【幽遊白書】是流（ゼル）の強さ・能力は？飛影との試合結果や死亡シーンは？

飛影は『幽遊白書』の人気投票ランキングにて1位にランクインし続ける大人気キャラですが、その彼の人気を押し上げるきっかけとなったと言えるシーンが是流との戦いです。そこで、ここからは是流の強さ・能力について登場シーンを元に考察していきます。それではまず『幽遊白書』の作品情報からご覧ください。

『幽遊白書(ゆうゆうはくしょ)』とは、大人気漫画である『HUNTER×HUNTER』や『レベルE』を手掛けたことで知られる漫画家・冨樫義博氏による格闘・ファンタジー漫画(オカルト)です。

週刊少年ジャンプにて1990年51号から1994年32号にかけて連載された後、1992年から1995年までフジテレビ系列にてテレビアニメが放送されています。アニメの平均視聴率は17.6%を記録し、漫画の累計発行部数は5000万部を突破するなどアニメと漫画ともに大人気を博しました。

当記事でまとめる是流(ゼル)が初登場したのは、『幽遊白書』の暗黒武術会編です。暗黒武術会編は闇世界のビックイベントで、会場では妖怪たちの死闘が繰り広げられます。主人公の浦飯幽助を始め、桑原和真、蔵馬、飛影といった主要キャラたちはゲストに選ばれたため、生き残るための死闘に身を投じることに。その後、幽助たちは暗黒武術会の会場である首縊島へと向かいます。

『幽遊白書』に登場する是流(ゼル)とは、暗黒武術会に出場した六遊怪チーム中堅のリーダーです。初登場したのは『幽遊白書』の単行本6巻。見た目は金髪と色白の肌が特徴です。アニメ版では卑劣な行為をも勝つための手段として用いていることから、目的のためならば非情になれる性格であることが窺えます。身長は桑原と並んで同じくらいでした。

中堅のリーダーとして暗黒武術会の試合に出場した是流(ゼル)。ここからは、そんな是流の強さや能力を『幽遊白書』で描かれたシーンを元に考察していきます。

始めに『幽遊白書』にて描かれた「気配を消して部屋に潜入する」というシーンを元に是流(ゼル)の強さや能力を考察します。鈴駒は桑原たちが運営側の用意した部屋で寛いでいる最中に部屋へと侵入していました。その後、彼は幽助のコーヒーを勝手に飲みます。

突然の出来事に困惑する幽助たちでしたが、結局自分たちの油断が招いたことだと考えて納得することとなりました。ところが、そこにもう一人侵入者がおり、その人物こそが是流でした。是流は鈴駒を心配して潜入していたようですが、飛影が「今度は油断じゃない」という考えに至っていることから気配を消して侵入することを得意としているのが窺えます。

続いて『幽遊白書』にて描かれた「誰にも気付かれずにカップを割る」というシーンを元に是流(ゼル)の強さや能力を考察します。これは鈴駒と是流が幽助たちの部屋へと侵入した後のシーンです。用事が済んだ是流は幽助たちの部屋を出ていこうとするのですが、その寸前にテーブルに置いてあったカップを真っ二つにしました。さらに、誰にも気付かれずに真っ二つにしているため、かなりの実力を有しているのが窺えます。

続いて『幽遊白書』にて描かれた「妖気の放出で挑発する」というシーンを元に是流(ゼル)の強さや能力を考察します。これは暗黒武術大会が始まった時のシーンです。是流は武術大会が始まってもなお寝ている幽助に対して、凄まじい殺気を込めた炎の妖気の放出で挑発しました。ところが、それでも幽助は起きません。結局是流は幽助のことを「ただのアホウ」と冷静に分析し判断を下していました。

続いて『幽遊白書』にて描かれた「炎を放出する」というシーンを元に是流(ゼル)の強さや能力を考察します。これは暗黒武術大会にて、是流と飛影の戦闘時に描かれたシーンです。是流は試合がスタートしたのと同時に炎を放出しました。加えて「スミクズにしてやる」と言いつつ飛影を挑発。しかし、単行本では飛影の奥義・炎殺黒龍波によってすぐに決着が付いてしまいました。

