁壱について詳しくご紹介していきます。

鬼舞辻無惨の因縁の相手・継国縁壱とはどのような人物なのでしょうか？継国縁壱（つぎくによりいち）は「始まりの呼吸の剣士」と呼ばれています。「始まりの呼吸」とは「日の呼吸」を指しており、鬼殺隊の剣士が使用する「呼吸法」の大元となった呼吸の使い手です。継国縁壱は上弦の壱・黒死牟の双子の弟で、卓越した剣の才能を持って生まれました。その才能は兄である黒死牟（継国巌勝）を凌ぐ程でした。

優しい性格から争いを好まず、武家である生家は双子の兄に託し出奔しています。出奔後はうたという女性と知り合い結婚し子どもをもうけますが、鬼によって殺されてしまいました。この時鬼狩りと出会った事で、継国縁壱も鬼狩りの道を歩みます。そして鬼舞辻無惨と対峙し、この時心臓や脳が複数存在する鬼舞辻無惨と戦うために「日の呼吸」を生み出したと言われています。

結局、鬼舞辻無惨を取り逃してしまった継国縁壱は、その責任を取って鬼殺隊を除隊する事になりました。その後うたと暮らしていた家を訪れた際に、そこに住んでいた竈門炭吉と出会いました。そこで継国縁壱は自身の事や「日の呼吸」の事を竈門炭吉へ話し、その後自身が身につけていた花札風の耳飾りを竈門炭吉へ餞別として渡してその場を去りました。

生まれながらに痣があった継国縁壱は、長生きができないと思われていましたが、継国縁壱はその後60年近く生きました。そして自身の兄である黒死牟と再会し、兄の変わり果てた鬼の姿に思わず涙してしまいました。しかし継国縁壱は現実から目を背けずに黒死牟と戦いますが、追い詰めたところで寿命で息絶えるという最期を迎えていました。

鬼舞辻無惨の因縁の相手である継国縁壱ですが、鬼舞辻無惨は継国縁壱をとても恐れていました。それは継国縁壱が生きている間は身を潜めた程のトラウマだった事が分かっています。ではなぜ鬼舞辻無惨は継国縁壱をそこまで恐れていたのでしょうか？それは鬼舞辻無惨が継国縁壱と戦った時の事でした。鬼狩りとして鬼舞辻無惨に出会った継国縁壱は鬼舞辻無惨を見てすぐに「私はこの男を倒す為に生まれた」と感じたと言います。

鬼舞辻無惨は有能な人間を鬼にしてより強い鬼を作ろうとしていました。しかし呼吸を使う剣士は、黒死牟が鬼になった事で目的を果たしており、鬼舞辻無惨は用無しとなった継国縁壱を殺そうと襲いかかりました。しかし継国縁壱は一瞬で鬼舞辻無惨の急所を読み取り攻撃しました。あまりの早さに体の再生が追いつかず、鬼舞辻無惨は継国縁壱にトドメを刺されてしまう寸前でした。

その時継国縁壱から逃れる為、鬼舞辻無惨がとった奇策は「無数の肉片となって弾け飛ぶ」というものでした。この時1800近くの肉片に鬼舞辻無惨は分裂し、継国縁壱の前から逃亡しました。継国縁壱は1800の肉片の内、1500は斬ったそうですが、300程の肉片を逃してしまいました。これによって鬼舞辻無惨は生き長らえますが、この時の経験がトラウマとなり、継国縁壱の寿命が尽きるまで鬼舞辻無惨は身を隠していました。

その後も珠世が鬼舞辻無惨を「臆病者」と呼んでいたり、鬼舞辻無惨が継国縁壱のしていた花札のような耳飾りを竈門炭治郎が身につけていたのを目撃し、過剰に反応し部下の鬼に竈門炭治郎を殺すように鬼気迫る様子で命じました。このような鬼舞辻無惨の行動や態度から、継国縁壱亡き後でも継国縁壱にされた事の記憶は鮮明に焼き付いているようで、鬼舞辻無惨にとって継国縁壱は因縁の相手となっているようです。

鬼舞辻無惨の過去や生い立ちについて何巻の何話に収録されているかをご紹介し、さらには鬼舞辻無惨の因縁の相手継国縁壱についても詳しくご紹介してきました。そんな鬼舞辻無惨は「人間を鬼へ変えられる」という能力の他に、自身の見た目を自由自在に変化する事ができるというものも含まれていました。次はそんな鬼舞辻無惨の返信姿について詳しくご紹介していきます。

鬼舞辻無惨の変身姿1つ目は子どもの姿です。子どもの姿の時の鬼舞辻無惨は、「俊國（としくに）」という名前でした。製薬会社に関係の深い家の養子として俊國は生活しており、鬼舞辻無惨は俊國としてこの家で暮らす事によって「太陽を克服する薬を作る為の場所」を確保していたと言われています。俊國は精悍な顔立ちの少年で、裕福そうな両親に可愛がられながら大切に守られていました。

鬼舞辻無惨の変身姿2つ目は男性の姿です。男性の姿の時の鬼舞辻無惨は「月彦（つきひこ）」という名前でした。竈門炭治郎は初めて鬼舞辻無惨と出会った時、鬼舞辻無惨がこの月彦の姿で人間に紛れ込んでいた状態でした。妻や子どももいるようで、美しい奥さんに「月彦さん」と呼ばれるシーンも描かれていました。そんな月彦は、鬼舞辻無惨が女性の姿では行けない場所などで情報収集をする為の姿であると言われています。

