【はじめの一歩】鷹村守の引退説を考察！右目が白いのは網膜剝離で見えないから？

「はじめの一歩」に登場する鷹村守は、日本人ボクサーとしては大柄な体格でジュニアミドル・ミドル・スーパーミドル・ライトヘヴィー・クルーザー・ヘビーの6階級制覇を目指しているキャラクターです。そして、鴨川ジムのリーダー的存在として一歩たちにガキ大将的ないたずらをしつつ面倒見がいい性格をしています。今回はそんな鷹村守の現在や引退説といったことについて紹介します。

「はじめの一歩」は1989年から現在まで「週刊少年マガジン」で連載されている人気漫画で、ボクシングを題材としています。母子家庭のいじめられっ子である幕之内一歩がボクシングと出会い成長していく作品で、一歩以外にも鷹村守や宮田一郎といった魅力的なキャラクターが多数登場することが特徴です。2022年4月現在で134巻まで刊行、2019年8月時点で累計発行部数が9600万部を突破しています。

「はじめの一歩」は2000年にアニメ化されたあと複数回アニメ化されているほか、ゲーム化もされている人気作品です。

母子家庭の幕之内一歩は、同級生にいじめられているところを鷹村守に救われました。そして手当てのために鴨川ジムに連れていかれた一歩は、そこでボクシングと出会います。それまで格闘技に触れてこなかった一歩ですが、持ち前の体幹と努力によって鴨川ジムの入門テストに合格、ボクシングの世界へ本格的に入っていきます。

「はじめの一歩」の鷹村守は1969年7月7日生まれのプロボクサーで、日本人ボクサーとしてはかなり大柄な身長185cm、体重72.5kgです。「はじめの一歩」登場時点からかなり強いキャラクターでしたが、2022年現在の連載では、WBC・WBA ミドル級統一チャンピオン、そして24戦24勝24KOという圧倒的な無敗記録を更新中です。

「はじめの一歩」の鷹村守の実家は、「鷹村コンツェルン」という会社を経営しています。リゾート開発などをおこなっていて、かなりの金持ちである描写が作中にあります。そんな鷹村コンツェルンの御曹司である鷹村守ですが、その粗暴な性格が災いした事件がきっかけとなり実家からは勘当されています。鷹村守には兄・姉・弟がいますが、実家から勘当されている鷹村守とは良好な関係を築いていることが特徴です。

ちなみに、鷹村守が勘当されるきっかけとなった事件は兄がラグビーの試合でやじられたことに腹を立てて観客をぼこぼこにしたことでした。そんな兄とは喧嘩が絶えないがお互いを認め合う仲で、姉は鷹村守を一方的に面倒を見てかわいがっており、弟は鷹村守を尊敬しています。

「はじめの一歩」の鷹村守の性格はなんといっても豪快で粗暴なことが挙げられます。「理不尽大魔王」と称されるほど奔放な行動をし、そのいたずらによって一歩など鴨川ジムのメンバーたちが被害に遭います。しかし、兄を馬鹿にした観客をぼこぼこにするなど、身内や鴨川ジムのメンバーを大切に思い面倒見がいい点が特徴です。

「はじめの一歩」の鷹村守と鴨川ジムの会長である鴨川源二はいつも喧嘩をしていて、ときには殴り合いに発展することがあります。しかし、2人の仲は決して険悪なものではなくお互いに信頼しあっているシーンが数多く描かれています。鷹村守はボクシングと出会わせてくれた鴨川会長を大切な存在だと感じているとともに、鴨川会長もまた鷹村守がいないところで「孝行息子」と言っているような関係です。

「はじめの一歩」の主人公である幕之内一歩がボクシングと出会ったきっかけは、いじめられていたところを鷹村守に救われたことです。兄弟弟子としてだけではなく、一歩にとってはボクシングと出会わせてくれた恩人の1人というのが鷹村守という存在のようです。

