2021年02月24日公開
2021年02月24日更新
【はじめの一歩】沢村竜平は最恐のボクサー!一歩戦や間柴との因縁・試合の結果は?
「はじめの一歩」に登場する最恐のボクサーと言われている沢村竜平について紹介します。「はじめの一歩」の沢村竜平は誰に対しても狂暴で、すぐに暴力をふるうという性格です。ここではそんな沢村竜平のプロフィールや過去、名試合の一つと言われている幕之内一歩と戦ったタイトルマッチ(沢村戦)を紹介します。また、間柴了との因縁や試合の様子と結果を見ていきます。さらに、バイクで事故を起こした沢村竜平のその後について見ていきます。
目次
はじめの一歩の沢村竜平は最恐のボクサー
はじめの一歩の作品情報
「はじめの一歩」は、作者・森川ジョージによる少年・スポーツ漫画です。1989年から週刊少年マガジンで連載中で、コミックは第129巻まで発売中です。2000年にアニメ「はじめの一歩」が放送され、その後、アニメスペシャル「はじめの一歩 Champion Road」全1話と2009年にアニメ「はじめの一歩New Challenger」、2013年から2014年にかけて「はじめの一歩 Rising」が放送されました。
はじめの一歩の概要
「はじめの一歩」はボクシングに打ち込む男たちの物語で、主人公が所属する鴨川ボクシングジム」が物語の中心となっています。作者の森川ジョージ自身、ボクシングジムのオーナー兼会長で、有名なプロボクサーと親しく交流しています。「はじめの一歩」は主人公だけでなく、各登場人物たちの試合の様子や心情なども細かく描かれており、作者によると「全員が主人公」だということです。
はじめの一歩のあらすじ
幕之内一歩は釣り船屋を営む母と二人で暮らす高校生です。同級生からいじめを受けていた一歩は、ある日、プロボクサーの鷹村守に助けてもらいました。この出会いがきっかけでボクシングに興味を持った一歩は、鷹村が所属する「鴨川ボクシングジム」に入りました。練習に励む中で一歩はボクサーとしての才能に目覚めます。やがてプロボクサーとなった一歩は、次々と登場するライバルたちとの戦いの日々を送ることになります。
沢村竜平のプロフィール
「はじめの一歩」の沢村竜平はプロボクサーで、獲得したタイトルは日本ジュニアライト級のチャンピオン、日本フェザー級では3位という成績を残しています。所属は鬼槍留(キャリル)ボクシングジムです。身長は170㎝、バイクを愛用しています。名古屋市出身ということで「尾張の竜」と呼ばれています。
カウンターパンチが得意で、同じくカウンターが武器のプロボクサーの宮田一郎から「俺以上」の才能の持ち主だと言われ、また、プロボクサーの鷹村守からは「天賦の才」を持つと言われています。しかし、自ら起こしたバイク事故によりボクシングを引退しました。
沢村竜平の過去
最恐のボクサーと言われている沢村竜平の過去について見ていきます。沢村竜平は幼い頃から母親と共に義父から暴力を受けていました。ある時、暴力を受ける母親を守ろうとして竜平は義父を刺してしまいました。この事件に怯えてしまった母親は竜平を児童養護施設に預け、自身は消息を絶ちました。母親から捨てられたと思った竜平はケンカ三昧の日々を送り、次第に名前が知られるようになりました。
中学の教師で、竜平にとって恩師の河辺は竜平の現状を心配し、鬼槍留(キャリル)ボクシングジムに入門させました。やがてプロボクサーとなった竜平ですが、過去のトラウマによる狂暴な性格のため、暴力沙汰を引き起こしたり、試合では反則技を使ったりします。
はじめの一歩の沢村戦を考察!一歩との戦いの結果は?