鬼舞辻無惨の変身は、全て「青い彼岸花を見つけ太陽を克服する薬を作る」という目的の為に行われています。女性や男性、子どもと姿を変える事で、幅広い場所や分野から「青い彼岸花」の情報を得る事ができると考えたようです。月彦は貿易商の実業家で、俊國と同様に裕福な身なりをしています。鬼舞辻無惨は鬼であり、日光の元を歩く事はできませんが、人間に化けている際には「病気」などと嘘をついて誤魔化しているようです。

鬼舞辻無惨の変身姿3つ目は女性の姿です。女性の姿では芸妓に化けていました。着物を着こなし妖艶な魅力を放つ容姿になっており、鬼舞辻無惨は芸妓に化ける事によって様々な人間から「青い彼岸花」について情報収集すると共に、鬼では動けない昼間などの情報収集を人間を使って行っていたようです。前述した鬼舞辻無惨の「パワハラ会議」もこの芸妓の姿で行われ、美しい女性が残虐な行いをする印象深いシーンとなりました。

この鬼舞辻無惨の女性の姿にはファンからも反響が大きいようで「美しい」と絶賛の声が寄せられていました。鬼舞辻無惨はその美しい容姿を使用して、女性という特殊な立場を利用し芸妓として潜入していたようです。芸妓として潜入した理由として、裕福な経済状況の顧客であれば様々な方面に人脈を持っていると考えられ、そのような顧客から情報をより多く得る為だったのではないかと推測されているようです。

こちらは鬼舞辻無惨の過去や生い立ちがあまりにも過酷で、作中で一番頑張っているのは鬼舞辻無惨と考えている方の投稿です。鬼舞辻無惨は生まれながらにして病弱で、生きていくのも奇跡のような状態でした。その為ほとんどが病床で過ごす日々で、主治医の処方した薬を飲んで何とか生きながらえている状態でした。そんな鬼舞辻無惨は一番頑張っていたのに不運にも「鬼」へ変化してしまった為に駆逐対象となります。

自分の意思ではなく医療ミスで「鬼」になってしまった鬼舞辻無惨は、太陽に当たると死んでしまうという致命的な弱点を背負う事になり、部下の鬼を量産する事で何とか弱点を克服しようとし始めたのが始まりでした。鬼舞辻無惨の身に起きた事は全て受動的なもので、鬼舞辻無惨はいわば「被害者」と考えている方も多いようです。「鬼になりたかったわけではない」という鬼舞辻無惨を憐れむ声も多いようです。

こちらは自分の手で主治医を殺してしまったが為に永遠に「青い彼岸花」を探さなければならなくなった鬼舞辻無惨に対して「自業自得」と考えている方の投稿です。鬼舞辻無惨は主治医の薬を飲んでも改善しない体に苛立ち、突発的に主治医を殺してしまいました。しかしいざ主治医がいなくなり、処方されていた薬がなくなると、体は鬼のように変化し、太陽の元を歩けない体になってしまいました。

そこで初めて、鬼舞辻無惨は主治医が処方していた薬によって自身が保たれていた事に気付きますが、主治医が亡くなっていた為処方されていた薬の詳細が分からず作る事ができなくなってしまいました。また材料である「青い彼岸花」も希少なもので、鬼舞辻無惨は主治医が作っていた薬を作る事だけを目的に生きなければならず、自身の蒔いた種に首を締め続けられる事になってしまったようです。

こちらは鬼舞辻無惨は「鬼化の最初の犠牲者」と考えている方の投稿です。鬼舞辻無惨は前述したように主治医の薬によって鬼に変化しました。この薬は主治医が作り出したもので、言わば「医療ミス」で意図せず鬼化してしまった犠牲者が鬼舞辻無惨です。鬼化した事で健康な体を手にはしたものの、太陽の元を歩けないという致命的な弱点も背負う事になってしまいました。そんな鬼舞辻無惨は「可哀想」と感じる方も多いようです。

しかし一方で、主治医を殺して2度と薬を作れなくしてしまったのは「鬼舞辻無惨自身」で、自業自得によって鬼化と大きな弱点を背負う事になったと考えている方も多いようです。人間だった過去から性格に難があり、結果的に過去に5人の妻と主治医まで殺してしまう悪行を働いています。その為、鬼舞辻無惨の身に起こった不幸は「可哀想」と感じる方も多いようですが、それ以上に過去の鬼舞辻無惨の悪行を咎める声も多いようです。

こちらは鬼舞辻無惨がなぜ残忍な性格なのかを考察されている方の投稿です。この方によると平安時代は貴族以外はほとんど人権がないような時代だったようで、鬼舞辻無惨は平安時代の貴族出身の為、貴族以外の人間たちに対して「人を人と思わない」対応をとっていたと推測されるそうです。実際に鬼舞辻無惨の残忍な性格は鬼になる前からだったようで、実際に鬼舞辻無惨に虐げられ自殺をした5人の妻がいる事が分かっています。

そして鬼になってからも、自身の血を分け与えて鬼化した部下達に対して、「パワハラ」と呼ばれる程のひどい仕打ちを幾度となく行っています。時には虫を潰すより容易く命も奪っており、その残忍な様子は鬼の中でも群を抜いていました。そんな鬼舞辻無惨を「パワハラ上司」と呼ぶ声も少なくないようで、そのような恐ろしい性格も加味して鬼舞辻無惨は最恐の敵であると言われていました。

鬼舞辻無惨の生い立ちに関するまとめはいかがだったでしょうか？鬼舞辻無惨の過去や生い立ちは、人間として生まれるものの病弱でまともな生活が送れず、結果的には医療ミスによって「鬼」という得体の知れない生き物にされてしまったという意外なものでした。そして鬼舞辻無惨は「太陽を克服する」為に尽力していました。そんな鬼舞辻無惨の生い立ちに注目しながら、本作「鬼滅の刃」をご覧になってみてはいかがでしょうか？