「はじめの一歩」の鷹村守には引退説が出ていて、その理由について考察していきます。その最大の理由は、右目が網膜剥離になっていて失明の危機にあるという疑惑があることのようです。「はじめの一歩」の鷹村守だけではなく、現実世界でも網膜剥離がきっかけで引退したボクサーがいます。そんなボクサーたちと同じように、鷹村守が網膜剥離、そして右目の失明がきっかけで引退するのではと言われるようになっています。

「はじめの一歩」の鷹村守は現在24戦24勝24KOという圧倒的な成績を挙げている作中最強格のキャラクターです。そんな鷹村守は圧倒的な力を持っているが故に、試合中に油断をして相手のパンチをもらうケースが少なくありません。ジュニアミドル級の王者になったあとの防衛戦では、鴨川ジムの青木が得意とする「よそ見」をして、その隙に強烈なパンチを浴びました。

鷹村守はチャンピオンのため、対戦相手はチャンピオンを狙うレベルの強力な相手ばかり。そんな相手の強力なパンチを不用意に受けることがある鷹村守ですが、結果的に対戦相手を実力でねじ伏せています。そのため、鷹村守はこれからも「はじめの一歩」の作中で負けることはないのではないかと言われています。

ここからは「はじめの一歩」に登場する鷹村守の右目が網膜剥離なのか、失明する可能性はあるのかについてネタバレ解説していきます。鷹村守の右目に網膜剥離の疑惑があると言い出したのは、以前鴨川ジムにいた宮田一郎です。宮田がふざけて出したパンチをよけられなかったため、宮田は「鷹村さんの右目が見えていないのではないか」と疑います。

網膜剥離で失明しているのではないかと疑われている鷹村守は、ミドル級世界王者のデイビッド・イーグルと試合を行います。この試合で鷹村守は右目が失明しておらず、しっかり見えていることを証明しました。イーグルのパンチを受けて左目のまぶたから出血した鷹村守は、その血のせいで左目の視界が奪われます。もし右目が網膜剥離で失明していれば、両目の視力を失ってしまうという大ピンチです。

しかし、鷹村守は左目が見えない状態でもしっかりイーグルのパンチをよけ、そしてその試合で勝利しました。このことから、鷹村守の右目は失明していないとされています。

「はじめの一歩」の作中で鷹村守の右目が塗りつぶされずに白く描かれているケースが少なくありません。それが鷹村守の網膜剥離や将来の失明についての伏線ではないかという意見があるようです。現在は右目を失明していない鷹村守ですが、将来的に右目の網膜剥離と失明を理由として引退する可能性があるとされています。

試合で失明していないことを証明した鷹村守ですが、現在のその視力は両目とも2.0だと発言しています。この先どんな展開が待っているかは不明ですが、これからも鷹村守の活躍が描かれていることを期待するファンが数多くいます。

ここからは「はじめの一歩」の鷹村守の功績について紹介していきます。コミックス「はじめの一歩」6巻で、鷹村守は矢島を相手に1ラウンドKOで勝利して日本王者になりました。この試合は1ラウンドKOという鷹村守らしい勝利でしたが、決して簡単に勝利したわけではありませんでした。勝利を焦った鷹村守は相手のカウンターパンチにより人生初のダウンを喫しています。

このまま負けるかという危機的状況で、一歩が声援を送りそれを力に立ち上がった鷹村守は、逆に矢島をKOして勝利を収めました。

鷹村守は、鴨川会長の旧友である猫田が持つ山奥のペンションで合宿をしていました。このとき、ロードワーク中に熊と出くわしてしまいました。さすがの鷹村守とはいえ、熊の強力な一撃で吹き飛ばされてしまいます。そして熊の攻撃で出血してかなりのピンチに陥ります。しかし「死ねない」と強い思いで出した破れかぶれのパンチが熊の眉間にヒット。