是流の最も優れていると言っても過言ではないのが状況判断能力です。その能力の高さは鈴駒と桑原が戦った先鋒戦にて窺い知ることができます。二人の試合を見ていた是流は桑原が何をしようとしているのかその意図を的確に読んでおり、それを元にした助言を鈴駒にかけていました。

浦飯チームの誰にも気付かれずに部屋へと侵入したり、妖気の放出で幽助を挑発したりするなど随所で上級レベルの強さを持つことを匂わせていた是流ですが、果たして彼の試合結果はどうなっているのでしょうか？また、ネット上では彼の死亡シーンにも注目されているようです。そこで、ここからは是流の試合結果や死亡シーンを見ていきます。それではまず、是流と飛影の試合の流れからご覧ください。

是流と飛影の試合の流れとしては、まず是流と飛影が中堅としてリングに上がるところから始まりました。リングに上がった飛影は、始めに是流が真っ二つにしたコップの切り口を見た感想として「技が荒い」と指摘。それに対して是流は「それがどうした」と言って飛影のセリフを切って捨てました。

こうして、雰囲気がピリピリした状況下で試合が始まります。最初に攻撃を仕掛けたのは是流でした。是流は飛影の身体を手刀で貫きます。それによって飛影の身体は炎に包まれ、さらに是流が体を貫いた状態で腕を上げたため飛影の身体が宙に浮いた状態となりました。その後、是流は飛影に向けて妖火弾を飛ばします。その結果、飛影は闘技場に倒れてしまい、それを見た是流は「相手にならんな」と吐き捨てました。

是流の猛攻により闘技場に倒れた飛影。しかし、飛影は立ち上がります。その時の飛影は邪眼を開いていました。その後、飛影は是流に向かって「貴様が人間界での邪王炎殺拳の犠牲者第一号だ！」と叫びながら、魔界の炎である黒い炎を召喚します。その技を使った飛影の周りには小さく黒い蛇が数匹見えていました。そして、飛影は名言「邪眼の力をなめるなよ」と言って一歩を踏み出すのでした。

邪王炎殺拳を使おうとする飛影の殺気と死を直観したのか動けなくなった是流。そんな中、実況の小兎も「不本意ですが避難します」と言ってリングを下りました。その後、小兎が避難したのを確認した飛影は、是流に向けて「邪王炎殺黒龍波‼」と叫んだと同時に黒龍を繰り出します。こうして、是流は黒流に飲み込まれてリング上から姿を消しました。あとに残ったのは是流の影のみ。是流は一瞬にして死亡してしまったのです。

あまりにも一瞬で死亡してしまった是流ですが、彼が死亡した理由は一体何なのでしょうか？是流は一瞬で死亡したことにより雑魚キャラに思われがちですが、そもそも是流は蔵魔が「是流の強さは本物だった」とコメントしているためかなりの実力者であることが窺えます。

さらに、是流に向けて放った飛影の必殺技も未完成でした。これが意味するところは、未完成のまま使わざるを得なかったということです。これらの事実から分かる通り、是流はかなりの強さを持つキャラだったのだと知ることができます。

ここまで是流の強さや能力、試合結果、死亡シーンを見てきました。ただ、暗黒武術大会にて浦飯チームのメンバーと戦ったのは是流だけではありません。そこで、ここからは是流のメンバーを見ていきましょう。

是流(ゼル)のメンバーの1人である鈴駒(リンク)は、物音一つ立てずに浦飯チームの部屋に侵入した人物です。肉弾戦そのものはさほど強くないものの、自慢の素早い動きと、妖気を通わせて破壊力を底上げした魔妖妖(デビルヨーヨー)を自由自在に操つることで相手を翻弄します。暗黒武術大会の試合では先鋒として桑原と対決しました。そして魔妖妖で桑原を翻弄し、場外に落としたと同時に拘束したことによって勝利していました。

是流(ゼル)のメンバーの1人である呂屠(ろと)は、次峰として蔵馬と対戦した人物です。特技は手の甲の部分が変化した刃から放たれるカマイタチですが、それ以外に特技がないため、蔵馬との戦闘時は実力差の開きを埋めるべく使い魔に蔵馬の母である志保利を尾行させていることを明かして隙を作り出しています。しかし、蔵馬にシマネキ草の種を植え付けられていたのが決定打となり死亡しました。