ここからは「はじめの一歩」で最恐のボクサーと言われている沢村竜平が、フェザー級チャンピオンである幕之内一歩と戦ったタイトルマッチ(沢村戦)を考察し、試合の結果を紹介します。
考察①デンプシーロールの弱点・カウンターを放つ
デンプシーロールとは、幕之内一歩の必殺技です。このデンプシーロールの弱点に気づいたのが沢村竜平でした。デンプシーロールは決まったリズム、軌道で連打するので、カウンターが効果的だと沢村竜平は考えたのでした。そして、フェザー級チャンピオンである一歩にタイトルマッチを挑むことになりました。
カウンターは相手が攻撃する直前に打撃を加えるというもので、優れた動体視力の持ち主である沢村竜平はこのカウンターを得意技としています。幕之内一歩と沢村竜平によるフェザー級タイトルマッチ(沢村戦)の様子を見ていくと、デンプシーロールで攻撃してくる一歩に対して沢村竜平は、冷静にデンプシーロールのリズムを読み、得意のカウンターによる「デンプシー破り」を放ち、一歩を追い込んでいきます。
考察②結果はKO負け
沢村竜平の「デンプシー破り」で攻め立てられ、一歩は一方的に追い込まれます。しかし、ここで諦めなかった一歩は通常のデンプシーロールのリズムを途中で変えるという荒業に出ます。足のステップをいきなり止めてタイミングをずらすことで、沢村竜平のペースを崩すことに成功しました。
沢村竜平は通常のデンプシーロールの隙を突いてカウンターを放っていたので、突如タイミングがずらされたことに戸惑います。一歩はこの新たなデンプシーロールを打ち込み、沢村竜平を滅多打ちにしました。結果、幕之内一歩と戦ったタイトルマッチ(沢村戦)は、沢村竜平のKO負けとなってしまいました。
考察③一歩敗戦後
一歩とのタイトルマッチ(沢村戦)で敗北した沢村竜平は、眼底骨折というケガを負っており、入院しました。病院に千堂武士が見舞いに訪れ、沢村竜平の中学の恩師である河辺のことを話しました。河辺は沢村竜平を鬼槍留ボクシングジムを勧めてくれ、その後も何かと沢村竜平を気に掛けてくれていました。千堂との話しの中で、河辺が実は沢村竜平と同じ児童養護施設出身だったことを知りました。
河辺は沢村竜平にとって唯一心を開くことができる人物です。沢村竜平は、一歩との試合で敗北したことや河辺の生い立ちなどを知ったこともあり、心境に変化が生じました。これまでの荒々しい攻撃的な性格はそのままですが、ボクシングに対して真摯に向き合うようになり、さらに、仲間とのトラブルもなくなっていきました。
はじめの一歩の沢村と間柴の因縁・試合の結果
ここまで「はじめの一歩」の沢村竜平が一歩と戦った、名試合の一つと言われている日本フェザー級タイトルマッチ(沢村戦)の様子や結果について見てきました。ここからは、沢村竜平と間柴了の因縁、間柴了と戦った日本ジュニアライト級タイトルマッチの様子や結果について見ていきます。さらに、沢村竜平のバイク事故と、その後についても見ていきます。
考察①間柴との因縁
沢村竜平は一歩との戦いの後、階級を一つ上げてジュニアライト級として再起を図ります。そんな沢村竜平に声を掛けてきたのが、ジュニアライト級のタイトルを6度も防衛し、その強さで挑戦者が現れないチャンピオン・間柴了でした。間柴了と沢村竜平の間にはある因縁があります。
その因縁とは、沢村竜平のバイクに間柴了の妹・久美が近寄っただけで、沢村竜平が久美に拳を向けたことです。間柴了は久美のことを溺愛しており、大切な妹に拳を向けた沢村竜平に復讐するために、タイトルマッチの相手に選んだのでした。
考察②反則応酬のボクシング
沢村竜平と間柴了とのタイトルマッチが始まろうとしている会場は、異様な雰囲気に包まれていました。間柴了は長身と手足の長さを生かしたファイトスタイルと、並外れた勝利への強い執着心を持っています。そして、間柴了は攻撃においても防御においても高い能力を持ち、反則技への対応力も優れています。また、時には間柴了自身も反則技を使うことがあります。
試合の様子を見ていくと、序盤から非常に高いレベルのパンチの応酬で、互角の戦いが繰り広げられました。しかし、二人は次第に真面目にボクシングをしていても勝負がつかないと考え始めます。そして、ついに二人は裏拳や肘打ちなどの反則技を使うようになりました。互いに壮絶な反則技の応酬となり、その中で繰り出した沢村竜平のクロスカウンターで間柴了は大きなダメージを受けてしまいます。
さらに沢村竜平は間柴了に対して膝蹴りを浴びせたので、間柴了は一瞬意識を失いました。意識が戻った間柴了は、膝蹴りを受けたことで怒りが頂点に達します。更なる反則技の応酬でもみ合いなり、間柴了は沢村竜平の左眼に頭突きをしておいて、得意のフリッカージャブを繰り出します。結果、視界が奪われてしまった沢村竜平。しかし、勝利を諦めない沢村竜平はタイミングを合わせてカウンターを放ちます。
沢村竜平も間柴了も共に大きなダメージの中で試合を続けていきます。とうとうレフリーが沢村竜平のダメージを確認するために制止しますが、間柴了は攻撃の手を緩めることなく、沢村竜平をリング外へとはじき飛ばしてしまいました。試合は終了し、間柴了は反則を取られて失格となり、沢村竜平はタイトルを奪うことに成功しました。
考察③沢村はバイク事故で重症を負い引退