それによりぐらついた熊に対してパンチを繰り出し続ける鷹村守、そして見事に熊をダウンさせました。

日本王者になった鷹村守は、コミックス「はじめの一歩」の44巻で世界チャンピオンになりました。このときに相手はブライアン・ホークです。ブライアン・ホークは粗暴な鷹村守を超えるような粗暴で野蛮な性格で、試合前には「日本の女たちを差し出せ。俺の種を撒いてやる」という発言をするほどでした。この試合で2人は野性的な打撃戦を繰り広げます。

最初にスタミナ切れを起こした鷹村守はピンチに陥りますが、意識が飛んだ鷹村の猛反撃により逆にブライアン・ホークを追い詰めます。そして、そのまま勝利を収めて世界チャンピオンになります。粗暴だったブライアン・ホークはこの試合がトラウマとなり、現役を引退しました。

ブライアン・ホークとの戦いで王者になった鷹村守は、これまで以上に化け物じみた力をつけていきます。そしてコミックス「はじめの一歩」61巻ではオリンピック金メダリストのデビット・イーグルと戦い勝利し2階級制覇を果たします。この試合では最初は有利に試合を進めた鷹村守でしたが、出血により両目が見えない状態になるというピンチに陥ります。

それでもしっかり勝利を収めた鷹村守は、二階級制覇を果たしました。この試合は、デビット・イーグルにとってははじめての敗戦で、この試合後に18戦17勝14KO1敗という戦績になっています。

コミックス「はじめの一歩」113巻で、鷹村守はリチャード・バイソンに勝利をしてミドル級統一王者になりました。バイソンはデビッド・イーグルに負けたことがあるボクサーだったため、戦前の予想では鷹村守の勝利は堅いとされていました。しかし、この試合で鷹村守はかなりのピンチに陥ります。序盤は有利に進めた鷹村守ですが、5Rに苦し紛れの大振りパンチをもらってしまいました。

それをきっかけに一方的にパンチをもらい続ける鷹村守、セコンドの鴨川会長はタオルを投げ入れて試合を終わらせようとします。それをジムの後輩がキャッチして試合は続行、結果的に逆転勝利を収めました。しかし、タオルがそのまま投げ入れられていれば鷹村守がはじめて敗北することになったというギリギリの戦いでした。

ここからは「はじめの一歩」の鷹村守の強さや必殺技について紹介します。鷹村守の強さはなんといっても、必殺技が強いというわけではなく、ジャブ・ストレート・ボディブロー・アッパーなど、どんなパンチでも強烈な必殺技になりえるということが挙げられます。

鷹村守の強さとして、すべてのパンチが必殺技クラスの強力さということを紹介しました。そんな鷹村守は、パンチの強さだけではなく、スピード・ディフェンスをはじめ多彩な技を高レベルで使いこなします。バイソン戦では、相手に合わせてフリッカーを使い圧倒しているというように、試合中であってもさまざまな技を臨機応変に使うシーンが描かれています。

どんなパンチでも必殺技クラスの鷹村守ですが、その中でも右ストレートでのKO率が高いことが特徴です。熊と戦ったときも、熊をダウンさせたパンチは右ストレートでした。

「はじめの一歩」に登場するキャラクターの中で、鷹村守が一番好きという方がたくさんいました。また、そんな鷹村守の「やるかやらないか それだけだ!」というセリフが好きという感想がありました。

引退説が出ている鷹村守ですが、鷹村守が引退してしまったら面白さが減ってしまうという声が少なくありませんでした。

「はじめの一歩」は2022年4月の時点で、一歩が引退状態にあります。主人公の一歩が引退から復活するきっかけとして、鷹村守が引退が描かれるのではないかという声があります。

「はじめの一歩」の鷹村守の引退や、網膜剥離・失明・現在の視力といったことを紹介しました。強力なキャラクターである鷹村守ですが、右目が網膜剥離ではないかという伏線が描かれているという説があります。このあと、鷹村守がどうなっていくのかに注目してみてはいかがでしょうか?