是流(ゼル)のメンバーの1人である酎(ちゅう)は、六遊怪チーム一の実力者です。豪快でさっぱりとした性格をしており、バトルマニアでもあるためじゃんけんで負けて補欠となった際は非常に悔しがっていました。酔拳の使い手であり、体術においては蔵馬に「無駄がない」「洗練された美技」と高く評価されています。是流が死亡した際に姿を現しており、その時に感じた酎の異様な妖気に気付いた幽助と対戦していました。

是流(ゼル)のメンバーの1人である威魔陣(いまじん)は、パーマがかった長髪に丸眼鏡をかけているのが特徴的な人物です。暗黒武術大会にはスカウトされた形で出場していますが、是流が倒されたことで戦意喪失して逃げ出しています。しかし、それを見た酎に首を刎ねられて死亡しました。

是流(ゼル)のメンバーの1人である牙王(がおう)は、厳つい顔つきにやや浅黒い肌をしているのが特徴的な人物です。威魔陣と同様にスカウトされた形で暗黒武術大会に出場。しかし、牙王もまた威魔陣と同じ末路を辿ってしまいました。

アニメ『幽遊白書』に登場する是流(ゼル)の声を担当したのは、声優事務所「青二プロダクション」所属の真殿光昭(みどのみつあき)さんです。プロフィールはそれぞれ生年月日が1964年7月28日(57歳)、出身地が広島県、職業が声優となっています。声優デビュー作はアニメ『機動警察パトレイバー』で、声優活動をスタートして以降はアニメ、ゲーム、吹き替えのジャンルを中心に活動中です。

• 1995年～：あずきちゃん(高柳ケン 役)
• 1995年～：NINKU -忍空-(藍朓 役)
• 1996年～：いじわるばあさん(伊知割マコト 役)
• 1997年～：フォーチュン・クエストL(ギア・リンゼイ 役)
• 1997年～：勇者王ガオガイガー(ッツァ/ソルダートJ 役)
• 1998年～：Bビーダマン爆外伝(きいろボン 役)
• 1999年～：小さな巨人ミクロマン(ウォルト 役)
• 2001年～：ジャングルはいつもハレのちグゥ(クライヴ 役)
• 2003年～：ポケットモンスター アドバンスジェネレーション(ザングース 役)
• 2006年～：コードギアス 反逆のルルーシュ(扇要 役)

『幽遊白書』に登場する是流(ゼル)が放った炎に関する感想や評価があがっています。どうやら、是流の地獄の炎と飛影の黒い炎について比較されているようです。飛影と是流の戦闘シーンでは、それぞれの技の威力に差が開き過ぎたため、相手にならなかったという結論に至っています。是流があっけなく死亡した理由を知りたい方は、二人の技についてチェックしてみると良いかもしれません。

『幽遊白書』に登場する是流(ゼル)のポジションに関する感想や評価があがっています。こちらでは、漫画『ハンター×ハンター』に登場するキャラと、『幽遊白書』に登場する是流のポジションについて比較考察されているようです。やはり、同じ作者が手掛けている作品であるため、どこかしら似通っている要素があると考えられているのでしょうか？

『幽遊白書』に登場する是流(ゼル)を死亡させた黒龍波に関する感想や評価があがっています。どうやら、飛影が是流に放った黒龍波は作中で4発しか打たれていないようです。飛影が黒龍波を打つシーンは人気なので、気になる方はぜひ是流との戦闘シーンを含めてチェックしてみてください。

『幽遊白書』に登場する是流(ゼル)の強さ・能力について解説し、飛影との試合結果や死亡シーンをまとめてきましたがいかがでしたか？是流と飛影の戦いは、『幽遊白書』の人気投票にて1位にランクインし続ける飛影の名言が放たれた名シーンでした。やはり、是流は飛影の必殺技である黒殺波を食らったキャラとして注目されているようです。これを機にぜひ当記事のまとめを参考にしつつ是流の戦闘シーンに注目してみてください。