間柴了との壮絶な戦いを終えた沢村竜平は、間柴了のジムの会長からチャンピオンベルトを受け取りました。そして、沢村竜平は傷ついた身体を治すことなく、名古屋に帰ろうとしてバイクを走らせました。しかし、高速道路をバイクで走行中に事故を起こし、重傷を負ってしまいました。命は助かったものの、この事故により二度とボクシングのできない体になり、引退することになりました。
最恐のボクサーと言われ、時には反則技さえ使ってでも勝ちたいという沢村竜平は、バイク事故によって引退。あっけない幕切れとなりましたが、沢村竜平のボクサーとしての才能は際立っていたと言われています。精神面でも一歩との戦い(沢村戦)の後は、周囲とのトラブルも少なくなり、心境の変化を見せていました。事故後の沢村竜平はどのような姿を見せてくれるのでしょうか?これからの展開が楽しみだと言われています。
はじめの一歩の沢村のアニメ声優
「はじめの一歩」で最恐ボクサーと言われた沢村竜平は、間柴了との試合の後、バイク事故により引退を余儀なくされました。一歩と戦った沢村戦後には心境の変化が見られ、トラブルも少なくなりました。そんな沢村竜平の声を担当しているのが、声優の三木眞一郎です。ここからは、声優・三木眞一郎について紹介していきます。
三木眞一郎のプロフィール
沢村竜平の声優・三木眞一郎は1968年3月18日生まれ、東京都出身、所属事務者は「81プロデュース」です。声優デビュー作は1989年のアニメ「ダッシュ!四駆郎」の神崎操でした。2010年に「声優アワード」で助演男優賞を獲得、2014年に「声優アワード」の富山敬賞を獲得しました。バイクや車が好きで2019年には声優仲間の畠中祐、石川界人、浪川大輔らと「VART」というレースチームを結成しました。
三木眞一郎の主な出演作品
2002年「フルメタル・パニック!」クルツ・ウェーバー、2004年「BLEACH」浦原喜助、2006年「Fate/stay night」アサシン、「銀魂」坂本辰馬、2009年「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」ロイ・マスタング、2018年「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」ワルター・フォン・シェーンコップ、2019年「異世界カルテット」レルゲン、「ポケットモンスター」コジロウ、2020年「ブレーカーズ」成田錬。
はじめの一歩の沢村に関する感想や評価
沢村竜平。はじめの一歩でも群を抜く凶悪ボクサーとして描かれている。ただ、個人的には母親に棄てられて周囲からも常に問題児扱いされた境遇では、屈折した性格になるのも致し方ないと思う。そんな中での河辺先生。あの人こそ、まさに竜平の父親だったと感じさせられる。
— はち (@2WtwTO8tLYrSEil) December 22, 2020
「はじめの一歩」で最恐のボクサーと言われている沢村竜平は、母親に捨てられた悲しい過去があり、厳しい環境で育ちました。そのために屈折した性格になったのも仕方がないという感想と、沢村竜平の中学の恩師で、何かと気に掛けてくれる河辺は沢村竜平にとって父親のような存在だという感想です。
はじめの一歩 1番面白いのは幕の内対沢村竜平。 沢村の生き方地味に好き。
— F (@fumidor) October 28, 2010
多分共感されない。 どぉでもいい。
「はじめの一歩」で一番面白いのが、幕之内一歩と戦ったタイトルマッチ(沢村戦)だということです。この沢村戦は、沢村竜平が一度は一歩の必殺技デンプシーロールを破りましたが、一歩が新たなデンプシーロールを繰り出し、沢村竜平は敗北しました。この沢村戦後に、沢村竜平の内面に変化が生じました。そんな沢村竜平の生き方が好きだという感想です。
【はじめの一歩】の
— カアカア (@Denpa_Nail) May 25, 2019
一番好きなキャラは
【沢村 竜平】です。
チートキャラと言われても仕方ない。めっちゃ自分を追い込むのすき。
破壊力 ハンドスピード 体力 リーチ 人を殴る才能 冷静さ
鷹村と宮田に天才と言わせて、猫田に芸術と言わせるのホントすごー
「はじめの一歩」の沢村竜平はボクサーとしての才能だけでなく、実力も備えています。時には反則技も駆使する沢村竜平ですが、勝利への執念やボクシングに対してひたむきに取り組む姿が好きだという感想です。
はじめの一歩の沢村竜平が結構好き。卑怯で残忍だけど、ビックマウスの半端な悪者じゃないし、実力も一流だから。
— つしまあき (@ak_tsushima) January 6, 2014
「はじめの一歩」の沢村竜平は卑怯で残忍なボクサーだと言われていますが、ただのビッグマウスではなく、確かな努力に裏打ちされた実力者です。そんな沢村竜平が好きだと言う感想です。
はじめの一歩の沢村まとめ
いかがでしたか?「はじめの一歩」で最恐のボクサーと言われている沢村竜平について紹介しました。沢村竜平が幕之内一歩と戦ったタイトルマッチ(沢村戦)では「デンプシー破り」で一度は一歩を追い詰めますが、新たなデンプシーロールで沢村竜平は敗北しました。また、間柴了との因縁やタイトルマッチでの戦いの様子や結果を紹介しました。
沢村竜平と間柴了は互いに反則技の応酬で壮絶な戦いとなりましたが、沢村竜平の勝利となりました。この試合の後、バイクで事故を起こした沢村竜平は重傷を負い、引退することになりました。一歩との沢村戦の後、心境の変化が見られた沢村竜平は事故の後、どのような活躍を見せてくれるのでしょうか?事故後の沢村竜平に注目して「はじめの一歩」をお楽しみください。